次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-11-28

    さすがの内田さん

    06:37

    「この時間、彼らにとってどんな時間になるといいかな?」

    「この時間のゴール設定はどうする?」

     指導主事訪問のための指導案作成をきっかけに始まった私たちの「総合まつり」。本校は小規模校なので3~6年合同で「総合的な学習」を行っています。生活科もそこにダイレクトにつながるようになっていますし。

     その「総合まつり」、担任の先生たち一緒に次の授業のゴールイメージをお互いに出し合ってそのすりあわせを図るのが日常になってきました。そして、その時間で大事にしたいことと大まかな見通しを立てるミーティング。

     それができていると、それぞれがその場その時その状況、もちろんその子に応じて自己判断・自己決定しやすくなります。

     それが大事だなあと思います。特にチームで授業をつくるときは。

     

     「子どもの思いをまず聞くことだよね。」

    「少し背伸びもさせたいよね。」

    「高学年が思いっきりやることで、下の学年のモデルになる感じで。」

    「うんうん」

    「〇君は、苦手なこともあるけど、こういう学習はどんどん疑問を出してくるし、いいよね。エネルギーを活かしたいよね。」

    「そうだね~」

    「お節介をしすぎることはなしにしよー」

    「そうそう、つい、言っちゃたりするからねー笑」


     そんなことをわいわいいいながら、翌日のプランを練ることが楽しい。

    ミーティングの振り返りでは、先生たちそれぞれが

    「なんか、子どもたちがどうするかどきどきだけど、なんか楽しみだよね~」

    「私たちも、子どもと一緒にいろいろ調べてみたいよね。結構しらないことも多いからさー」

    「そうだね。楽しみだよねー」


     話す場があれば、先生たちはそれぞれ思いを持っていて、それを普通に出し合えるだけで、それだけでいい感じになるなあ。

     ベテラン若手関係なく一緒に話して一緒にやる。


     内田樹さんが著書の中で書いていたこと。

    「格付けというのは、『みんなができることを、他の人よりうまくできるかどうか』を競わせること」

     

     みんながやらないこと、できないことをするっていうのはそもそもの、「格付け」の対象にはならないということか。

     それに加えて、「みんなそれぞれ違うのが当たり前」「それぞれがそれぞれの持ち味を生かせる」ことが保障されていれば、いわゆる格付けも必要なくなってき明日よね。


     私たちのミーティングでも、子どもたちをどう見取るかの話はよく出るんだけど。「できる」「できない」の話にはなりません、ほとんど。だってみんなそれぞれ違うから、は前提にあります。小規模少人数異年齢学習だからなおさらその前提がはっきりしています。

     大人だって、年齢や経験に限らず、一人一人持ち味が違うから、組織が機能的に前に進むには、やっぱりみんながみんなを独創的に生かし合いながら、なんとかしていくことがいいんじゃないかな。


     さすがの内田さん、と思ったのでした。

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