2018-08-18
前例をつくる
仕事・経営 | |
何事においても、「誰もやったことがないこと」はあるものである。たとえば、先日私が行なった校舎の壁の補修も、これまでは協力企業に依頼していた。しかし、なんとなく考えてみてやってみたら、これが案外うまくいく。
こうして前例をつくっておけば、誰かが「できるかもしれない」と思ってくれるはず。特殊な技能を必要とすることもあるけれども、多くの場合は、家庭のDIY(これ、Do It Yourselfの略らしい)の延長上でできたり、機械や部材の周辺をよ~く観察すればできるようになる。
もちろん、基盤交換などの高度な専門技術を必要とするものは控えた方がよい。実際、DVDのプレーヤーのトレイが開かなくなって直そうとし、その部分は修理できたが読み込みができなくなり、結局破棄せざるを得なくなったこともある。
授業においても、一斉授業や講義型授業が大勢を占める中でも、「協同学習や『学び合い』、生徒はできますよ」という前例をつくっておけば、みんなが取り組めるようになっていくだろう。
中高の場合には、「国語だからできるんですよ」という返答をいただく場合もあるが、ところがどっこい他教科でも可能である。でも、そういう回答をする方は、「自分は変わりたくない」と思っていることがほとんど。ここはどういうふうに突破していけばいいかなぁと、策をいくつも打っていくことが求められる。
いずれにせよ、誰かが「前例」をつくっておけば、そういう文化が徐々にできていくのだと思う。周りに先駆けていろいろとやっていきたいものだと思う。
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