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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2020-01-16宮本から君へ

[]宮本から君へ 2019 宮本から君へ 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 宮本から君へ 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 宮本から君へ 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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高田世界館で鑑賞。秋頃、新潟のイオンシネマ新潟西で早く観に行かなければ、と思っていたら、2週間足らずで上映が終わってしまった。ちょっと前に高田世界館で映画を観たときに、「宮本から君へ」をやってくれませんか?とお願いしたら、なんと、かけてくれた。

ピエール瀧が逮捕で、助成金が下りないということがあったりして、何かと問題になった映画だ。(イオンシネマ新潟西もそれで早々に打ち切ったのか?)と思われるのだが、こういう映画を高田世界館では掛けてくれるからうれしい。といっても、観客は私1人しかいなかった……。

マンガも読んでいたし、最近作られたテレビドラマも観ていた。でも、マンガは宮本の営業職の土下座シーン当たりのエピソードまでしか読んでいないし、テレビドラマもそこら辺までしか作られていず、映画はその続きということで、楽しみだった。

内容は全く知らず、蒼井優と結婚するんだよな、ぐらいしか把握していない。この撮影は山里亮太と付き合う前にしていたそうだ。

とにかく壮絶な映画だった。観ているとざわつく。思い出してもざわつく。苦手な映画だ。全編暴力で描かれていて、ちょっと思っていたものと違っていた。テレビシリーズだと、営業職での悲哀と男の意地と、それを癒す恋愛と、ということで、ちょっと現実味があったのだが、映画だと恋愛をもとにして発生する暴力ばかり。観ていて辛くなる。ああいう現実味のある暴力ばかり見せられると、目を背けたくなる。ざわざわする。「現実味のある暴力ばかりが続く非現実さ」なんだな。

唯一の救いが、「現在」結婚することを親に報告する場面から、過去遡って描かれている点かな?「こういういきさつがあって、二人は結婚することになった」とわかっているから、少しは安心していられる。宮本の前歯が折れているか、ギプスをしているかなどで、「現在」なのか、「回想」なのか判断できる。

でも、前歯が折れているから、台詞が聞き取りにくかったのが難点。それがリアルなんだろうけれど、高田世界館ではジェットヒーターがついていたから、なかなか聞き取れないんだよな。

キーマンの「タクマ」が「サ道」のテントサウナでセルフロウリュウかけまくっていたあんちゃんだと、映画を観た後に気づいた。

2020-01-10スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け

[]スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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今年の1本目としてはこれは外せなかった。

エピソード4の公開が1977年。私が小学校の時。この時は劇場で観ていないような気がする。5は1980年、中学生。劇場に観に行ったが、「え?続くの?これで終わりじゃないの?」なんて思い、衝撃的だった。6は1983年で、高校生。アメリカに留学していた友人が、帰ってきて、アメリカで話題だったからと誘われて一緒に観に行った。

その後エピソード1〜3はあまり興味がなく過ごしたのだが、ちょいちょいテレビで観たりしていた。

エピソード7は、10年ぶりにシリーズ再開(2017年)ということで、世がかなり盛り上がっていた。子どもたちも興味が出てきたので、一緒に観に行ったりした。公開当初は、最終話エピソード9が公開されるのが何十年も後だという噂があったから、私が生きているうちには完結を観られないのか、とも思ったのだが、制作会社がディズニーに代わったからなのか、2年ごとに公開された。なんだ、観られるのか。

スピンオフもちょいちょい観に行った。毎年スターウォーズシリーズは劇場に観に行っていたんじゃないかな?

で、エピソード9の感想なのだが、先日テレビで8をやっていたから、だいたいのストーリーはわかるのだが、それほどのマニアではないから、把握できていないこともあったりして、思い出し、思い出ししながら観ていた。

第一印象は、音の迫力が他に比べて段違いだったということ。あれ?これは上映劇場の音響がいいからなのか?でも、いままでこれほど音に関して驚いたことはなかったぞ。4DXでもないのに、シートが揺れるほどの音の迫力は感じたことがなかった。出力を上げただけなのか?

それから、「どうしてレンがここにいるの?どうやって見つけたの?何のために来たの?」という「?」ばかりで話が進んで行った。うーん、展開が早すぎてついていけなかった。勉強して出直した方がよかったかな?

ジェダイになるということは「死者との対話」ができるようになるということ。よく亡霊のようなジェダイと話をして、自分の行く道を決めるシーンが出てくる。この「亡霊」は亡霊の「意志」で出てくるのではなく、生きている本人が自己内対話として、必要なときに、「あの人だったらどうするのか?」と考え、自分の行く道を決めていく。自分の迷いを払っていく。それが「亡霊」という形で映像には現れてくる。

一貫してスターウォーズは、師匠と弟子の物語だった。師匠がいなくなっても、「師匠だったらどうするか?」ということを問い続け、結局は師匠に頼るのではなく、自己決定していく。

レイのコスチュームはいつも真っ白なふわふわしたもので、いつ、何時も綺麗なままなのだが、最後の戦いが終わって帰ってくるとその白さが黒く汚れていたというのが、「純粋」なままでは、弱く、強くなるためにはいろんなものと融合しなければならない、ということを暗示していたのかな?とも思う。

それで、フィンって、結局何だったの?と思ってしまった。ディズニーだから、スピンオフ、作るんじゃないかな?金も稼げるし。

2019-12-28今年観た映画

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今年の目標は、映画館で25本以上観ることだった。まだ今年は数日あるし、晦日にスターウォーズを見にいくかもしれないけれど、まとめておく。

  • シュガー・ラッシュ:オンライン(ユナイテッドシネマ新潟)
  • クリード 炎の宿敵(JMAXシアター)
  • ファースト・マン(JMAXシアター)
  • 女王陛下のお気に入り(JMAXシアター)
  • グリーンブック(JMAXシアター)
  • 盆唄(高田世界館)
  • 愛がなんだ(JMAXシアター)
  • トイ・ストーリー4(ユナイテッドシネマ新潟)
  • 新聞記者(高田世界館)
  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(JMAXシアター)
  • 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男(高田世界館)
  • ジョーカー(JMAXシアター)
  • 天気の子(JMAXシアター)
  • ドリーミング村上春樹(高田世界館)
  • 真実(高田世界館)

なんと、15本しか観ていない。去年は24本だったが、激減だ。こりゃあいかん。観ていないなぁ。観たい映画があっという間に上映終了になったこともある(2本)。しかしそれだけで、何としても観たいが、観られなかったというのはそんなに無い。Netflixでは、観たいものがあるのだが、そろそろ入るかなぁ?しかし、家のテレビで観ても、なんだかなぁというかんじ。

そして、今年の私のベストは、「グリーンブック」だ。音楽映画であり、ロードムービーであり、差別と戦うものであり、アイデンティティーの確立であり、私の好きな要素がふんだんに入っている。「ジョーカー」と迷ったが、「ジョーカー」は、面白かったけれどちょっと救いが無さ過ぎた。

マイナーな映画だったら、高田世界館で観た「盆唄」だな。最後20分のセッションは、James Brownのライブのようだった。

2019-12-19真実

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高田世界館視聴

是枝裕和監督の「万引き家族」の次の作品なんだけれど、シネコンではほとんど上映されていない。新潟県内では、高田世界館のみだ。なんだろうね、日本の配給会社。

「真実」というタイトルで、何でそういうタイトルなんだろう?と気になっていたが、映画が進むにつれて、だんだん分かってくる。超大御所女優が出版した自叙伝には、ほとんど真実が書かれていないとアメリカから出版祝いに来た娘は怒る。

主人公は「面白い方がいいでしょ。」とけんもほろろ。ちょくちょく現れる言葉「記憶は曖昧」は、真実が何かを暗示している。「真実」はどこにあるのか、真実が露わになったからといって、幸せになるとは限らないし、露わになって幸せになることもある。

娘の「真実」と母の「真実」は違う。元になっているのは全て「記憶」だ。

主人公は女優として長年「虚構」を演じていたが、そっちの方が「真実」になったりする。「ダークナイト」のジョーカー(役の俳優)をインスピレートする。

主人公は、期間限定でマネージャー役をしている娘との数週間の生活で、撮影中の映画での真実の演技に気づいて行くという、その変化が素晴らしかった。

ちょっと最初はゆったりし過ぎて、眠くなっちゃったけれど、後半にいくにつれてどんどんこの映画の主題と、主人公カトリーヌ・ドヌーブの変化に惹かれて言った。

映画中撮影映画の主人公の相手役(映画中映画の主人公)のマノン・クラヴェルがめちゃめちゃ綺麗。

2019-12-05ドリーミング村上春樹

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高田世界館で鑑賞

村上春樹はたまに読む。それほどの信奉者ではないのだけれど、新作が出たら、1〜2年後図書館で借りて読むくらい。だいたいの作品は読んだのかもしれないけれど、定かではない。

これは、デンマークで村上春樹の作品を翻訳している人のドキュメント映画。たまに「かえるくん」がCGで登場して不思議な雰囲気を出しているが、あくまでもドキュメント。

翻訳家がどのように原文を読んで、その雰囲気を損なわぬよう自国語に訳するのかの苦労を記録している。私は最近言葉と世界の見え方、自身の考え方の関係を研究しているので、この映画は見なければ!と思い、上映期間終了間近に行った。

ところが、デンマーク語で訳すので、例えば「文章」をデンマーク語でどう訳したらどのように伝わるか?がわからない。ここら辺の翻訳者の逡巡がわからない。英語で「センテンス」なのか、「テキスト」なのか……というようなことも会話の中にあったのだが、デンマーク語となると全くわからない。

主人公は翻訳をするために日本に来て、街の飲み屋に行き、村上春樹ファンと交流し、日本人の物事の捉え方に触れて翻訳を進めようとしていた。ただ、デンマーク人と比較して日本人の見方・考え方の違いまで掘り起こしている場面がもっとほしかったな、と思った。

しかも60分という非常に短い映画。高田世界館のポイントカードが貯まったから無料で見たのだが、他の映画と同じ値段の価値があったかというとちょっと疑問。

2019-11-12天気の子

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いろんな評価が耳に飛び込んできて、「君の名は。」は見たけれど、「天気の子」は見なくていいか?と思っていたのだけれど、これも次男が「面白かった」と言っていたので、今更ながら観に行った。JMAXシアター。平日夜だが、お客は私を入れて3名という、今まで観た中で最少人数を記録した。

観た全体の印象は「観てよかった」というものだ。新海誠監督の絵の特徴として「空が綺麗」というものがある。この空の絵は大画面で観なければ味わえないと思う。今回の映画はそれが堪能できた。設定もキャラもストーリーも面白かった。楽しめた。

また、雨好きの私にとっては、全編雨の風景で、しっとりして落ち着いていて観ていて心地がよかった。

「君の名は。」に比べて、キャラクター描写が少し大人びたものになっていた。「君の名は。」の出演キャラはちょっと私にとっては子供じみた描写(例えば、目が大きく、ディフォルメし過ぎ)の感があったが、それが薄まっていたので、観ていてのめり込めた部分もある。

しかし、ところどころ背景のCGがリアルすぎて、なんだかバランスが悪い気がした。ほぼ実写?と思うようなところ(窓のアルミサッシなど)もあって、違和感があった。もうちょっとキャラのタッチに合わせた背景が好きなんだけれど。キャラクターに感情移入していて、そのタッチになれてくるが、リアルすぎるCGが現れると、「あ、作り物なんだ」と現実に引き戻されてしまうことがある。

同じように、描かれている世界観はあり得ない、ファンタジーのものなのだが、現実的にあり得ないだろうと思われるアイテム、例えば主人公が拳銃を所持していることが描かれると、これもちょっと引いてしまう。拳銃を描くことって必要?なんて思ってしまった。

粗を探してしまったが、全体的には好きな映画になった。タキとミツハも出演していたのがわかったし、ホンダカブと「離島」も描かれていたし、続いている世界というのを匂わせて、コアなファンを喜ばせているんだな、と思った。

この映画も子どもが大人になる映画。何かを諦めて大人になるのではなく、何かを壊して大人になるのでは無く、熱意を持って真っ直ぐに大人になるという姿を描いたジュブナイル映画だった。

森七菜の声がよかった。

2019-10-21ジョーカー

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R15指定だから、どれだけ残忍で、エロい場面があるのか?と思ったけれど、そんなシーンはあまりない。というのも、次男が「ジョーカー」の噂を聞いて、面白いんだってと伝えてきた。しかし次男は中3でまだ15歳になっていないから観ることができない。

それはいろんなところで言われているように、ジョーカーの残忍な悪行に対して、ともすると感情移入してしまう怖れを孕んでいるように描かれているからなのかも知れない。だから子どもは観てはいけないと。いや、大人もそう思うだろう。私の観た後の感想は、「いい映画だった」というものだった。ジョーカーに共感してしまうし、肩入れしてしまう。ゴッサムシティの状況を打破するのはジョーカーしかいないのでは?と思ってしまった。

ある評論は「貧困層の代弁者だ」というものだし、ある評論は「格差社会を助長する」というものだ。どちらも貧困層、虐げられている者がなかなかそこから抜け出せないという前提を認識している。

観ながら、香港のデモの風景が思い出された。香港ではマスクをして破壊活動をする。ゴッサムシティではピエロのメイク、お面をかぶって破壊活動をする。すごく今の世を反映している映画だと思った。

しかし、ジョーカーは何の特殊な力も、抜群の頭脳も持っていないのに、バットマンの強敵となる。これからジョーカーはどんな成長(?)を遂げるのか?あ、ただ、「妄想」(または、幻想、幻覚)という力は、並外れて持っているのかも知れない。

2019-10-10工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

[]工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 2018 韓国 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 2018 韓国 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 2018 韓国 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 2018 韓国 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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高田世界館で鑑賞。最近話題の韓国映画はよく見るようになったと思う。日本で上映される韓国はとんがっているのが多く、見応えがある。この映画も、「え、本当のことなの?さもありなん。」という内容だった。

北朝鮮の金正日の時代、韓国の金大中が大統領になるちょっと前の時代、南北がとても近くなったきっかけの出来事も描かれていて、金大中の前政権が政権維持のために工作員を使い、北朝鮮に武力行使をさせていたという驚愕の事実も描かれている。本当かどうかはわからないが「さもありなん」という感じだ。もしかしたら日本も今、そんなことしているんじゃないか?と勘ぐってしまう。

だんだん主人公が重松清、北朝鮮側のキーマンが梅沢富美男にしか見えなくなってくるのが面白かった。ということは、どんどん感情移入してしまっているということだ。

韓国映画は過去の自国の歴史をこのようにどんどん暴いていっている。日本映画はそういう気概がもう無くなっているのか?「補助金を削られたらやっていられないから。」と及び腰になっているかも知れない。日本映画の衰退はひどいもんだ。

「これからは金をかけない面白い映画」というジャンルしか日本映画は生き残れないのかも。

2019-09-19ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

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「たまむすび」で町山智浩さんの解説を聴いていたのだが、観るまでその解説の内容をすっかり忘れていた。1950〜1960年代の映画業界の話だし、デカプリオとブラピが共演するし……と思って、観に行ったら、分からないところだらけ。観てから町山智浩さんの話を思い出した。

シャロン・テート事件という、当時の人気女優をヒッピー集団が惨殺するという事件がベースにあって、そこに向かって話が進んでいく。ちょっと落ち目のアクション俳優デカプリオとそのスタントマンのブラピの面白い関係や、ウエスタン映画がアメリカでは下火になって、マカロニウエスタン映画に出演するようになるとか、当時の映画事情も描かれている。

小学校の頃、テレビでよくマカロニウエスタンをやっていて、よく観ていた。当時は私は世界地図なんてほとんど頭に入っていなくって、ウエスタンといえばアメリカなんだけれど、メキシコあたりで作っているのかな?と勘違いしていた。イタリアだった。そうだ、マカロニってイタリアだよなぁ。イタリアの場所もほとんど知らなかった。全て「西洋」でひっくるめていた。

シャロン・テート事件の詳細がほぼ頭になかった私は、観ていて、面白くはあったのだけれど、分からないところもたくさんあったまま見終わってしまった。クエンティン・タランティーノ監督だけあって、細部が良く作り込まれていて、映像も、ところどころに入るブラックな逆も面白く、飽きなかったんだけれど、「たまむすび」をもう一回聴いてから観に行けばよかったと後悔している。

2019-09-05新聞記者

[]新聞記者 2019 新聞記者 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 新聞記者 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 新聞記者 2019 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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高田世界館で鑑賞。新潟では、新潟市のイオンシネマで上映していたのだが、見逃してしまったが、ちょうど高田世界館でやっていたので、終了前に慌てて見にいった。

ネット上の説明には

『新聞記者』は、2019年公開の日本映画。 東京新聞記者・望月衣塑子の同名ノンフィクションを原案に、若手女性新聞記者と若手エリート官僚の対峙と葛藤を描く社会派サスペンス。 監督は藤井道人、主演はシム・ウンギョンと松坂桃李。(ウイキペディア)

とあった。元はノンフィクションだったのか。封切りされていたときのネットの話題では、現政権を非難したもので、けしからん、といったようなものがあったのだが、この程度の内容で、問題にしているようなら、真実を描いているのか?と勘ぐってしまう。

政府によるSNSを使った情報操作に対抗するジャーナリズムを描いたものだが、このジャーナリズムが無くなっている日本のマスコミへの批判も描かれている。

サスペンス映画としては、全体の2/3までは緊張感のあるものだったが、大学設立の真の目的がちょっと非現実的で、ちょっと冷めてしまった。そこが残念。もうちょっとあり得るような設定にしてもらったらよかったのに。

ラストシーンは、カタルシスの全くないもので、信念の強さと人間の弱さの葛藤を描き、「FAKE」を彷彿とさせるものだった。もやもやさせたまま判断は観客に委ねようというものなんだと思う。