信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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2019-06-02   指示なしで

[] 12:04    指示なしで - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    指示なしで - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20180711

 子どもたちにさせてみることの重要で大切なことを書きました。この”させてみる”ことには,2つの意味が包含されています。それだけに,ともすると誤解を招きます。”させてみる”ことの一つ目の意味は,指示によってさせてみることです。”させてみる”ことはしてはいますが,それはその都度,教師がその子ないしはその子どもたちに対して逐一指示を出していることによるものです。「○○を出しなさい」「△△をしまいなさい」「□□を持っていきなさい」「××を実験しなさい」等々,挙げだしたらきりがありません。

もう一つの”させてみる”は

 指示なしでさせてみることです。2018年7月11日に書いた事例はこの好例です。上級コースの標高最高位の地点から滑らせてみることでも,「そこで膝を折って体重を移しなさい」「ほら,ストックついて!」「ちがうちがう,そうじゃない」「ひざをおって」等々,滑っているまさにその子に対していちいち指示を出すことなど,絶対にあり得ません。一端,その子が滑り始めたら,もうその子の瞬時の判断と行動に任せるしかないことは自明です。

体育系の部活動の指導を思い出してもらっても

 良くお分かりのことと思います。野球のバットを振っているその瞬間に監督が「手首を返せ!」などと指示することはあり得ません。ラケットを振り始めたその瞬間に監督が「もっと腰をひねれ!」などと指示することはあり得ません。子どもたちの瞬時の判断と行動に任せるのみです。

さて,授業ではどうでしょうか?

 子どもたちに”させてみる”ことはしているでしょうが,果たして前者でしょうかそれとも後者でしょうか?『学び合い』の考え方は、間違いなく後者です。それが子どもたちを育てる上で重要かつ大切かつ必要なことなのです。指示なしで”させてみる”機会を数多く,繰り返し持つことが欠かせないのです。

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