『学び合い』の文化を教室に このページをアンテナに追加 RSSフィード

私立の中高一貫校で国語を教えています。

2008-04-08

絵本の火曜日 22:01 絵本の火曜日 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 絵本の火曜日 - 『学び合い』の文化を教室に 絵本の火曜日 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

今日は2冊ご紹介。

本が大嫌いな女の子のお話。

The Girl Who Hated Books
The Girl Who Hated BooksManjusha Pawagi

Second Story Press 1998-10-01
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大学時代、子ども文庫で共同生活をしていた時期がありました。

図書室があって、一日中そこで本をあいうえお順に並べたり、著者別に並べ替えたり、そんなことをして過ごしたこともありました。

そういう所に出入りする人は、間違いなく本好きの人で、お宅に伺うと家中が本で溢れかえっているという感じだったりしました。

主人公のミーナの家もそんな感じです。お父さんもお母さんも、食事のときまで本を手放そうとしません。でも、そんな生活にうんざりしているミーナ。

ある日飼い猫のマックスが積み上げたミーナの本のてっぺんに上って降りられなくなります。

助けようと本の山に登っていったら、本が崩れ、その拍子に本の中の動物たちまで飛び出してきて大騒ぎ。

ハンプティ・ダンプティは落ちたせいでひびが入ってぐったりしているし、象は机の上で皿回し、猿はカーテンをかぶって走り回り、ウサギたちは椅子の足をかじっている…。

ところが本の中に戻そうにも、どの動物がどの本から出てきたのか、全然ミーナにはわかりません。

そこで、ミーナは思いつきました。「本を読み聞かせばいいんだ!」

ミーナが座って一冊の本を読み出すと、騒いでいた動物たちが周りを囲んで静かにお話を聞き始めました。

「それ、僕たちの話だ!」

そう言って、本の中に動物たちが飛び込んでいきます。

一冊、一冊と読んでいくごとに、動物たちも減っていき、とうとう残るはピーターラビットだけになりました。

ミーナは急にさびしくなりましたが、ピーターも淋しそうです。本を読むと自分の世界に帰っていきました。

「独りぼっちになっちゃった…」ミーナはそう思いましたが、本が残されていることに気がつきました!

お父さんとお母さんが帰宅してみると、家の中がぐちゃぐちゃになっています。しかし、もっと驚いたことに、ミーナが一人で本を読んでいるのでした。

本嫌いの子が本好きになるというストーリーがいいなあと思います。

本の中には様々な世界があって、そこに行けばいつでも友達に会えるんですね。

もう1冊は、アメリカの日系人の女の子が主人公。

Suki's Kimono
Suki's KimonoChieri Uegaki Stephane Jorisch

Kids Can Pr 2005-10
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作者を見ると、日本人なのかなと思いますが、主人公の女の子の名前が"suki".二人のお姉さんの名前は普通の女の子の名前なんですけれどね。

9月最初の、小学校に初めて行く日、夏休みにおばあちゃんに買ってもらった着物が気に入って、着物に足袋、下駄を履いて、学校に出かけていきます。


教室で男の子に「こいつコウモリだぜ」なんて、着物の袖を引っ張られたりしますが、負けません。

夏休みの楽しかったことを話してくれないかという先生の問いかけに、張り切っておばちゃんに連れて行ってもらったお祭りのことを話し、盆踊りを踊ってみせます。

みんながそんな彼女のことをほめてくれるんですが、うーん、ちょっと考えちゃいましたね。

お姉さんたち二人は、妹を冷ややかに見ていて、登校するときも他人のふりです。

ところが、帰り道では、二人のお姉さんはせっかく新しい服を着ていったのに誰も気づいてくれなかったとかぼやいていて、みんなの人気者になった「すき」だけ上機嫌でからんころん下駄を鳴らしながら帰ってくるんです。

自分のアイデンティティーを大切にとか、違いを受け入れることの素晴らしさとか、メッセージを読み取ることもできます。

で、例えば日本の小学校でチマチョゴリを来て登校してきた子がいたら、どんな反応があるでしょうか。

そんなことを考えました。これ、翻訳されないかなあ。

春の嵐と入学式 15:00 春の嵐と入学式 - 『学び合い』の文化を教室に を含むブックマーク はてなブックマーク - 春の嵐と入学式 - 『学び合い』の文化を教室に 春の嵐と入学式 - 『学び合い』の文化を教室に のブックマークコメント

長年教師をやっとりますが、これだけ悪天候の入学式というのは初めてですね。

中3の学年教師は前日に式場の設営と、当日中3が新入生を案内して教室へ連れて行く動線の確認が仕事でした。

しかし、この雨と風。Y先生が、「チャペルの入り口で傘をビニール袋に入れて、クラスを確認して、それから受付へ案内だと、雨の中に長い行列ができてしまうから、新校舎の方から入れましょう」という提案をしてくれました。

新校舎の1階部分には回廊ができているので、雨風をしのぐことができます。こちらへ誘導し、そこで自分のクラスがどこなのかを確認してからチャペルへ誘導、ということで、クラスの名簿を新校舎の方へ貼り直しました。その間にY先生は中3の生徒たちに誘導経路の変更を説明してくれます。悪天候を見越して、8時前にかなりのご家族がやってきたのでその対応をし、などとしているうちに準備が整って、新校舎側から新入生と保護者の皆さんを誘導していきました。

おかげで、大雨と強風の割には、スムーズに、濡れずに受付へと誘導できました。

係の中360名は大活躍でした。

残りの180名の中3は8時40分登校です。5分前に誘導をT先生にお任せして、教室へ。

電車の遅延のために三人ほど自己遅刻となりましたが、無事全員登校できました。

9時から始まった入学式は、10時半までのロングラン。中3の態度はおおむね良好だったと思います。教室に戻ってから「よく頑張った。」と思わず声をかけてしまいました。

校長式辞の後来賓の挨拶が4人。在校生代表の言葉もあるので、ここをもう少し簡略化できるといいのですけれどね。

O校長のお話は分かりやすく、感銘深いものがあったので、そのお話の内容が新入生たちの頭にくっきりと残るような組み立てがほしいなと。

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