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2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2019-07-31

芥川龍之介の小説

| 23:23 | 芥川龍之介の小説 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 芥川龍之介の小説 - STAR日記 芥川龍之介の小説 - STAR日記 のブックマークコメント

芥川龍之介の小説を読んでいます。中1の国語の教科書にある「蜘蛛の糸」と高1の現代文にある「羅生門」は、日本人ならおおよそ読んでいるものと思います。


前者は、ポール・ケーラスの「因果の小車」に下敷きに、後者は『今昔物語集』を下敷きにして書かれたものです。他に有名なのは、中国の「杜子春伝」から着想を得た「杜子春」でしょう。


こうしたものの他にも、私小説風の「秋」や「蜜柑」といった作品や、日本神道を題材にしたもの、そしてキリスト教を題材にした切支丹物(キリシタンもの)もあります。


こうした幅広いジャンルで書かれているのが、芥川龍之介の魅力じゃないかな、と思っています。さらに言えば、切支丹物は文語で書かれているものもあります。「一人の作家がこれだけ文体を使い分けられるのか」と、驚いたことを覚えています。そして、芥川龍之介が文壇で活躍したのは大正時代ですから、文語は日常的には使われなかったと思います。


また、文庫本に収められている小論を読んでみると、英語もできたようなことが書かれています。


このあたりから、芥川龍之介の教養の深さをうかがい知ることができます。今は、芥川龍之介が活躍した当時と異なり、青年が学ぶことはとても多くなっていると思います。しかし、いろいろと学んでおくことは無駄にはならないのかな、と思います。