次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-07-18

    できることをする,し続けるしかないこと

    06:46

     私は,学校を核に,本気で雄勝のまちをもう一度震災前の雄勝のようにしたいし,震災前以上にすてきなまちにしたいと思っています。

     すてきなまちってどんなまち?私は,「全ての人が尊重されるまち」と思っています。お互いがお互いを尊重し合うまち。聴き合う関係があるまち。一人一人が生きたように生き,自分の力を他者のために発揮でき,自分では足りないところは人の力を借りる。お互いにそうしながらみんなで前に進む,そんなイメージ。


     こんなことを偉そうに言うのは,ほんとうは怖い。

    「お前になにができる」

    と思われるだろうし,自分でもそう思います。

     でも,自分だけでは絶対できそうもないから,あえて。

    正直,怖い。

     震災がありました。私が今まで赴任した学校・地域は震災時私が勤めていた学校を除いて全て被災し,今はありません。どこの地区でも,子どももたちを地域の皆さんにお世話になってきました。多くの地区では,たくさんの方々が命を落としました。学校の職員

    「学校に来て,みんなと学べることだけで,そのことが価値があること」

    ということを,本当に実感しました。

     だから,震災前の学校に戻る,では割りが合わない,と思います。震災があったから前に進めた,にしないと申し訳ないと思っています。


    「学校を核に,本気で雄勝のまちをもう一度震災前の雄勝のようにしたいし,震災前以上にすてきなまちにしたい」といいました。もちろん学校だけでできるものではありません。でも学校にできることは大きい,と思っています。学校だからできることもあります。

     私ができることも,ものすごく小さい。でもできることもある,そう思います。

    「お互いがお互いを尊重し合う学校。聴き合う関係がある学校。一人一人が生きたように生き,自分の力を他者のために発揮でき,自分では足りないところは人の力を借りる。お互いにそうしながらみんなで前に進む学校」そこを,みんなで求め続けること,そこを地域の方々に支えてもらいながら一緒に求めていくこと,それがこの先につながると思っています。


     一人ではできない,学校だけではできないこと。

     クラスでも,お互いがお互いの願いを聴き合い,「みんなが実現したい」と願いそれぞれが本気で実現に向けて動き出したらクラス目標にだって近づきます。同じ事。

     その日の算数が,体育が,「お互いがお互いを尊重し合う。聴き合う関係がある,一人一人が生きたように生き,自分の力を他者のために発揮でき,自分では足りないところは人の力を借りる,お互いにそうしながらみんなで前に進む」になっているかどうか。そして,そういうことを求めていることを,外にも発信して,力を貸してもらうこと。それを続けていくこと。

     だから,学校教育目標「自ら考え,共に歩み,未来を拓く」は大切。それが,雄勝震災前以上にすてきなまちにすることにつながって行くし,多くの方々の願いにも通じるのではないかと思っています。

     そして,それはもちろん雄勝に限ったことではありません。


     自分は無力だけど,できることもあります。だからできることをします。