元気と勇気は誰でも出せる 

2015-02-05

[]古都にて

 古都の県センにお世話になって、ずいぶんになるがこの時期に設定されるカウンセリング教員研修は毎年、貴重な体験となっている。アドラー心理学について6時間近くみっちり語れる。昨日は、余裕があるから最後はクラス会議でと思ったが、結局、演習の時間がとれなくてクラス会議の導入だけで質問コーナーに突入した。

 しかしである。質問に答えているうちに「みなさんどうですか?」と尋ねたらみなさん語り出し、この時間がそのままクラス会議になった。そうそうクラス会議ってこれなのだ。輪になることトーキングスティックなどの方法論が大事なのではない。課題を解決することを通して感情を共有することといったねらいが大事なのである。ベテラン層の先生方11人と過ごした濃密な1日だった。

2013-06-19

[]学力向上と言うけれど

 昨日は、I県の5年生とクラス会議。

 学校体制で週一のクラス会議と自問清掃に取り組んでいる。

 この学校の取り組みからは、学力向上が相対化されている確かな学校づくりビジョンを感じる。

 なんのために学力を向上させるのか?

 その答えが取り組みから見える。

 授業をさせていただいた5年生。

 ステキなクラスだった。

 伸びやかでやんちゃだけど、なんかあたたかかった。

 担任は本学の卒業生。

 ご縁を感じる・・・。

 それはそれとして、しっかりと子どもたちを育てていた。

 子どもと向き合い、がむしゃらに学ぼうとする青年教師がそこにいた。

 嬉しい出会いである。

2013-06-05

[]瀬戸の報告

 先日の「クラス会セミナーin瀬戸」の様子を主催の一尾先生がブログにアップしておられます。

↓↓↓

「the クラス会セミナー in 瀬戸」

6月2日(日) 瀬戸市で‘the クラス会セミナー in 瀬戸’を開催しました。

新潟からクラス会議の達人、赤坂真二先生を招いて、10時から15時まで、約40名の参加者とともに、みっちりクラス会議について学びました。

このセミナー、私がワクワクしていたことが2つありました。

続きはこちら・・・

http://ameblo.jp/ichi75/entry-11544170258.html

さらに

http://ameblo.jp/ichi75/entry-11544171947.html

2013-02-08

[]質問に答えて25

Q 自分たちで課題を見つけ、解決する活動を繰り返した子どもたちが、次の学年に上がった時、「不適応を起こさないか?」と心配になります。どう思いますか。

 特活(1)(2)、どちらもクラス会議で取り上げられると思うか?

A すごくまとまりのあったクラスが、担任が替わった途端に荒れる現象は小学校で特によくみられるようです。「進級したときにに不適応を起こさないか」という問題は、特別活動だけの問題ではなく、全教師が本気で考えなくてはならないことだと思います。次の年のことは次の担任が責任を持てばいい、という考え方もあるでしょう。一面は真理でしょうがが、それだけではダメだと思います。「進級しても荒れないクラスにする」ことは、想定して学級をつくることが大前提だと思います。自治的活動は、まさにそうした集団をつくるために必要な教育活動だと考えています。それ以外で、どうやって育てるのか?答えが見つかるでしょうか。

 また、クラス会議のシステムでは、学級活動の(1)だけでなく、(2)もできると考えいます。(1)は、集団活動→集団決定、(2)は、集団活動→個人決定です。(2)の流れはクラス会議を実践したことがある人ならばすぐにおわかりだろうと思います。実は、橋本定男先生も同様に、話し合い活動で(1)、(2)を統合しようとされていました。同じことを考えていたわけです。クラス会議における、個人の悩みの解決は、まさしく(2)の流れになります。

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 ここまで、25の質問に答えさせていただきました。質問をくださった皆様ありがとうございました。私も勉強させていただきました。

 最後に質問ではありませんが、次のエピソードを寄せてくださった先生がいます。

 質問25の答えになっているように思います。

 紹介させていただきます。

 クラス会議の意欲=意味づけ×方法、という話で思い出しました。昨年度受け持っていた学級で3学期からクラス会議を始めました。「こういうものだよ」という意味を私なりに話し、話し合いの形(円)を作ったりという最初だけ行って、手放しました。

 でも、その後、自分たちで議題用紙を作ったり、議題を決めて実行したりというそのクラスなりの「形」を作っていたと聞きました。意味づけをしっかししておけば、あとは子どもたちが動かせるかもしれないと思ったことでした。その子たちは5年生になりましたが、新しいクラスやメンバーで区荒らす会議を行っていると聞いています。とても楽しそうに報告してくれるので、自分たちで何かを作っている実感があるのだろうと思います。かえって私が出過ぎない方が良かったんだと思います。


 自分たちの生活は自分たちでつくる、という気概子どもの姿から伝わってきます。このお話をくださった先生がしっかりと学級をつくっていたからでしょうし、また、次の担任の先生もその力をしっかりと伸ばしてくれたからと考えられます。こうしたことを標準装備した子ども集団は、多少の荒れにはびくともしない、そう感じるのはたわしだけでしょうか。

2013-02-07

[]質問に答えて24

Q クラス会議はまだ実践していませんが、困っていることを話し合う時間を週に一度もっています。ただ、話し合いに何の期待もしない子どもが多く、やはり一部だけで話が進められている現状です。

 みんなが対等で、このクラスが嬉しい!と思ってくれるようなクラス会議を始めるために、午後のプログラムも楽しみにしています。

A 定常的に話し合う時間を持っておられるだけでも素晴らしいと思います。ただ、困っていることを話し合う時間はどうしても、ネガティブな雰囲気になりがちです。子どもネガティブに向き合うことが苦手です。あふれるポジティブに支えられないとネガティブに向き合うことは難しいです。だから、「困ったこと」と話題を限定しないで、お楽しみ会の計画などどんどん楽しいことの計画をさせてたらいいでしょう。また、困ったことが解決してうまくいく、というのもポジティブな雰囲気をつくります。まずはあんまり話し合いの細かいところにこだわらず、話し合ったら行動する、このサイクルを作り出すことです。そして、成功体験を積むことで学級にポジティブ体験を創出するようにします。

 ポジティブ体験とネガティブ体験がおよそ、3:1(経験則です)になると~話し合った結果うまくいくことが3に対し失敗することが1です~話し合いを喜ぶようになります。ポジティブ比が挙がってくれば、間違いなく話し合いに対する参加率が上がります。競って司会グループに立候補するようになるでしょう。子どもは、諦めるのも早いですが、希望を持つのも早いです。

 気を付けなくてはいけないのは、失敗体験が0でいいかというと、0ではダメなのです。失敗体験0は、マンネリや形骸化を生む要因となります。だから、「晴れときどき雨」のように、「成功ときどき失敗」くらいの学級が成長する学級です。その比率が3:1です。3:1を下らないようにします。これが、2:1だと話し合いは停滞します。参加率が落ちてきます。

 また、成功体験が続きすぎたら「危険」だと思える担任は、かなりセンスのある方です。

[]質問に答えて23

Q 複数の意見から1つの意見をしぼる時にいつも多数決になってしまいます。そうすると、自分の意見とは違ったものが採用されてしまう子どもが出てしまいますが、その場合、どのような声かけをしていくと良いのでしょうか。

 また、多数決をできるだけ回避する手立てはあるでしょうか。

A 午後の講座で申し上げたように、多数決は回避すべきことではないと考えています。もちろん、なんでもかんでもいきなり多数決という事態はよくありません。議論を尽くした上で多数決をします。多数決に破れたときに「潔く負ける」ことを教えるべきだと考えています。

 人生のできるだけ早い段階で、世の中は自分の思い通りにはならないということを学ぶべきだと考えています。しかし、同時に正しいことをきちんと伝えたら誰かがわかってくれることも早い段階で知るべきだと考えています。多数決は民主主義のルールです、忌避すべきモノでも回避すべきモノでもないというのが基本的な考えです。最も大事なことは、どういう経緯で多数決に至ったかという点と、その多数決をどう受け入れているかという点に教師は関心を持つべきでしょう。

①集団決定に積極的にかかわっているか

 ・相手の言いたいことを理解しようとしているか。

 ・自分の言いたことを適切な方法で伝えているか。

 ・相手と自分の意見が食い違ったときに合意点を見出そうとしてるか。

 そこらへんをよく見て、できていたらほめます。出来ていなかったらアドバイスをしてみます。今度はこうやってみよう、とです。

②集団決定を尊重しているか

 そして、集団決定後の行動をよく見ます。そして反対意見だったにもかかわらず、積極的貢献をしている姿見つけて、集団でまたは個人でほめます。「○○さんは、この前は違う意見だったけど、ちゃんと決まったことを尊重しているんだね」と、喜びや尊敬を伝えます。

 また、少数派が正論を言っているのに、支持されない場合は学級の風土人間関係に問題があるかもしれません。話し合いそのものよりも関係性をもう一度点検する必要があります。話し合いで大切なことは、対等な関係の構築です。これは常に子どもに伝えていかねばなりません。

 多数決自体はけして悪いことではないと考えています。なのに、「多数決をしてはいけない」という意見をお聞きすることがあります。しかし、多数決のない民主主義は、現実的に存在するか疑問です。むしろ、多数決というシステムをきちんと教えることが子ども民主主義を教えることになろうかと思います。もちろん多数決というシステムは、意見に対して同意反対を示すということのみを指すのではなく、その前後も含めてシステムです。多数決をどうとらえるかという問題は、教師が民主主義にどう向き合うのかが問われているように思います。