西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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06/12/12(火)

[]大見得 16:38 大見得 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大見得 - 西川純のメモ 大見得 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 我がゼミKanさんは、「旅費・滞在費を支給してくれれば、学び合いを実現してみましょう!」と大見得を私にきっています。つまり、10万円を保証してくれれば、与えられたクラス学び合いを実現しましょう、という大見得です。我々は、学び合いをすれば、人間関係が良くなります、成績が上がります、特別支援が解決できます、評価が楽になります、そして、教師が楽しくなります、と「ホンマカイナ~」ということを主張しています。でも、自信があります。だって、とてつもなく当たり前のことをするだけのことですから。でも、現職院生さんに、ちゃんとした旅費・滞在費を支給できる腹のある所なんてないでしょうね。残念

 本日大学の近くの学校に講演によばれました。車で5分です。これは、今までで最短距離です。色々なところで愚痴を言いましたが、私は上越学校からのニーズが殆どありません(例外はO小学校)。こんな距離だったら、旅費・滞在費がいりません。そこで、本日、朝、我がゼミM1の現職院生の方に上記のことを語り、「与えられたクラス学び合いを実現しましょう」と大見得を切りたい、と語りました。私としては、最大でも1週間、まあ2・3日、クラスを任せてくれれば、多くの教師が「ホンマカイナ~」というクラスを実現してくれるだろう、と考えました。院生さんの反応は、その程度では本当の我々の目指している姿は実現しないと反論されました。さもありなん、と思います。でも、「子ども達に○○やれ!と言っただけで、な~んもしなくても、子ども達の集中力が1時間切れず持続するレベルで十分だよ」と言いましたら、「2時間続きは必要だ」とのことです。そこで、「二日連続で、2時間続きの時間設定をしてくれれば大丈夫だよね?」と聞くと、大丈夫だと言うことです。

 と、いうことで、本日、その小学校校長に「どんな学年、どんなクラス、どんな教科でも結構です。二日連続で、2時間続きの時間設定をしていただければ、我々の主張する学び合いの姿をお見せします!」と大見得を切りました。

 大いに自慢します。我々が大見得切ったのは、教師相手の模擬授業ではありません。つまらんときは、つまらんとハッキリ出す子ども相手です。ペスロッチコメニウス、ヴィゴツキー・・・、あまたの巨星の中で、こんな大胆な宣言を言える人が言えるでしょうか?私の能力はたかがしれている。しかし、我々の主張していること、また、それを実践できる同志の能力、それは、あま たの巨星より強力だと確信しています。

 な~んて大胆な宣言をしているんだろう。こ、わ、い。

追伸 言うまでもないことですが、「子どもは愚かだ」ということを信じている担任、学校においては、我々の様な飛び込みは無力です。我々が上記を出来るのは、変わりたいと思っている担任、学校においてのみです。

06/11/26(日)

[]一本 17:39 一本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一本 - 西川純のメモ 一本 - 西川純のメモ のブックマークコメント


同志のお一人が「なんで?」に関連した以下の記事をHPにアップしました。読んで、笑い転げ、「一本!」と思いました。私は背負い投げで、たたきつけられました!

 『幼稚園児が父親に「長野県はなんで日本にあるの?」「大韓民国はなんで、日本の隣にあるの?」と質問した際、なんと答えられるか?という話です。

 この問題を「情報の3階層」(専門家-半専門家素人)で考えると幼稚園児は素人ということになり、専門家は答えられないという理屈が成立します。

 しかし、こんな見方はできないでしょうか?

 質問した幼稚園児は、父親が知り得ない情報を知り、質問した。こうなると、先の専門家素人の構図が逆転します。つまり、一般的に専門家とされる人物には気付かないようなことに幼稚園児が気付いている。この方が、ロマンがあるように思います。

 小学生を相手にするする中で、「コイツ、絶対に俺を越えている。」と思うことがあります。だから、答えられない質問をされたら、その意図をドキドキしながら質問するんです。目から鱗の答えが返ってくるかもしれません。小学校の教師の醍醐味はそこにあるのかもしれません。』

追伸 自分の愚かさを教えてもらい、それが楽しい!これは、教える教育では絶対に得られない喜びです!教えるのではなく、求め、厳しく評価する教育醍醐味です!

追伸2 言うまでもないですが、このように自分の愚かさを指摘されることを可視化することが、我々の自慢の一つの作法です

06/11/25(土)

[]年期のある自慢 17:41 年期のある自慢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 年期のある自慢 - 西川純のメモ 年期のある自慢 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 我々は自分が何にもしないのに、学習者が全てをすることを自慢します。多くの教師が、自分のやったことを自慢するのと大きな違いです(研究授業などでよく見受けられます)。この 種の自慢を私が本に書いた最も古いのは、「学び合う教室」(東洋出版社)の補遺「事件」です。平成11年の前期の出来事です。我が同志がHPで以下を書いていました。これを自慢として、ここにメモります。あ~、教師冥利だ。

本日職朝で打ち合わせが長引いた。

HRのため、教室へ向かったのはSHRチャイムが鳴った後だった。

廊下を歩いているとうちのクラスの生徒が逆方向に歩いてくる。

トイレに行くんだな?と思って

「始まるよ~。」と言うと

「もう終わりましたよ。」と返された。

ええっ!?

HRは週番がチャイムと同時に初め、連絡もなかったんだろう、

さっさと終わっていた。

さすが我がクラス。教師の到着なんて待っていない。

ちょうど扁桃腺が腫れて、声を出したくない日だったから好都合。

10年前の私だったら「なにぃ!」と思って、

トイレに行った生徒を呼び返して、また私が仕切ったんだろうけど、

今の私は「そうかぁ。」と思って自慢にしています。

(実際は10年前だったら勝手に初めて勝手に終わることは無かったろうけど。)

先生ゼミに遅れていっても、とっくに始まっているというのを

誇らしげにメモしている気持ちがわかりました。

また、ちょっと寂しく思っている気持ちもわかりました。』

追伸 平成11年の時は、このようなことにどんな意味があるかなんて、その場では分かりませんでした。その時は、体中の血の気が引きました。それから7年たち、我々も進歩しました。

06/10/21(土)

[]イジケル 18:43 イジケル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - イジケル - 西川純のメモ イジケル - 西川純のメモ のブックマークコメント


 久しぶりに時間があったので、全体ゼミにいこうかな~、と思っていましたが、Kanさんが「来なくても良いです」に言われました。ちょっと悔しくて、行くのをやめました。ちょっとイジケて、来年度に向けての書類づくりをして、それを大学本部に持って行って相談をしていました。それらが終わった頃、ゼミ生の控え室に行ったら、学部ゼミがやっていました。実にレベルの高い議論が交わされていました。その議論を心地よく、横で聞いていました。ちょうど横にいたKanさんがいたので、「来なくても良いよ」と言われたので行かなかったよ、と言いました。Kanさんが、「先生、いじけました?」と聞きました。曖昧笑顔を返したら、「先生、全体ゼミに出ても良いですよ」と言われました。ちょっぴり嬉しかった。でも、冷静に考えれば、自分の研究室ゼミにでるのに承諾がいるなんて・・・・。でも、これが我々の自慢です。

06/10/06(金)

[]自慢 22:07 自慢 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自慢 - 西川純のメモ 自慢 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 夏に3泊4日で我がゼミ洗脳ツアーに来られたIさんから以下のメールが来ました。

 『唐突ですが,6年「水溶液の性質」で指導案を書きながら,思ったことを。

 「気体が溶けた水溶液」があることを多くの子どもたちが分かっていないことが実態調査から判断できたので,「二酸化炭素が水に溶けることをみんなが分かる」ことを導入に単元の学習を始めます。もちろん子どもの中には,気体が溶けた水溶液があることを知っている子もいるわけです。でも,きっと「溶ける」「溶けない」と多様な見方が出てくるでしょう。そこで「みんなが分かる」ために彼らがどんな姿を見せてくれるだろうと考えるだけでワクワクします。指導案を書いているのは,そのずっと後に「塩酸アルミニウムが溶けて別のものになることをみんなが分かる」ところです。しばりがあるので「予想される児童の反応」なんてのも,「予想できるわけないのにな」「どうせ予想を越えていくのにな」と思いつつ書いています。200%の自信で,「塩酸の中にまだある」「蒸発させればいい」「塩酸は気体が溶けてるから何も出てこない」「出てきた」「ほらアルミだ」「いや違う」…なんてのを軽く越えていく姿が見られると思います。授業のことを考えていても,私は以前のように迷いません。そのことに指導案を書いていて気付きました。以前言っていた「理科がうまくいかない」ことは,子ども自然に考え方の多様さを求めるようになってから,もう心配しなくなりました。「土地のつくりと変化」の終末では,子どもは「なんて地球はすごいんだ」と時間と空間のロマンまで感じることが出きていました。

 本校は,今,「学校開放週間」で,保護者が自由に教室に来てくれます。みなさん忙しいのでなかなかたくさんの方には来ていただけないのですが,今日は算数を一緒に学んでいってくれた方がいました。子ども普通保護者と学びます。保護者の目の前で,「よくできる子」に質問をした子が,「分かんない」と言い,「よくできない子」がそこへ来て説明し,「分かった!」が飛び出し,「○○くんの言うことは難しいの」と言われて「よくできる子」がかたなしで,私は近くで大笑いでした。保護者も大笑いでした。でも授業後「よくできる子」は,「△△さんが分かってよかった」と言いました。

 西川先生,私は教師で幸せです。幸せみんなで分け合わないといけませんね。頑張ります。』

私の返信は以下の通りです。

『朝起きてメールチェックして、本メールを見つけました。まったく無防備の状態で読んでしまったので、ボロボロ泣いてしまいました。そばには息子がプラレールで遊んでいるし、家内は朝食と弁当で頑張っています。見つけられると、説明するのが大変なので、しばらく別室で涙を拭きました。ありがとうございます。

指導案の「予想される反応」に「乞うご期待!」と一行だけなんて、どうですか?無理ですよね(笑)

期待していますよ~。また自慢メールして下さいね。自慢メールは私を勇気づけてくれます。』

追伸 以前、同志のM奥様が看破しているように、学び合いにおいて教師に自慢する子どもは、何故自慢するかを教師のレベルを超えた理解で語ることが出来ます。今回も、そう思いました。そして一般の教師が自分のやったことを長々説明することによって自慢するのに対して、我々は子どものことを説明することによって自慢します。なぜなら、教師の役割は何かという点が、一般と違うからです。Iさんもそうです。そして、Iさんのことを通して自慢している私もそうです。でも不思議です。たった3泊4日で変われる人がいる一方、学び合いの渦中にお入り、その時の学習者の様子を見ても変われない人がいる。両者の違いは何だろう、と思います。単純に、ご当人の資質に帰すのは我々の作法ではありません。集団に還元し、理解するのが我々の作法です。そうじゃなければ、出来ない理由、そしてしなくても言い理由を作り出す以上のことは出来ませんから。

 でもIさんのメールを読んで感じました。「私は大学教師で幸せです。幸せみんなで分け合わないといけませんね。結果を出します。」と