元気と勇気は誰でも出せる 

2013-01-10

[]学部の風景

<今日>

 学部生が、授業後に「名言」で盛り上がっていました。

 そこに割り込み、「名言言うぞ!」と私。

 静まる皆。そこで、

「いい国つくろう、鎌倉幕府!」

 してやったりの私に学部女子が一言。

「その心は?」

 

 受け身が取れませんでした。

 真っ裸で、ぼこぼこにされた感じです。

 1年もゼミにいると腕を上げるモンです・・・。


<昨日>

 初めて学部2年生を交えてのゼミでした。

 初回からみっちり3時間。

 先輩たちには自分たちの学びの軌跡を語らせました。ここまで学んだことを一つのストーリーとして語れるかどうかを聞いていました。3年生は3年生なりに、4年生は4年生なりに語っていました。

 これは自分の学びへのメタ認知を促しているわけです。主体的な学びを構築するために必要な作業だと思います。

それにしても、初回からよくがんばりましたねえ。

2012-09-21

[]うーん

 すばらしいと思う。

 支援のリフレクションが始まってから漠然と思っていたが、毎週のリフレクションがすばらしい。

 特に今日は思った。

 まさにチームだと思う。

 朝のリーダー会議にビックでお茶目なゲストも乱入してきたが(はい、かの大教授JUN様のこと)、そこから彼らの本気が伝わってくる。リーダーの本気を他のメンバーも共有している。最初の1分からエンジン全開である。

 クリティカルで、しかも、ポジティブで、なおかつエネルギッシュ。

 

 一週間ごとのPDCAサイクルがきちんとできている。

 ゴールを見据えての評価サイクルなので、G-PDCAと言っていいだろう。

 まだ始まったばかりである。

 困難もたくさん予想される。

 でも、彼らならきっと乗り越えるだろうと思う。

2012-09-09

[]チーム

 ゼミが毎年進化していることをうれしく思う。

 それぞれが持ち味を発揮し、専門家として意見を述べている。院生だけでなく、学部生もかなりの力をつけていることを感じる。

 今年も、学校支援のリフレクションが始まった。ゼミ長以下、かなり凝集力が高い。今年のゼミのコンセプトは「じっくりカフェ」と「ゴールを見据えた継続的な振り返り」である。リフレクション用紙をかなり工夫してあるのでそうしたことも容易になった。これも先輩たちがつけてくれた道筋と現メンバーの努力の賜である。ゼミの在り方も研究と同じで、よきものを引き継ぎ、積み重ね進化としていきたい。

 毎年チーム力が高まっていくのがわかる。

 言うまでもないが、基本は個である。チーム力を上げるのは個人の力量の向上である。かつての勤務校はミニバスの有力校で毎年全国大会に連れて行く優秀な指導者がいた。同い年の彼は、普段はマシュマロのような柔らかい男であるが、勝負になると鬼になる。彼の指導言は、とても勉強になる。彼は、チームワークを徹底的に鍛える。ある試合で相手チームに180センチ近くある6年生がいた。わが校の選手たちは、150センチそこそこ。どうみても大人と子どもだ。相手チームのエースは圧倒的な体格にものを言わせここまで大量得点を挙げてきていた。そこで、彼のとった戦法は、1対3でエースを囲むことである。かなり変則的なゾーンだったが、作戦は見事に成功し、エースはほとんど封じ込まれてしまった。エースに着いた3人と残りの2人の連携が絶妙だったからこそ成功したのである。個人が個人のしごとをきっちりやってチームのパフォーマンスが高まる。

 そんな彼が個人の力量をものすごく重視する場面がある。それは、ゴール間際の攻防である。シュート間際になると彼の檄が飛ぶ。「○○くん、勝負!」つまり、ゴール前の攻防では最終的に1対1になる。そのときは、最後は個と個の勝負である。

 支援も、現場でのやりとりは自分がどう考えどう振る舞うかで、自分の学びの質が変わってくる。こんなもんだと思ったら、それくらいの学びである。しかし、宝を見つけることができる者には宝が手に入る。黄金の4ヶ月を大切に過ごしてほしい。

 力のあるメンバーだからこそ、期待する。

2012-07-19

[]破壊と再生

 一期生のF隊長がよく「破壊と再生」と言っていた。彼は、ミドルリーダーを越え、学校の中核となって働いく年齢である。しかし、40を越えて彼の口癖は「破壊と再生」であった。私を立てて「これは師匠の言葉」と言ってくれるが、それは、彼がそれを大事に出来て、体現できる人だからひっかかったのだろう。

 何を破壊し、再生するか?

 それは、「認知」である。教職も20年もやってくればいろいろ手垢がつく。熟練の技と言えることもあるが、イチローのような天才バッターだって毎年、いや毎日、マイナーチェンジをしているという。あの独特のポーズ。あれは変わらないルーチンであるが、打席での毎度のマイナーチェンジはあるという。つまり、素人目にはわからない破壊と再生。教員の相手は、毎日、破壊と再生を繰り返している子どもである。教師が去年と同じことをやっていて子どもに対応できるわけがない。熟練の技とは、基礎基本を大事にしながら変えるべき所は、バッサリと切り捨て変えているから長い時間を経て現在に通用するのである。クラシック音楽や古典落語だって、創作当時のままのわけがない。現在に通用するように表現者のアレンジが加えられている。

 過去のキャリアを追認するような学びをしていたら進化などするはずがない。

 私が大学院に進学したときは子どもたちに「超変身してくるね」と言って別れた。「違うクラスの担任でもいいから学校にいてほしい」とか「違うクラスの担任になるくらいなら、私たちの目の届かないところに行って」とか言われて涙が出た。

 「超変身」とは、当時やっていた「仮面ライダークウガ」が変身した後、さらに変身をする(今のライダーにとってはフォームチェンジは当たり前になったが、その当時はギョギョギョ)ことである。当時無名の若手俳優オダギリジョーは、この主演により人気者となり、今は林家ぺーになってさらに人気者になっている・・・どうでもいいか。

 まあとにかく、現場でどんなに実績をつくってきたとしても一回全てぶっ壊して、創り上げるくらいのつもりがないと、新たな力量など形成できないと思って隊長たちに申し上げた。

 先日、隊長から電話が来た。隊長曰く「私は、朝からなんにもしません」と言っていた。教室に行くと、することがないそうだ。授業もトラブル解決もほとんど子どもがしているらしい。「どうしてそういうことになったの?」とたずねたら、「簡単に言うと、(大学院で)学んだことをやってみればそうなるってことがわかりました」とのこと。ははーん、である。

 隊長だって大学院を修了し、いきなりそうなったのではない。数年の試行錯誤があったと思う。学んだことを試してみて、そして徐々に今の手応えを感じるようになったのだと思う。

 ゼミでは、M1のメンバーが『カオス』の状況を発表している。「まだ何も見えない」と苦しそうに言う。

 それでいい。


 夜明け前が一番暗いものである。

 ジャンプする前には必ずかがむ。


 悩まずに次の扉を開けることになんの意味があろうか。悩むこと、迷うことを恐れずに進んでほしい。必ず、目の前が開ける。


 そこで、気付くだろう。

 次の扉がそこにあることを。

 それでいい。

 

2012-05-18

[]自分の言葉

 M1のライフヒストリーから研究課題の設定をテーマにしたプレゼンが始まっている。これがなかなか聞き応えのあるものばかり。何せ9人もいるから、まだ、半分も終わっていない。

 しかし、彼らがすでに学び合っていることを実感する。先週のプレゼンの後、発表した二人が個人ゼミに訪れた。そこでアドバイスしたことが、もうきちんと反映されていた。

 今回はSMの二人だったが、とてもよく課題がブラッシュアップされていて方向性がきちんと示されていた。自らの経験やこれまでの学びをうまく統合していた。自分の言葉を持っている者は強いと思った。しかも、それらの言葉の根拠、出典をきちんと示しながらの主張には説得力があった。

 これからの発表も楽しみである。

 ただし、今日のプレゼンがすばらしかったということとこれから「伸びる」ということはまた、別の問題である。これからどんな学びを積み重ねていくかがとても楽しみである。