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小規模校に異動になり2ヶ月。
空き時間は多く(1日4時間くらい空き時間だったりする)、同僚にも管理職にも恵まれている。
なので、悩みはほとんどないのだが、ここにきて小規模校ゆえの悩みが切実に分かってきた。
私の担任する1学年は10名ちょっと。
このメンバーで、小学校の時からずっとやってきたわけだ。
新しい価値観やモデルになる相手に出会うことがなかなかないのだ。
だから、先月の体育大会は良かった。
全学年の縦割りチーム(2つ)で競う形の体育大会で、目玉の演技でアピール合戦(応援合戦のようなもの)がある。このアピール練習の中で、異学年や異性の仲間と真剣に話し、力を合わせるのだ。
日常的にこういったことがしたい。
昨日は三年生の保健の授業のふりかえりに、「いつもはあまり書いたりしない人がきれいにノートをまとめて説明の準備をしていて驚いた。」というものがあった。
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今年度は私の所属していた学年はすごくいい感じだった。年齢・性別・性格・教員としてのタイプなどなど、トータルでみてバランス取れていたし、仲も良かった。
お別れするのは寂しいけれど、新しい年度に向けてのパワーにしていかなければ。
新年度、新しい挑戦が待っていそうだ。
気合いを入れていかなきゃな。
でも、とりあえずは指導要録❗️
明日仕上げるぞ〜‼️
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先日、朝一番のチャイム(予鈴)でまだ席に着こうとしない男子数名をクラス後方に見つけ、「どうしてチャイムがなったのに席に着かないの!?」
と言いそうになるところを、
「あれ?!どうやったら着ベルのこと思い出すんかね?もうチャイム鳴ったよね?」
と、ちょっと大げさに演技してみたら、子ども達がパッと動いた。我に帰るように。「賢い子は
なにが得か分かっている」と本に書いてあったけど、本当にそうだと思う。
こんなこともあった。
授業点検(毎時間後に授業担当者からもらう評価。ABCの3段階で、Cがつくとクラスで話し合いをするルール)で、音楽の時間にCをもらったため、クラスで話し合い。
最近はなかなか真剣モードにならない我がクラスを前に
手短にこう話した。
「Cがついたので話し合いをするけど、確認だけど、だれかCがついて得する人がいる?いないよね?誰も得をしない、このままではまずいよね。みんなで考えて乗り越えないといけないことだね。」
司会をする学級委員には事前に大まかな流れとみんなに投げかける質問をメモして簡単に打ち合わせをしていた。
まず
「Cがつくとなぜいけないのか?」
「どんな状態をめざすのか?」
「そのために、どうするか?」
子ども達が出した結論は
「歌の時にいらない話をしてしまう人を離す」
だった。
話してしまうのは誰なのか聞くと、数名素直に手を挙げるし、挙げてない生徒にはやんわりと指摘の声があがる。それに従って10名弱の生徒がいらない話をしていたと確認できた。
その上で、歌の時の並び順を学級委員と私で決めることになり話し合いは終わった。この日の話し合いは全員が1つになって話し合っていた。成績上位の生徒が積極的に話し合いに臨んでいた。
そして、次の音楽の時間、生徒達は評価Aをもらってかえってきた。
うん、やっぱり集団って、私が一人で動かすんじゃなくて、生徒が自分達で動かすほうがよく動くんだな。