西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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13/03/29(金)

[]エキスパート 08:33 エキスパート - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エキスパート - 西川純のメモ エキスパート - 西川純のメモ のブックマークコメント

 認知心理学にはエキスパート・ノービス研究というがあります。熟達者と初心者はどこが違うかという研究です。その研究の成果から分かるのは、熟達者は初心者の気持ちも理解も理解出来ないと言うことです。実は、初心者の気持ちも理解も理解出来ないほどの理解に達しているから熟達者と言われるような成果を上げられるのです。断言しましょう。どうやっても熟達者は初心者の気持ちが分かりません。これはどうしようもない。では、熟達者はどうしたらいいのか、それは、自分が初心者の気持ちが分からないということを理解するのです。

 実は、『学び合い』の学術的背景の一つが、このエキスパート・ノービス研究です。この研究の成果から、熟達者である教師は分からない子どもを理解出来ないという結論が導かれます。だから、熟達者であるから教え方がうまいという素人的な考えを捨てて、子ども達に任せるべきだという授業が導かれるのです。そして、教え手としては、教師より子ども達の方が有能であるという『学び合い』の子ども観が導かれます。

 これは教師の間でも同じです。熟達者である教師は、初心者である教師を理解出来ないのです。また、悩んでいる教師を理解出来ないのです。だから、教師が出来ない、やらない、というのは、単に楽をしているとしか思えないのです。

 先日、武田鉄矢の歌詞を例に挙げたメモをアップしました。そこに「おまえも苦労しろ」と思う人がいると書きました。しかし、正確には、その人達は苦労しろとは思っていない。「当然、やれるし、出来ることを、せめてしろよ」と思っているのです。

 私は子どもを一人も見捨てたくない。同時に、教師も一人も見捨てたくない。だから、私には初心者である教師、また、苦しんでいる教師は理解出来ないと率直に認めます。出来ない、分からない、やらない、ということを認めます。でも、悩んでいる人のそばにいて話を聞くことは私にも出来ます。そして、私の考える解決策を一つの選択肢として提案することは私にも出来ます。そして、自分以外に、その人の悩みを理解出来る人を紹介することも出来ます。

[]点が線に、線が面に 06:17 点が線に、線が面に - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 点が線に、線が面に - 西川純のメモ 点が線に、線が面に - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今年、学部を卒業したゼミ生の卒論のテーマは、学校で一人で『学び合い』を実践している人の悩みと解決方法を研究しました。彼がそのテーマを選んだ理由は、自分がそうなるだろうし、そうなったらどうしたらいいかということを解決したいと願ったからです。

 しかし、彼の初任校には同志がいるのです。指導教員としてはホッとします。

 今年の学部3年(あと数日で4年)には高校生の時から私の本を読み、入学した学生がいます。今私のゼミです。本日、そのように高校時代から私の本を読んでいる人が新年度、本学に入学することが判明しました。

 点が線に、線が面に、とシフトしているのを実感します。

[]教え子 06:17 教え子 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教え子 - 西川純のメモ 教え子 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は教え子が可愛くて可愛くてしょうがありません。高校教師の時は、腕も腰も強かったので高い高いをしました。ハグもしましたし、頬ずりもしました。とにかく、可愛かったのです。

 大学に赴任してからは、高い高いはしません。というか、今は出来ません。頬ずりも控えています。なお、女のゼミ生にはハグは控えています。でも可愛いのは同じです。周りから色々と脅かされたのにも関わらず、私を信じて選び、ついてきてくれた、それだけで愛するに十分値します。

 私の初任校は定時制高校です。暴走族はウジャウジャいましたが、四十代や三十代後半の人を教えていました。その方々は私を「先生」と呼びます。二十七で大学に異動しました。上越教育大学では全国の中堅教師が派遣されています。その関係で、大学での最初の十年間は教え子の過半数は私より年上です。そして、私より年上の教え子がいなくなったのは十年弱に過ぎません。私にとって年齢は可愛さとは全く別次元なのです。

 四十七のゼミ生をハグしてなでなでしたということに驚いたゼミOBがいたので、書きました。