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学び続ける集団へ

愛知県の小学校で教えています。情報交換をしながら皆さんと学び合い、そして多くの人と繋がりたいです。いつでも連絡ください。なお、メールはyudai7.iとgmail.comをアットマークで繋げています。よろしくお願いします。

2017-03-30

『学び合い』初トライ時の感動体験の危険性

10:10

結論から書きます。


今回わたしが一番言いたいのは、




学び合い』は学び合うことがゴールではない。




ということです。


毎度のことながら、偉そうに語ります。


学び合い』初トライ時のあの感動はよく覚えています。


本に書いてあったようなことがそのまま起こったのだから。


困っていたやんちゃほど、分からないことを躊躇なく声に出し、自分なりに学習を進めている。


私の授業を退屈そうに受けていた上位層の子が生き生きと誰かに教えている。


ただ、この感動体験はなんというか、『学び合い』を長期的に持続させるうえで、ネックとなるかもしれません。


これは、ほかの実践者の皆さんも頷けることなんじゃないかなぁ。


つまり、『学び合い』という考え方を、学び合うための手法と捉えてしまい、あたかも、学び合うこと、協働することがゴールなのだと錯覚してしまうのです。


だから、自分にも言い聞かせるつもりで、来年度トライしようとしている方に、気を付けてほしいことをお伝えしようと思います。


①初トライ時の感動はとっても大切なのだけど、その感動体験はこれから『学び合い』の授業を長期的に持続させるうえで、ネックとなるかもしれないということを認識しておくこと。


②なぜなら、初トライ時のインパクトが大きければ大きいほど、学び合うことがゴールなのだと錯覚してしまう傾向が強くなるから。だから、学び合うことを求めるよりも、全員達成ができたかどうかを求めること。折に触れて全員達成することの価値。本によく書いてある全員達成する集団は徳ではなく得ということですね、この価値を説いていくこと。過程よりも結果重視。


③そしてネームプレートや声掛けのテクニックのように、全員達成という課題はできるだけ早くなくすこと(これは正しいか分からないけど)。なぜなら全員達成という課題は、今まで授業で繋がり慣れていない子どもたちに繋がることに強く求める「繋がる課題」であって、「学び」にフォーカスされていないから。


④『学び合い』を長期的に持続させるうえで、協働要素は緩やかなものであっていい。ここら辺が①に書いたことを重なってくるかも。学び合うことよりも、学び続けることを求め、その価値を説き続けること。ここら辺から、学校観が重要になってくると思います。(これについては、苫野先生や岩瀬先生、ちょんせいこさん、みゆき会の先生方が書かれた本がとても参考になりましたので、お勧めします。)


たぶん、④までの流れを3日~1週間でする先生もいると思います。


もちろん、子ども集団の実態にもよるかもしれないけど、それくらいでいいのじゃないかなとも思います。子どもたちには、より高次なものを求め続けるべきかと。


そのより高次なものこそが「学び続ける」ことなのだと今は考えています。

2015年度の振り返り

09:40

今年度を振り返る前に、昨年度を振り返ろうと思います。


昨年度の1学期にスタートブックとステップアップが職員室の教員図書のコーナーに置いてあるのを見つけました。


スタートブックを読んで、「こんなのもあるのか~」と感じたことを覚えています。


その後2学期から『学び合い』を実践しました。


本に書いてあることがそのまま起こったのでびっくりしました。


そしてあれだけ退屈そうに授業を受けていた子どもたちが、楽しそうに学び合っている姿に感動しました。


今思えば、この「学び合っている姿に感動」に強くフォーカスしすぎたのがよくなかったのだと思います。


結局、いろいろなことがあって、うまくいきませんでした。


なぜかと今考えると、


・全員達成を自分があきらめていた。

・『学び合い』を方法論のみと誤解し、学び合うことにフォーカスし協働を強く求めすぎた。これは上記の「学び合う姿に感動」に関連し、それが『学び合い』のゴールだと認識してしまっていた。

・折に触れていろいろなことを語っていなかった。

・ず~っと全員達成を求めていた。

・褒めよりも叱ることが多かった。


すべて自分の考え方に原因があります。


学校観と子ども観などの考え方が定まり、それがぶれなければ、たぶん一斉授業でも『学び合い』ができるのでしょう。


だから、『学び合い』は方法ではなく考え方というのが今はしっくりきます。


こんな感じで、昨年度末自分の中で至った結論は、


「『学び合い』がうまくいくためには、教師の力量(一斉授業のテクニック)が必要だ。よし、来年度はいったん封印。まずは一斉授業を極めよう」


はい、とても恥ずかしい考えを抱いておりました(笑)


そして今年度4月から、バリバリの一斉授業、笑いあり(涙はない)の授業をしていました。


これが間違っていたとは言えません。


さっきも書いたように、効率は落ちますが、これでも『学び合い』の考え方を用いた授業ができるのだから。


そして7月。


あの感覚が忘れられなくて(麻薬みたいだな笑)我慢できなくなりました。


算数の授業で『学び合い』の方法論をふんだんに用いた授業に挑戦してみました。


若干今年度の振り返りも入りましたが、次回へ続く。