西川先生がメモに書いてくださっていた貞包先生のエピソードを読み、「学び合いはかかると不治の病」と読み、本当にそうだと思った。思い当たるところがあるからだ。
もし『学び合い』で授業をしていなかったら、きっと友達関係については、諦めの中で学校生活を送っていたのではないかと思う生徒がいる。その生徒が体育の授業で苦手な球技の時でも、チームメイトがシュートの仕方を教え、試合では懸命にボールを追う姿を見ると、『学び合い』で良かったとしみじみ思う。授業の中で普段話さない相手に助けられたり助けたりする経験は、「タイプが違う人とやるのも、まんざらでもない」という感覚を無意識のところへ植えつけてくれていると信じる。
そのことが未来の(今も)幸せにつながると思うからだ。