Hatena::Groupmanabiai

STAR日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2017-11-11

漱石と現代の日本語

| 20:48 | 漱石と現代の日本語 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 漱石と現代の日本語 - STAR日記 漱石と現代の日本語 - STAR日記 のブックマークコメント

日本語を現代のカタチにしたのは漱石であるという話を読んだことがあります。英語と漢籍の教養があったからこそ、それができたのだろうという分析でした。たしか、司馬遼太郎の指摘だったかと思います。


漱石と同じくらいの時代の文豪に森鴎外や樋口一葉がいますが、鴎外の「舞姫」なんかは近代文語文であり、現代語ではないと思います。同じく樋口一葉も完全に「古文」です。


そういう意味で、漱石の功績は大きいのかなぁと思います。

2017-11-10

和歌はメール

| 22:42 | 和歌はメール - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 和歌はメール - STAR日記 和歌はメール - STAR日記 のブックマークコメント

清水義範さんの『学校では教えてくれない日本文学史』という本の中で、「和歌は今で言えばメールだ」ということを書いていらっしゃいます。


恋心を伝えたいという思いは、今も昔も「手紙」という形で伝えられたのだろうと思います。その伝達速度は明らかに今の方がはやいですが、たしかに機能は同じです。


現代は「さまざまなものの速度が速くなっている」時代なのだと思います。


人間も変わっていかないといけないと思いますが、なかなか大変ですね。

2017-11-01

現代小説と近代小説

| 07:39 | 現代小説と近代小説 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 現代小説と近代小説 - STAR日記 現代小説と近代小説 - STAR日記 のブックマークコメント

数点の文学作品を同時に読んでいます。そのなかの一つは、『人工知能の見る夢は』というオムニバス短編集に採録されているものです。文字通り人工知能が現出した場合にどういうことが起こり得るか、ということを描いた作品が集められています。こちらは高1の現代文の授業のために読んでいる部分があります。事実、今日、そのなかの一作品を授業で取り上げました。模試のような心情問題と、伏線、語り手の自己表出などについて扱いました。


同時並行で、野上弥生子『海神丸』や、芥川龍之介の『奉教人の死』、井伏鱒二の短編集を読んでいます。こちらは、テーマがある程度重いものもあり、読み応えがあると言えます。そして、描写が恐ろしくリアリティがる。たとえば、『海神丸』には、船の乗組員である八蔵が、飢餓のあまり船長の甥の肉を食らおうと殺してしまうまでの心理を細かく、ありありと描いています。読んでいると身震いがするほどでした。


こうやって並行して読んでいると、どうしても現代小説が見劣りしてしまいます。文体は軽く、扱っているテーマも限定的で軽い…。そんな気がしてしまいます。もちろん、私自身の文学の読書歴はそれほど多くはありませんので、大それたことは言えません。あくまで現時点での所感に過ぎません。


また並行して、『コンピュータが小説を書く日』という書籍もちょこちょこ読んでいます。これも高1の教材として扱えないかどうか検討しています。しかし、人工知能が小説を書くというのも、いまいちピンときません。人工知能に本当に人間の心理描写ができるのか。鬼気迫る人間心理を描写できるのか。できたとしても、何か魂のこもっていない、実感の湧かないものになるのではないか。そんな気がしています。


まだまだ、文学の世界にふれたばかりですが、「文学教育こそ国語教育でもっとも大切」と考えるようになった身として、様々な文学作品を渉猟していきたいと考えています。

2017-10-27

古文の陶冶価値

| 20:35 | 古文の陶冶価値 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 古文の陶冶価値 - STAR日記 古文の陶冶価値 - STAR日記 のブックマークコメント

古文・漢文の陶冶価値は何か。


考え続けてはいますが、なかなか「これだ」ということに至りません。おそらく、これに関しては先行研究を学び続けなければいけないでしょう。


しかし、「小説なんて読む意味あるかな」と考えていた私が、文学教育について学んだことで、「小説こそ国語で最重要」と考えるに至ったのと同じく、古文・漢文にも何らかの陶冶価値は見いだせると思います。


ただ、意見発信をしている方は小中学校の方が中心で、高校の先生の意見発信はあまり見かけません。


それでも、自分の納得のいくまで学んでいこうと思います。

2017-10-11

模試の古典と教養の古典

| 23:50 | 模試の古典と教養の古典 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 模試の古典と教養の古典 - STAR日記 模試の古典と教養の古典 - STAR日記 のブックマークコメント

中2では、来月に控えた模試に向けて、少しずつ演習の時間をとっています。


古文のちょっとした読解で、現代語訳もついているのですが、これは難しいぞ、という感じがします。現代文の小説文の読解に、古文の歴史的仮名遣いなどの知識事項が少し加わった感じです。ひょっとしたら、現代文の問題よりも厄介かもしれません。


「中2でここまでやる必要ないよな~」と思いますし、あまりやりすぎると古典を嫌いになる子が多くなりそうで嫌です。かく言う自分も、古典は大嫌いでした。


今ではある程度、意義を見出しています。特に漢文などは、日本人が書いたものを素読していこうかな、と思っています。吉田松陰や佐藤一斎などが候補です。