次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館でおこないます。7月に内容をお伝えします。
  • 2019-07-16

    「本、旅、人」から学び続ける人生は楽しい

    06:11

     「『忙しいのは当たり前』への挑戦」(妹尾昌俊:著)を読了。


     よく言われる「働き方改革」。

     何のための、が大切。

     たしかに。時短が目的というのでもない。


     この本の中で、特に特に好きなフレーズは


    「『本、旅、人』」から学び続ける人生は楽しい」

       

        

    という一文。


     学校の先生が学ぶことを楽しんでいないと、子どもたちにそれを伝えることなんてできない。

     ぼくらが、本来時間を掛けないといけない「学ぶことを楽しむ」ために何をやめるか、ってこと。


     ちゃんと考えよう、そして試しに「やめてみる」ことを増やしてみよう。

    そして、その結果、私たちが何がほんとうにしたいのか考えてみる、そんなことをゆっくりやってみよっと。





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    2019-07-14

    通信表が変わる

    06:42

     みんなで話し合って、今年度から通信表をオール記述式に変えます。

    いわゆる「よくできた」「できた」「もう少し」の欄に〇を付ける、ああいうのじゃなくて。




    昨年度、通信表の時期になると先生たちからよく聞かれた

    「あー、書きたいこと、伝えたいことたくさんあるのに書き切れないなあ。」

    「もっと〇くんのいいところや頑張りを伝えられたらなあ…」

    「うーん、□くんの努力を『よくできた』『できた』『がんばろう』に当てはめて伝えるなんて、ちょっとできない…」

    という言葉。

     来年度からの新しい学習指導要領では、未来を生きる子どもたちに「育てたい資質・能力」が示され、それを元に各教科領域の目標もつくられています。

     だったら、当然評価も変わりますから、通信表を改訂するにはいい機会です。


     うちの学校らしい通信表って?ってを考えるチャンス。

    学校教育目標「自ら考え、共に歩み、未来を拓く子どもの育成」につながる毎日とそこに向かっているプロセス、歩みが記された通信表って?ってこと。


     コンセプトは、

    1 子どもにとっても,大人(教師,保護者)にとってもよいものにする。

     (子どもにとって:受け取ってうれしい,成長につながる,自信につながる…)

     (保護者にとって:受け取ってうれしい,子どものよさや頑張りがリアルに分かる…)

     (教師にとって:書いてうれしい,自身の成長につながる,より適切な評価になる、子どもを後押しできる…)

    2 学習指導要領総則「学習評価の充実」P93に沿う改訂・改善にする。

    3 持続可能なものにする。

    1,2,3のバランスをとる。


     昨年度から、毎職員会議の中で少しずつ新学習指導要領の意図・目指す方向性等について資料提供をしたり投げかけたりしてきました。

     今年度からは、「育てたい資質・能力」とその評価の一体化を図るために、観点を持ちながら、子どもあたちのエピソードを記録していくことを話題にしてきました。

     事前の先生方からのヒアリングと校内での通信表検討委員会の議論と情報提供を経て保護者会での説明、とプロセスをつくってきました。


     そして、今ここ。

     あらためて

     「評価って難しい…」

    本当にそう思います。


     通信表の作成は、今年度より前期と後期の2回。

     

     夏季休業中に、担任の先生方は各教科についてある程度の評価所見を書くことになっています。そして9月吟味期間をおいて月末に子どもとの面談を通して家庭配付、といスケジュール。


     小学校全校児童17名だからできることかもしれません。

     だからこそのチャレンジ。


     カタチは整ったので、あとは中身をみんなでいいものにしていくことです。

     週明けには、夏休み前に先生たちみんなで「所見文をどう書くかワーク」をする予定。

     私たちの学び合い


     難しい、を実感することもまた大事なことだとも思っています。

    難しい、を「でも楽しい」にできるかが大きなチャレンジ。


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    2019-07-13

    簡単じゃない

    08:50

    先日、グラフィックデザイナーとしてお仕事をされている方に来ていただいて、子どもたちと出会ってもらいました。

    「自分を元気に、みんなを元気に、まちを元気に」をテーマにしている総合的な学習の時間。

    今まで、「ふるさと雄勝」をフィールドにした活動やほってぇ皿つくりなどを通して、テーマに向かったプロジェクトをしてきました。

    オガツカンパニー、と名付けた仮想会社もこの2,3年の活動でだんだん自分たちのものになってきたこの段階で、「会社のロゴマークをデザインしよう」ということです。

    イメージとしては、「ふるさと雄勝」や「オガツカンパニー」を象徴するマークをみんなでアイデアを出し合いながら考えることで、今までを振り返り、これからをイメージする、そんな機会になるだろうと思ってのこと。

     そして、そのロゴマークを元に、雄勝のまちのみんなと一緒に「自分を元気に、みんなを元気に、まちを元気に」に向けてゆっくり進んでいけたら嬉しい、と思っています。

    それから、もう一つ。

    地域の方々を含め、多様なステキな大人たちと出会ってほしいと願っています。小中併設校の本校の総合的な学習のゴールは、キャリア教育としてのそれでもあります。ですから、学ぶことと社会で役割を果たすこと、自分の「好き」や強みを生かして生きることにつなげていく、そういうことも大事なテーマ。


    デザイナーさんとの1回目は、まず

    「自分をあらわすロゴマークつくりに挑戦」

    でした。


    やってみるとわかる、その難しさ^_^。

    あーでもない、こーでもない、と描いては消し描いては消し、という子どもたちもたくさん。

    3年生から6年生までの一緒の活動なので、いろんな友達と

    「ねえ?これどう?」

    「◯ちゃんのいいところはさ…」

    なんて相談もしながら。

    机の上は消しゴムのカスだらけになりました。



    結局、時間内に「これだ」というものまで出来た子はいません。

    それだけ難しい。


    そりゃあそうです。本気で考えるってきっとこういうことなんだと思います。


    出来なかったから残念、じゃないんだな。

    簡単にできるようでは、むしろ困るかも。


    「難しいから面白い」

    多分、仕事ってそんなもの。


    だから、「出来ない」ことの価値を伝えることだって、私の役割だと思って、みんなとの総合を楽しみながら組んでいます。


    難しいけど、楽しい。


    【追記】

    子どもたちと出会ってくださるステキな大人たちは、誰もが

    「好きなことをやってここまできた。好きなことを続けるのは、苦しいけど楽しい。」

    大体の方はそういうことを言います。

    やっぱりな、と思います。

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    2019-07-12

    「楽しい」「やってみたい」そして行動しちゃう

    06:39

     いろんなプロの方々と出会う機会がある。

     写真家、デザイナー、陶芸家、お菓子職人、漁師さん、硯職人さんなどなど。たくさん。

     

     学校に来ていただき、子どもたちと出会ってもらったり。

     学びの場でご一緒させていただいたり。

     講演、という形でお話を伺ったり。


     一緒にお話したり、聞いたりするなかで、私の感じるそういう方々の共通項は、

    1 「おもしろい!」「楽しい!」「やってみたい」、を見付けたら行動に移すのが早い。(迷いがない、ように見える)

     

    2 好きなことに一生懸命。好きなことをやっている。もしくはやっているうちに「好き」にしている。


     先に挙げた方々以外でも、本当はどこの誰でも「おもしろい!」「楽しい!」「やってみたい」はあるし、それを実際に行動に移していることって多いはず。


     だから、子どもたちにも

    「うん、それでいいんだ。」

    って行動や姿で伝えられたらいいんだな。


     教師としての私は、そういう大人たちと子どもたちが出会える場をつくる、そういうことが、自分が楽しいってことでもある。


     身の回りに、すてきな大人は、もちろんすてきな友達はたくさんいるよ、そういうことがちゃんと感じられる自然な場をつくっていきたんだな。


     それが私の「楽しい」「やってみたい」なんだな。


     今週出会ったのはこの方々。

     刺激をいただきました。


    http://www.enround.com/w_onuma.html



    https://magazine.hitosara.com/article/852/


     

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    2019-07-11

    無理難題

    08:37

     無理難題。


     ときに

    「え?」

    なんて無理難題と思われる要求がきたりもする。

    「そんなの無理だよなあ…」

    ってことにして、無理な理由を並べてみたり、どうかするといらいらしてみたりして、その「無理さ」をアピールしがち。


     それは、自分の「文脈」で「無理」だから。

     でもふと考えると、その自分にとっての「無理難題」は、要求している方にとっては「無理じゃない」「文脈」があるってこと。


     こう思えるといい。

     ならばもう少し聴かないと。


     聴いた上で、求めてくる方の思いと自分の思いの一致点をどこに置くかってことになるわけで。


     ふむ。


     時に、その「無理難題」に乗っかってみて、その中で自分の思いを活かせる道をさぐるのも案外、思いがけない新しいアイデアが生まれるかもしれないな。


     そして「無理」ではなくなったりして。


     「無理」にしているのは、けっこう自分だったりするかもしれないから、時には、「無理難題」の枠に入ってなんとかしてみるか。

     

     次に行くチャンスかもしれないから。

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