あおのりの共育挑戦記

千葉県で小学校の教員をしています。 『学び合い』の精神で子どもたちと共に育っていけるよう日々チャレンジしていきます。

2013-07-26 (金)

アセスメントと目標設定

今日,特別支援の新任担当教員のための研修がありました。


テーマは「アセスメント」でした。

1学期が終わり,今後の指導をどうしていこうか,2学期に向けて計画を立てる上で,とってもいい勉強になりました。


学び合い』でも何でも,


現状を踏まえ

 ↓

目標を立て

 ↓

実践して

 ↓

評価する

 ↓

現状を踏まえ・・・


という流れ(PDCAサイクル?)って大切ですよね。

今回はその中の『現状を踏まえ』るためのツール,検査法を詳しく教わりました。

数ある検査方法の中から,今回はよく使われるor使いやすい5種類を紹介してもらいました。


◎新版S-M社会生活能力検査

 ・すぐできる!(20分くらい)

 ・個人内差(能力のアンバランスさ)が分かる

 ・毎年実施すれば,客観的に成長が見える!


◎太田STAGE

 ・重点課題と課題克服のための実践例が載っている

 ・本が高い!(6000円以上!)


◎およその発達段階(Ver.5)←安部博志先生(筑波大学付属大塚特別支援学校)作

 ・一覧表の形式が継続的に使いやすく,見やすい!

 ・個人内差が分かる

 ・評価項目がそのまま目標にできる

 ・講座で話されている内容が『学び合い』の方向と近い?第15回 明日の教室東京分校 #askt15 安部博志先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)『授業改善から学校力の向上へ?教材教具から見えてくる支援のポイント10?』 - Togetter


◎田中ビネー知能検査Ⅴ

 ・知能指数と精神年齢の両方が分かる

 ・細かい評価項目がなく,個人内差は分からない

 ・WISCより数値が高めに出る傾向がある


◎WISC-Ⅲ知能検査

 ・項目毎に値が出る(個人内差が分かる)ため,指導の指針が立てやすい


やっぱりWISC-Ⅲが一般的なようですね。

今回結果の見方を具体的な検査方法と共に教わりました。

いや,うちの支援級の子どもたちの多くもWISC-Ⅲを受けていますが,結果の表を見てもよく分からなかったんですよねー

改めて子どもたちの結果を見直してみようと思います。


★★★大事なこと★★★

アセスメントは,

1.何のためにするのか

 ①その子を客観的に,より深く理解するため

 ②指導の方針を立てるため

 ③成長を見るため

2.いつするのか

 ①年度始め(指導方針を立てる)

 ②年度終わり(成長を見る)

 ③学期始め(関係ができた上で,さらに理解を深める)

 ④進級,進学時(引継いで指針を立てる)

3.何で見るのか

 ①その子に合ったもの

 ②目的に合ったもの


うーん,目標を立てるために個々の現状把握から考えなきゃいけないのは大変!!通常級なら教科書とか指導要領をベースにできるのに・・・

でも,それで育ったときに嬉しいのが特別支援の醍醐味でもあるんですよね,きっと。

しっかりとアセスメントをして,一人ひとりの実態に合った課題を作っていきたいと思います。