西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。
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17/07/23(日)

[]蔵書 21:53 蔵書 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 蔵書 - 西川純のメモ 蔵書 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から十五年前のことです。私のボスの戸北先生が副学長になり、戸北先生の部屋に私の教え子の久保田さんが准教授として入ることになりました。ところが副学長室への引っ越しはなかなか進みません。最後は私がかなり強引に整理し、引っ越しました。引っ越しが大変だった原因は蔵書の数です。

 研究者は蔵書との戦いです。大学院生の時から「西川が神保町に行けばペンペン草も生えない」と言われましたが、とにかく関係する本をとりあえず買い、読みます。もちろん、全てを精読するわけではありません。ざっと読んで関係なければそれ以上は読みません。でも、捨てません。いつか役に立つかもしれないからです。つまり、たまる一方です。

 上越教育大学のある先生の部屋はりっすいの余地がないほど本が置かれています。地震が起これば圧死するだろうと言われました。その先生は蔵書を置くためのためだけに1つの家を借りています。

 四十代になりたての私は真剣に考えました。そして、今までの方針を変えました。

 使わないであろう本は処分しました。

 ちょうどその頃、研究の方針が認知研究から『学び合い』の研究にシフトした時期です。理科教育学関係の本、コンピュータ関係の本をどんどん処理しました。手放すのには惜しいものもありましたが、本当に必要になれば古本を買えばいいだけのことです。日本ではスペースは高価です。そして、検索できない膨大な情報はゴミに過ぎません。

次に使う本は裁断し、スキャナーで読み取り、OCRでテキスト化し、ネットで保存しました。そして、裁断済みの本はどんどん捨てました。

 今まで二十年以上かけて積み上げた蔵書を裁断することはかなりの抵抗がありましたが、それを乗り越えました。一冊処理したら吹っ切れました。それから私の蔵書を整理するのに7年ぐらいかかりました。

 それ以降は本を買うと直ぐに読みます。関係ない場合は処分します。関係ある場合はpdf化します。それをずっと続けています。

 ということで、私の研究室には本は殆どありません。自宅には全くありません。

 ちなみに、全てOCRでテキスト化しているので、膨大な蔵書(約十万冊)の中から目的とする記述を探すことが出来ます。

追伸 私は一度決めると継続するという性格のようです。

17/07/22(土)

[]テスト 18:34 テスト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テスト - 西川純のメモ テスト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日本にも「College Board」みたいな組織を作って、日本版のSATをつくればいいのに。もちろん、アメリカのACTのようにSAT以外のテストも生まれるようにする。なんだったら、SATACTを日本語訳して使ってもいいかも。

 そんな話が出て、徐々にリアリティが出てくれば、大学入試センターも変わるかも。

[]テスト 18:00 テスト - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テスト - 西川純のメモ テスト - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学で仕事をしています。下の階のゼミ生のいる部屋に行くと誰もいません。今日明日が教員採用試験の山場です。

 私が教員採用試験に合格し採用されたとき、「これでテストから解放される」と思いました。事実、それ以降、テストというものはありません。

 大学教員は厳しい世界です。助手、講師、准教授、教授とステップアップしなければなりません。教諭のままで一生涯を終えることが変則的ではない小中高の教師と違います。ただ、その昇進はテストではなく、一つ一つ積み上げた業績の集積によって決まります。つまり一発勝負ではないのです。

 大学入試の英語の試験が外注になります。これはどんどん進むでしょう。やがて、他教科も外注になるのではないかと思います。そして、やがて高校入試にも波及するかもしれません。そうなったら、自由につくったテストで評価し、「テストに出るぞ」と動機づけている教育はどうなるのでしょうか?

 私はそれがいいと思います。そうなれば、そもそも何故学ぶのかを教師は考えるでしょう。入試とは何かを考え、それを自らの授業に反映させるでしょう。『学び合い』で普通にやっていることを多くの教師がやるのようになるのです。

17/07/21(金)

[]手を抜ける 07:02 手を抜ける - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手を抜ける - 西川純のメモ 手を抜ける - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ゼミ生から「『学び合い』ではフル回転の状態で大変だ。もし自分だったら嫌になってしまう」という質問が出ました。いい質問です。実践する前の初心者が出せる質問ではありません。なぜなら初心者は『学び合い』では子どもは遊ぶのではないかと思っているからです。でも、実際は真逆です。

 綱引きの心理実験があります。ある人に思いっきり綱を引っ張ってもらいます。その力を記録します。このように測定された人たちが一緒になって綱を引っ張ります。その力は先に測定された力の合計になるはずですが、実際はそれよりも下回ります。いわゆる手抜きをしているのです。その手抜きの量は一緒に引っ張る人の人数に比例します。人数が多ければ多いほど、安心して手を抜けるのです。

 『学び合い』では、やる、やらないを子どもに任せています。だから、疲れているときは手を抜いていいのです。でも、全員達成をするにはその分誰かがひとがんばりすることになります。それは、その場、その場のメンバーの中で頭を使って考えるのです。

 いずれにせよ。成績の良い子は手を抜けません。成績中の下に合わせた一斉指導だったらいくらでも手を抜けて、かつ、それが分かりづらく、授業中に教師が喜ぶ発言をすれば褒められます。

 それでは成長しません。

17/07/19(水)

[]息子 21:37 息子 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 息子 - 西川純のメモ 息子 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 息子と話し合いながら、大人のきざはしを感じます。

 親子のような全面的な信頼と、他人との関係の間に様々なバリエーションがあり、それを決めているのは自分だと言うことを理解することは難しい。25歳ぐらいでわかるかな?

17/07/18(火)

[]多様性 21:28 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

学び合い』とその他との違いは、多様性を理解しているか否かです。ネット上の様々な言明を読むと、「じゃ、子ども全員、そうなの?それから外れた子どもはどうするの?」と思います。それをどうでもいいと思う人、とりあえずはと思う人、は『学び合い』の人ではない。 

[]やることをやる 21:22 やることをやる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やることをやる - 西川純のメモ やることをやる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 混乱時は、おいしいです。まともな案を出せば、かなり強引なこともできます。だって、代案を出せないのですから。