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2015年10月から『学び合い』の実践を始めました。 中高の国語で『学び合い』の考え方で授業を実践しています。 授業のことを中心に、気付いたこと、考えたことを綴っています。

2016-12-13

制度疲労

| 22:59 | 制度疲労 - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 制度疲労 - STAR日記 制度疲労 - STAR日記 のブックマークコメント

現行の学校教育制度に合わない子どもは一定数いると思います。これは間違いないと思います。私自身も、適応する「ふり」をしていて、適応できていなかった人間であると、今は考えています。


この「現行の学校教育」は、考えてみると普通ではないのだと思っています。時間に区切られて教科が変わるので、それに合わせなければいけない。教師(管理者)の指示には従うべきである。部活動にも必ず所属しなければいけない。校則は守らなければいけない…。


きりがありませんが、これで育てたいのは「工場労働者」でしょう。明治に導入された学制に端を発するものです。その時期は、殖産興業・富国強兵の国是のもとに、「これがいちばん効率的」ということで学制がつくられたのだと推測します。高度成長期までそれでよかったのでしょう。


でも、時代は変わった。明治期や昭和期とは明らかに違う時代です。ある程度の規範意識はもちろん必要ですが、「工場労働者」になる人は少数です。働き方も多様化している。


そのような時代に求められる学校とはどのような学校なのか。もちろん、すべてを変えるわけにはいかないでしょうが、明らかに制度疲労を起こしている学校教育制度は、変革すべき時期を迎えていると考えます。


一教師にできることはそう多くありません。でも、何かをしなければ、子どもたちの未来を守ることができなくなる。そういう不安に駆られています。一石を投じることくらいはできるはずです。こういう問題意識は忘れないでいたいと常々思っています。

過去の失敗をふり返る

| 07:06 | 過去の失敗をふり返る - STAR日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 過去の失敗をふり返る - STAR日記 過去の失敗をふり返る - STAR日記 のブックマークコメント

以前、小学校で勤務していたときのことを時々思い出します。社会人になって二年目のことであり、東日本大震災の一年前のことです。


いろいろなことをやりました。過去、合唱をやっていたので、好きだった詩をイラスト入りで模造紙に書いて、教室の上の方に掲示していました。ギターを弾けたので、音楽はギターで伴奏していました。オリジナルの歌も創ってみんなで歌いました。学習発表会では、国語の物語文の学習の発展として、私が台本をつくり、リコーダーの曲をつくり、歌詞もつくったものを演じました。さながら「学級王国」とでも言っていいような状態だったと思います。


当時はそれが最善だと思っていました。でも、今はそうは思いません。間違いなく、私が見捨ててしまった子がいる。「あの子は仕方ない」と、諦めてしまっていた子がいる。他の先生が受け持っていたら、もっともっと力を伸ばせた。今は、その子にも、保護者の方にも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。私のやり方がよかったという子もいるかもしれません(今でもかろうじて連絡をとれる子もいます)。でも、「よかった」という子は半分にも満たないような気がします。


すべてが自分中心でした。


今は違います。中心にあるべきは「子どもたち」です。だから、私が重点を置くのは「私が何をしたのか」ではなく、「子どもたちが何を学んだか」です。


あの時に戻れるなら戻りたい。そして、『学び合い』でやり直したい。私と、当時のあのクラスの子どもたちなら、それなりにいいものを生み出すことができたのではないかと思います。


でも、それは叶わぬ願いです。だから、「今」目の前にいる生徒たちの人生に、できるだけよい影響を与えていきたいと考えています。それが、今の私にできる「最善」であり、過去、私が担任した子どもたちへの罪滅ぼしでもあると感じています。