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2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2019-06-02

『草枕』

| 18:59 | 『草枕』 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『草枕』 - STAR日記 『草枕』 - STAR日記 のブックマークコメント

「山路を登りながら、こう考えた。


智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。


住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。


人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。


越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。」


やはり、人は人の世に住まなければいけない。そのなかでどのように生きていくかが大切なのだろう。人の世と折り合いがつかないと、「孤立」する。


言葉のとらえ方に過ぎないが、「孤独」は必要だ。孤独の時間に人はさまざまな気づきを得る。人とのつながりはありつつも、本質的に人は孤独だ。


しかし、「孤立」は他者との隔絶を意味する。そうなってしまうと、手の施しようがないこともある。だから、子どもたちにも、つながりの大切さを教えたいのだ。