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2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2018-11-25

読み書き

| 10:01 | 読み書き - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 読み書き - STAR日記 読み書き - STAR日記 のブックマークコメント

もうすぐ期末テストである。この間、現代文では該当学年の100名の生徒の文章を、毎回のように添削してきた。これを始めるきっかけは、宇佐美寛先生の『国語教育を救え』と『論理的思考』を読んだことだった。大学生になっても文章が書けない学生がいることの危惧、そしてそれが中高の国語教育(もっと言えば国語教師)が「仕事になっていない」ということを示すものだった(少なくとも私はそう感じた)。


これを読んだことから、「自分の仕事が生徒の将来にとって、まったく無駄なものになるのではないか」というやるせなさを抱き、始めた実践だった。途中からは、池田修先生の「書き込み回覧作文」を開始して、「文章に関する意見文」を書き込み回覧してもらった。思いのほか生徒にも好評で、協同学習が成り立ちにくい状況にありながら、そのきっかけを与えることはできたような気がしている。


実はこの実践は、将来、「読書人」を育てるために必要なのではないかと考えている。読んで、考えて、書いて、他者と交流する。国語教育の肝は実はここにあるのではないかと思えるのだ。


もちろん、受験用の授業も必要だと思う。しかし、基礎となる読み書きを教えることの方が大事であると思うのだ。


たぶん、この調子で年度の残りの四カ月は過ごすことになると思う。そして、中学の古典の方も、あまり難しいことは考えずに、毎回、200字程度の現代語訳と意見文を書いてもらい、さらに意見文は書き込み回覧する、ということにしようと思っている。どうにもこうにも、それが自分の勤務校で協同的な学習を進めていくにあたって、ベターな策であると考えられるからだ。


本当は『学び合い』をやっていきたい。ただ、どうにもこうにも文脈上の課題があり、そうはいかない。ちゃんぽんはできない。だから、今はこうした形をとりたいと思っている。このくらいなら、なんとか自分も生徒も苦しくならずにやっていけるように思う。