次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-07-14

    異学年学習

    06:19

     教室に上がってみると,3,4年生で総合のまとめをおこなっていた。それぞれがそれぞれのやることをやっている,という感じ。先生がどこにいるのか、一瞬では分からない,そんな感じ。

     総合や体育ではこんなふうに,異学年で行うことはもう普通になってきている。共通点は,「教科書」がないところ。国語や算数など教科書があるとなかなか一緒にやるっていうところには,まだ壁があるみたい。本当はやれるんだけどね。

     2学期は,「教科書がある教科」で異学年学習ができるようになるには,どういうプロセスがあったらいいか考えてみたいなあ。

     「全校で学習するっていうのもいいよね」

    とある先生が話されて,2学期くらいからは放課後学習会を私がやらせてもらえることになった。この辺りから入り口はあるかもしれない。


     異学年学習,それも3つ以上の異なる学年で学習ができるようになると,

    ○「学習」という仕事を解決することを通して,子ども同士同士のコミュニケーション量が格段に上がり,多様な関わりがぐっと増える。

    ○そもそも学年が違うから,「一人一人がそれぞれ違う」ことが前提となり,教師も一人一人の異なったチャレンジをサポートしやすくなる。それによって,子どもも一人一人も自分のチャレンジを大事にできる。(全校体育で見られる空気感が,国語や算数でも生まれる)

    ○先生が,全員に対して同じ事を「教える」という事が無いので,授業の主体が「教師」から「こども」になる。子どもは「教えてもらう」から「自ら学ぶ」「困ったら,誰かに相談する」「困っている友達がいたら手を貸す」関係が,普段の授業の中で自然に行われる。

    ○教師も教室に一人いれば足りるので,月,水の担任とか,火,木の担任とかも,可能。事務仕事は,授業のない曜日にやれば良く,職員間で柔軟に仕事のシェアができる。全職員で全校児童を育てる,という感覚がより高まる。子どもにとっても,担任とか同級生との関わりを保った上で,柔軟な人間関係が築きやすい。

    ○そもそも人は多様だ,多様であっていい,多様なほうがいい,という体験を毎日毎時間,少しずつ積み上げることができる。

     いいことは,きっとまだまだあるなあ。

    http://toyokeizai.net/articles/-/178880

     へき地小規模の学校は,こういう学習をしていったほうが地域の課題・学校の課題にそったものになっていくと思っている。