西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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授業公開の仲介のガイドライン http://dl.dropbox.com/u/352241/manabiai-data/koukai.pdf
だめで元々で、とりあえずドロップボックス(http://db.tt/bMZAZwx)とjimdo(http://jp.jimdo.com/)の無料アカウントを登録してみてはいかがでしょうか?実に簡単ですから。

本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

07/06/30(土)

[]家族旅行 17:49 家族旅行 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 家族旅行 - 西川純のメモ 家族旅行 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、夏の家族旅行の計画のためにJTBに行きました。なんと、2時間もお一人の方を「占有」してしまいました。おそらく、夫婦で計画したら2週間経ってもまとまらない計画が、専門家のおかげでまとまりました。JTB様に感謝感激、雨あられです。

07/06/29(金)

[]第1回『学び合い』を共に学び合う秋のセミナー長野大会 13:41 第1回『学び合い』を共に学び合う秋のセミナー長野大会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 第1回『学び合い』を共に学び合う秋のセミナー長野大会 - 西川純のメモ 第1回『学び合い』を共に学び合う秋のセミナー長野大会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 第1回『学び合い』を共に学び合う秋のセミナー長野大会をご案内致します。詳細はhttp://rika.shinshu-u.ac.jp/misaki/20071013.pdfです。おいでをお待ちしております。

[]親の目・教師の目 13:41 親の目・教師の目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 親の目・教師の目 - 西川純のメモ 親の目・教師の目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日・本日は息子が通う小学校研究発表会です。参観しました。息子の成長に眼を細めます。何よりも安心して見ていられます。第一の原因は、担任の先生が大らかで、細かいことを気にしない先生だからです。そして、第二の原因は、今時珍しい42人クラスなんです。だから、息子がバカなことをやらかしても、集団の中に埋没できる。42人もいると、息子より「おバカ」なことをして笑わせてくれる同級生がいます。その子の保護者の方には申し訳ないとは思いつつ、ホッとします。

 そのクラスを参観するとき、そのクラスが『学び合い』で無いことが気になりません。これは不思議です。私の場合は『学び合い』に目が慣れているので、そうでないクラスを見ると、「アラ」が見えてきます。相当に優秀な先生でもそうです。何故だろう・・・

 気づきました。私がそのクラスを見ているときは、クラスを見ているのではなく、わが息子「だけ」を見ているんです。だから、集団の全体を見ているわけではないので、その種の感覚が麻痺します。

 象徴的なのは体育館での全校の児童による活動の場面です。わが息子が私の視野に入っているときは「ズーム」状態で集団を見ていません。しかし、わが息子が視野から外れると、とたんに「ワイド」になり集団を見始めます。とたんに、そのクラスが協力関係があるかないか、この活動のアイディア子どもたちが出したのか、それとも教師の発案なのかということが、いやでも目につき始めます。この「ズームワイド」の変化が、数秒もかからず起こることに、我ながらビックリしました。

 同じ授業参観でも、親から見える姿は、教師から見える姿と全く違うということを、いまさらながら実感しました。

OB1989OB19892007/06/29 15:54ご案内ありがとうございます。たくさんの方々と長野でお会いできることを楽しみにしています。お誘い合わせてお越しください。お待ちしています。

jun24kawajun24kawa2007/06/29 21:48期待していますよ~ん

inoueinoue2007/06/30 00:00「お悩み相談事例集」読みました。すごーく参考になりました。西川先生とやりとりされてる先生のメールを読んで、私はたくさん気がつくことがあったり、反省することがあったりしました。ありがとうございました。

MizuochiMizuochi2007/06/30 00:14ズーム・ワイドの話、いいですね!
保護者に『学び合い』を伝える際のキーワードになる予感がします。

jun24kawajun24kawa2007/06/30 07:24inoueさんへ
いつか、気づいたこと、反省することをブログにでもアップしてください。それによって気づく人もいます。私もです。
Mさんへ
その壁を越えるには、子どもと同じに「クラスみんなで」という課題を保護者集団に持ってもらうことですね。

07/06/28(木)

[]新コーナー 15:56 新コーナー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新コーナー - 西川純のメモ 新コーナー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 HP(http://www.iamjun.com/)に「お悩み相談事例集」というコーナーを小さいながら作ってみました。「『学び合い』を学ぶコーナー」の下に作りました。

 『学び合い』で躓いた先生方とのメールやりとりを記録しています。これを読むと、自分が躓いているところは、自分が最初に躓いたわけでもなく、自分が最後に躓く人でもないことが分かります。そして、つまずきの先に何があるかをイメージ化することが出来ます。

07/06/27(水)

[]混乱を楽しめる 22:42 混乱を楽しめる - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 混乱を楽しめる - 西川純のメモ 混乱を楽しめる - 西川純のメモ のブックマークコメント

 西川ゼミの人に語ることです。

 研究を計画し、実施するとき、思った通りの結果が出る場合と、出ない場合があります。当然、後者の場合、ゼミ生は混乱し不安になります。実は、指導教員の私もそうです。が、私はその不安を「見切る」ことが出来ます。何故なら、我々がやっていることは、大筋においては絶対正しいことをしています。だから、凄い結果が出るはずです。もし、そのように見えないとしたら、我々がその凄さを見いだせない、旧来のくびきに縛られているためです。

 例えば、『学び合い』が成立しているのに、そのクラスの担任は学び合わそうと思っていないと答えたとき、我々は混乱しました。しかし、『学び合い』は教師が仕組むものではなく、教師が邪魔しなければ、子どもが選択するということを分かることが出来ました。

 異学年学習の最初、子ども達は私語だらけの班が生まれました。それも殆どの班がそうです。我々は混乱しました。しかし、詳細に分析したとき、私語には素晴らしい意味があることを発見しました。

 我々の初期に開発した自己モニターという方法が、見事に失敗する結果を得て、我々は混乱しました。しかし、子細に分析したとき、方法が重要ではなく、その方法を使う教師の考え方の方が重要であることを発見しました。

 以上の発見は、現在の『学び合い』の基礎をなす発見です。そして、上記以外にも多くのの混乱がありました。その混乱の末に得たものによって、現在の『学び合い』があります。

 思った通りの結果が出るときは、それは現在の理解の地平を広げることが出来ます。しかし、思った通りの結果が出ないとき、それは現在の理解とは違った次元の地平が広がるときです。それ故、今では、私はゼミ生達が得た結果で混乱したとき私はワクワクします。おそらく、そのゼミ生にとっては地獄の時間なのかもしれません。いや絶対にそうです。しかし、私は、その先に素晴らしいものがあることを確信しています。だから、我々の進んでいる道が確かであることを、コマコマした理屈ではなく、大づかみの考え方で説明します。そして、「安心して、前に進もう」と語ります。おそらく、「気楽に何言っているんだ」と思われているのかもしれません。いや、そうでしょう。でも、私が出来るのは、「どうやったらいいか」を語ることではなく、「やるべきだ」ということを語ることです。それが『学び合い』における教師の立ち位置です。

 先ほど、ある同志からメールが来ました。悩んでいる同志へのエールです。

 『子どもたちの混乱を楽しめるようになれば、きっともっともっと楽しくなります。『学び合い』というすごいことが起こっているように思いますが、何でもないごく普通子どもたちの姿です。でも、その姿こそが、本当にすごいことなのだと今は思います。』

 正しい道です。混乱は次の次元へのステップアップの助走です。

 おそらく、気楽なおっさんの戯言かもしれません。しかし、私という、このおっさんは本気でそれを信じています。

[]私が揺るがない理由 10:15 私が揺るがない理由 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 私が揺るがない理由 - 西川純のメモ 私が揺るがない理由 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 もし、プリントや面白実験などに依存しているテクニックならば、授業者の考え方はそれほど重要ではないかも知れません(でも、それに頼るという考えは、子どもはお見通しですが)。ところが、『学び合い』は考え方です。授業者の考え方が、鏡のように子どもに表れます。私も人です。弱い人です。それ故、それが、私のクラスである西川ゼミに写されることがあります。非常に落ち込みます。が、だからといって揺るぎません。

 不遜ながら言います。もし、7割の学習者に分からせ、8割の学習者に分かったつもりにさせるぐらいのことだったら、わたしゃ授業準備せずに、口先三寸でなんとでも出来ます。その程度の話術、授業テクニック、教材は私の頭の中にたたき込んでいます。そして、十年一日のような過去に用意したパワーポイントの資料があれば、8割の学習者を分からせ、9割の学習者をわかったするつもりのことは簡単です。それ以上は出来る自信があります。しかし、そんなことが実現しても、何も意味がないこと「を」よく知っています。私は10割の学習者が分かって欲しい(分かったつもりではありません)、そして10割の学習者に心落ち着ける時間を与えたい。それが私の志です。

 もし、『学び合い』以外でそれを実現できる道があれば教えてください!『学び合い』で今、そして常に実現できるかと言われれば、分かりません。しかし、『学び合い』はそれを実現できるかも知れない、唯一無二の道だと確信しています。だって、『10割の学習者が分かって、10割の学習者に心落ち着ける時間を与える』なんてとてつもない望みを、教師一人が背負って出来るわけない。当事者である学習者集団が本気で願って、頭を使って、時間を使わなければ実現できない。

 「8割の学習者を分からせ、9割の学習者をわかったするつもりのこと」程度のことだったら、今、この瞬間から、な~んもしなくても退職までの20年弱は誤魔化せる。しかし、私は、『10割の学習者が分かって、10割の学習者に心落ち着ける時間を与える』ことを願っています。それ故、揺らぎません。

07/06/26(火)

[]西川ゼミで学べること 22:18 西川ゼミで学べること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 西川ゼミで学べること - 西川純のメモ 西川ゼミで学べること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日西川ゼミ修士1年の現職院生さんとゼミをしました。今は、テーマを決める時期です。方向性が決まらず、不安一杯の時期です。そこで、以下のことを語りました。

 私は、皆さんが超一流の研究をなしえることに関して、爪のあかほども不安はありません。何故なら、超一流の研究をなしえる理由があるからです。もし、他の研究室でやっているような文献研究をやっていても、失礼ながら、あなた方は一流の研究は出来ません。何故なら、その種の研究の場合、ドイツ語が読める、フランス語が読めるということが決定的な条件になります。もっと言えば、十七世紀のドイツ語が読める、十八世紀のフランス語が読めるかが求められます。失礼ながら、十八の時から、そのトレーニングを積み上げている学者達と戦って勝てるわけありません。が、学者は「手の綺麗な」研究をしたがります。手間のかかる泥臭い研究はしません。我々は、そんな学者がやらないような研究をしています。それは、子ども達の会話を数十時間、数百時間聞くという、本当はすべきだと学者は知っているのに、学者は絶対にしない研究をします。更に言えば、実践者の感性を大事にする研究をしています。だから、学会においても超一流の研究が出来ます。

 が、皆さんが、どんな素晴らし研究をしても、現場に帰って5年も経てば、「思い出」になる可能性はあります。が、それでも、皆さんは得るものがあります。我々は「子どもは有能である」と本にも書きますし、色々なところにしゃべります。その言葉自体は、ごく普通言葉で否定する人はあまりいないのかもしれません。しかし、その言葉に対しての深み、自信の強さは我々は誰にも負けない自信があります。

 子ども達の会話や行動を徹底的に聞くと、子どもたちの「愚かさ」、「幼さ」を聞きます。が、その「愚かさ」、「幼さ」と思えたことが、実は本当の「有能」さの基本的構成物であることが分かります。子ども達の有能さとは、多くの教師の考えているような有能さではありません。多くの教師にとっては、「愚かさ」、「幼さ」としか思えないことなんです。しかし、それらが連綿と積み上げられたとき、実は「有能」さにつながることは、徹底的に聞いたものが確信できるものです。もちろん、我々のような数百時間ICレコーダーを聞き、耳が痛くなり、幻聴が聞こえる(と歴代OBが言っています)ほど聞かなくても、しっている先生はいます。が、それだけ聞けば、確実にそれを理解することが出来ます。

 もし目の前に暴走族子どもがいて、知的障害の子がいて、人間関係の結べない子がいて・・・、教師が無能と考える子どもがいたとします。多くの教師が、その子は「出来ない」と判断する理由は妥当な理由でしょう。しかし、それでも我々はその子は有能になり得ると思えます。何故なら、多くの教師が知っている、その子の「愚かさ」、「幼さ」が「有能」に繋がることを知っているからです。

 以上のように語りました。

 もし、運命の巡り合わせ、機会があったら、我々と一緒に「学術」研究をしましょう。「学術」は決して「実践」とは矛盾しません。「学術」が積み上げた方法論は、「実践」を高める有効な武器になります。お誘いします。

[]埼玉県を変えるべき同志へ 21:52 埼玉県を変えるべき同志へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 埼玉県を変えるべき同志へ - 西川純のメモ 埼玉県を変えるべき同志へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志からメールをいただきました。

 『お久しぶりにメールします。本庄西川の注:埼玉での会合)では久しぶりにお会いでき,またまた勇気を持ち帰りました。さて,いくつか近況報告です。

1)○年生の学び合い。このクラスには障害をもったBがいます。この子にどう関わるのかをずっと観てきました。幸い,一人の元気印のAが付きっきりで観てくれました。甘えていました。単元が変わって突然この子が「先生,聞いて」と泣いて訴えてきました。理由は,障害を持ったBに関わっているのにちっとも覚えてくれない。自分の学習が進まないということでした。私はものすごく反省しました。『学び合い』がどういうものかを知っているつもりでいたのに。ショックでした。Aを苦しめてしまったこと。次の日,この子を含めたクラス全員に語り,謝りました。仕切り直しでした。

2)日授業を始めた途端,ある女の子がこんなことを言いました。「先生ってさあ,教えるのが仕事なんでしょ。じゃあ,どうして学び合いなんてするの?」と。想定内の発言に妙に嬉しくなりました。「学び合い」ってどうしてやるのかは授業を始めるときに話したよね。と言っている側から,1)のAがこんなことを言いました。「先生はねえ,僕たちに教えるんじゃなくてみんなを考えさせているんだよ」と。4月から2ヶ月で本物になった気がします。

3)今日,このクラステストでした。今まで結果が出ませんでした。今度結果が出ないときは一斉授業にすることをみんなで話し合いました。このときもAは「先生情報は一つじゃない。僕たちの持っている情報の方が多いんだよ。結果だそうよ」って。結果は,みんなで決めた平均にはいきませんでした。でも,前回よりも13,4点あがりました。学習カード感想にまたしてもAがこんなことを書いてきました。「僕はBちゃんと(障害を持った子)離れました。それで違うところにいきました。僕のグループは分かったと思いますが,Bちゃんが分かっているか心配です。だからまた,Bちゃんの所に戻ろうと思います。」と。

 なんて子どもって素晴らしいのでしょう。なんて有能なんでしょう。私たちが考えている以上に子どもはきちんと分かっています。こんな子に会えたこと,教師をやっていて良かったと思える時ではないでしょうか。K(西川注:私も知っている同志)と話しているとき涙が出てしまいました。是非,今度のこの子ども達を観てやってください。先生だって泣けますよ。私以上に。自慢話の報告ではありません。感動をくれた子どものことを伝えたくて。また,報告できるよう毎日を「楽しみます」

追伸 まだまだ学校は変わりません。焦ってもいません。でも,先日先生の所に連れて行った4年目の若き先生学び合いを少し入れた授業を始めているようです。』

 私の返信は以下の通りです。

 『十分、感激をいただきました。涙を拭きながら書いています。

が、○○先生は自分のクラスをどうのこうののレベルではないですよね。

昨日、本日、「呪文」というメモを書きました。

簡単な呪文です。

埼玉子ども達は待っていますよ。

ね。』

 ものすごく、期待しているんです

[]講演会 21:38 講演会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 講演会 - 西川純のメモ 講演会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 宮城県栗原市で以下の講演会をします。ご希望の方がいたら、私にメールしてください。

1 期 日  平成19年8月9日(木) 13:30~15:30

2 会 場  栗原市立鶯沢小学校 多目的ホール

3 内 容  演題「学力向上のための学び合いを生かした授業改善について」

4 講 師  上越教育大学 教授 西川 純 先生

[]呪文16:33 呪文2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呪文2 - 西川純のメモ 呪文2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のメモに書いたように、「学び合わない子が問題の原因ではありません。その子をほっておいて学び合っている子どもの方が問題です。その子たちが変わらないとクラスは変わりません。学校教育意味を熱く語ってください。そして、「クラス全員」ということを強く求めて下さい」という呪文を担任の先生に語りました。本日、その学校に行きました。

 見て、大笑いしました。昨日とは全く別クラスのようです。もちろん、全ての子どもの会話のレベルは最高レベルというわけではありません。しかし、全ての子どもが学び合っていました。『学び合い』の初期段階はクリアーです。

 私は、さらに、さらに担任の先生に、熱く、暑苦しく夢を語りました。担任の先生曰く、「西川先生に言われると、なんか出来そうな気がするから不思議」だそうです。

 我々の呪文は極めて単純です。「望んでいることを、望んでいる人に、はっきりと分かりやすく語る」のみです。私は担任の先生に語り、担任の先生子どもたちに語っただけです。でも、「望んでいることを、望んでいる人に、はっきりと分かりやすく語る」なんて、馬鹿馬鹿しいほど当たり前のことをしているだけのことです。逆に言えば、今までの教育では望んでいることを、望んでいる人にはっきりと分かりやすく語らなかったということの方が馬鹿馬鹿しいと思います。語る内容が、フェアーで、当人にとって納得できる内容であり、それが集団の課題であれば成立するのはごくごく当然のことです。

 と、分かっているのですが、激変の度合いに、呪文を唱えた私自身もビックリです。まるで本当の魔法使いになった気分です。

rion_fujirion_fuji2007/06/27 09:37 昨年西川研のみなさんにお世話になって以来,
西川研に進学したいと願っている教員の一人です。
西川研で2年間過ごされている方々が羨ましいです。条件を整えて
来年こそ受験したいなあ。

jun24kawajun24kawa2007/06/27 15:00まっている、よ~ん

07/06/25(月)

[]お誘い 22:12 お誘い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お誘い - 西川純のメモ お誘い - 西川純のメモ のブックマークコメント

同志のブログhttp://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20070625

に夏のフォーラムについて、以下の紹介がありました。お誘いします。

フォーラムの目玉の1つはパネルディスカッションです。

パネリスト

●『学び合い』に繋がる理念で企業経営する、中村文昭氏

●『学び合い』で全国の学校を救おうと考える、西川純氏

●教員評価最前線東京都教育委員会指導主事、千木良康志氏

●県教育センター勤務経験をもつ現場先生、牧野高智氏

コーディネータは

●小・中学校に勤務経験がある上越教育大学准教授久保田善彦氏

う~ん。楽しみです!

このサイト掲示板に新しいスレッドを追加しました。

皆さまのご意見を期待しています。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/bbs/21

[]呪文 14:58 呪文 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 呪文 - 西川純のメモ 呪文 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある学校に行きました。『学び合い』を試み始めた先生の授業を見ました。23人の子どもたちの中で6人も学び合っていません。他の17人の学び合いは『学び合い』の初期段階を越えています。が、6人は、いくら初期段階であっても人数的に多い。担当先生は、力のある先生です。そこで、呪文を唱えてきました。明日も見に行きます。

佐藤@山形佐藤@山形2007/06/25 20:17こちらのブログの常連さんには自明のことなんでしょうか。
その「呪文」って、何ですか?

jun24kawajun24kawa2007/06/25 23:16あはははは
みんな知りませんよ。でも、佐藤さんも、他の同志も何度も見聞きしている私の呪文です。それは、「学び合わない子が問題の原因ではありません。その子をほっておいて学び合っている子どもの方が問題です。その子たちが変わらないとクラスは変わりません。学校教育の意味を熱く語ってください。そして、「クラス全員」ということを強く求めて下さい」です。
ね、知っていたでしょ?』(

07/06/24(日)

[]手の内を晒す 16:25 手の内を晒す - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 手の内を晒す - 西川純のメモ 手の内を晒す - 西川純のメモ のブックマークコメント

 全ての同志に対して提案します。その中には小学校低学年の同志も含まれます。よろしければ、このブログ、そして同志のブログを教え子、保護者さんに公開してください。ご存じの通り、我々は手の内を晒すことは良いことだと考えています。

 もちろん、小学校低学年の子どもが全てが分かるとは、私も思いません。でも、何かを感じることが出来る子どもがいることは確信しています。さらに、その子が「この意味は何?」と保護者さんに聞けば、いや、その前に「ねえ、これ見せて」と言えば、保護者さんが見る必然性が生まれます。全ての人に直ぐに理解されるとは思いません。しかし、理解していただける方もおられると思います。そして、皆さんがやられていることをやっているのは、皆さんだけではなく、色々な先生が試みられ成果を上げていることが分かるはずです。この意味は大きい!そう思いません?

 我々の基本は「信じる」ことです。保護者さんの同志を増やしましょう!

[]お願い 15:57 お願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お願い - 西川純のメモ お願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

本屋に並ぶ教育書の九割以上はノウハウ本です。それらには一定の意味があると思います。私の新任時代を思い起こせば、何が何だか分からないうちにドタドタとしていました。授業案の蓄積なんてありません。とにかく明日のことだけで一杯です。高邁な教育論なんて、くそ食らえ、とにかく使えるプリントでした。幸い、私の時代までは先輩教師という万能の教材がいました。しかし、私が高校から大学に異動したあたりから、無計画な採用計画のために、職場の年齢バランスが崩れてしまいました。そのため、だれも救ってくれない職場が生まれました。

現在本屋に並ぶ本の殆どは、そのような若手教師を救う救済策だったように思います。しかし、それは子どもの救済策だったでしょうか?そうではなかったように思います。それが証拠に、それらの本のユーザーの殆どは、その方面に関して経験のない先生が多いのではないでしょうか?教師としての経験を積むに従って、タネ本・ノウハウ本に頼らずしも授業が出来ようになります。授業前に5分程度教科書を読むだけで、おおよその授業の流れを頭の中で組み立てられるようになります。詳しい板書計画も不必要になります。

残念ながら、そのレベル以上の先生方に応えられる本がノウハウ本に比べて圧倒的に少ないのが現状ではないでしょうか?同時に、そのレベル以上の先生方が「教える立場」からのみならず、「学ぶ立場」になれるサークルが少ないのも現状ではないでしょうか?その結果として、採用後5年も経てば、「そこそこの授業ですます教師」が生まれます。しかし、一方、その後ももがき続ける教師もいます。おそらく、これを読んでいる方は後者なのでしょう。しかし、その後者の方も、「死にかけている若手」と「そこそこの授業ですます教師」に悩まれているのでしょう。しかし、「死にかけている若手」も「そこそこの授業ですます教師」は被害者でも加害者でもなく、関係の中で不本意な役を演じているにすぎません。「そこそこの授業ですます教師」の中には、「死にかけている若手」と同じ状況にいます。現在、指導力不足を理由に退職に追い込まれる教師は、若い先生ではなく、中堅の先生なんです。

このブログを読まれている方も、ある役を与えられています。現在の役を変えるためには関係を変えねばなりません。そのためには、『タネ本・ノウハウ本に頼らずしも授業が出来、授業前に5分程度教科書を読むだけで、おおよその授業の流れを頭の中で組み立てられる先生』に応えられる関係を作らねばなりません。そして、その関係の中に、自然と若手を組み込めるようにしたい。もちろん、多くのサークルがそれを目指していたはずです。しかし、その媒体ノウハウでは、一定以上には進みません。しかし、毒にも薬にもならない理想でもだめです。いかなるレベルの問題においても、明確で具体的な指針を与えられる「考え」であるべきです。

我々はそれを持っていると、私は確信しております。が、私は「徳」と「知恵」が無い。同志各位のお力にすがるのみです。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20050812

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20050814

inoueinoue2007/06/24 22:50ありがとうございます。今度の懇談会で「学び合い」のことと、西川先生のブログのことを保護者のみなさんに話そうと思います。

jun24kawajun24kawa2007/06/25 07:52是非そうしてください。

07/06/23(土)

[]岡目八目 22:07 岡目八目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 岡目八目 - 西川純のメモ 岡目八目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 尊敬すべき先生方に、メールブログで偉そうなコメントをします。実は、コメントをする度にドキドキします。「バカも~ん!」と返事が来るのではと。レスがないと、怒ったのではと、ぶるぶる震えています。

 大々的に表明します。私は人様にとやかく書いていることを全部出来ているなどと言うつもりはありません。コメントを書きながら、自分を振り返っています。「このように自分が書いていることを自分に置き換えるならば、○○のときには○○すべきだった」と自責の念に堪えません。だから、書きながら恥ずかしくて、怖くってしょうがありません。しかし、私の偉そうなコメントを受け入ている、おそらく私よりも年の若い方々に尊敬と、畏れを感じます。偉いな~・・・。私はコメントを書きながら、自分にだめ出しをしています。でも、書いている方々は私よりズンと凄い人であると信じて、ドキドキしながらメールコメントを書いています。ご寛恕を。

[]黄金の言葉 15:41 黄金の言葉 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 黄金の言葉 - 西川純のメモ 黄金の言葉 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 一昨日紹介した同志のブログにある言葉は黄金の言葉だと思います。曰く、『失敗しない方法を教師の手柄にしてはいけないと思います。教師が手柄にしていいのは、子どもたちが笑顔で自分の失敗から自分で立ち直ったときだと思います。』

 今まである山ほどある指導法は、殆どは、ある課題を「失敗しない」ことを目的としています。「自分の失敗から自分で立ち直る」ことに着目することは、基本的な教師の立ち位置の違いです。かみしめる毎に、味が出る。

[]ある先生 11:00 ある先生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ある先生 - 西川純のメモ ある先生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ある先生メールやりとりをしています。若い先生です。その先生から、『学び合い』を取り組んだがうまくいかないのでどうしたらいいかというメールをいただいております。私なりに一生懸命返信しています。そのやりとりの中で、昨日、その先生は、なんと新採の先生であることを知り、ビックリしました。そこで、何で『学び合い』に出会い、試みようと願ったかを聞きました。読みながら、その先生を思い浮かべてください。

 『先生のお名前は数年前学生の頃に「なぜ理科が難しいと言われるのか」を読んで以来存じておりました。私は昨年一年間○○で非常勤講師をして、今年から何とか採用となったのですが、去年一年普通に授業をして、限界を感じておりました。

 わかったような顔をして聞いていて、アンケートにもわかりやすいと書くにもかかわらず、テストをすると本当はわかっていない生徒達。ノート取りマシンのように、ノートをとる生徒達。授業とは何なのだろうと考えました。

 全員がわかる授業がしたい。そう思って、認知科学構成主義ミスコンセプションについての本、コーオペレイティブラーニングの本なども読みましたが、どれも参考にはなるものの、もう一つ現実味を感じませんでした。マルチプルインテリジェンスの本も読み、生徒の多様性と教え方の多様性の必要も感じましたが、どうすればいいのか、という気持ちが強くなっただけでした。アメリカのやり方は日本でできるのか?とも考えました。○○さんの本も読み、大変興味深かったですが、実際の授業には結びつけられませんでした。

 同僚の先生に話を伺っても、だまってノートをとることが美徳かのようなお言葉や、言ったのにわからない生徒が悪い、勉強しないからだ、というようなお話でした。どれも全部間違っているとは思いませんが、授業は何のためにあるのだろう、と考えました。

 そんなとき『学び合い』に関する一連の本を読ませていただきました。これまで考えてきたことが音を立ててはまっていくような思いがしました。思い切ったことをしてみようと、四月から取り組んでおります。』

 この先生の新採指導の先生は、なんと、『学び合い』を理解してくれているそうです。きっと、学級経営の出来る先生なのでしょう。が、当然のことながら、理解してもらえない先生もいます。新採者が、その中で生き残るのは辛いものがあります。

 さて、上記の先生をどのようにイメージされたでしょうか?実は、高校先生なんです。高校先生方には悪いですが、正直ビックリしました。

 その先生高校理科先生です。実は、私も元は高校理科先生でした。そのため高校理科教師の文化は分かっているつもりです。高校理科教師が集まって授業の話をすれば、ほぼ全ては教材のことです。そして、教材はイコールScienceのことです。その会話を聞いていると、理学部研究室での会話と全く同じです。私自身は、「理科とScienceは違う。子どものことを何故話題にならない」と違和感を感じました。しかし、その私であっても、教師時代に読んだ本は、「面白実験本」やScienceでした。子ども達に関する話題は、職員室の横の御茶飲み場や飲み屋で先輩教師と山ほどありました。しかし、それに関する本を読んだ経験はありません。これは、理科だけのこととは思いません。だって、大きな本屋に行って、教育関係本棚を見て下さい。高校教師用本の少なさを。

 この先生「も」しっかりサポートしたいと思いました。そうすれば絶対多くの感激と知恵をいただける。

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/26 12:33「同僚の先生に話を伺っても、だまってノートをとることが美徳かのようなお言葉や、言ったのにわからない生徒が悪い、勉強しないからだ、というようなお話でした。」
というところで、「高校だな」とわかりました。私も高校です。高校の同志が多くなり、私の在職中に高校を変えるのが夢です。

jun24kawajun24kawa2007/06/26 16:39あはははは
なるほどね~
でも、エリート小学校、中学校あたりだと、そういう人種も生息しているかも知れません。
さておいて、高校にも同志が生まれつつあること、心頼もしいですね!

07/06/22(金)

[]全体ゼミ 14:44 全体ゼミ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 全体ゼミ - 西川純のメモ 全体ゼミ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は、珍しく全体ゼミの時間までに会議等が終わりました。久しぶりに全体ゼミに参加しようかな、とも思うのですが、ゼミに参加してしまうと教えたがりの私が出てしまう。でも、出たいな~。やっぱ、ちょっとだけ出ようっと。でも、我慢できるかな

[]全体ゼミ(その2) 15:17 全体ゼミ(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 全体ゼミ(その2) - 西川純のメモ 全体ゼミ(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今、研究室に戻りました。よい風がながれました。心地よかった。20分ほどいましたが、それで十分です。

07/06/21(木)

[]○○式との違い 22:23 ○○式との違い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ○○式との違い - 西川純のメモ ○○式との違い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くは書きません。全ては同志の以下の記事へ

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/rx178gmk2/20070621#c

 優れた教師の多くの蓄積は、子ども達によって、もっと高められる!

[]保護者へ(その2) 22:18 保護者へ(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 保護者へ(その2) - 西川純のメモ 保護者へ(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志の補足がありました。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20070621

 この記事を読むと、我々がごく普通の教師の一人であることが分かります。

[]途中経過 18:39 途中経過 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 途中経過 - 西川純のメモ 途中経過 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志からメールをいただきました。その同志は、学校を変えるには学年を変えることが第一だと考え、『学び合い』を伝えました。ちなみに、その同志は5年生の担任ではありません。

『○○小学校5年生の結果が出たのでお知らせします。

データの対象人数・・・103名

平均点・・・5-1 92点

      5-2 93点

      5-3 96点

      全体  94点

90点以上の人数は86名

業者が示すこのテストでの達成目標点は80点です。すごいでしょ。彼ら(先生たち)は私の手を離れ,着実に前へ進んでいます。そして,彼らが働きやすいような環境,つまり,「学び合い」が広く世間に知れ渡り,そのよさを理解する保護者子どもたち,教員が増えるように行動していきます。早くみんな幸せになれるように・・・・。』

その同志への私の質問は、

103-86=17人の同級生がいたことを、クラスはどのように評価しているか?そして、どのようにしようとしているか?

です。

 上記のクラス子どもたちは「全員90点」という目標実現に邁進し、17人を限りなく0に近づけることは出来るでしょう。でも、0にすることは出来ないかも知れません。上記のクラスにはいないかも知れませんが、障害のある子の中には、90点以上という課題は無理な子がいます。しかし、我々はそんなことをお構いなく、クラス全員もれなく90点以上ということを求めます。だって、そんな一人一人の子どもを斟酌するレベルは、教師の仕事ではなく、クラス仕事ですから。もし、教師が先回りして、「あの子」のことを考えているだろうな~、と子どもたちに分かるような目標を与えると、子どもは考えなくなります。そして、「あの子」をなんとかするのは、教師の仕事と考え始めます。

 クラス全員90点を実現することは大事なことです。しかし、その全員高まるという目標に向かって、どのように行動する集団に育てられるかは、もっと大事です。クラスの現状を考え、教師と交渉するような子どもに育って欲しいと思います。思い出してください。仕えるに足る校長は、「言ったことを、だまって従うことを求める校長」ではないはずです。大きな目標に対して、正当に議論し交渉できる校長です。基本的な方針に関しては巌のように頑固であるはずです。だって、基本方針が、誰かに言われたのレベルで揺らいでは、管下の職員はいい迷惑です。同時に、方針を実現する方法に関しては柔軟であるはずです。そして、その校長が最終的に自分たちの意に添わない決定をしたとしても、徹底的な議論の後であれば、それに従おうと思わせる校長なはずです。それは、その校長の善意を感じられるからだと思います。

 本当に成長した子ども集団は、素晴らしい職員集団と同じ行動をするはずです。職員集団の姿は、校長通信簿です。職員集団を作り上げる責任校長にあります。我々教師は、自分のクラスにおいては(私の場合は、自分のゼミにおいては)校長なんです。子どもたちに応えられる校長になりましょう!

[]大教室 14:54 大教室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大教室 - 西川純のメモ 大教室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は百人以上の院生さんの前で講義です。気分良く語りました。我々の否定する「話術」、「教材」で押し倒すように1時間半を語りました。マイク無しで1時間半の大教室講義は、ありゃ、マラソンみたいなモンだ。しかし、聴衆が多いと燃えます。

 が、おそらく来年度よりは、そんな授業が出来そうにありません。来年以降は最大十数人の少人数の授業しかできません。少人数の授業は、そりゃ、それなりの楽しみはありますが、大人数の授業は別の楽しみがある。しょうがありません、来年度よりは講演会でそれを楽しむことにします。

 が、納得できません。講演会の場合は、大枚のお金をいただいて語るのに対して、学内ロハで語っています。それを語っちゃ駄目というふうになっている。納得できないな~

 それにしても、教えたがりの教師の業は深い・・・

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/21 19:09学生・院生対象の無料の講演会(授業?)を大教室で開いてみてはいかがでしょう?いわゆる「自主ゼミ」です。きっとたくさんの人が来て、その影響力を大学側が無視できなくなるんじゃないでしょうか?そこにわれわれもたまに参加させてもらって……。そうなれば学校全体が『学び合い』の場に……。

jun24kawajun24kawa2007/06/21 22:14お~・・・
それは凄い、でも、自信がありません。
私の場合は、授業だから、講演だからで聞いていただけるレベルです。
カタギリサンの言われる状況で100人を集められる自信はない。
とほほ
でも、頑張る
いや、結果を出すぞ

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/22 06:03大丈夫です。継続すれば必ず口コミで広がります。
そうすれば大きな波となり、大学全体を飲み込むでしょう。
期待しています。

jun24kawajun24kawa2007/06/22 08:09あははははは
一本!~~~~

さとう@山形さとう@山形2007/06/23 02:42ちょうど「○○式」から、離れようと考えていました。わたしも多くは書きませんが…。
きのうからはじめた絵の指導。先生にお送りした通信の中の一場面です。子どもは自分のペースでかき、対象を見つめ、互いの作品を見比べ合い吸収し合っていました。「こういう道があったんだ」と、ようやく気づきました。

jun24kawajun24kawa2007/06/23 11:09多くの教師が開発した知恵は、教師が独り占めしていたのが問題だったんです。当事者に公開しましょう。そうすれば、教師は多くのことを学ぶことが出来ます。

07/06/20(水)

[]親へ 17:12 親へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 親へ - 西川純のメモ 親へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 親へ『学び合い』を見せることに悩んでいる方へ、同志のブログをご紹介します。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Mizuochi/20070620

 テクニックレベルの話ですが、教師がコントロールしている部分を多少は見せると、親は安心するでしょう。「○○してください、はい、どうぞ」だと刺激が強すぎます。そして、子どもたちの会話を聞いてもらうことです。もちろん、会話の質が高くなければなりません。それが成り立たなければ駄目です。そして、それは「親へ」の問題ではなく、『学び合い』の問題です。

[]『学び合い』を学校体制で取り組む奮戦記!(仮題) 16:26 『学び合い』を学校体制で取り組む奮戦記!(仮題) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』を学校体制で取り組む奮戦記!(仮題) - 西川純のメモ 『学び合い』を学校体制で取り組む奮戦記!(仮題) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 夏のフォーラムでは、『学び合い』の自慢大会になりそうでワクワクします。同志の自慢話は、我が自慢話です。

 さて、その多くは自身の授業実践に関わることだと予想されます。しかし、今年は異色の発表もあることが分かりました。題して、「『学び合い』を学校体制で取り組む奮戦記!(仮題)」です。『学び合い』を学校として取り組んでいる群馬県高崎市八幡小学校の皆さんが、学校で取り組むための実際を発表していただくことになりました。

 学校で取り組もうと考えている方々へ、お誘いします!

newtown0426newtown04262007/06/20 19:58いやーここれはいいです!本校別府南小のみんなに教えたい!是非是非日にちをお教えください!

jun24kawajun24kawa2007/06/20 21:52このページの一番上に書いてある、第3回教室『学び合い』フォーラム2007です。
 2007年8月10日~11日(金・土)
  10日講演会,公開ゼミ&シンポジウム
  11日パネルディスカッション&公開ゼミ
   (於:クロスパルにいがた)
 http://www.rinkyokyo.com/manabiai/
 どうぞ、おいで下さい。

07/06/19(火)

[]教師の醍醐味 22:44 教師の醍醐味 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教師の醍醐味 - 西川純のメモ 教師の醍醐味 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 2005年に「教師の幸せ」(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20050223)という以下のメモを書きました。

 『教師が幸せを感じるときはどんなときなんでしょう?今から18年前、私が高校教師だった頃は、私が笑わせたいと思うところで笑わせ、泣かせたいところで泣かせ、しーんとならせたいときにしーんとさせることが出来た時でした。成績では最底辺で、暴走族も多数含む子ども集団を自由自在に操れる自分の姿を、テレビの教師ドラマ主人公に重ね合わせた時もあります。理科教師だった私は、過去の文献を読みながら一般には知られていない面白実験を探し出し、それを実験しました。子ども達には大受けです。そんなことを喜んでいました。でも今は違います。

 そんなことで喜んでいても、そんなことの底の浅さを嫌と言うほど知らされています。私が笑わせ、泣かせ、しーんとさせた子ども集団の中には、私には計り知れないどろどろしたものがよどんでいることを知っています。そして、何よりも、もっと、もっと幸せを感じる瞬間を知っています。それは、子ども達が自分を越えた力を持つことを感じ、彼らに任せられると確信を持てる瞬間です。つまり、「先生!バカなこと言わんでくれ!俺たちがやる!」と言ってくれる時です。そして、自分の予想を遙かに越える成果を、ごく自然の営みの中で上げてくれることを穏やかに感じる時です。つまり、彼らによって笑わせられ、彼らによって泣かせられ、彼らによってしーんとさせられ、彼らによって自分の愚かさを気づかされる時です。この喜びを知った後では、私の高校教師時代だったときの喜びなんてくだらんものです。』

 2006年に「教師冥利」(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20060317)という以下のメモを書きました。

 『教師冥利の最たるものは、愚かな教師が方法に介入したとき、「そんなこと我々に任せてくれ、バカなこといわんでくれ」と言われることです。本日、そのことがありました。頼もしく感じます。あとは、 任せた「我々」がどれだけ重層的で多様であるか、そして、その結果を、じっと見守るだけです。楽しみです。』

 本日も、愚かな教師が、いらざる心配をしました。その返答は

 『先生、お疲れですか?お疲れの時は、なんでも心配になります。それとも、○○を担当されますか(笑)?』

 そして、私が及び持つかないレベルまで考えていることが分かる文章がつけられています。私の返答は

 『一本!黙ります。』です。

 私は幸せです。

 それにしても、私は愚かだ。

[]クイズ 15:16 クイズ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - クイズ - 西川純のメモ クイズ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある同志より、授業参観の後に保護者に説明するのが気が重い、とのメールが来ました。まあそうでしょうね。だって、今までとはだいぶ違う授業ですから。どうしたらいいかといえば、まず、どういう考え方で授業をやっているかを、親にプリントしてわたすと良いでしょう。その中には、成績が上がることも書くと良いでしょう。でも、本質的な解決方法があります。さて、どうしたらいいでしょうか?クイズです。

 答えは、子どもに相談するんです。例えば、「君らの今の姿を見たらビックリしちゃうよね。もしかしたら、『学び合い』はやめて欲しい、と言われるかも知れない。どうやったら、『学び合い』の素晴らしさを伝えられるだろうか?」と言えばいいんです。これは、テクニックのレベルの違いではなく、考え方の違いです。

 つまり、どうやったらいいかは、教師の仕事ではなく、子ども仕事なんです。あはははは

さとう@山形さとう@山形2007/06/19 21:43保護者の方に、そして同僚・上司にも。
徐々に広める作戦を実行中です。
子供が、以前より知的に見えます。自信を持っているように見えます。「考え方」だけのわたしですが、それでもずいぶん変わりました。ありがとうございます。

jun24kawajun24kawa2007/06/19 22:46その「考え方」だけでいいんです。
それ以外は、返って邪魔です。
周りに広げることによって、自分が学びます。
だって、さとうさんから学び取っているから、私は私でいられる。
期待していますよ。

07/06/18(月)

[]もっと家族のことを話しましょう 11:49 もっと家族のことを話しましょう - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - もっと家族のことを話しましょう - 西川純のメモ もっと家族のことを話しましょう - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はゼミ生達に家族のことをよく話します。そして、飲み会の時も、「息子といっしょに風呂にはいるから」と言って一次会で帰ります。でも、これって小中高の先生にとって、絶対に必要なことだと思います。

 まず、子どもたちに大人の姿を伝えることが出来ます。そして、同時にもう一つの意味があります。それは、「先生は自分の親ではない」ということを自覚させることが出来ます。家庭的に問題がある子どもの場合、教師に親代わりを求める場合があります。そして、教師もそれを自分の仕事の一つだと勘違いしている場合も少なくありません。しかし、教師は親ではありません。どうせ中途半端な親代わりにしかなれません。本気に親代わりになったら、自分自身の家庭を犠牲にします。じゃあどうするの?という声が聞こえそうですが、そりゃ、みんなで支えあえる集団を作ればいい。

 想像してください。A:職員集団からは冷たくされるが、校長だけからは認められる。B:校長とは疎遠だが、暖かい職員集団の中にいる。さて、AとBどちらが良いでしょうか?

 さらに、家庭持ちの教師は、保護者に対して積極的に家庭の話をすべきです。「私も妻であり、夫であり、親である」ことを徹底的に理解してもらわなければなりません。世の中には、教師が土日を潰してクラブ指導をすることを当然だと思っている親がいます。しかし、その親に、自分の子どものことを話すべきだと思います。少なくとも、今よりは分かってくれると思います。

 なお、うちの息子は担任の先生家族の話を楽しみにしています。

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/19 14:56さんせーい!私も生徒によく息子の話をします。それから親になるときの心構え(子どもに教える程度の漢字を覚えろ!など)も話します。

jun24kawajun24kawa2007/06/19 15:18息子には、お前はお兄ちゃんになって、お父さんになるんだ。お父さんになることが一番偉いんだぞ。そして、おじいちゃんになって、ひいおじいちゃんになりなさい、と言っています。あははは

さとう@山形さとう@山形2007/06/19 21:38いろいろなイマジネーションがわいた文章でした。
「みんなで支え合える学級をつくろうよ」と、子供たちに語りかける(アジテーションする?)ことを大事にしよう…とか、保護者の方々に、「自分も親として…」と、笑顔で語りたいとか。
もちろん、すでに、そうしています。
そして、「こんなにわかってもらえるんだ」と実感しています。

jun24kawajun24kawa2007/06/19 22:06有り難う同志!
背負いきれないものを背負うふりをするより、
いっしょに背負ってもらい、
共に前に進む方が良いですよね!

07/06/17(日)

[]幸せ 21:51 幸せ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸せ - 西川純のメモ 幸せ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前のメモhttp://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20030810)に書いたように、就職が出来れば人生の苦しみの半分は解決します。一生の伴侶に巡り会えば、残りの半分、つまり四分の1の苦しみは解決しました。子を授かれば、残りの半分、つまり8分の1の苦しみは解決しました。つまり、私は8分の7の苦しみから解放されています。私がビル・ゲイツの財力を得たとしても、安倍首相の後に首相になったとしても、八分の1の増減にすぎません。

 本日父の日です。一日の間、何度となく、神様仏様ご先祖様に祈りました。「感謝します、感謝します。家族仲良く、健康で」と。

 教師という職業は、伴侶と、子どもと楽しく過ごさねばなりません。だって、子どもにとって、最も身近な他人の大人は教師です。そして、教師は自分の子どもにとって、最も身近な大人です。子ども達が毎日見ている大人が幸せにならなくて、なんで、子どもが大人になりたいと思うでしょうか!!!!!!!!

 子どもに、ビル・ゲイツのような財力を得ることが幸せと語るべきでしょうか?安倍首相のようになるべきと語るべきでしょうか?野口英世のようにお札の図柄になることが素晴らしいというべきでしょうか?否です。神様仏様ご先祖様は、全ての人が幸せになるように世の中を作ってくれています。それは、身近な人と、飢えず、死を恐れず、安心して眠れるということです。

 全ての教師が、勤務時間内に仕事を終え、家に帰って子どもとじゃれ合い、腹一杯食べて、明日を憂うことなくぐっすり眠り、爽やかに起きられるように。そういう教師のクラスにこそ、早く大人になりたいと、そのために目前の課題を乗り越えたいと願う子どもが生まれます。

 教師は、自信を持って、幸せになるべきです。

[]愚痴の分析 21:51 愚痴の分析 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愚痴の分析 - 西川純のメモ 愚痴の分析 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 色々と文句や愚痴を書きますが、上越教育大学は本当に良い大学です。もし、私の親戚や友人の子どもが教員になりたいと願っていたならば、迷わず本学を勧めます。その理由は、色々あります。しかし、第一に教師が良い!もちろん、どの職場でも当たりはずれがあるのは当然です。しかし、本学ははずれが極めて少ない。本学でも教員評価をしています。それを読む限り「はずれ」とハッキリ分かる教員は1%程度でしょう。私が読み取れない部分を足しても、数%に収まるはずです。それぞれの職場で置き換えてください。二十数人の職場で一人いるかいないかのレベルです。あの悪名高い(???)大学において、その割合を維持しています。凄いでしょ!「俺は教員養成なんて馬鹿馬鹿しい。基礎研究をする!」と宣言する信じられな教員養成系大学教員が少なからずいます。しかし、本学ではそんな教員は皆無です。もちろん、心の中でそのような考えを持っている人はいるかもしれませんが、とても公で発言することは出来ない文化を本学は持っています。従って、本学における授業は教育学、教科教育学はもちろんのこと、教科専門の授業においても「教育」を意識している授業が殆どです。また、個人的に言えば、過去メモに書いたように、信じられないほど上司に恵まれました。その上司との関係は、天国みたいな関係を20年間維持し続けています。

 では、私が文句や愚痴を言い続けるかと言えば・・・・

 第一に、雪です。今の年齢では、何とかやっています。しかし、退職後に何とかやれる自信はありません。雪国で20年間過ごしていますが、冬の出張電車に乗り、トンネルを抜けて太平洋側の太陽を見ると、「これこれ、これでなくっちゃ」と爽快な気持ちになります。それ故、こちらで家を建てるつもりはありません。が、私の退職する19年後には温暖化で状況は変わるかもしれません。冗談ではなく、20年前と今では雪の状況は全然違います。

 第二に、交通の便です。毎年毎年、日本全国に講演で呼ばれます。大抵の場合は、一度、東京に出てから遠方に出ます。更に言えば、上越付近の電車は深夜は通りません。東京から新幹線越後湯沢には夜遅くまで走っています。しかし、越後湯沢から直江津電車は深夜は走りません。それ故、東京から直江津に到着するためには、7時頃に出発しなければなりません。もし、新幹線空港のある年の大学に勤めていれば、出張時間は2、3時間短縮できます。そして、多くの場合は出張期間を1泊減らすことが出来ます。が、あと7年で新幹線が開通します。

 以上のように、地球温暖化新幹線の開通も味方になってくれます。しかし、第三番目が駄目です。

 普通大学教師は、全学(総合大学の場合は学部)の学生に授業をすることが出来ます。しかし、私は平成12年に新コースに異動しました。その結果、所属した旧コースの子ども達に教えることができなくなりました。そして、今回、また新たなコースに異動したら、さらに教えられなくなります。子ども達に教えるということを既得権益と考えている、ごく、一部の教師と、その教師をおもんぱかる誰かさん地球温暖化新幹線に比べて、ちっぽけなこと。でも、それを解決できないかもしれない自分。

 戦うことによって得るものと、失うもののバランスを考えると、馬鹿馬鹿しくなり始めてきました。今の私が望んでいることは、学生に授業をすることなんです。そんなことを出来ないかもしれない状況を馬鹿馬鹿しく感じます。

 こんな事を書くと、直ぐに心配する人がいるので書きます。ケツを巻くることは簡単ですが、それは20年前から同じです。私はねちっこく戦い続けます。

ftogpxtakaftogpxtaka2007/06/18 09:42おはようございます。確かに,学年の教員が,すごく仲良く,しかも楽しそうに子どもたちと接していた年の子らは「将来教師になりたい」という子が多く(中には「楽そうだから」と言う子もいました),バタバタと生徒指導などに追われている学年の子たちは「教師にだけはなりたくない」という子が多かったのをすごく今でも覚えています。生徒は,僕らが思っている以上に教師のことを見てるんだなって感じました。

jun24kawajun24kawa2007/06/18 10:21良い教師の卵は目の前にいるんですね。
暖めましょうね。

07/06/16(土)

[]夏の会 21:56 夏の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夏の会 - 西川純のメモ 夏の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 夏に『学び合い』の会を行います。かなり決まってきたのでお知らせします。

 http://www.rinkyokyo.com/manabiai/

 をご覧下さい。また、同志各位お願いします。是非、実践を発表してください。「私なんて、まだまだ・・」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。が、『学び合い』には出来ると出来ないの二段階しかありません。もし、子ども達がゴチャゴチャとしつつも、1時間とぎれず学習に集中しているならば、『学び合い』は出来ています。自信を持って発表してください。また、「発表なんて・・・」と思っている方もおられるかもしれません。が、あなたの子ども達の姿を思い出してください。だれか一人が完成された知識を「とうとう」と語っています?そんなことないでしょ。智恵はみんなで作り上げるものです。

 それぞれの教師で経験した子ども達の姿を自慢しましょう。そして、みんなで温かい気持ちになりましょう。そして、勇気をいただきましょう。また、自分が不安になっていることを、参加している人にぶつけてみましょう。『学び合い』の同志は、みんな学び合うことがどんなことかを体感しています。そんな人にぶつけて、白々しい反応すると思います?更に言えば、伝えたくてしょうがないから教師になったんですよね、我々は。1の反応を期待したとしても10返ってきます。そして、それに対して100を返しましょう。それを馬鹿話と取り混ぜながら、延々と語り合う。それが『学び合い』における子どもの姿であり、我々の目指している会の姿です。

 お誘いいたします。

[]アヴァロン 22:06 アヴァロン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アヴァロン - 西川純のメモ アヴァロン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 押井守氏の映画である、というだけで見る気を起こした。良い映画だった。ストーリー的には単純な映画である。しかし、映像音楽がいい。特に音楽が良かった。見終わって、直ぐにサウンドトラックCDを注文した。こんな経験は初めてである。セピア色の映像と、それにマッチする心に残る音楽、強いて例えるならば、「第三の男」を連想させる。

 追伸 ただし「立喰師列伝」は同系統ではあるが、これは、見るに堪えなくなったので途中で投げ出した。つまらなかった。

07/06/15(金)

[]出来ない理由 22:15 出来ない理由 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 出来ない理由 - 西川純のメモ 出来ない理由 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学部生達と、『学び合い』が自分として出来ない理由を話し合った。結局、『学び合い』が出来ない理由を聞いているのに、結局、自分の自信のなさの理由であった。彼らの言う理由は『学び合い』が出来ない理由ではない。単に、いままでの教え込みの場合は、そのことを人から言われないだけのことでしかない。そのことを本質的に解決しようと思ったら、結局、教師一人で背負うべきではなく、クラスみんなで解決しなければ。そのことに気づくのは、いつだろうか?

 お~い、○○~。お前は、卒業して、まだ、それに気づかないのか~

[]心の旅 15:04 心の旅 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 心の旅 - 西川純のメモ 心の旅 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小学生中学年ぐらいに見て、感激した映画だった。今から40年弱前に見た映画だったが、鮮明に覚えている映画です。再度みたいと思っていましたが、なかなか出会えなかった。再度見ると、涙、涙です。でも、10歳程度の子どもが、この映画でそんなに感激したのかと思うと、我ながらませていたと思います。

井上井上2007/06/16 12:43何がきっかけになるかわかりませんが、きっと気がつくときがきますよね。

jun24kawajun24kawa2007/06/16 16:27そのきっかけが何かが、今の我がゼミの研究テーマなんです。おそらく、他人との関わりなんだと思います。井上さんが、多くの人のきっかけになっていることを知っていますし、そして、今後もさらにいっそう、きっかけになることを、すんごく、期待しています。感謝

newtown0426newtown04262007/06/16 20:32自分のいたらなさに気づかずに何十年も教師として過ごしてしまい、四〇代五〇代になって、子どもの心に寄り添えない人、たくさんいます・・・。悲しいかぎり!

jun24kawajun24kawa2007/06/16 21:14そんな現状を何とかしましょう。同志!

07/06/14(木)

[]授業禁止 22:01 授業禁止 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業禁止 - 西川純のメモ 授業禁止 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は日本でも数少ない理科教育学会賞の受賞者であり、理科教育学に関する論文を最も多く書いた一人です。しかし、12年度改革により学習臨床コースに異動したとき、本学の理科コースの学生さんに授業できないことになりました。

 来年度より新コースの立ち上げが計画されています。それによれば、私は本学の6分の5の院生さん、そして学部学生に授業できないという方向に流れています。つまり、私の授業を受けるならば、上越教育大学学生さんより、他大学学生さんの方が集中講義で受けやすいと言うことです。

 不遜ながら申します。私の授業は、授業評価では最高の評価を受け続けています。そして、我がゼミの教員採用率は、常に本学の採用率アップに貢献しています。

 私は研究者であること以上に、教師であることに誇りを持っています。ほとほと、上越教育大学に在籍することが嫌になってきました。他の国立大学に異動すれば勤務年数は継続します。私立に異動すれば、勤務年数が一度ご破算になります。しかし、退職金のシュミレーションをしました。その結果、現在の給料よりプラス2、3万円高いところに異動すれば、十分に補えることが判明しました。つまり、普通の私学に異動すればペイし、生涯年収は増加することが判明しました。う~ん 

[]偽学生 17:35 偽学生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 偽学生 - 西川純のメモ 偽学生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月6日、7日の兵庫教育大学の集中講義における偽学生希望者は、現在鳥取兵庫岡山より6名です。

[]撃破 17:28 撃破 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 撃破 - 西川純のメモ 撃破 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学校を変えている同志より報告(自慢)をいただきました。その学校で、『学び合い』で成績が上がるのか?という疑問が、同志が『学び合い』を伝えた方々にぶつけられたそうです。しかし、その方々は揺るぎません。だって、普段の子どもの姿が、その確信を与えているから。

 同志によれば、子どもたちが、すんばらしい成績をあげたそうです。もっとも疑っていた保護者子どもは満点近い成績だったそうです。

 ガミラス主力艦隊を撃破しました!ヤマトガミラス本星に進軍です。宇宙戦艦ヤマトですとガミラス本星を破壊し尽くして、イスカンダルに進軍します。でも、考えてみればガミラス本星にも、子どももいるんですよね。心優しい、そして『学び合い』を分かっている、その方々は、ガミラスと和平を結むことを考えているようです。

 私より、ずっと偉い人たちです。

MizuochiMizuochi2007/06/15 22:41大学で授業できなくなったら小学校でやりましょう!
なんなら私が教育実習を引き受けます。(笑えない・・・)

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/16 05:17西川先生の全国的な活躍を考えると、院を修了した身にとっては、先生が上越にいらっしゃらなくても、今までと同じようにお会いできるような気がします。きっと新潟県にも講演に頻繁に呼ばれると思いますから。『学び合い』を広めるためには、情報発信影響力の高い地域もいいのかもしれません。
ただし、現在、または未来の在籍の院生、学生にとってはほぼ不可能になります。新潟県にとってはかなりの損失です。
希望といたしまして、転勤なさるなら、Jリーグチームのあるところにしてくださいませんか(例:仙台・東京・千葉・静岡……)?そうしたら、毎年会いに行けます(家族連れで)。

jun24kawajun24kawa2007/06/16 07:28あははは
毎年、発病する病気ですよ。
でも、発病の度にリアルになります。
だって、T先生が退職されるのは再来年ですから。

07/06/13(水)

[]管理職は偉い! 11:24 管理職は偉い! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 管理職は偉い! - 西川純のメモ 管理職は偉い! - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、複数の管理職の方とお話ししました。管理職は偉い!と心から思いました。横並びの無難なことをするだけの管理職でしたら、無能で低い志の人でも出来るでしょう。しかし、一歩、良き方向に進もうと思うならば、回りの人からの疑義の声があがります。それを引き受けるのは管理職です。まさに、サンドバック状態になります。私には出来ない、と思いました。

 管理職の同志へ語ります。

 ある管理職の方から「短期悲観、長期楽観」という言葉を教えていただきました。正しいことをしているならば、長期的には、それは証明できます。それ故、短期で結論を出すのではなく、のらり・くらりとタヌキになって、したたかに長期戦に持ち込んでください。そうすれば絶対に勝ちます。私は絶対に勝って欲しいと願っています。多くの子どもと親と教員のために、タヌキになって下さい!

[]お休み 11:26 お休み - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お休み - 西川純のメモ お休み - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は久しぶりにメモをアップしませんでした。実は、夕方になってある先生から急に飲み会のお誘いがありました。楽しい飲み会でした。互いに中ジョッキ5杯を飲み、二人で2合徳利を8つ空けました。家に帰ってきたのは11時過ぎです。現在も頭がガンガンしています。とほほ

OB1989OB19892007/06/13 15:50心配しました。ご病気でなくて何よりです。

jun24kawajun24kawa2007/06/13 17:46ご心配おかけしました。

07/06/11(月)

[]段位証 21:54 段位証 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 段位証 - 西川純のメモ 段位証 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 かなり以前に私が『学び合い』流の家元になって資格を与え大もうけするという馬鹿話(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20040123)をメモりました。しかし、あくまでも馬鹿話であり、私が認定して段位証を与えることはあり得ません。理由は二つです。

 第一に、『学び合い』を会得しているか否かを認定するのは、それぞれの人の教えている子ども集団であり、その姿でしかあり得ません。教育は相手(すなわち子ども、親、同僚、管理職、地域)があって成り立つものです。その人の行動を個々に分析して、善し悪しを判断する事なんて不可能です。結局、子どもしか分かりません。いや、子ども達も意識しているかどうか分からないので、結局、子ども達の姿しかあり得ません。私が出来るのは、子ども達の姿を直接見たり、メール等で間接的に判断するしかありません。しかし、私に特別な能力があって判断できるというわけではなく、とてつもなく簡単な指標で誰でも判断できます。それは、クラス全員もれなく高い達成度(例えばテストの点数、出席率の高さ、不登校の低さ・・・)を維持しつつけているか、否かです。そんなんだったら、誰かさんに認定してもらわなくても、自分で判断できます。

 第二に、『学び合い』をあるとき会得したとして、常に『学び合い』を実現できることを保証できません。『学び合い』は考え方です。例えば、子どもを信じる心が大事です。しかし、なんらかの事情で子どもを信じられなくなることはあり得ます。そうなると、どんなに素晴らしいい『学び合い』を実現した人であっても、『学び合い』は出来なくなります。しかし、『学び合い』を会得した方であれば、しばらくすれば、結局、自分の心に問題があると気づきます。そうすれば、直ぐに『学び合い』が復活します。

 即ち、その時の実力を示すのは、「その時」の子ども達なんです。ということで、紙っぺらに印刷した段位証は全く無意味です。これは、かく言う私も例外ではありません。偉そうに書いている私も、焦ったり、知らなくて良いことを知ってしまったりすれば、心が揺らぎます。そして、その結果子ども達(私の場合は四十代~二十歳の西川ゼミ生)の行動に表れます。そして、彼らに「『学び合い』の考えからいっておかしい」と教えられます。その度に、自分の心を見直します。

 私が今、『学び合い』の考えを保っているか否かを判断したいと思うならば、我がゼミを見て下さい。例えば、全体ゼミ金曜日の2時40分から上越教育大学自然棟7Fの学習臨床会議室でやっています。学部ゼミならば、月曜日の2時40分から自然棟5Fの西川久保田研究室院生控え室となりのお茶研でやっています。事前に断る必要はありません。というより、殆ど私はいません。彼らが自主的にやっています。おそらく、ゼミ生に断る必要もありません。「見学させて下さい」と言えばOKのはずです。おそらく、見学者を気にせず議論しているはずです。そして、彼らの議論の質の高さが、私の段位証です。

 ちなみに、上記を公開する意味は様々です。第一に、自慢です。第二に、私がゼミみんなを「見せびらかしたい」と自慢することは、彼らに対する私の評価です。第三に、課題の設定です。上記の課題を与えることによって、自らの行動を見直し、より高い達成度を実現します。そして、それを可視化します。

追伸 上記の通り、見学希望者は事前に断る必要はありません。しかし、上記は最近の予定ですので、今後、どうなるか分かりません。日時の設定はゼミ生が自主的にやっています。ちなみに院生ゼミはいつやっているか自体、私は知りません。また、何らかの事情で急に中止になったり、順延になることもあります。無駄足を避けたいならば、ゼミ生に聞いて下さい。私に聞かないでね。何度も言いますが、私は知りませんから。あはははは

[]ねずみ算 18:39 ねずみ算 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ねずみ算 - 西川純のメモ ねずみ算 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 急激に数が増えることをネズミの増殖にからめてネズミ算とよびます。ネズミが何故急激に増えるかと言えば、同腹の子どもが多いということより、子どもが成長して子どもを産むまでの時間が短いからです。そのため、幾何級数的に増殖します。その意味で『学び合い』は有利です。

 かっての「段位」(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20060729)で書いたように、『学び合い』には段位はありません。『学び合い』は会得したか、否かしかありません。もし、子どもたち全員もれなく学習に向かって関わり合っているとしたならば、それは会得したということです。そうなれば100年前から会得されている方と、全く同じです。そして、会得するためにかかる時間は、まあ、1ヶ月で十分でしょう。でも、「まだまだ」と思いこんでいるのを、「来年も出来る」と思うには1年ぐらいかかる人もいるかも知れません。

 一方、多くの教育理論研修団体の場合は、段階も多いように思います。そして、実績を積んで、人に教えても良いと思われるような段階に達するまでには、かなり長い時間の修行がいるように思います。

 つまり、『学び合い』は、次の子どもを生むまでの時間が極端に短いという特徴があります。これは、広がるには、とても良い特徴だと思います。

 「まだまだ」と思ってらっしゃる方へ

 子どもを見て下さい。先に述べているように、子どもたち全員もれなく学習に向かって関わり合っているとしたならば、それは会得したということです。簡単に分かるのは、クラス全員、もれなく成績が上がり、人間関係が複雑で流動的になっているか否かです。それが成り立っているならば、会得されています。そうなれば、私を含めて我が同志全員と同等です。自信を持って広げて下さい。

[]見事に無視 17:42 見事に無視 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 見事に無視 - 西川純のメモ 見事に無視 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学部生が学部ゼミをしている部屋(お茶室)にコーヒーを飲みに行きました。互いに相談しあっている脇で、ねっころがりながらお菓子を食べます。だれも私に聞こうとしません。見事に無視されています。あはははは

 ちなみに、これって自慢しているんですよ。

さとうさとう2007/06/11 21:44はじめて書き込みをします。山形のさとうです。
教師修行ということばが好きな自分でしたが、西川先生の学び合いに接し、教員の仕事への違うアプローチを見つけました。「まだまだ」の自分ですが、自信をもって進みたいと思います。

jun24kawajun24kawa2007/06/11 21:53いえいえ、子ども達は段位証を、あなたに与えていますよ。自信を持って進んで下さい。

inoueinoue2007/06/11 22:12「自分の心を見直す」というところがズバッと自分のハートに届きました。ありがとうございます!!

jun24kawajun24kawa2007/06/11 22:27ハートに届いている方は、見直している人なんですよね。inoueさん、毎日、ブログ読んでいます。楽しみにしていますよ。

07/06/10(日)

[]日本征服計画 21:58 日本征服計画 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本征服計画 - 西川純のメモ 日本征服計画 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 平成6年度の調査によれば、約43万人の小学校教師と約27万人の中学校教師が全国の学校で働いています。ニッパチ理論(集団の2割の革新者(確信者)がいれば、集団全体の8割を動かすことが出来る)に従えば、小学校教師の8.7万人、中学校教師5.4万人が革新者(確信者)になれば、日本中の全ての人は9年間、『学び合い』という理想的な民主社会生きる経験を持つことが出来ます。日本には47の都道府県があります。ということは、平均小学校教師1800人、中学校教師1100人が革新者(確信者)がいれば、「その県」の全ての人は9年間、『学び合い』という理想的な民主社会生きる経験を持つことが出来ます。そう考えると、迂遠な事とは思えなくなります。

 しかし、革新者(確信者)であらねばなりません。「あ~、昔お世話になったよ」や「今でも、プリントコピーして、忙しいときに使っています」では駄目なんです。『学び合い』は考えが大事です。テクニックでは使えません。「あ~、昔お世話になったよ」や「今でも、プリントコピーして、忙しいときに使っています」では、「もどき」にはなれますが、『学び合い』が保証する、学力が向上し、人間関係が良くなり、教師が楽しく楽になることを1年間持続することは絶対に実現できません。逆に言えば、それを1年間持続し、その意味を分かった人間革新者(確信者)になっています。

 もし、一人が毎年5人の革新者(確信者)を生みだし、その革新者(確信者)がそれぞれ毎年5人の革新者(確信者)を生み出すならば、5年間で3125人の革新者(確信者)が生まれます。それは「その県」の全ての人は9年間、『学び合い』という理想的な民主社会生きる経験を持つことを保証するに十分な数です。ネズミ講と違って、『学び合い』はいくら広がっても破綻する要因はありません。だって、お金はかからないし、楽になり楽しくなるのですから。更に言えば、上記はスケールメリット効果を入れていません。それに、『学び合い』はすごい利点を持っています。日本中のあらゆる研修会は教育の問題を、小分けにしています。例えば、「国語、算数、数学社会理科・・・、生徒指導、キャリア教育、特別支援、教育評価、学校経営・・・」のように。しかし、『学び合い』は全ての問題をトータルに解決します。つまり、多様な窓口から入ることが出来ます。

 私は最近、『日本中の全ての人は9年間、『学び合い』という理想的な民主社会生きる経験を持つことが出来る』という荒唐無稽な夢をリアルに思い描くようになりました。

[]研究室 10:11 研究室 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 研究室 - 西川純のメモ 研究室 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 朝食を食べていると、「東京大学東北大学には学食ある?」と小学校1年の息子が聞き始めました。そこで「あるよ」と答えました。以下

息子:ぼくね、ね、東京大学東北大学学食で食べるの。そしてね。大好きな電車を造るんだ~

我々:ほ~

息子:でもね~。たまにはお弁当研究室で食べるの。

私:でも、学生さんには研究室無いんだよ。お父さんは大学先生だから研究室があるんだよ。

息子:え~~~(かなり驚いている)

(数秒)

息子:あのね、ね。僕ね。大学先生になって、研究室でお弁当を食べて、電車をつくるんだ~

私:大学は厳しい時代なんだよ。他の職業にした方が良いよ。

家内:そうよ。今決めるんじゃなくって、ゆっくり考えて決めなさい。

私:今大事なのは、一杯食べて、一杯勉強して、一杯お友達と遊ぶことだからね。

息子:でもね、僕ね。大学先生になって、研究室でお弁当を食べて、電車をつくるんだ~

我々:ゆっくり考えなさいね。

 ということで、息子は研究室でお弁当を食べるために、大学先生になりたいそうです。息子は知らないでしょうが、大学先生未来は暗いのに・・・。でも、どんな父親でも、自分の職業になりたいと子どもに言われて嬉しくない分けはない。それが大学先生でも・・・。あ、そうか、東京大学東北大学レベルだったら、未来は明るい。でも、無理か・・、あはははは

07/06/09(土)

[大事なこと]学校を変えるには 22:17 [大事なこと]学校を変えるには - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - [大事なこと]学校を変えるには - 西川純のメモ [大事なこと]学校を変えるには - 西川純のメモ のブックマークコメント

不遜ながら言います。子どもの心を成長すること、成績を上げること、人間関係を向上すること・・・・、そんなことは簡単です。少なくとも、現状より良くすることは確実に出来ます。そんな我々の残された課題は、教師を変える、そして、学校を変える、です。現在、Sさんは、それを研究しています。そして、その成果を上げつつあります。しかし、教師を変える、そして学校を変えるために必要なこととは、分かってしまえば、とてつもなく当たり前のことです。そして、それは子どもにおいて我々が知っており、既に我々がやっていることなのです。

 「「忙しい!」を誰も言わない学校」で紹介している山田さんの研究によれば、異学年学習において構成する学年が2学年であるとき、強制ケースになります。しかし、3学年以上で構成するとき、経験交換ケースになります。さて、これを「教師を変える」に置き換えるならば、『学び合い』を理解できる教師とそうでない教師で話し合うならば、それは強制ケースになります。例えば、洗脳旅行においでになった方々と私が議論すれば、私は全ての疑問に対して完全に論破しまくります。結果として、洗脳旅行にこられた人はだまり始めます。しかし、論破されたとして、納得するという分けではありません。そのため、洗脳旅行においては、私と洗脳旅行に来られた方の他に、必ず西川ゼミ院生さんにいていただきます。考えてみれば、このことは山田さんの研究セオリー通りなんです。

 さて、学校で大きな研究をしなければならないとしたとき、研究主任はどのようにするでしょうか?大抵は、もっとも手強い先生にべったりついて説得します。これって、クラスの中で気になる子どもの脇に腰を下ろして教える教師と同じ愚を犯しています。だって、その子、その先生を説得できるのは、自分が一番だと誤解しています。しかし、「何故理科は難しいと言われるのか?」で書いたように、分かった人間が一番の教え手ではないのです。「その研究をやりたくない」と思っている先生を説得できるのは、「その研究は素晴らしい」と思っている研究主任ではなく、「その研究をやりたくないと思っていたの、でもね・・・」という先生なんです。

 逆に、自分の考えに近い、もしくは、自分が説得しやすい先生を呼んで、説得するというのも同じ愚です。そうすれば、先に挙げた2学年での話し合いになる危険性があります。むしろ、わざと自分の考えとは違って、自分が説得しにくい先生と一緒に説得する方がいい。そうすれば、そのような説得しにくい先生の疑問を代弁し、そして、その先生の納得する説明を考えてくれる。つまり、説得される側ではなく、説得される側に立たせることが可能です。

 「「忙しい!」を誰も言わない学校」を、「教師を変える・学校を変える」という視点で見直せば、実に示唆に富んでいます。教えると言うことを課さなくても、見える状態に置けば異学年交流が起こることを水落さんの研究は示しています。また、ゼミにおける会話研究した久光の研究は、研修主任のすべきことは「教える」ではなく、興味を持ち聞くことであることが示されます。

 同僚を変え、学校を変えようとする同志各位にメモります。教師であろうと、子どもであろうと、人間関係は同じです。『学び合い』において重要なのは、全員もれなく高まること、それが自分にとってもっとも良いという確信です。たとえ、あなたの大嫌いな「あいつ」が、全員の中にいたとしてもです。そいつを嫌いのままで結構です。また、そいつを、あなたが何とかする必要はありません。集団が形成されれば、あなたとは別なだれかが「そいつ」を何とかしてくれますから。

[]ネットによるネットワーク 22:08 ネットによるネットワーク - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ネットによるネットワーク - 西川純のメモ ネットによるネットワーク - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先に書いた「学校を変えるには」には『『学び合い』において重要なのは、全員もれなく高まること、それが自分にとってもっとも良いという確信です。たとえ、あなたの大嫌いな「あいつ」が、全員の中にいたとしてもです。』と書きました。しかし、集団が全体として一つの方向性を向いているということが前提です。従って、それが成り立っていない集団においては、『学び合い』は成立しません。それ故、教室においての『学び合い』では、教師が目標を提示することが非常に重要です。そして、学校においては管理職目標を提示することが非常に重要です。

 残念ながら、そのような職場に恵まれていない方もおられると思います。以前だったら地域の研修会がそれを補完する役割を果たしていました。でも、今だったら、ネット上のネットワークが大きな役割を果たすと思います。それをどうやって実現するか、それを考えています。おそらく、我々が既に明らかにしているセオリー通りなのだと思います。しかし、それがまだ分かりません。う~ん

07/06/08(金)

[]練習会 16:00 練習会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 練習会 - 西川純のメモ 練習会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日管理職出張なため、「お召し」がありません。ということで比較的自由です。ということで、「久しぶりに全体ゼミを見ようか」と思いました。行くと、西川久保田研究室の面々(四十人弱)がそろって研究発表をしていました。いつもながら、教師がいなくても、いや、教師がいないからこそ、自主的で活発な議論が生まれていました。

[]進路 09:53 進路 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 進路 - 西川純のメモ 進路 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、東京大学東北大学上越教育大学に行きたい、と息子がのたまいました。夫婦とも爆笑です。家内は、「大学なんて行かなくていいんだよ」と言いました。しかし、3大学に行きたいそうです。爆笑しながら何故だろうと考えました。私の父や、家内の父のような職人になって、はやく稼いでと言ったことは私はありますが、少なくとも我々が大学に行くことを勧めたことは一度もありません。何故なのだろうと考えてみました。

 東京大学東北大学は私と家内の出身地にあります。彼は、上越市が大好きで、それに準じて祖父・祖母のいる東京仙台が大好きです。

 東京大学東北大学にいって何するのか?、と聞きました。それによれば、彼の大好きな新幹線を一人で作って、お父さんとお母さんを乗せてあげたいと言っていました。かって、東京大学東北大学には優秀な工学部があるということを言ったような気がします。それが影響したようです。しかし、上越教育大学はどんな学校であるかは認識していないようです。なんだかしらないが、お父さんの行っている大学で、休日にお父さんの研究室に行けば、アニメビデオを見ながらお菓子が食べられる大学のようです。そして、彼が日本で一番好きな上越にある大学です。

[]仲人 09:19 仲人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仲人 - 西川純のメモ 仲人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 南のある県の大学先生とひょんなことからネットで知り合い、メールやりとりをし始めました。その先生から、『学び合い』のライブを見たいと希望されました。八幡小学校を推薦したのですが、とりあえず、同県にないかと聞かれました。そこで、昨年三月後半からメールやりとりをして、今年度から『学び合い』を試み始められたGさんを紹介しました。

 Gさんに、是非、その先生に授業を見せて欲しいと願いました。Gさんは、まだまだ自分なんて・・、と躊躇しました。しかし、Gさんは子どもたちに聞きました。

子供達に「こういう話があるけどどうする?」と聞いてみました。

「やりたい!」と大きな声で全員が返事していました。

これでやるという事に決まりました。

よろしくお願いします。』

 あはははは。

 普通の教師だったら、自分一人で考え、一人で結論を出すでしょう。しかし、Gさんは子どもたちに聞きました。相談するに足る相手と子どもたちを評価している証拠です。Gさんは、既に『学び合い』を理解しておられます。

 そこで、Gさんを大学先生に紹介しました。まあ、仲人みたいなものです。このような仲立ちをしたのは、大学先生のためであるということはもちろんですが、それ以上にGさんのクラス子どもたちのためになると確信しているからです。

 研究室HPに「学びの殿堂」というコーナーがあります。そこでは、『学び合い』の授業を動画配信しています。その中に佐藤先生がいらっしゃいます。佐藤先生は、昨年度に『学び合い』を本格的に実践されました。もともと「うまい」教え方の出来るベテラン先生です。今まで積み上げた、話術・教材・指導法を捨てるのはかなり辛かったとおっしゃっていました。しかし、それを乗り越え、『学び合い』の実践を積み上げました。昨年度は、何度も何度もゼミ生がおじゃましました。ある時には、他県の校長3人を含む二十数人で参観したこともあります。それによって、ゼミ生(特に学部生)は『学び合い』の本当の姿を学ぶことが出来ました。

 しかし、佐藤先生によれば、我々が参観するたびに、その前後で明らかに子ども集団の変容が見られたそうです。ドンドン、パワーアップしたそうです。それは、子どもたちが見られるということで、自分たちの学習に誇りを持ったからだと思います。そして、自分たちの学習が、他の人のためになっていることを実感したからだと思います。そして、参観者からの評価を得たからです。以前、メモりましたが、附属学校子どもは参観を受けますが、その評価を受けることはないように思います。

 以下が我々の評価の例で、ゼミ生が自分のブログに「生!!」というタイトルで昨年にアップしたものです。佐藤先生は、そのブログ子どもたちに教えました。なお、私自身もアップしました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20070302)。私はGさんたちの仲人になりました。それは、ご両人の幸せになると確信しているからです。

『昨日は、ゼミ院生さんの小学校で初めて生の学び合いを見た。

いやぁ、おもしろい!!

見ててわくわくした。

子どもってすごいと思った。

あれを見れば、子どもはすんごーく有能だと思うわ。

歴史勉強してた子どもたち。

日本戦争に勝ったのに、どうして土地が小さいままなんだ?」

「国外への輸出量が多いのに、どうして米騒動が起きたんだ?」

なーんて、すごいところに着目して勉強してた。

いや、君たちすごいな!!!

次はどんなこと言うの?それについては、どう考えるの??

って、わくわくしながら見てた。

私だったら、どう考えるかなぁとも思いながら。

大学生より絶対レベルの高い話してるわ・・・

そして、何よりびっくりしたのは、初めて会う私が近寄ってもノートとかプリントを隠したりしないこと。

見られるのを嫌がる子が一人もいなかったこと。

すごいなぁ。

今までは、どこの学校の授業を参観しても隠す子は必ずいたのに・・・

実習先の子たちだってそうだったのに。

さらに、どの子も生き生きとしてる感じがした。

特に議論が活発なときは、子どもの目が輝いてた。

またまた先生がすごい。

あまり口出しすることもなく、でも子どもたちの評価をきちんと行ってた。

あんな風に先生が動けば、学び合いってうまく機能するのか~と思った。

そんな学び合いのすばらしさを実感した昨日、偶然にも教採結果が来た。

私も、来年の春からは先生

学び合いができる!!!

あぁ、楽しみ

あんな生き生きした子どもたちを毎日見て過ごせたら、かなり幸せだろうな~。

学び合いしないなんて、もったいないことだなと思った一日だった。』

[]同志 09:19 同志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志 - 西川純のメモ 同志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 残念ながら、教育研究をしている大学の教師の評判はあまり芳しくありません。それが証拠に、現場研修会でよばれる教師は特定のごく一部です。まあ、官製研修での「つまならない、眠たい」講演を聴かされたことが何度もありますから。さらに、研究調査の依頼が来て、データだけ取って、その学校還元しないという大罪を繰り返しています。

 このブログを見ている現場先生に、是非、知っていただきたい。そんな先生大学教師の一部でしかありません。もちろん、現場先生方を唸らせるだけの先生ばかりとは申しませんが、教育に対して高い志を持ち、何よりも常識人である先生が過半数です。が、一般にはそう思われていない。

 そんな状態ですから、研究協力を受けるのは、なかなか難しいのは現実です。「大学先生様」という丁重な扱いの裏にある、「また、変なことするんじゃないかな~」という猜疑心を対応していただく、校長先生、教務主任の先生に感じることも少なくありません。まあ、しょうがない。そう思われてもしょうがない、大罪を大学教師はしていたのですから。

 しかし、私が『学び合い』の同志にお願いするとき、そのような不安は全くありません。だって同志だから。本日の「仲人」というメモに書いたとおり、私はGさんに授業公開をお願いしました。それに関して、いつも通りに、不安を感じずにです。でも、ふと気づきました。私はGさんと直接あったことが一度もない。メールやりとりぐらいです。そして、そのやりとりさえも3ヶ月にも満ちません。そのGさんにお願いすることに、不安はありませんでした。二年間、同じ釜の飯を食ったゼミOBにお願いすると同じように不安はなかったんです。このことに気づいて、じ~んとなりました。理由はハッキリしています。だって、私はGさんを「同志」だと思っているんですから。

OB1989OB19892007/06/08 12:15親孝行な息子さんに涙,涙,涙。

OB1989OB19892007/06/08 12:16附属学校はありません(キリッと断言)。

OB1989OB19892007/06/08 14:10言葉足らずでしたので,少し補足させていただきます。「仲人」の中段にある「・・・子どもたちが見られるということで、自分たちの学習に誇りを持ったからだと思います。そして、自分たちの学習が、他の人のためになっていることを実感したからだと思います。そして、参観者からの評価を得たからです。以前、メモりましたが、附属学校の子どもは参観を受けますが、その評価を受けることはないように思います。」の内容について賛同しています。
附属学校の子どもたちは自分たちの学習が他の人のためになっていることを実感することはほとんどなく(少なくともこれまでの附属学校は),参観者からの評価を得ることもほとんどありませんでした。附属学校にも,誇りを持てる『学び合い』がほしいと思います。

jun24kawajun24kawa2007/06/08 14:20まったく、その通りですね。
附属学校に子どもを通わせている保護者の一人として、
わがこととして、それを願います。

07/06/07(木)

[]洗脳旅行13:03 洗脳旅行2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 洗脳旅行2 - 西川純のメモ 洗脳旅行2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨年の10月26日に以下のようなメモを書きました。

 『以前、我がゼミ洗脳旅行に来られた方が、我がゼミ東京大学佐藤学先生とを比較されました。かの高名な先生と比較されたのでビックリしたので、すごく印象的でした。その方によれば、我がゼミに欠けているのは、実践校だそうです。なんやかんや言っても、それが実現した姿を見せてくれる学校があるか無いかは大きな違いだと、その方はおっしゃいました。理屈としては、よく分かります。そして、そのような実践校を育てたいな、となんとなく思いました。』

 今回、別府小学校先生から『学び合い』の実践をみたいと希望がありました。鹿児島には『学び合い』を会得された小学校先生がいらっしゃるので、そこを紹介しようかな、とも思いました。しかし、その方は学校として取り組むことを考えておられるようです。そこで、学校として取り組んでいる群馬八幡小学校を推薦しました。激務の現場先生で、それだけ遠方ですので「ま~無理かな~」と思っていたのですが、来られると返信が来ました。それも管理職も含めて、総勢3名が自腹で来られると言うことです。びっくり。早速、八幡に連絡しましたが、快諾していただきました。『学び合い』はイベントではなく、毎日、毎日、やっていることですので、基本的に常にウエルカムです。

 八幡での様々な先生方の実践を参観し、八幡管理職から熱い語りがあり、その余韻の中で我が研究室に到着しました。さっそくメンバー総掛かりで「暑苦しく」洗脳開始です。そのまま飲みながらの洗脳に移りました。岡山からお一人で来られた方は、学校で取り組む別府学校を羨ましいとおっしゃっていました。

 帰る際、「『学び合い』を1年間かけて学校に定着させようなんていうような悠長ことしないでください。『学び合い』は簡単です。やろうと思ったら1ヶ月で出来ます。」とハッパをかけました。「西日本で最初の『学び合い』の実践校になります」と宣言していただきました。

 願いは叶うものだと思います。学校を変えることを目標として意識するようになって数年で、それがリアルイメージできるようになりました。私には日本を変える(ほらほら、笑わないで!)ことさえ、リアルに思えるようになりました。だって、『学び合い』は本当に簡単で、効果絶大ですから。ようは、「やれ」ば良いだけのことです。

 

beppu3TOKIbeppu3TOKI2007/06/09 13:26西川先生に2日間にわたり「洗脳」して頂いた別府3人組のぺーぺーの方(洗脳3号)です。洗脳旅行翌日には小学校で全教職員に向けての研修報告(布教活動?)をしました。昨日までは、「学び合い」なんてホントにできますか?なんていってた3人が「何も教えなくても大丈夫です。やれって言えばいいんです」「教師は目標設定をすることが仕事です」「学び合いは人格の完成をめざしてます」とかいって、怪訝そうに質問する方々に生き生きと答えていました。研究主任(洗脳2号)が「聞いてもよく分からないでしょうから私が再来週に学び合いの授業をするので見て下さい」と宣言して報告会を閉じました。すっかり洗脳されちゃった3人組ですがこれからどうなるやら不安は大きいですがとにかく動き始めました。(*^_^*)

jun24kawajun24kawa2007/06/09 17:06beppu3TOKIさんへ
午前中に洗脳2号さんより、丁重なメールをいただきました。その際、二つの提案をさせていただきました。是非ご検討いただきたいぞとんじます。
洗脳旅行、楽しかったでしょ!何度でも、遊びに来てください。今度は、洗脳される側ではなく、一緒に洗脳しましょう!
『学び合い』は簡単です。考え方さえ分かれば、絶対に失敗しようがありません。でも、考え方というのは伝えるのは難しいものです。「あれ?」と思うことがあれば、いつでもメールしてください。大抵は、といより100%、古い囚われにからみつかれていることによる「あれ?」です。ポンと質問すれば、直ぐに、自分の中にある囚われに気づきましょ。大船にのったつもりで、どうぞ。

beppu3TOKIbeppu3TOKI2007/06/10 21:14洗脳旅行ホント楽しかったです!西川先生から全冊買わせて頂いた本を読みながらあの濃過ぎた2日間を思い出しています。これまでの教員生活で、いつの間にかしょうがないと諦めていたこと(一人残らず伸ばすという思い、教師の自己満足でなく)が実現可能かもって思えてきました。今年度は研修生という立場上自分の実践は十分にできませんが、来年度の実践が何だか待ち遠しい思いです。でもその前に、もう一度洗脳旅行もいいななんて思います。もう少し腰据えてゼミにいたかったですし日本海さえ見ずに帰ってしまったので…(^^;)
洗脳2号へ頂いた2つの提案、聞いておきますね。ありがとうございました。

jun24kawajun24kawa2007/06/10 21:23いつでも待っていますよ。
また洗脳旅行に来てください。
それと、来年の実践とは言わず、洗脳2号さんの代わりに音楽を今年やっていいんですよ。簡単です。「やれ」と言えば良いんですから。あはははは

beppu3TOKIbeppu3TOKI2007/06/10 21:28あははははは!やれっでよかったんでしたね。しかし、音楽って難攻不落じゃなかったすか?道徳でって思うんですけど、これも難攻不落でしたか?いやいや、やれって言ってみます。

jun24kawajun24kawa2007/06/10 22:06 やりやすいことを、直ぐにやってください。今年の4月9日に洗脳旅行で対応したSさんに贈った言葉を贈ります。
 『ヤマト発進!主砲三連装ショックカノン、副砲三連装ショックカノン、艦首ミサイル、煙突ミサイル、対空用の2連装パルスレーザー、そして波動砲、何でもかんでもぶっ放して、とりあえず在籍校を変えてね。』
 beppu3TOKIさんは宇宙戦艦ヤマト分かるよね?あははは

07/06/06(水)

[]洗脳旅行 16:42 洗脳旅行 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 洗脳旅行 - 西川純のメモ 洗脳旅行 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日大分別府岡山より洗脳旅行のご一行様ご到着です。メンバー総掛かりで洗脳中です。

inoueinoue2007/06/06 22:35どちら様も楽しそう!!

jun24kawajun24kawa2007/06/07 05:39はいとっても、昨日は夜の11時頃まで、みんな楽しく洗脳し合いました。あはははは

rion_fujirion_fuji2007/06/07 10:37昨年の夏を思い出します。
異質な仲間と学び合っていることが非常に
楽しかったのを思い出します。いいな~

jun24kawajun24kawa2007/06/07 12:49また、おいで!

07/06/05(火)

[]戦う 22:17 戦う - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦う - 西川純のメモ 戦う - 西川純のメモ のブックマークコメント

 幸い、教授様にもならしていただきました。己の進むべき目標を、今いる職場でのみ実現できるわけでもない、と言えるようになりました。が、そのようにしていただいた御礼に、私にしていただいたことを、私に関わる方にすべきだと考え、戦います。が、多くの方にとって、私は最悪を予想し、必要以上に先の先を考え、戦いすぎるように思われると思います。これって、教師のお節介と同じです。我々のセオリーからすれば、現状を理解していただき、「皆さんの幸せのために、最善を尽くしてください。」と語るべきだと考え始めました。私、一人が戦うのではなく、みんなに戦ってもらわなければ。

inoueinoue2007/06/06 22:33はい!戦いましょう。あきらめなければ「負け」はありません。

jun24kawajun24kawa2007/06/07 05:39ありがとう同志
タフで生きましょう。

07/06/04(月)

[]休み時間を見て下さい 22:31 休み時間を見て下さい - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 休み時間を見て下さい - 西川純のメモ 休み時間を見て下さい - 西川純のメモ のブックマークコメント

 あるゼミ生が、ある先生と『学び合い』に関して話したそうです。それによれば、「小学校低学年は自己中心的である。だから、『学び合い』は不可能である。教師が子ども達を統制しなければならない。」と言われたそうです。そのゼミ生がなるほどと思っているようなので、この十年間でうんざりするほど何回も語ったことを再度語りました。ちなみに、一年生で『学び合い』を実践している同志います。その同志の方々によれば、一年生であることの違いは殆ど無いとのことです。強いて言えば、ごく初期の段階の「けんか」の扱いについて、注意するポイントがある程度だそうです。あわてて付け足しますが、テクニックレベルの問題ではなく、「考え方」のポイントです。さて、ゼミ生に語ったことは・・

 ゼミ生に、「そのクラス休み時間では、子ども達は自己中心的でバラバラだった?」と聞きました。ゼミ生はそれを否定していました。私の息子の幼稚園では、年中組ぐらいにはクラス全体でゴチャゴチャと遊んでいました。それが小学校低学年で出来ないとはとうてい思えません。さらに、「その」先生は力がある人のようです。クラスは良いクラスに育っているようです。そこで、ゼミ生に再度聞きました。「休み時間に子ども達が関わっているとき、色々な相談や交渉をしているはずだよ。我々の『学び合い』は、それを教科学習でやっているだけなんだ。だから、休み時間に出来るならば、『学び合い』は出来るはずだよ。そのクラスでドッチボールをするとき、先生がいちいち指示をした方が良いと思う?そして、ボールの投げる数を数えて、少ない子どもボールを渡すように指示を与えるべきだと思う?そして、そんなドッチボール面白いと思う?」と聞きました。

 このブログを読んでいる方の中には、『学び合い』が自分で出来るかどうか悩んでいる方もおられると思います。その目安をメモりたいと思います。既に6月です。明らかにクラスは、あなたの心を写しているはずです。担任しているクラスを思い出して下さい。以下の4つのうち、どれが最も近いでしょうか?

1) クラス全体での関わりは多い。固定的なグループというより、流動的なグループで集団が構成されている。男女の間も仲が良く、必要である場合、協働する場面が多い。仲間に入っていないと思われるような子はいない。

2) クラス全体での関わりは多い。固定的なグループというより、流動的なグループで集団が構成されている。男女の間も仲が良く、必要である場合、協働する場面が多い。しかし、仲間に入っていないと思われる子が数人いる。

3) 比較的固定的なグループを基本としている。しかし、そのグループが合体する場合もある。そして、どのグループにも固定的に属さず、どのグループにも属せる子どもがいる

4) 比較的固定的なグループによって構成され、相互の交流は殆ど無い。

 「1」の先生へ:あなたは一斉学習をしたとしても、「考え方」は我々の同志です。あなた自身が考えていることを教科学習で十全に行うには『学び合い』が最善です。10分程度、学校教育意味、そして教科を通して何を学ぶのかをちゃんと話せば、その日のうちに最高レベルの『学び合い』が成立します。

 「2」の先生へ:あなたは一斉学習をしたとしても、「考え方」は我々と極めて近い方です。「みんなで高まる」ということの意味を理解して、子どもに語れば、直ぐに1ヶ月ほどで質の高い『学び合い』に近づきます。ただし、子ども全員もれなく『学び合い』に参加するという最高レベルに達するには2ヶ月程度かかる可能性があります。諦めず、『学び合い』での子ども達の凄さを鑑賞して下さい。

 「3」の先生へ:目当てを明確に語り、方法を縛らなければ、遅くとも2~4週間で、『学び合い』の初期段階に達することが出来ます。この段階でも、多くの「グループ学習」のレベルを遙かに凌駕する成果を出すことが出来ます。早い方であれば、その人うちに『学び合い』の初期段階に達することが出来ます。2~4週間かかるのは、子どもが変わるための時間ではありません。あなたが変わるための時間です。

 「4」の先生へ:まず理解して欲しいのは、そのようなクラスにしているのは、あなたの「考え」からです。といっても、おそらく、ホームルームや様々な場面で、良きクラスを作ることに腐心していると思います。が、教科学習の時間はクラスづくりの時間ではなく、教科内容を学ぶ時間と割り切っているのではないでしょうか?しかし、その教科学習の時間こそがポイントです。学校教育の時間の殆どは教科学習の時間です。そこでのクラスの時間でクラス子どもが、他の子どもをどのように評価するかが決まります。『学び合い』では仲良くなる必要性はありません。重要なのは「バカにしない」ということです。バカにしなければ、例えうまが合わずとも、折り合いをつけながら協力することが出来ます。教科学習で「バカにする」、「バカにされる」ということの種を毎時間まいていたら、そりゃクラス関係が悪くなるのも当然です。このようなクラスで『学び合い』を成立させるには1~3に比べて格段に時間がかかります。しかし、今のクラスの状態が望ましいとは思っていませんよね。何とかしたいと思っておられるはずです。では、どうしたらいいか?既に書いたように、ホームルームの時間に「仲良くしよう」と言ってもしょうがありません。教科学習を変えねばなりません。もちろん、中学校高校の場合は教科担任制で、関われる時間は限られています。しかし、ご安心下さい。子ども達は教師によって、その振る舞いを劇変します。少なくともあなたが、あなたの教科指導において『学び合い』を行ったならば、あなたが管理者である時間は、望ましいクラスにすることが出来ます。時間はかかります。しかし、最大で数ヶ月レベルです。けっして1年間かかるわけではありません。今から始めれば、年度中に、素晴らしいクラスの姿に感激する時間を十分に得ることが出来ます。

ということで、全ての先生に『学び合い』を勧めます。今すぐに始めて下さい。サポートします。

[]7月後半から8月中旬の予定 13:29 7月後半から8月中旬の予定 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 7月後半から8月中旬の予定 - 西川純のメモ 7月後半から8月中旬の予定 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の予定を公開します。最新はhttp://calendar.yahoo.co.jp/jun1959914に公開しています。

7月26日(9:40-11:50) 平成19年度 東部上北小・中学校教科研修講演会

場所 青森県 六戸町文化ホール

8月1日 愛知県前泊 私と議論したい方、どうぞメール下さい。

8月2日 13時30分より 小牧市の教務主任・校務主任研修

夜は大阪に移動します。私と議論したい方、どうぞメール下さい。

8月3日 大阪博士課程会議 終了後直ちに鹿児島に移動します。

夜は鹿児島です。研究室みんなと飲みながら議論します。参加したい方、メール下さい。

8月4日 学校教育学会に参加し、愛知教育大学に移動します。夜は苅谷市で研究室みんなと飲みながら議論します。参加したい方、メール下さい。

8月5日 理科教育学会に参加して、兵庫教育大学に移動します。この夜は完全フリーです。徹底的に議論したい方、どうぞ。

8月6日 兵庫教育大学で集中講義をします。『学び合い』に至までの認知研究、そして、現在の最新成果まで、1日半かけて説明します。平常の講演会の5,6倍は語ります。偽学生希望される方はメール下さい。泊まったらいいホテル等をご紹介します。

8月7日 兵庫教育大学で集中講義をして、長野塩尻に移動。この夜は完全フリーです。徹底的に議論したい方、どうぞ。

8月8日 10時~12時 10年経験研修中学校高校

場所 長野県総合教育センター

8月9日 宮城県栗原市鶯沢小学校講演

8月10~11日 新潟県新潟市で『学び合いフォーラム

 全国の『学び合い』の同志各位が集まります。是非ご参加下さい。

 夏の計画を整理すると、毎年、思います。ハードだ・・・・

inoueinoue2007/06/04 21:14どうぞ、体調にはお気をつけください。
8/10~11の「学び合い」フォーラムには参加したいと思っています。

jun24kawajun24kawa2007/06/04 21:52有り難うございます。
是非、実践の発表をしてくださいね。
自慢話、期待しています!

MizuochiMizuochi2007/06/05 10:11inoueさん
はじめまして。私からもフォーラムの実践発表をお願いします。

inoueinoue2007/06/05 23:12ありゃ???いや、あの「参加者」として参加したいと思っていまして・・・はい。発表するとなると、こりゃまた、えらいこっちゃです。

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/06 06:09inoueさん、「発表」なんて、堅苦しく考えず、「話題提供」と思って、授業記録(ビデオ)を持ってきていただければ、みんなでワイワイと話し合えますよ。考えてみてください。

OB1989OB19892007/06/06 06:35inoueさん,埼玉の発表でグッドです。埼玉の続きをやりましょう!期待してますよ。

OB1989OB19892007/06/06 06:42inoueさん,続けて長野でもいかがですか?秋のセミナーを企画中です。

jun24kawajun24kawa2007/06/06 08:28発表を常に発表者が主導するというのも、一斉学習と同じように古い考えです。みんなでやればいいですよ。

inoueinoue2007/06/06 22:28うわー、なんかすごいことになってきましたね。わかりました。覚悟(!?)を決めます。

07/06/03(日)

[]『学び合い』で学ぶもの 09:42 『学び合い』で学ぶもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』で学ぶもの - 西川純のメモ 『学び合い』で学ぶもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ある方から『学び合い』を経験すると何が成長しますか?という質問を受けた。例えば、小学校4年生で『学び合い』を学んだ子どもは、それを経験していない子どもと比べて、小学校5年生、中学生高校生、大人で違いが出るか?という質問です。

 私は「ありません」と応えました。我々の『学び合い』は「歩く」とか「しゃべる」というレベルほど人間DNAに深く根ざしたものだと考えています。それ故、何もしなくても基本は備わっていると考えています。だから、たかが1年間、『学び合い』を経験したからと言って、劇的に変化するわけではありません。そういうと、質問された方は、残念そうな顔になっていました。たしかに気持ちは分かります。そこで、続けて説明しました。しかし、そうだとしても『学び合い』を導入すれば、その子の一生の間に1年間、ホッと出来る時間を保証できます。これは凄いことです。また、『学び合い』は学習で成長できないほど人間の基本的能力だと考えると、逆に言えば、それまで、ずっと『学び合い』を許されていない学校教育を受けた子どもでも、教師がそれを許せば、直ぐに『学び合い』ます。従って、そういう意味では希望は持てます。

 さて、上記の質問の方は、「説明の仕方・聞き方」の能力が向上するかというレベルの質問だったので、上記のように応えました。多くのグループ学習では、そのような能力は教えなければならないと考えています。その考えに染まった方だと、上記のような質問をされるのは当然です。それ故、私は「ありません」と応えました。しかし、本当はあります。

 人とのコミュニケーション能力DNAの中に組み込まれたものです。しかし、コミュニケーションの対象とするのは誰かということは、教育の賜です。動物で言えば、自分の群れの仲間は誰かという認識です。例えば、我々の多くは日本人オリンピック表彰台に登れば、嬉しくなります。これは日本人という認識があるからです。逆に、アジアの人が表彰台に登っても、特段の感慨はないのは、アジア人という認識がないからです。そして、幕藩体制の時代以前では、一般庶民が日本人という認識を持っていたか、はなはだ疑問です。日本人という認識は、教育の賜です。

 クラスにおいて、クラスメートという意識がどれほどあるでしょうか?たしかに同じ部屋で勉強しています。しかし、勉強で班を構成させれば、特定の狭いグループが形成されていて、それは、休み時間のグループと同一です。そして、グループ間の交流は少ない(いや皆無)。そんなクラスが多いのではないでしょうか?『学び合い』は「クラス」という認識を持たせます。『「忙しい!」を誰も言わない学校』で紹介した異学年交流をすれば「学校」という認識が生まれます。「クラス」、「学校」という認識は、たかが運動会遠足などのイベント的なもので育つわけではありません。日々の教科学習の中でこそ育ちます。

 以上のことを、私は身をもって感じています。以前のメモの書いたように私は、小学校中学校で友達はいませんでした。いじめられた記憶はありませんが、私はみんなになじまず、みんなも私になじみませんでした。学級委員には選ばれることはありますが、だからといって、遊びの輪の中に誘われることはありませんでした。高校で一人の友人を得ました。そして、大学で数人の友人を得ました。そんな私です。

 学校において議論をすると、私をサポートする意見は出ません。他の子の場合は、誰かが「私もそう思う」という助け船を出してくれますが、私にはありません。それ故、私一人が議論を展開し続けることになります。おかげで、議論には強くなりした。が、議論において、他者は反対者と中立者であるという前提が刷り込まれています。学内政治において、私は性悪説立場で出発します。これは、ボスのT先生や、同僚となったKさんと議論すると、嫌と言うほど感じます。お二人は、「そんなに心配しなくても、大丈夫、良い結果になるよ」と言います。ところが私は、「こういう攻撃もあり得る。こういうふうに決まったら・・」と主張します。話し合いながら、だんだん、自分が偏狭で腹黒い人間だと自己嫌悪します。残念ながら、学校教育の大多数で経験したものに根ざしているので、変えようがありません。もし、私が『学び合い』の教育に恵まれていたら、人付き合いに関して壊滅的に障害を持つ私でも、T先生やKさんのような前提で考えられたのだと思います。

 多くの教師が考える面では、『学び合い』は、その人の本質を変えることは出来ません。しかし、多くの教師が軽く見ている面では、『学び合い』は、その人の本質を変えることが出来ます。

[]エンロンエラゴン 09:42 エンロン・エラゴン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - エンロン・エラゴン - 西川純のメモ エンロン・エラゴン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 エンロンは良かった。非常に面白い構成の映画です。企業事件の当事者インタビューと記録映像で、人間エゴを表しています。お勧めです。

 エラゴンは、映像キレイだったので最後まで見ました。が、笑っちゃうほど、他の映画の「パクリ」が多かった。まるでパロディです。どこが悪いというのではないのですが、水戸黄門のように最後まで予想でき、そして、予想が外れないという映画です。ふ~

07/06/02(土)

[]ご指導 22:12 ご指導 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ご指導 - 西川純のメモ ご指導 - 西川純のメモ のブックマークコメント

本日は、学会の理事会があるので東京出張です。終わってから、直ぐに上越に戻ってきました。同志の祝いが上越でありました。楽しかった!その際、中学校の同志の閣下より、「先生ブログ小学校に偏っている!「1年生」も、中学校教師には泣けません!」と厳しい「指導」がありました。

 閣下は私の泣ける素晴らしい実践をしている方です。

 Kさんへ、泣ける実践、どんどん自慢してね。子ども成長を願う教師には、たいして違いがないと、私は思っています。

[]横で聞く 11:08 横で聞く - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 横で聞く - 西川純のメモ 横で聞く - 西川純のメモ のブックマークコメント

 分からないとき、人に聞くのは良い方法です。だって、どんなマニュアルより、プログラムより、人は高度のパターン認識力、判断力を持っています。さらに言えば、気持ちを配慮するなんていう超高度なインターフェイスさえそろっています。が、質問する側が、質問することすら気づいていないことがあります。それ故、ゼミで何らかの質問を受け、説明する場合は、出来るだけ複数のゼミ生とやるようにしています。一対一で質問を受けている場合も、わざわざ他の部屋に行って、「暇だったら付き合ってよ」とよんで来ます。これは有効です。利点としては以下のように多様です。

1)私の説明が、必ずしも質問者に分かりやすいとは限りません。それ故、陪席した人が私の説明を説明者に説明してくれます。

2)大抵の質問は、その質問者だけの質問ではなく、関係者一同の質問である場合があります。それ故、1度の説明でより多くの人に伝わります。

3)陪席者が質問自体を感じていない場合、質問者と私との会話の中で、質問自体を持ち、そして、理解にいたります。

4)そして、質問者、陪席者が私の退席後に、意味深い議論を深めることが出来ます。だって、私の議論の内容を互いに理解しあっているわけですから。私の前では出ないような議論が深まります。

 こんなに利点があるのですから、私は上記のように話すようにします。

 さてさて、私はいろいろな方からメールを受け、そして必ず返信しています。しかし、この議論はプライベートが基本です。一部は、本ブログで公開しています(上記と同じ理由で)。が、公開しているのは、私のメールのやり取りのごくごく一部です。

 が、私のブログへのコメント、また、他ブログへの私のコメントは公開しています。これって、上記のような利点を生む出す可能性があります。少なくとも、私のブログコメントでの議論への「乱入」はウエルカムです(もちろん、大人のネチケットを踏まえたという前提ですが)。さらに、右の欄にある「最新日記一覧」や「リンク」のRSSリーダー番組でみるといいと思います)で登録しているブログはよく読んでいますし、コメントを書いているものです。謹んで、推薦します。

追伸 他にも定期的に読んでいるブログはあるのですが、公開のRSSで紹介するのを遠慮しているのもあります。それは、プライベートRSSに登録しています。しかし、公開のほうも順次、充実したいと思っております。

inoueinoue2007/06/02 23:03はい、早速、RSSリーダーとやらを使わせていただきまして、、いろいろな方のブログを「ほー」「へぇー」「ふむふむ」といった感じで読ませていただきました。ありがとうございました。

OB1989OB19892007/06/03 06:28昨日はありがとうございました。お会いできてまた学ぶことが多くあり,奮い立つ勇気をもらいました。

kirikiri2007/06/03 07:29楽しいひとときをありがとうございました。「泣けません」と入っていません、充分泣けます。スカイプの利用ですね。了解です。

jun24kawajun24kawa2007/06/03 08:48inoueさん、今後も情報発信楽しみにしています。
OB1889さん、楽しい会でした。長野でも会を計画してくださいね。
kiriさん、理解しています。kiriは泣けますよね。だけど、中学校の先生が大泣きできる、「ピッたし」自慢ブログ、期待していますよ~ん

07/06/01(金)

[]再び涙 22:26 再び涙 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 再び涙 - 西川純のメモ 再び涙 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 下に書いてある「一年生」を読んだ同志からのメールです。読んで、また泣きました。メールやりとりをしているだけで、こんな感激をいただける。ありがたいと思います。(一年生、をお読みになってない方は、まず、下の一年生をお読み下さい)

 緊急避難的な対応の後、最終的な解決を子どもに任せたところは、『学び合い』を会得された証拠だと思いました。今年度より『学び合い』を試み始めた方です。しかし既にこのレベルに達しています!

西川先生 こんばんは、○○です。

【大事なこと】一年生を読んで感動しました。今の自分にはその様子がありありと想像できます。なぜかと言うと「学び合い」を始めてから同じようなことが何度かあったからです。

 5分、10分・・・と時間が過ぎていくとこちらから関わっていこうかとイライラしますが、我慢して見守っていると切れている子供椅子に腰掛けさせて落ち着かせるなど何処で身に付けたのと吃驚してしまうほどです。イライラする必要など全くないことが後から分かります。トラブルを解決した子供達は、何もなっかたようにその時間の学習までも終わらせてしまいました。よく子供同士のトラブルがあった時すぐ対応するようにと言いますが、普通の学級では、授業があるからと後回しにされます。それでは、肝心の学習にも身が入るわけはありません。子供もにとってそれを解決しないと前に進めないからです。たとえ直ぐに教師が関わったとしても子供のように上手く解決はできません。子供が納得しないままに適当な所で仲直りさせるのがおちです。子供達は、それをずっと根に持ちそれ故教師の前では、おとなしくしておいて裏でコソコソと言うことがおこるのでしょう。そんな事で今まで精神的にかなり参っていましたが「学び会い」のお陰で邪魔さえしなければその後には、「感謝・感激」が待っていることが分かりました。

 話は変わって、○日前の出来事です。

 内科検診がありました。男の子達は、上半身裸になってかなり興奮気味でした。「静かに受けましょうね。」と言ってあったのにかなり騒がしい状態でした。子供達が何とかしてくれるだろうと待っていましたがなかなか静かになりません。養護の先生に注意されました。興奮している子供達は、なかなか静かになりません。お医者さんが、冗談交じりにうるさい子は、「パンツも取ってもらおうね。」と言うと図に乗って「いいよ。」ときました。もう我慢の限界です。腕をつかんで二人の子をロ-カに放り出しました。短気が私のいけない所です。次の手を打たなければと思い学級に戻った子供達に話ました。

T:「君たちの態度はどうでしたか。」

C:「お医者さんに迷惑をかけた。」

T:「それじゃその責任を取らないといけないよね。みんなで話し合ってどうするかまとめて下さい。」

しばらくして

C:「全員で謝りに行きます。」

T:「分かりました。そうして下さい。」

しかしお医者さんは、すでに帰った後でした。

C:「保健の先生が、伝えておくと言っていましたよ。」

T:「君たちは人に任せて責任を取ったことになるのですか。」

~その後の子供対の会話から~

みんな病院に行くと忙しいから迷惑だよね。」

「何人かで行けば。」

「それでも対応しないといけないから同じじゃない。」

電話はどう。」

「それも同じだよね。」

 結局子供達の出した結論は、みんな手紙を書こうと言うことになりました。中心になって話し合いをまとめた子は、家でも自分達の判断が正しいのか家族に相談してそれで良いと言っていたと翌日私に報告してくれました。

今日、お医者さんがまた検診に来るよと伝えると養護の先生といつ頃持って行ったらいいのかの打ち合わせまでして無事手紙を届けました。素晴らしドラマを見ているようです。20数年教員をしてきてこういう気持ちを味わったことはありません。

 凄い子供達です。「感激し、感謝する」それで給料がもらえる。ありがたいことです。』

[]難しさのレベル 22:02 難しさのレベル - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 難しさのレベル - 西川純のメモ 難しさのレベル - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある方より、『「勉強しなさい!」を言わない授業』の書評があることを教えていただいた(http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/5682/reading/2007-04b.html)。読んでみて、「鋭いな~」と思いつつ、自分の舌足らずを反省した。そこで補足をいたします。

 「学力上位者でも自力では解けないような課題」とは「学力上位者でも手も足も出ない課題」という意味ではありません。「学力上位者でも自力では完全に出来るわけではない、また、完全に自信を持てない」という意味です。何となく分かるような、分からないようなレベル。分かるんだけど、ちょっと自信がないレベル。です。こうなると前者だと誰かと協働で解決しようと思います。後者だと、誰かに自分の考えを語って、チェックを求めるようになります。この場合、必ずしも教師から見て自分と同等の学力(または同等以上)である必要はありません。極端に言えば、ただ、聞いてくれる存在であっても、意味があります。

 しかし、このレベルがどれほどなのか、これを見極めるのはなかなか難しい。それを、常にやらねばならないというのは、かなり大変です。が、簡単にできる方法があります。それは「みんなが出来る」です。自分が出来ることは簡単であっても、周りの人に説明するのはかなり高度な課題になります(教師だったら身をもって経験していますよね)。

 本当に「みんな」とうのは、予定調和すぎるほど「うまい」のです。でも、それはしょうがありません。我々の『学び合い』はホモサピエンスが数百万年の生存競争の中で洗練された戦略に則っているのですから、「うまい」のは当たり前です。

 私としては、多くの教師の習い性である「中の下に合わす」では、『学び合い』を生じさせないことを書きたいため、ちょっと過激すぎる表現を使いすぎました。反省。でも、過激に書いてしまう熱き思いも大事にしたい。

[]語ること 13:27 語ること - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 語ること - 西川純のメモ 語ること - 西川純のメモ のブックマークコメント

 abさんのブログコメントしたことが、大事なので、ここにも書きます。多くの方から、クラス開きに何を語るべきか、聞かれます。大抵の場合は、「学びの殿堂」のKanさんやKineさんの語りを推薦します。また、『「勉強しなさい!」を言わない授業』で紹介している、Iさん、Kurさんのプロトコルお勧めです。また、クラスで問題が起こったとき、それぞれのケース毎に、どう言えばいいかも聞かれます。それなりの応えをメールで送ります。

 しかし、子どもたちに何を語るべきか、それは本当は重要ではないんです。大事なのは、どう考えているかなんです。「考え」が理解できれば、その時、言いたいことを言えば(逆に言えば、言うべきではないと思ったときは黙っていれば)、それでOKです。うまい表現でなくてもOKです。何度も、何度も、機会がある度に語れば、そのうち理解してくれます。ただし、理解してくれるのは、教師の語ったことではなく、教師が考えていることです。だから、「考え」が重要なんです。

 が、「考え」を理解しようとしている方に、それを言ってもしょうがない。むしろ、ある型を伝え、そして子どもたちが変容する姿を通して「考え」を理解してもらうしかないのかも知れません。というわけで、上記を書いてビビらなくていいですよ。どんどん、どう語るべきかを聞いて下さい。私は誠意を持って、私なりに一生懸命に分かりやすく説明します。そして、それが困難である場合は、私より説明のうまい人にご紹介します。ご安心を。

[]一年10:47 一年生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 一年生 - 西川純のメモ 一年生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 つい最近埼玉県での『学び合い』の会で、ある小学校の同志と話し合いました。昨年度は、全ての教科で『学び合い』を実践をして、素晴らしい成果を上げた同志です。が、今年は1年生の担任です。授業の様子を見ていると、『学び合い』の導入が限定的です。そこで、「何故?」と聞くと、やはり一年生ということに迷いがあるようです。そこで、一年生も六年生も高校生大学生も四十の大学院生も、み~んな同じであることを語りました。その際、「一年生は分からない言葉があるので指導しなければならない部分があるのでは」とおっしゃっていました。が、いつも通り、そんなの本を与えればいいと言いました。具体的には国語辞典です。もちろん、全ての子どもが、その辞典を読み取れるわけでないことは百も承知です。が、教師が長々説明しても、全ての子どもが分かるわけではないことも承知しています。ただ、一斉学習と違って、『学び合い』の場合は、わかる子が他の子どもに教えることが出来ます。そんなこんな色々な話をしました。そうしたら以下のメールをいただきました。個人特定できないように一部修正したものを以下に付けます。やっぱ、一年生も有能だ!

西川先生

○○小学校 ○○です。

 先日は、お世話になりました。あの日の、いろいろな方との語らいと西川先生からのアドバイスが、自分にとって、大きなステップになっているのを感じています。

その1

 先生からアドバイスをいただいた「国語辞典の件」さっそく教室に置いてみました。何人の子ども達が使い方を知っていたのかは、定かではありませんが、(だって、「るってどこにあるの?」なんていう声もあちこちからきこえましたから。)あっという間に、1年生の机の上に、国語辞典が広がっている異様な光景となりました。最近、県教委や市教委の先生方の、授業参観があったのですが、さっそく、その国語辞典が目にとまったようでした。

その2 「学習班作り」

 教室も、ようやく自由な班作りでの、学習スタートしました。今まで、「1年生」にとらわれがあって、生活班での学習をしていたのですが、やっぱり、自分が学びたい人(学ぶ意味がある人)と学ぶ方が生き生きとしています。学習も進みます。

その3 「先生が泣いちゃった事件」

 先日、休み時間を終えて教室に行ったら、AとBのけんかが起きたとのこと。様子を見に行ったら、すでに、数人の女子が仲裁に入っていました。そのまま、しばらく見守っていると、「けんかは、両方悪いの。だから、Aちゃんも謝ったほうがいいよ。」「謝ったほうが、後で仲良くなれるよ。」・・・私が言いそうなことを友達が根気良く諭してくれていました。

少しずつ、泣いていた子も、落ち着いてきて、怒っていた顔も優しくなってきました。

 それでも、見守ること15分。授業もすでに始まっているし、ほかの子に、待ち時間の指示はしてあるものの、口を出そうか、どうしようか・・・でも、ここまで、待ったから我慢、我慢。と思っていたその時、「Aちゃんなら、ごめんねが言えるよね。」と諭す言葉

 私は、その言葉に、じーんときてしまいました。Aは、何をしても、気になる存在でした。1年生らしからぬ行動と態度で、担任をも友達をもいらいらさせることがしばしば・・・。「Aちゃんなら、ごめんねが言えるよね。」この言葉は、子どもを信じようとしている自分なのに、きっと今の自分には言えない言葉だったと思います。それを、子どもが、言ってくれた・・・。もう、私は、泣きそうでその場には、いられませんでした。

 そのうち、丸く固まっていた輪が、何事もなかったように解けました。

 双方に「ごめんね」が言えたとのこと。それを、待っていたほかの子ども達に報告する私の目は、真っ赤でした。「先生が泣いてる・・・。」子ども達は、びっくりでした。「感激すると、涙がでるんだよ」と私。

 その日、保護者会がありました。ちょうど、その報告をするのに、良い機会でした。次の日の連絡帳に、家でも、先生が泣いちゃった事件が話題になったとのことが書かれていました。「待っていた子ども達にも、先生の学級に対する思いが伝わったと思います。入学して、2ヶ月、毎日楽しそうに学校に通っています。」と保護者言葉

 ありがたかったです。

 これで、しばらく元気を充電できそうです。』

 教師の仕事目標の設定、評価、環境の整備です。「感激し、感謝する」は最高の評価です。子どもを信じて、感激をいただき、感謝する。それで給料がいただける。

 教師とは、なんて良い職業なんだろう・・・。ちなみに、このメールを読んで、私も泣いています。

enablerenabler2007/06/01 11:36私も泣きました。Kaya

jun24kawajun24kawa2007/06/01 13:28有り難うございます。
共感していただける人がいることで、もっと心豊かになれます。

F-KatagiriF-Katagiri2007/06/01 14:35私もウルウルです。その場面が目に浮かぶ。

MizuochiMizuochi2007/06/01 15:11私も・・・。

jun24kawajun24kawa2007/06/01 15:30あはははは
類は友を呼ぶ
泣き上戸が集まった、飲み会みたいだね。
でも、自分の過去の事例があるから、ありありと思い浮かぶんだよね。

OB1989OB19892007/06/01 21:25遅ればせながら.....(涙,涙,涙...)。

あべたかあべたか2007/06/02 04:45「[大事なこと]語ること」についての質問

すみません。
わたしの理解力が不足しているのか、西川先生のおっしゃっていることがよくわかりません。
いえ、書かれていることはわかるのです。
ただし、そのわたしが行った子どもたちへの言葉かけに対してのコメントとして読むと、よくわからなくなります。

つまり、わたしが行ったことは「考え」を伝えようと言うよりも、「型」ばかりを気にしすぎているということをお話しされたかったのでしょうか?
わたしの文章のどの部分にどのようにコメントをしたのかを(少し鈍い)わたしに理解できるように教えていただけますと幸いです。

OB1989OB19892007/06/02 06:31涙,涙,涙...。

jun24kawajun24kawa2007/06/02 06:37ごめんなさい
誤解を生じさせてしまいました。
わたしは、あべたかさんの言葉が型に囚われたものではなく、あべたかさんの「考え」によって生まれた言葉だと感じてコメントした次第です。だから、「大丈夫!あべたかさんが見える、感じる以上に、子ども達は分かっていますよ!」という意味です。
言葉足らず、ごめんなさい。許してください。

あべたかあべたか2007/06/03 06:31ありがとうございます
試行錯誤で前に進んでいきます。これからもご指導ください。