2012-03-18
のど自慢
|故・竹内敏晴さんは、「歌を歌うということは“相手に話しかける”ということが基本にある」ということ、「話しことばの中のダイナミズムを大きくふくらませた」ものが歌であるということをよくおっしゃっていました。
そんなことを思い出しながらグランドチャンピオンになった方の歌をきくと、ことばがぶつけられるのではなく、ことばがさっと通り過ぎてしまうのでもなく、一つ一つのことばが私の目の前にそっと(でも存在感豊かに)置かれていく感じがしました。歌で心が揺さぶられる、歌に味がある、という感覚はこういうところにあるのかなと改めて思いました。
「ことば」とか「表現」とかを日常ちょっと意識するようにすると、何気ない生活の中にもおもしろい発見がいろいろあります。
存在感豊かにある音。
ううむ。良い言葉です。
グランドチャンピオン、すごくいい味だしてましたよね。
それにしても、高校2年生には見えない、、(^_^;
私も歌をやっていましたが、「歌を歌うということは“相手に話しかける”ということが基本にある」ということ、よく分かります。私も歌の師匠からそのように教えられました。竹内敏晴さんのことは本を読んですごい方だなと思いましたが、ワークショップを受けることができないまま他界されてしまって、とても残念に思っています。
“ことば”を単なる“空気の振動”ではなく“物質”として見ると、街の景色が違って見えます。
sumi-chanさん ありがとうございます。
高2の時、自分は何を歌っていただろう………光GENJI!(懐)
音楽の視点から見ても、「歌うことの基本は話しかけ」なんですね。
竹内さんの著書『からだ・演劇・教育』(岩波新書)は、今でも私の心のバイブルです。
私は今でも竹内さんの書「子どものからだとことば」を大切に思っています。
ところで、昨日、華陵高校と青森中央高校のコラボを観ました。
両校がステージで一緒に何かをしたというのではないのですが、私にとっては見事な2校によるコラボだったんです。
ブログ見ました。観た者の心に何か消しがたい余韻を残す芝居…それは部員たちの熱い思い・志の高さに支えられているんですね。
e_chigoyaさん ありがとうございます。
うらやましい!晩年まで精力的に活動された竹内さん。その姿勢・志に少しでも近づいていきたい、そう思っています。