信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2020-01-26   水鳥

[] 07:10    水鳥 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    水鳥 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

水鳥は,

 えさを探しに水中に潜ります。水中の透明度がそれほど高いと思われないような池でも,それは変わりません。どうやってえさを見つけるのか聞いてみたくなりますが,不思議なことにみつけてきます。1羽がくるっと回転したかと思うと水しぶきも上げずにあっという間に水中に消えてしまいます。まもなく隣にいたはずのもう1羽もくるっと回転したかに見えていつの間にか水の中に潜って,水面から消えます。

じっと水面を見ていると,

 波は立ちません。泡も出てきません。つまり,水中では呼吸を止めてえさを探します。なめらかにえさを探します。じっと見つめていても,まだ上がってきません。時間にして30秒から45秒くらい経ったでしょうか,頭から水面に上がってきます。さらにじっと見つめていると,隣で潜った水鳥が頭から水面に上がってきます。上手なものです。誰が教えたわけでもなく,生きるためにDNAに組み込まれた天性の見事な技です。観察は楽しいものです。

2020-01-25   どの授業も素晴らしい

[] 05:49    どの授業も素晴らしい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    どの授業も素晴らしい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

半年前に『学び合い』ライブ出前授業で

 おじゃました学校に呼んでいただいて,15名の先生方の『学び合い』の考え方を使った授業実践を参観させていただく機会がありました。どの授業も素晴らしく,正直なところびっくり仰天しています。通常,『学び合い』ライブ出前授業でお邪魔した学校からは二度目の要請はほとんどありません。二度目の要請があった場合には,一度お見せした学年,ないしは教科・領域ではない別の学年なり教科・領域なりでの『学び合い』ライブ出前授業の要請が届くものです。

「あのときはあの学年だったから」

 や「あのときはあの教科だったので,自分の専門とする教科ならどうなるのかを見てみたい」というのが大方の理由です。それが至極当然のことです。あの学校だからできた,あの学年だからあのクラスだからできた,あの教科だからできた,と思うのが人の常です。やらなければならないのなら,自分事としてとらえてみたいと思えばこそ,自分事としてとらえることのできる学年,教科・領域,クラス,単元でもう一度改めて見てみたいと,私でも思います。あのときは,自分事として見てなかったから。

ところが,

 今回お邪魔した,二度目の要請をいただいた学校からは,『学び合い』ライブ出前授業の要請はありませんでした。自分たちでやりますから,見てください,というのです。15人の先生方による19の授業(すべて『学び合い』の考え方を使った授業)を見せてもらいました。その結果,冒頭の感想がでてきたのです。いったい,この半年の間に何があったのでしょうか。知りたくなってしまいます。みなさんに公開しても良いほどの『学び合い』の考え方を使った授業が展開しています。

子どもたちも育っています。

 私「将来,生きていくときに大切なのは友だちだよ」生徒「違います。信頼です」。見事な受け答えです。授業中に分からないことをはっきりと分からないと言える文化をもち,分からないことをそのときに友だちに聞きに行くことのできる文化が育ち,ジェンダーに依存しない文化が醸成されています。自分ができたことを分からない子のところに行って話している子どもたちがいて,分からないことを解決できたらまだ分からなくて困っている子のところに一目散に駆けていく子どもたちがいます。

「授業命!」という学級目標を

 掲げたクラスがあります。自由に立ち歩き,自由に会話し,分かったことを自由に発信し,分からないことを自由に表現し合える文化が育っている,この学校は凄いなあとひたすら感心しきりです。この半年の間に,これだけの変貌を遂げたとしたら(以前からそうであったのかもしれませんが),その秘訣を知りたいと思うのは私だけではないはずです。保護者の皆さんに理解してもらうにはどうしたらよいでしょうか,と尋ねられるのですから,その凄さはいつもおじゃましている学校のレベルを超えています。

2020-01-24   要請

[] 05:37    要請 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    要請 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方について,

 オファーが来ることは有り難いことです。本年度分が1件,令和2年度分の要請が2件届きました。かつてのように毎月2~3件ずつなどという厳しい日程の下での要請はもうありませんが,学期に1~2回の要請を寄せていただけることを嬉しく思います。みなさまの期待に応えられるよう,そして子どもたちのために力を尽くしたいと思うところです。要請くださったみなさま,ありがとうございました。お会いできることを楽しみにしています。

2020-01-23   さすがです

[] 05:34    さすがです - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    さすがです - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

本学部附属松本中学校の

 理科の授業でSTEM教育の自由試行の実践を参観しました。見応えのある内容と展開で見とれてしまいました。伝統的な長野県の理科の授業実践を見慣れた人にとっては,なんだこれと思われるような授業ではないかと思われますが,前述の視点から見てみると,斬新的な取組として注目される授業の一つとして記憶に残ります。子どもたちの感覚の鋭さに目を見張ってしまうほどであり,思わず唸ってしまいます。次回の学会で発表したくなるほどの先見性もあり,さすがです。思わず,「それ,残しといてね」と会話が弾みます。授業を公開してくれたN先生,お疲れ様でした。

2020-01-22   要因特定の難しさ

[] 05:45    要因特定の難しさ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    要因特定の難しさ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

授業で成果が上がったとき,

 その授業による成果であると誰も疑いません。しかし,その成果がその授業によるものかどうかを特定することは極めて難しいことです。仮に,その授業で,普段しないような,ある一つの手立てを講じたとします。成果が上がりました。果たして,その成果はその,普段しないような,ある一つの手立てによるものなのでしょうか。

成果が上がったことは誰も疑いません。

 結果として可視化されていることに依ります。近年は数値化されることが求められているので,そうなっていれば尚更良いでしょう。しかし,その成果がどの手立てなり要因なりによってもたらされたものなのかは,余程条件制御された環境下での吟味でない限り,議論はできません。一般に,学校現場で教育実践する場合,そのようなときには,講じた手立てによるものであることは疑われません。意図的に操作された手立てであるだけに,それによる効果であるはずなのです。

しかし,それが研究ベースで

 議論されると,その成果がその手立てによるエビデンス(証拠)は何かと問われます。学校現場の単位時間の授業の場合,成果をもたらす要素は相当数存在するからです。要素が相当数存在する中で,特定の要素によって成果がもたらされたと主張するからには,それなりの根拠が必要になります。学校現場の場合,それが教育的な配慮の下で妥当なのかどうかが疑問視されます。学校現場で一定の成果を上げることは可能ですが,その成果が何に依るものなのかを特定することは極めて難しいことです。

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