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2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2019-11-08

難しい…

| 19:17 | 難しい… - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 難しい… - STAR日記 難しい… - STAR日記 のブックマークコメント

文学の授業。何を学んでもらいたいのか、自分でも絞りきれていないから、生徒にもなかなか伝わっていかない。主だったものとして、「言葉のディテールから、語り手の人物像を読み取る」ということはできるようになってほしいと思っているから、その方向での課題は多くなる。


その反面、テストで出るような問題についても、扱わなければいけない。


後者も扱いつつ、前者も扱うのは、けっこう難しいような気もしている。だけれども、「いま」の学校の文脈の中では、それらを折衷していくしかないような気もしている。このへんは、同じ文脈を共有している者どうしにしかわからないのかもしれない。

2019-08-26

『ふたりの文化祭』

| 21:40 | 『ふたりの文化祭』 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『ふたりの文化祭』 - STAR日記 『ふたりの文化祭』 - STAR日記 のブックマークコメント

文化祭シーズンです。文化祭にちなんだ小説がないものかと探してみたら、ありました。タイトルは『ふたりの文化祭』と、そのままです。


作者の藤野恵美さん、うまいなぁと思いました。太宰治や谷崎潤一郎が好きな文学少女と、スポーツ万能のイケメン少年。その二人を語り手、視点人物として、それぞれの見方で物語が綴られていく。


語り手や視点人物を設定するには、「その人がどういう生い立ちで、どういう価値観を持っているのか」などを規定できないといけません。特に中高生という多感な時期の若者を語り手や視点人物に据える場合、描写に気を遣うものと思います。



それが、違和感なく読み進められる。しかも、最後には、「視線の交錯」を繰り返すことで、保育園時代という過去の出来事の意味付けまで塗り替えられるような印象を私は受けました。


いやはや、こうも書き分けられるものかぁと思いました。裏返せば、こういうディテールにこだわっている部分を読んでもらうことで、「言葉から人物像を規定する」という営みが、読者の側に発生するのだと思います。


ちょっと、こういう観点で、授業をしてみようと思います。

2019-08-02

『源氏物語』

| 18:13 | 『源氏物語』 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『源氏物語』 - STAR日記 『源氏物語』 - STAR日記 のブックマークコメント

『源氏物語』を、現代語訳ですが読み始めました。今までダイジェストで読むことはあったものの、すべてを通して読むことはしませんでした。


しかし、昨日、書店に寄った際に『謹訳 源氏物語』を文庫本で見つけ、少しずつであれば読み進められそうだなと思い、第一巻を買ってみました。


やはり、読んでおきたいものだなと思います。マンガの『あさきゆめみし』は、たしか高校時代に読んだ記憶がありますが、イメージ先行であるし、よくわかりませんでした。


でも、歳をとるにつれて、なんとなくではありますが、その世界観がわかるようになってきたと思います。


そういう意味で、古典は、中高時代にわからなかったとしても、大人になってから「役に立つ」という部類のものなのかもしれません。

2019-07-31

芥川龍之介の小説

| 23:23 | 芥川龍之介の小説 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 芥川龍之介の小説 - STAR日記 芥川龍之介の小説 - STAR日記 のブックマークコメント

芥川龍之介の小説を読んでいます。中1の国語の教科書にある「蜘蛛の糸」と高1の現代文にある「羅生門」は、日本人ならおおよそ読んでいるものと思います。


前者は、ポール・ケーラスの「因果の小車」に下敷きに、後者は『今昔物語集』を下敷きにして書かれたものです。他に有名なのは、中国の「杜子春伝」から着想を得た「杜子春」でしょう。


こうしたものの他にも、私小説風の「秋」や「蜜柑」といった作品や、日本神道を題材にしたもの、そしてキリスト教を題材にした切支丹物(キリシタンもの)もあります。


こうした幅広いジャンルで書かれているのが、芥川龍之介の魅力じゃないかな、と思っています。さらに言えば、切支丹物は文語で書かれているものもあります。「一人の作家がこれだけ文体を使い分けられるのか」と、驚いたことを覚えています。そして、芥川龍之介が文壇で活躍したのは大正時代ですから、文語は日常的には使われなかったと思います。


また、文庫本に収められている小論を読んでみると、英語もできたようなことが書かれています。


このあたりから、芥川龍之介の教養の深さをうかがい知ることができます。今は、芥川龍之介が活躍した当時と異なり、青年が学ぶことはとても多くなっていると思います。しかし、いろいろと学んでおくことは無駄にはならないのかな、と思います。

2019-07-16

機能させるために

| 20:22 | 機能させるために - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 機能させるために - STAR日記 機能させるために - STAR日記 のブックマークコメント

文学作品を教材化するのに、圧倒的に知見が足りない。おそらく、「設問を解く」ということは教えられるかもしれないが、それ以上でも、それ以下でもない。


それよりも、「機能させる」ということができないか、と考えている。どうしたら生徒の内面にえいきょうを与えることができるのだろうか、ということであるかもしれない。


とにかく足りない。アウトプットするだけのインプットがない。


もうすぐ夏休み。要検討である。