西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

17/05/30(火)

[]地域コミュニティ 19:42 地域コミュニティ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 地域コミュニティ - 西川純のメモ 地域コミュニティ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は地域コミュニティを再生したい。何故なら、今後の子どもたちの多くは、地域コミュニティの中で一生涯を過ごすと思うからです。だから、地域コミュニティが健全であれば幸せな一生を送れる。そして、それは学校が創るべきだと思うのです。何故なら、次世代を育てるのは学校です。そして、コンビニの無いところでも学校はあります。そして、そこには公的機関の施設とマンパワーがあるからです。

 ただ、私の考える地域コミュニティのイメージは、今までのイメージと違うと思います。今までのイメージだと、集落レベルではないでしょうか?しかし、そのレベルは無くなるしかありません。日本の人口は今世紀末までに半分になり、過疎化が進むのですから。

 私のイメージする地域コミュニティとは十万人規模の都市、および、それと30分以内に繋がる地域をイメージします。それ以外の地域は自然消滅します。私の地元の上越もそのようになりつつあります。

 その地域コミュニティの基本ユニットは中学校区です。その中での人的ネットワークは学校教育で結びます。子どもはもちろんですが、保護者の方も繋げるのです。そして、その中の2割程度の人が、他の中学校区の人と仕事などを通して深く繋がります。

 そんなイメージです。

 このようなコミュニティが成立することによって、子どもを地域が育てる文化が生まれ、少子化問題が解決するのでは無いかと「妄想」しています。

[]転ばぬ先の杖 18:03 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ 転ばぬ先の杖 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この半月、かなりの多くの人と1時間程度電話で話しました。(今日もありました)その多くは、『学び合い』を実践することで生じる、対人関係の悩みです。でも、起こってからの解決策より、起こらない様にした方がずっといいに決まっています。

 相談の最初に「みんなで取り組む『学び合い』入門」(明治図書)を読んだかを聞きます。残念ながら読んでいません。色々と善後策を伝授し、最後に先の本を読むことを薦めます。

 転ばぬ先の杖ですよ。

 保護者からクレームが来てから信頼を取り戻すのは難儀です。クレームになる前の段階に、最低限のことをすればほぼ避けられます。

 同僚・校長からのクレームが来るとしたら、それは、『学び合い』ではなく、それ以外の原因であることが大多数です。多くの人にとって、自分がやることを強いられない、自分の実践を非難されないならば、隣のクラスでどんな授業をしても関係ありません。それなのに言われるとしたら、何かがあるのです。

 繰り返します。転ばぬ先の杖ですよ。

[]特別支援本 17:24 特別支援本 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 特別支援本 - 西川純のメモ 特別支援本 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2種の特別支援本の企画が通りました。

 この本の企画が通らなかったら、子ども達に対して申し訳がたたないと思っていました。そして、1分1秒でも早く世に出したいと思っていた本です。とても嬉しい!

[]仙南の会 11:52 仙南の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仙南の会 - 西川純のメモ 仙南の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 6月24日に宮城県蔵王町で『学び合い』仙南の会が開かれます。お誘いします。https://www.facebook.com/wataru.goto.96/posts/1067654110032405

[]最後の封印 10:19 最後の封印 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最後の封印 - 西川純のメモ 最後の封印 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院を修了して勤めた定時制高校で挫折し、「子ども達の一生涯の幸せを実現する」という願いを封印しました。それから三十年かかって、自分の心の中にある封印を少しずつ解き、やっと「子ども達の一生涯の幸せを実現する」という封印を解くことが出来るようになりました。

 これで最後かと思いました。

 でも、本日の朝、もう一つの封印があることを思い出してしまいました。

 私は大学院に入学したとき、「教育で世界平和を実現する」という、途方も無い志を持ちました。冷静に考えれば、馬鹿馬鹿しいです。が、遊び回った学部時代を捨て去り、新たな自分になるために、その志を立てました。

 私は理科教育学の修士に入学しました。「経済発展には、産業の発展が不可欠。豊かな国が増えれば紛争は無くなり、国同士が対等につきあえる。そのためには発展途上国の理科教育を振興し、その国を中進国、先進国に脱皮させる」ということを考えました。そして、そのターゲットとしたのはマレーシアです。マハディール首相がルック・イースト政策を掲げ、日本をモデルにした経済発展を進めていたからです。

 大学院時代、私は毎日、11時間以上、机にかじりついて研究をしていましたが、その半数近くはインドネシア語やマレーシアの教育に関して調べていたのです。

 が、指導者のいない学生が出来るわけはない。挫折しました。

 結局、日本の工業高校と普通科高校の生徒の電気概念を比較して、中学校までの学習が専門教育と一般教育でどのように構造化されるかを研究することにしました。それまで、自分なりに積み上げたものを捨てるのは断腸の思いでしたが、選択の余地がありませんでした。

 そして、教員採用試験、高校教師、大学教師となり、三十年間以上、「教育で世界平和を実現する」ということを封印したこと自体を忘れていました。でも、それが視野に入ると、それを思い出してしまいます。

もちろん、私は真正面に向きません。体が続かないから。どうしたらいいかな、と思いました。一つ、ありました。それは既に出版している本を海外に広げることです。既に、ハンガリー語(若井さん)、朝鮮語(白さん)が手がけています。どなたか、英語や中国語にして出版する方いませんか?例えば、英語教師の方がチームになるとか。

[]脱皮1 10:19 脱皮1 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱皮1 - 西川純のメモ 脱皮1 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は普通の教育研究者と違う考えを持っているので、他の人が思いつかないようなことを研究します。その一つに職能発達があります。

 方法は、教員に対して、「これぞ教師の職能だ!」と気づいたエピソード、及び、それが採用後何年ぐらいかを調べる調査をしました。その結果、採用されて直ぐに「これぞ教師の職能だ!」として書くのは「教材」のことでした。まあ、これが無いと授業すら出来ませんから。次は、指導法なのです。「正しい」教材をそのままあたえても、子どもが分かるわけないことが分かる頃に気づけます。次は、生徒理解です。同じ教材、同じ指導法では全ての子どもを教えられないことに気づき、一人一人の子どもの特性を理解し、授業に反映します。そして、最後が集団理解です。集団のダイナミズムを理解することの大事さと技能を獲得する段階です。ただし、このレベルに達するのは郡市レベルで数人です。(これが『学び合い』と一致します。だから、一斉指導の超名人と『学び合い』実践は繋がっています。だから、一斉指導で著名な人の中で『学び合い』シンパがいるのは、当然と言えば当然です)

 さて、その職能発達は単純化すると「教材」→「教材+指導法」→「教材+指導法+生徒理解」→「教材+指導法+生徒理解+集団理解」となります。つまり、前に獲得した職能を包含した職能に発達するのです。

 非常に面白いのですが、全ての人が時間経過と共に変化するわけでは無いのです。教師人生、ずっと「教材」でストップし、「教材+指導法」に変化しない人がいます。それもかなりの人です。慌てて補足しますが、その人は「教材」を極めてその人なりの授業をつくりあげているので「教材」でストップしているから駄目という分けではありません。

 それは他も同じで、「教材+指導法」でストップする人もいます。そして、先に述べたように「教材+指導法+生徒理解+集団理解」に変化する人は郡市で数人レベルなのです。

 長々書きましたが、何を言いたいかというと、次の段階にシフトするとき、一緒にシフトしてくれる人は多くはないということです。

 私は『学び合い』に関して授業レベルのことは、既に完成していると思っています。少なくとも方法論の基本は完成しています。だから、そこに関して、研究者としての私は魅力をあまり感じていないのです。じゃあ、今、何に興味があるか、それは教育による地域コミュニティーの再生です。これが成立したならば、全ての子ども一生涯の幸せを保証出来ます。

 で、私と一緒にシフトしてくれる人を大募集中です。

[]脱皮2 10:19 脱皮2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脱皮2 - 西川純のメモ 脱皮2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「脱皮1」で書いたとおり、一斉指導における職能形成は「教材」→「教材+指導法」→「教材+指導法+生徒理解」→「教材+指導法+生徒理解+集団理解」です。ところが『学び合い』における職能形成は「集団理解」→「集団理解+生徒理解」→「集団理解+生徒理解+指導法」→「集団理解+生徒理解+指導法+教材」です。

 そして、私は若い人にとって「教材」からの職能形成より、「集団理解」もしくは「生徒理解」からの職能形成が容易いと思っています。何故でしょうか?それがホモサピエンスの本性だと思っているからです。「教材」レベルのことはDNAに刻みつけられていません。しかし、「集団理解」もしくは「生徒理解」レベルのことはDNAに刻みつけられているはずです。何故なら、群れる生物であるホモサピエンスは、その能力を生得的に持っていないならば生存できないから。