信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2020-01-29   同時に育てる

[] 06:40    同時に育てる - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    同時に育てる - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方は,

 教科の授業の時に,道徳教育と生徒指導を同時に展開するものです。従来も,教科における道徳教育及び教科における特別活動はありましたがなかなか充実した展開を図ることが難しい状況でしたから,新鮮に感じるのかもしれません。教科の授業では教科をやり,道徳教育は道徳の時間でやり特別活動は学級活動や生徒会活動でやるような今までの授業とはひと味違った印象をもつことでしょう。児童生徒のみなさんの考え,判断,行動に任せる時間を取った上で,それらの一連の動きをリフレクションすることを通して,3者を同時に育てるものです。それだけに,『学び合い』の考え方を語る時間を大切にしたいものです。

2020-01-28   素敵な環境

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学び合い』に関する書籍が

 60冊以上刊行されていて,『学び合い』に関する論文が1年に必ず数件掲載されていて,『学び合い』に関する発表が毎年必ず10件前後あります。それだけ,『学び合い』に関する情報が世に出ています。素敵な環境が整っている時代となりました。学部でも大学院でも『学び合い』の講義はありませんが,学部の科目の中の1コマを使って話をする機会があります。そうすると,受講している研究室以外の学生のみなさんが関心を持ってくれることがあります。魅力ある環境づくりを進めていく結果かもしれません。しかしながら,まだまだこれからです。みなさんと一緒に汗を流します。

2020-01-27   引き継がれていった

[] 06:46    引き継がれていった - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    引き継がれていった - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学部の教員が変われば

 当然のことながら,その教員の教育研究が変わるのですから研究室は変わります。同じ理科教育であったとしても,がらっと変わります。『学び合い』の考え方を推進していた教員が変われば,『学び合い』の考え方ではない教員が着任すれば,理科教育は『学び合い』の考え方ではなくなります。おそらく,外のみなさんにはその当たりのことはよく分からないでしょうが,人が変わるのですからその人についていた人ががらっと変わるのは当たり前のことかもしれません。

学校はそれほどでもありませんが,

 校長が変われば,校長の学校経営の方針によって学校が変わります。『学び合い』の考え方を推し進めていた校長が変われば,その次の校長が『学び合い』の考え方よりも関心の高いものを持っていたならば,『学び合い』の考え方よりもそちらの方を優先しますから,あっという間に『学び合い』の考え方はなくなります。該当事例をこれまでに星の数ほど見てきました。

それが,校長が変わっても

 『学び合い』の考え方が脈々と引き継がれていく学校は特異な事例なのかもしれません。我々にとっては当たり前なのですが,一般的には当たり前ではない現象です。ですから,引き継がれていったのが大きかったですねと言われます。共感していただける,納得していただけるだけの価値を持っていることを嬉しく思うところです。

2020-01-26   水鳥

[] 07:10    水鳥 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    水鳥 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

水鳥は,

 えさを探しに水中に潜ります。水中の透明度がそれほど高いと思われないような池でも,それは変わりません。どうやってえさを見つけるのか聞いてみたくなりますが,不思議なことにみつけてきます。1羽がくるっと回転したかと思うと水しぶきも上げずにあっという間に水中に消えてしまいます。まもなく隣にいたはずのもう1羽もくるっと回転したかに見えていつの間にか水の中に潜って,水面から消えます。

じっと水面を見ていると,

 波は立ちません。泡も出てきません。つまり,水中では呼吸を止めてえさを探します。なめらかにえさを探します。じっと見つめていても,まだ上がってきません。時間にして30秒から45秒くらい経ったでしょうか,頭から水面に上がってきます。さらにじっと見つめていると,隣で潜った水鳥が頭から水面に上がってきます。上手なものです。誰が教えたわけでもなく,生きるためにDNAに組み込まれた天性の見事な技です。観察は楽しいものです。

2020-01-25   どの授業も素晴らしい

[] 05:49    どの授業も素晴らしい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    どの授業も素晴らしい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

半年前に『学び合い』ライブ出前授業で

 おじゃました学校に呼んでいただいて,15名の先生方の『学び合い』の考え方を使った授業実践を参観させていただく機会がありました。どの授業も素晴らしく,正直なところびっくり仰天しています。通常,『学び合い』ライブ出前授業でお邪魔した学校からは二度目の要請はほとんどありません。二度目の要請があった場合には,一度お見せした学年,ないしは教科・領域ではない別の学年なり教科・領域なりでの『学び合い』ライブ出前授業の要請が届くものです。

「あのときはあの学年だったから」

 や「あのときはあの教科だったので,自分の専門とする教科ならどうなるのかを見てみたい」というのが大方の理由です。それが至極当然のことです。あの学校だからできた,あの学年だからあのクラスだからできた,あの教科だからできた,と思うのが人の常です。やらなければならないのなら,自分事としてとらえてみたいと思えばこそ,自分事としてとらえることのできる学年,教科・領域,クラス,単元でもう一度改めて見てみたいと,私でも思います。あのときは,自分事として見てなかったから。

ところが,

 今回お邪魔した,二度目の要請をいただいた学校からは,『学び合い』ライブ出前授業の要請はありませんでした。自分たちでやりますから,見てください,というのです。15人の先生方による19の授業(すべて『学び合い』の考え方を使った授業)を見せてもらいました。その結果,冒頭の感想がでてきたのです。いったい,この半年の間に何があったのでしょうか。知りたくなってしまいます。みなさんに公開しても良いほどの『学び合い』の考え方を使った授業が展開しています。

子どもたちも育っています。

 私「将来,生きていくときに大切なのは友だちだよ」生徒「違います。信頼です」。見事な受け答えです。授業中に分からないことをはっきりと分からないと言える文化をもち,分からないことをそのときに友だちに聞きに行くことのできる文化が育ち,ジェンダーに依存しない文化が醸成されています。自分ができたことを分からない子のところに行って話している子どもたちがいて,分からないことを解決できたらまだ分からなくて困っている子のところに一目散に駆けていく子どもたちがいます。

「授業命!」という学級目標を

 掲げたクラスがあります。自由に立ち歩き,自由に会話し,分かったことを自由に発信し,分からないことを自由に表現し合える文化が育っている,この学校は凄いなあとひたすら感心しきりです。この半年の間に,これだけの変貌を遂げたとしたら(以前からそうであったのかもしれませんが),その秘訣を知りたいと思うのは私だけではないはずです。保護者の皆さんに理解してもらうにはどうしたらよいでしょうか,と尋ねられるのですから,その凄さはいつもおじゃましている学校のレベルを超えています。

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