西川純のメモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

西川純です。新潟県上越市の上越教育大学の教育実践高度化専攻(教職大学院)で『学び合い』を研究しています。諸般の事情で、このブログのコメントは『学び合い』グループのメンバー限定です。メンバー登録は、いつでもOKです。ウエルカムです。なお、メールはメンバー以外にもオープンですので、いつでもメールください。メールのやりとりで高まりましょうね。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。西川研究室はいつでも参観OKです。 詳細は http://www.iamjun.com/をご覧下さい。 もし『学び合い』グループに参加される場合は、 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/をご参照ください。
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本格的にトライする人も多くいると思います。その際、人とのつながりが大事です。身近にいる人と繋がれるとありがたいですよね。『学び合い』を実践される方は、『学び合い』マップ(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zDInXkSSxyO4.kNDji5uDNm0Y)に、是非、登録下さい。登録は、『学び合い』マップ登録フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=77081b4d4f40dd2f)から出来ます。  「私なんて、人になんか教えられるレベルに行っていない」と思う方へ。だからいいんですよ。一番知っている人が、一番の教え手ではないことは『学び合い』を実践しているならば、子どもを見れば分かるでしょ。それに、教える必要はないのです。共に学び合えばいいのです。いや、愚痴を言ったり、笑ったりする、それでいいのです。  是非、一人でも多くの人がマップに登録下さい。強く、強く、お誘いします。

18/08/19(日)

[]今日 21:21 今日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 今日 - 西川純のメモ 今日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今日も濃かった。

 でも、家に帰って家族と馬鹿話をしながら晩酌。酔っています。で、長く書きません。あはははは

[]振り返り 07:12 振り返り - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 振り返り - 西川純のメモ 振り返り - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は、濃すぎた。

 朝、上越を出発。東京に行ったら立ち寄る秋葉原のブックオフで物色。その後、デジタルハリウッド大学の佐藤昌宏教授と経済産業省の浅野大介課長と面談。仕掛け人はZ会の寺西さん。

濃かった。

 初対面の人と話すのが嫌いな私は、寺西さんに、あ~だ、こ~だ、とごねたのです。というのは、私の年少時の体験から「私は誤解される(正確には、正しく認識される)。嫌われる。」というのがディフォルトにあります。だから嫌いなのです。でも、寺西さんが大丈夫と太鼓判を押したので、こわごわとお会いしました。

 佐藤さんとお会いして、5分ぐらいで「自分と似ている」と感じました。私との違いは、素直な人でした。夢のある若者みたいな人だなと思いました。教育工学に三十年以上関わっているので、偏見がありました。だから、「願いは正しいが、どうせいつもと同じ落ちになるのではと思っていました」。佐藤さん、ごめんなさい。

 が、違っていました。熱く語る佐藤さんの話を聞いているうちに、私の頭は久しぶりにフル回転になりました。佐藤さんの語る言葉と私の使う言葉が微妙に違うので調整が必要と思いますが、願っている方向性は同じです。だから、私の普段出さない馬鹿げているヴィジョンを語ってもいい人だと感じました。

 浅野さんは「すごみ」を感じました。簡単に言えば、「この人を敵にすると、大変だ」ということです。でも、逆に言えば、味方になってくれれば心強い。官僚として、修羅場をいくつも経験しているので、問題解決の方法が重層的になっている。

 『学び合い』の同志の方々へ。

 かなり面白い仕掛けが出来そうです。

 私の至らないところは仕掛け人の寺西さんがフォローしてくれていたと思います。

 日本の教育は変わらなければならない。それも出来るだけ早く。同時に、出来るだけソフトに。

 得られたモノが多すぎるので、整理するのに1週間ぐらいはかかると思います。アウトプットはもう少しお待ちください。

 話し終わって厚木に移動。明日の神奈川の会の前夜祭です。

 これも濃かった。

 参加者の中に含まれる保護者比率が高い。子どもまで参加。嬉しいことに企業勤務の大学の同級生も参加です。もちろん、『学び合い』の実践者も小中高います。全ての人がシームレスと繋がれる。こんな教育の集まりって他にあるのかな?

 ゼミOBのけんちゃんがいたので、久しぶりに頭をはたきながらからかいました。可愛い。

 頭がフル回転過ぎて、昨日はメモをアップできませんでした。

 さて、これから、朝食を食べて、今日話すことは何にするか考えることにします。

 では。

18/08/18(土)

[]違い 06:47 違い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 違い - 西川純のメモ 違い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 久しぶりに学びの共同体との関係を聞かれました。これを読んでください。

 http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20081124/1227514428

18/08/17(金)

[]ニーズ調査 19:39 ニーズ調査 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ニーズ調査 - 西川純のメモ ニーズ調査 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々は特別支援学級出身者が就職している事業所、また、就職した後(即ち、学校を卒業した後)の保護者に徹底的にインタヴューをしました。その結果を「特別支援学級のキャリア教育入門 基礎・基本編」(https://amzn.to/2Mmi9Jh)と「実践編」(https://amzn.to/2OHQbV0)の二つにまとめました。

 明らかになったことは、特別支援教育は就職後に必要とされる能力を育てていないという現実です。

 記事(https://toyokeizai.net/articles/-/224156)を読むと同じものを感じます。特別支援教育はキャリア教育ではないと言われる方もおられます。しかし、一度、就職に失敗し引きこもりになったらどんなことになるか、そういう人は知らないのです。

[]ビギナーズセミナー 19:30 ビギナーズセミナー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ビギナーズセミナー - 西川純のメモ ビギナーズセミナー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月1日に福岡で『学び合い』のビギナーズセミナーが開かれます。お誘いします。https://kokucheese.com/event/index/528599/

[]選択権 18:06 選択権 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選択権 - 西川純のメモ 選択権 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』では「学び合うこと」を求めません。求めるのは全員達成です。そのために全員達成は自分にとって得であることを語ります。そうすると多くの子どもが多くの場合に選択する方法が学び合うことです。

 ある子が「私は一人で勉強したい」と言えば、「君にとって一人で勉強することが達成に繋がるならば、どうぞ。でも、全員達成のために君に出来ることがないかを忘れずにね」といいます。

 いつも全体を俯瞰し、頭をフル回転に使っている子どもも、たまには手を抜きたい。いいのです。全員達成は全員の課題です。だから、全体として成り立っているならばいいのです。

 人と関わらず、自分のことだけやっている子どもが80点の点数になり。みんなのために頑張った子が70点になったとします。教科の成績が前者の子どもの方が高くなります。でもいいじゃないですか。所詮、テストの点数に過ぎません。5年後にどれほどの意味があるか、10年後にどれほどの意味があるか。逆に、みんなと関わらないことがみんなに知られることがどれほどのペナルティになるか。だから、ことさらペナルティを課しません。しかし、周りの子どもはその子が仲間になるためのアプローチをするでしょう。それが自分にとって得だからです。

[]混ぜるな危険! 12:35 混ぜるな危険! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 混ぜるな危険! - 西川純のメモ 混ぜるな危険! - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今までの授業ノウハウと『学び合い』のノウハウには決定的な違いがあります。それはパーツ使い出来ないのです。今までだったら、ミニネタ、ゲーム、プリントのようにその部分をちょこっと使うことが出来ました。でも、『学び合い』のノウハウはそれが出来ないのです。それを分からないと失敗します。

 『学び合い』は煎じ詰めると一つの願いと、学校観、子ども観にまとまります。それだけだと言っていい。しかし、それだと分かりづらいので様々なノウハウを開発し、整理しています。しかし、上記の考え方が分かれば全てのノウハウは不要になります。

 「多様な人と折り合いを付けて自らの課題を解決する」(学校観)ということが分かりさえすれば、その場その場の問題(例えば数学・算数の問題を解く、美術の作品を完成させる・・・)の課題は解決出来ます。それを実現するには一人の教師では不可能です。子ども達は有能であるという子ども観が必要です。このような学校観、子ども観が継続するには、「一人も見捨てないのが得」という考えが腑に落ちていなければなりません。

 たったこれだけなのです。

 今までの授業の学校観は「学校は教科内容を学ぶところ」であり、子ども観は「子どもは未熟で教師の援助無しでは学べない」なのです。だから、『学び合い』の授業に今までの授業のノウハウを入れる教師、つまり、入れてもいいと考える「考え方」の教師が『学び合い』をやっても、『学び合い』にはならないのです。そもそも考え方が違いますから。

 カレーもアイスクリームも美味しいですが、混ぜると不味くなります。

 といっても、初心者には分かりません。だから、ワンパックのノウハウのセットを用意しました。そのセットのままお使い下さい。使っている内に、考えが見えるようになります。もちろん、いきなりフルでやるのは怖くてもいいです。その場合は、週1時間でいいです。でも、その時は混ぜないで下さい。

 混ぜるな危険!です。

[]系統学習 06:52 系統学習 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 系統学習 - 西川純のメモ 系統学習 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 系統学習の系統って何だろう?多くは、その教科の背景とする学問の標準的な順序で学ぶことを指します。これだと、数学、物理学、化学あたりだと多くの人が納得する系統はあるかもしれないですが、それ以外は無理でしょうね。

 それにその系統がフィットするような子どもにとって、今の学校教育はフィットしません。私は大学に入って高木貞二の解析学、代数学、ファイマン物理学を読んで、今までの数学、物理が、いかに非効率で非本質的なものをダラダラとやっていたことを知りました。だから数学、物理の先生が「教科の本質」云々を言うと苦笑します。

 どうも大学の学習を薄めたものが高校や中学校の学習のようにとらえられているように思います。薄めたみそ汁は不味い味噌汁で、そもそも味噌汁ではありません。

 科学史の研究によれば、学問の発展は標準的な教科書の順序と違ってダイナミックで、もっとグジャグジャしたものです。その中には人間関係の要素も入るのです。例えば、振り子の周期は弦の長さによって変わるが、重さによって変わらない、ということをすんなり信じられますか?50gの重りの振り子と100kgの重りの振り子が同じ周期であることを信じられますか?これを信じられるためには、みんながそう思っているという状態になって変わるのです。いわゆるパラダイムが変わらなければなりません。科学史研究では科学者集団の中でのドロドロしたやりとりの過程が描かれています。

 一人一人の学習における系統は様々です。だから、現状の系統学習は意味を持ちません。子ども達が主体的・対話的に学習することによって、その集団における系統が生まれるのです。

 我々は約20年前にこんな研究をしました。

 まるまる学期の理科を子どもに任せたのです。どの部分をやってもいい。実験をやってもいいし、しなくてもいい。でも、定期試験では全員がいい成績を取ることを求めたのです。我々が着目したのは子ども達がどの順番で学ぶかです。子ども達はてんでんばらばらのところがからはじめます。そして、次に勉強するところを選びます。その順序を記録したのです。最初はぐちゃぐちゃでした。しかし、徐々に教科書の順序に収斂したのです。

 教科書はあることを学んでいることを前提として書いていることがあります。それが分からないと理解できないのです。理解できない子どもは分かった子に聞きます。分かった子はその事が書いてある教科書を示しながら教えます。それが教室の各所で起こったのです。そして、学期の最後の段階で「あ~、教科書はこうかかれているのは、こうだったんだ~」とつぶやく子がいました。周りの子はそれを聞いてうなずくのです。

 これが私の考える系統学習です。つまり、一人一人の学びの系統を保証し、真正の学問の発展過程を追体験できる学びです。

 『学び合い』だと系統的に学べないと思っている人がいると、以上のことを思い出します。

18/08/16(木)

[]仕える 22:15 仕える - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 仕える - 西川純のメモ 仕える - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある仕事を任されたとします。

 ある校長は毎日、報告、連絡、相談を求めます。そして、相談に対して、丁寧にアドバイスをします。

 ある校長は報告、連絡、相談を求めません。報告、連絡、相談をしようとすると、「その仕事はあなたに任せました。あなたのやりたいようにしてください。責任は私はとりますから。」と言います。そして、アドバイスはしませんが、職員全体の前でその先生が任せられた仕事が学校全体にとって大事であることを語り、職員全体で取り組むべきことを語ります。

 どちらの校長に仕えたいですか?自分の頭で考えるのはどちらですか?

 1校時を半分に分けて半分を一斉指導、半分を『学び合い』でやる人がいます。これは『学び合い』ではないし、やらない方がいい。

 ということを説明するとき、先に述べた校長の例を話します。

 子どもは教師の言動によって、教師の心を見透かすのです。それに合わせた行動をします。少なくともクラスをリードする人の心を見透かすことに長けた5、6人の子どもは見透かし、合わせた行動をします。だから、任せたら、任せるのです。何故、半分ずつにするのか?それは信頼していないからです。

[]自己矛盾 21:58 自己矛盾 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自己矛盾 - 西川純のメモ 自己矛盾 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある地域では、子どもの主体的な問いによって授業を組み立てるそうです。そのため、子どもの主体的な問いを予想し、導くそうです。

 噴飯物ですね。コメディみたいです。言っていることが論理的に自己矛盾していることが分からないことに笑えます。

 それに「こども」て誰のことを指しているのでしょうか?子どもという子どもは誰もいない。もし、一人一人の子どもの主体的な問いをもとに授業を組み立てるとしたら、三十人分の主体的な問いを予想し、導くのでしょうか?人はでったいに出来ない。安易に子どもという言葉を使うのは止めて欲しい。

[]速度 21:40 速度 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 速度 - 西川純のメモ 速度 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』(二重括弧)をフルでやれば平常の3分の2で終わらせることが出来ます。集団が育てば半分で終わります。が、『学び合い』だと時間がかかるという誤解は無くならないですね。もちろん『学び合い』以外の学び合いでどうなるかは分かりません。しかし、『学び合い』なら早く終わります。絶対に。

 理由は簡単です。

 クラスには早く終わる子もいれば時間のかかる子もいます。先生は中の下ぐらいに合わせて進めます。つまり、過半数の子どもは多かれ少なかれ待たされているのです。ところが、『学び合い』では各自が各自のスピードで進みます。そして、早く終わった子どもが遅れ気味の子どものサポートをしています。つまり、無駄がないのです。

 そして、全員達成を求める集団になれば予習をする子どもが生まれます。おそらく小学生は復習はしますが予習はしないですよね。でも、『学び合い』では小学生でも予習をし始めます。理由は全員達成をしたいためです。予習をしていれば、さあどうぞ、で教えはじめることが出来ますから。つまり予算ゼロで6、7人の加配教師が生まれるのです。

 では、多くの人が『学び合い』では時間がかかると誤解するのでしょうか?理由は、今までの一斉指導でやっていた説明や板書は削らず、それに話し合いをプラスアルファする姿しか想像できないからです。それだったら絶対に時間がかかるのは当然です。しかし『学び合い』では説明や板書はカットしますから。これが想像できないのでしょうね。

 私のゼミ生(新規採用)が「実践上の悩みがあるので電話できないでしょうか?」とメールしてきました。心配性の私はあれこれ想像して電話に出ました。しかし聞いてみると、もう教科書が終わるのでこれからどうしたらいいか?という悩みです。そのゼミ生の学校には中堅の『学び合い』実践者がいるために、新任者でもフルの『学び合い』を出来るそうです。心配していた私は爆笑してしまいました。そして、発展的な課題の例をいくつか教えました。

追伸 中途半端な『学び合い』、つまり『学び合い』ではないなんちゃって『学び合い』では早くなりません。限定的な教材で早くなるかもしれない程度です。『学び合い』は、過去の学術データ・実践データによって構築されています。そこから少しでも外れると、一気に構造が崩れる場合は少なくありません。

[]顔 18:52 顔 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 顔 - 西川純のメモ 顔 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私はいつもニコニコしているし、馬鹿話を話しかけている。ということで、ぼーっとして何も考えていないと、「先生、怒っているのですか?」と言われます。

 困るのは、大学院の面接の時です。私はコース長なので、司会役です。ということで、私は「では、まずお座りください。受験番号、氏名、所属を言ってください。では、本学教職大学院を知ったきっかけ、何で大学院に入ろうとしたか、入学後に何をしたいかの3つを短く応えてください」と最初にものすごく優しく言って、あとはぼーっとしているだけです。質問は他の方々がします。

 しかし、入学後に学生さんから、「西川先生が一番怖かった」、「西川先生の質問が一番キツかった」と言われます。

 言いがかりだ!

 と思います。私はぼーっとしているだけ。それも質問すらしていないのに、質問がきつかったと言われる。

 何故だろう。

18/08/15(水)

[]奥義 21:06 奥義 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 奥義 - 西川純のメモ 奥義 - 西川純のメモ のブックマークコメント

人付き合いの奥義

自分を安く使おうとする人とは距離を置く。

長くつきあっている人を大事にする。

以上のルールが経験上分かっていない若い人には、拒否せず、距離を置く。

[]『学び合い』の組織 14:37 『学び合い』の組織 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学び合い』の組織 - 西川純のメモ 『学び合い』の組織 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 何度も書いたことですが、最近書いてないので書きます。

 『学び合い』の実践者のネットワークは全国に広がっています。FBでの『学び合い』グループは教育のグループとしては最大でしょう。

 しかし、不思議とは思いませんか?全国的な組織がありません。あるのは各地の『学び合い』の会です。それも、いつでもだれでも作っていいのです。誰に断る必要もありません。結果として同じ都道府県にいくつあってもいいですし、先にできている会の承諾は必要ありません。やりたい人がやればいい。だから、その会の代表や世話人という人はいますが、全国的な組織の役員はフォーラムのお世話係ぐらいではないでしょうか?しかし、それも何らかの会議や個人の任命に基づく者ではなく、手間のかかる仕事を「私がやります」と手を上げ、まわりは「ご苦労様」と思っているだけ。当然ながら何の権限もありません。それは各地の代表や世話人も同じです。さらに当然ながら全国レベルの代表、世話人、会長はいません。

 私が会長だと思っている方もおられるかもしれません。でも、違います。『学び合い』の古手の人は上記のことを知っています。だから、全国大会のフォーラムで私を紹介するときは「上越教育大学教授 西川純」で「西川会長」ではないでしょ?

 『学び合い』ネットワークの中でも役割の重さ、影響力の大きさは一人一人違います。しかし、一般社会とは違って、何らかの組織図によって定められているものではありません。何年、『学び合い』を実践しているかではありません。出身大学・研究室によって定められているもではありません。それは、その人が今までに何をなし、今何をなそうとしているかによって定まる「敬意」によって定まるものです。まあ、「あの人がそういうだったら、そうしよう」というものです。

 SF作家のホーガンが描く「断絶への航海」のケイロン社会が、私の思い描く脱工業化社会の理想像としてあります。だから『学び合い』の全国大会であるフォーラムを開催した頃から一貫して固定的な組織を作ることを拒否していました。そして、その意味を多くの方々に語り続けています。

 固定的な組織がなければ維持できないようなものであるならば維持しなくていい。時代の必然性があれば、固定的な組織がなくても維持・発展するはずです。だから、日本で一番小さい国立大学の一人の教師が始めたことが日本中に広がっている。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20150815/1439592516

[]多様性 14:37 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近は前に比べれば少なくなりましたが、私のいるところで実践発表される方が「西川先生には違うといわれるかもしれませんが・・・」とか「西川先生から叱られると思いますが・・・」と言ってから語り出す方はいます。しかし、絶対にそんなことはありません。

 全国の皆さんに、古くからの『学び合い』実践者の方、西川ゼミのOB/OGの方に申します。私がブログ等でそんなことしたこと一度でもありますか?いや、酒席の雑談でも言ったことはありますか?「無い」と断言します。色々な方から「○○さんの『学び合い』は西川先生のとは違いますよね」と言われることは少なくありません。私は「たしかに私とは違う(もしくは「私の趣味とは違う」)。でも、現実の子どもを目の前にしているのは○○さんだ。だから、きっとそれが正しいと私は思います。どちらが正しいかは時間が決める。もし、○○さんのがよりよいと思ったら、その瞬間に私は過去の自分を捨てるよ。『学び合い』はそうやって脱皮して、成長したのだから。世の中には色々な人がいる。入り口は多様の方がいい。我々が願っているのは一人も見捨てない教育と社会なのだから。」と言っているはずです。私のこのスタンスはぶれずに一貫しています。

 第一、我々は子どもに対して「多様な人とおりあいをつける」ことが大事だと教えているのです。みずからがそうしなければ。

追伸 ちなみに社会科学である教育学、その実践である教育において「正しい/正しくない」を最終的に決めているのは論理的な結論でもなく、自然でもありません。どれだけの人がそれに賛同し、社会を変え、その影響が永続するか否かによって定まるものだと考えています。と思っているので、学術論文のみならず、教師用・保護者向けの本を書いています。

[]新規採用者 11:04 新規採用者 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新規採用者 - 西川純のメモ 新規採用者 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の方だったら、人生で一番大変だった年はいくつですか?

 おそらく、新規採用の1年であることを上げる人は多いと思います。

 何も分からず、いきなり担任、校務分掌、部活顧問を任される。冷静に考えれば、無茶ですよね。だったら、時間講師で始めることもありだと思います。

[]愛知・名古屋の会 10:40 愛知・名古屋の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 愛知・名古屋の会 - 西川純のメモ 愛知・名古屋の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 8月21日に名古屋で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。https://www.kokuchpro.com/event/5247f4abda19203558324e520644d606/

[]道徳 10:26 道徳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 道徳 - 西川純のメモ 道徳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教師の発言・板書が大部分を占めている今の授業での道徳は無意味です。今の授業でできるのは「そうすべき」と思わせることです。でも、「そうする」にするには主体的・対話的な授業であり、『学び合い』しかそれができないと思います。

 何故でしょうか?それはホモサピエンスの生存戦略に根ざしています。

 考えてみてください。「いじめ」が駄目なことはみんな知っています。知らない子どもがいると思いますか?でも、「いじめ」は無くならない。その子どもたちに、もう一度、「いじめ」は駄目であることを教師が語って変わると思いますか?絶対に変わりません。

 人がどのような行動をするかは、正しい/正しくないで決めません。自分が所属している集団の多くがどのように行動するかで決まります。なお、いつもながら根拠俺で私は書きません。詳しくは、「理科だからできる本当の「言語活動」」(東洋館)の第2章、「『学び合い』道徳プラン」(明治図書)の第1章をお読みください。

[]アマゾンの採用基準 10:26 アマゾンの採用基準 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - アマゾンの採用基準 - 西川純のメモ アマゾンの採用基準 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 アマゾンの面接対策(https://gigazine.net/news/20180814-amazon-preparing-interview/)が公開されています。これって非常に合理的だと思います。

 アマゾンが求める能力は生得的(つまり生まれつき)ではないことを知っています。トレーニングによって得られる能力だと知っています。だから、公開すれば、アマゾンに採用されたいと思う人はトレーニングします。面接ではトレーニングの結果としてアマゾンが求めるレベルに達した人を採用すればいいのです。即戦力を獲得することができます。

 日本はメンバーシップ型雇用が神武景気からバブル崩壊までは続いていました。その場合は自社に合わせるのは企業内教育がやっていました。だから、学歴フィルターのようなおおざっぱな方法でよかった。企業内教育がないジョブ型雇用の場合、即戦力を求めます。

 日本でもこのような雇用が広がれば、無節操な併願はできなくなりますね。

 私はこの記事を読みながら、今後は大学入試もそうなるだろうし、そうすべきだと思いました。最低限の学力保証は新テストで足切りしたらいい。というか事前に応募条件にそれを明記すればいい。2次試験の午前にスマホ使い放題の記述式問題を課します。午後に面接をするのです。面接まではスマホは利用不可にします。そして、記述式問題、面接の傾向をアマゾンと同様に公開しているのです。

 今の大学の3ポリシーは似たり寄ったりで美辞麗句が並んでいます。しかし、尖った3ポリシーでなければ企業は学歴フィルターではじくかもしれません。偏差値ではなく。第一、偏差値の信用性は2020年以降、暴落しますから。