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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2019-12-11活動内容と学習者同士の距離感について

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火曜3限の学部1年生の「教育課程実践論」は、100人超が履修しているマンモス授業なのだが、今年から2講座に分けておこなっている。今日の時間は、AK坂先生の裏番組で担当した。AK先生の人気授業の裏番組だから、私の授業の参加者はマニアックな学生さんばかり10人が集まった。

私の担当のテーマは「学級経営マインドを持った国語科授業を考え、効果を検討する」とし、教科学習と学級経営を結びつけて、「学習者同士の心の距離感が活動によってどう変化するか?」を学生さんたちに検証してもらった。

活動内容は以下の通り

  1. 音読活動
  2. ふたり読み活動
  3. 詩を読んで、問を考え、その結果を説明し、サインをもらう活動
  4. 二首の歌を比較し、どちらが優れているかをグループで選ぶ活動
  5. 詩を読んで、省略されているものをグループで考え出す活動
  6. グループで詩の群読脚本を作り、演じて発表する活動

ほとんどが互いに見知らぬ学生さん達だが、どんどん心の距離感が縮まっていくのがわかる。90分活動ごとに席替え、グループ替えをしてそれぞれの活動に取り組んでいるのだから、当たり前なのだが、その「心の距離感」を何で測るのかは難しい。今回は活動ごとに次の項目について回答してもらった。(5段階)

(ア)情報の交流はなされたか?

(イ)会話や対話は多かったか?

(ウ)この活動で多くの人と交流したか?

(エ)近くの人と心の距離は縮まったか?

(オ)教室のみんなと心の距離は縮まったか?

ざっと結果を見てみると、5.群読活動で、(エ)近くの人との心の距離が縮まったと答える数値が高い。しかし、グループ活動での発表で情報交換をしてみても、(オ)教室のみんなとの心の距離は、(エ)ほど縮まらなかった。何度も席替え、グループ替えをしていたのだが。

参加者全体で一斉におこなう活動をやってみて測る必要があるかも知れない。

最後に感想を書いてもらった。

課題が進むにつれて、活動が複雑化していった。それにより評価も少しずつ高まっていった。「4.グループで選ぶ」が最も有効なやり方だと感じだ。「5.グループで考える」は活動が難しすぎて交流の評価が低くなった。「6.群読」は交流できた。課題が進むにつれて、活動が複雑化していった。それにより評価も少しずつ高まっていった。まとめると、活動の複雑さと活動の難易度が評価の大きな力になるのではないかと推測した。まとめると、活動の複雑さと活動の難易度が評価の大きな力になるのではないかと推測した。

それぞれの活動で良い部分があったり、なかったり、目的があるとそれに合わせた活動を行うことができると感じた。私は「4.グループで選ぶ」は、じっくり自分の考えをまとめてグループに意見できたし、歌を深く読み込むことができたので、好きな活動であった。毎回の授業でどのようなことを目的として事業を進めるか考えて活動を考えることが大切であると思いました。グループや2人、人数が多ければ多いほど関わりが多く話せば話すほど距離感が縮まったようになりました

意図と実感をしっかり感じとってくれる学習者がいると、とてもやりがいを感じる。