こがぽん日記

大阪の堺市で小学校の教師をしています。
今年(2012)は2年生の担任になりました。
メールアドレスはkogapon7とgmail.comを@でつないでください。 『学び合い』は現在休業中です。今は信頼ベースの学級ファシリテーションを中心に実践しています。



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http://www.mag2.com/m/0000270912.htm

2010-03-11

学力を上げるカギ

| 23:35

通信第93号です。

後、7号。


学力を上げるためカギ


算数のややこしい文章問題がわかるためには、国語の力が必要です。

理科でどんな実験をするかが正しくわかるためには、国語の力が必要です。

社会で教科書に書かれてある内容をわかるためには、国語の力が必要です。

どの勉強も、国語の力がもとになっています。

つまり、国語の力をつけることが、学力を上げる一番のカギだということです。


国語の力をつけるために

ポイントは2つあると考えています。


①たくさんの言葉を身に付ける

先生の説明を聞く時、言葉を使います。

友達に向かって説明するとき、言葉を使います。

作文を書くときも、本を読むときも、言葉を使います。

何よりも、頭の中で考えを整理するときに、言葉を使って考えます。

たくさんの言葉を知っていて、それを使いこなせるほど、深く考えることができます。


②対話することが「考える力」を身につける

身近な人と対話を積み重ねる経験が多い人ほど、学力が高いです。

「考える」とは、自分自身と対話(お話)することです。

小さい子は自分一人で考えることはできません。

最初はお家の人と対話することで、考えを深めます。

他人と対話することの積み重ねで、徐々に自分と対話できるようになります。


6年生に向けて


① 読書をしましょう!

読書をすることで言葉をどんどん獲得していきます。本と対話することで考える力がつきます!


②友達と対話しましょう!

自分の考えを伝え合ったり、説明し合ったりして、友達と対話しましょう。対話する経験を積み上げることが、「考える力」をつけるポイントです。


③ 書きましょう!

書くことで、自分の考えがまとまります。書き留めておくことで、その考えを見直したり、覚えたりすることができます。

2010-03-10

お勉強が「わかる」5段階

| 23:49

今回は勉強が「わかる」レベルを学級通信に書きました。

佐藤学先生の話をもとにしています。


ちなみに、学級通信発行数の目標は年間100号。

現在、91号。

残り、9日。

しんどい~


○ 前回は、心にはレベルが4つあるというお話を書きました。今日は、お勉強が「わかる」ことにもレベルがあるという話を書きます。

レベル1 「できる」

どうしてそうなるかはわからないけれど、問題ができれば、レベル1です。例えば、「半径が3cmの円の面積を求める」問題があります。円の面積の公式を覚えていて、答えが出せればまずはレベル1をクリアーです。

レベル2「意味がわかる」

どうして円の面積が「半径×半径×円周率」で求められるかという、公式の意味がわかればレベル2をクリアーです。これが意外と難しく、このレベルでとどまっている人が結構います。

レベル3「説明できる」

自分がわかったことを、人に説明できれば、レベル3をクリアーです。わかったつもりでも、人に説明しようとしたらできなかったという経験は、結構あるんじゃないでしょうか。

レベル4「教えることができる」

レベル3の「説明できる」に似ていますが、このレベルでは自分の考えを筋道を立ててわかりやすく話す力が必要です。例えば前の日に休んでいた友達に教えて、わかってもらうことができたら、レベル4をクリアーです。

レベル5「他の人の学びを助けることができる」

このレベルは本当に難しいです。先生でもできない時があります。友達に何度説明してもわかってもらえなかった経験はありませんか?

このレベルでは2つのことを行わなければなりません。

・ 教える友達がどんなことにつまずいているのかを見抜く

・ どの教え方だったらその子がわかってくれるかを見つける

この5つのレベルを思い浮かべながら学習してくださいね。そしてレベル5の「わかる」をめざしてください!

irutyanirutyan2010/03/11 04:16今めちゃくちゃ大ピンチでした(なぜか過去形)

今回と前回分、使わせてくださいね~

kogapon7kogapon72010/03/11 23:30いるちゃんさんこんばんは。
いるちゃんさんのブログに小心者と書いてらっしゃいましたが、僕もそうです。
ちょっとしたクレームで、頭がパニックになります。
一人も見捨てないことを追求したら、自然と『学び合い』の形になるのですが、やっぱりなかなかわかってもらうのは難しいですよね。
ブログの内容、どうぞお使いください!

2010-03-09

心のレベルを意識させる

| 23:49

学級通信にこんな内容を載せました。


君の心はどのレベル?

○ 心には、4つのレベルがあります。

レベル0 「やらない」

・宿題を忘れたり、友達の答えを丸写ししたりする。

・ 先生が見ていないと、ついそうじをさぼってしまう。

・ 家のお手伝いをしない。

⇒一つも自分のためや人のためになりません。

レベル1 「注意する人がいないとできない」

・先生や友達やお母さんにおこられるから宿題をする。

・ 注意する人がいるからそうじをする。

・ お手伝いをいやいややっている。

⇒そんなあなたの心はレベル1です。そんな気持ちなら、何をしても楽しくないでしょう。

レベル2「ごほうびのために(ほめてもらうために)がんばる」

・ テストで100点をとったらゲームを買ってもらえるからがんばるぞ。

・ そうじをがんばって先生にほめてもらいたいなあ。

・ お手伝いをしたらお小遣いがもらえるからがんばるぞ!

⇒レベル1よりもすすんだ考え方です。やる気をもって行動していますよね。ですが、そのやる気は、ごほうびがなくなった瞬間に、なくなります。本物の心ではないのです。

レベル3「自分や人のために、すすんで行動できる。」

・ 自分の将来のために、宿題を自分からがんばれる。

・ 先生が見ていなくても、学校のためにそうじをがんばれる。

・ お家の人を助けるために、お手伝いをいつもすすんでできる。

クラスでも昨日、

①図工の時間に、ある子が水をこぼした時に、何人もの子がすすんでぞうきんをとってふいてくれていました。自然に友達を助けることができるやさしさもレベル3です。

②そうじの時間に、自分のそうじ場所ではないコンピューター室前ま

で一生懸命してくれている人がいました。学校のためにすすんで行っ

ています。

③授業中、困っている人を見つけたら自然に「大丈夫?」と声をかけ

る人がいます。

など、心の成長を感じる場面がたくさんありました。

○ 心は、磨くと光り出します。放っておくと曇っていきます。

「自分のやさしさをみがこう。」「自分からすすんでチャレンジしよう」「自分の怠け心に勝とう」と、心を磨き続けて、素敵な大人になってください。

ghjalghjal2010/03/10 00:18このレベル4。なるほどなあ。頂いちゃいます。今度うちの子どもたちになげかけてみようかな。そう思っています。

kogapon7kogapon72010/03/10 23:42ジーンさん、ありがとうございます。
コールバーグの道徳性の発達6段階を、わかりやすくなるように替えてみました。
ぜひ使ってください!

koushinsenjinkoushinsenjin2010/04/23 05:43Wikiからこちらへたどり着けました。なるほど~、というわけで、使わせていただきます~m(_ _)m

2010-02-14

対話・説明、ひたすらに

| 18:09

学級通信にこんな文章を載せた。

とにかく対話、説明することが、全員80点の道だ~



学んだことを確実に覚えるために

今日は少し難しいかもしれませんが大事な話を書きます。

私たちが学んだことをどれだけ覚えていられるかを調査した結果があります。


聞いたこと・・・10%

見たこと・・・15%

聞いて、見たこと・・・20%



わかりますか?聞いただけならば、そのことは10%しか覚えていません。つまり、ほとんど忘れるのでず。先生や友達から教えてもらって「わかった!」と思っても、それだけならばまず忘れます。わかったつもりになっているだけです。

じゃあ、どうすればいいか?


話し合ったこと・・・40%


授業で自分が発表したり、友達と話し合いながら問題を考えたりすることで、40%程度記憶に残すことができます。自分からすすんでどんどん発言する方が頭にしっかりと入るんですね。でも、まだ半分以上は忘れてしまいます。

じゃあ、どうすればいいか?


体験したこと・・・80%


わかったつもりになった問題を、何度か、自分の力で解いてみることが大切です。そうすることでやっと記憶に残すことができるのです。

でも、自分でやってみることよりも、もっと記憶に残す方法があります。何だと思いますか?それは、


教えたこと・・・90%


です。

勉強してわかったことを確実にものにするためには、「教える・説明すること」がものすごく大切です。教えることによって学んだことが整理され、多くのものを頭の中にとどめることができます。

・ 授業中に友達と説明し合ってみたり友達に教えたり、

・ 先生やお家の人に説明したり、

・ 自学ノートに説明を書いてみたりして、学びを確実に自分のもの

としましょう!

おうちの方へ

 「今日は、どんなことを勉強したの?」と、どんどん聞いてあげてください。子どもは、それを説明することで、復習にもなり、教えることにもなり、学んだことを記憶することができるようになります。よろしくお願いします!

bruce-sbruce-s2010/02/14 18:25数字もあって、保護者にも説得力がありますね。
親としても自分の子どもの学校で『学び合い』やってほしいなと強く思います。

kogapon7kogapon72010/02/15 22:05bruce-sさん、ありがとうございます。
上のポイントは、『学び合い』という言葉が一言も入っていないことです。
全員の学力を上げようと思ったら、全員に説明させることが必要で、その時間を確保させようと思ったら、自然と『学び合い』にいきつきますよね。

シンプルっす。