元気と勇気は誰でも出せる 

2014-06-08

[]教育と学力

 大学の教員になるときに面接をしてくださった名誉教授と久しぶりに再会。70歳を越えているが現役。私の早口の講座を最前列でお聞きになり、熱心にメモされていた。懇親会では、青年のような熱のこもった声で「いやあ、勉強になった」と言って下さった。なんという学ぶ力か。先生と同じ年齢になったときに自分は、こう言えるのか。

 先生が挨拶でお話になったことが興味深かった。国際学力調査で上位に位置する国の学校視察の報告である。徹底した知識注入が為された結果のランキングだという。アジア学力上位に名を連ねる地域(国家ではない)のランキングを支えているのは間違いなく、苛烈な受験競争だという。「確かに試験の学力がついているのかもしれないが、それが教育と言えるかというと・・・」という先生がさりげなく言われたことが忘れられない。

 世界の学力事情は、ひょっとしたら学力と教育が分断されてきているのかもしれない。聡明なる日本の教師はそうした愚行を許すとは思えないが、「学力高まるも国廃る」という事態がこの国でも起こるかもしれない。

[]光と影、それを統合する装置

学力向上がブームです。大事です。

ただ,公教育に関わる者としては,強烈な光を当たるとより濃い影ができることをいつも知っておきたいものです。

学力向上に反対はしませんが,点数だけで表現される学力向上にはどうも・・・。そこにはランキングが発生するからです。

全員達成を目指します。それは尊いです。しかし,点数で子どもの力を評価している限りは,達成の中にもランキングが始まります。ランキングをすれば,上位ができて下位ができる。

 下位の子どもの声は,上位に届かない,または,下位の子どもは声を挙げようとはしなくなるという構造が創られます。

民主主義絶対的基本原理は対等性です。

勉強や運動という物差しでは,上下ができることがある,その現実は受け入れながらも人としては対等なんだと義務教育では実感する必要があろうかと思います。

学力向上を目指すからこそ,学校のなかに,点数で評価されない,そして上下が逆転する,対等に意見を発信し合える,そして,相互に尊敬されることをシステム化する必要があるんじゃないでしょうか。

そんな装置の一つとしてクラス会議を考えてます。

2014-02-26

[]筋トレおたくになることなかれ

 もし筋肉をつけようと思ったら、筋トレだけをする人はいないだろう。食べ物を工夫したり、睡眠や休養も考えるだろう。

 学力向上をしたいからといって、授業改善ばっかりやっている学校を見ていると、筋トレおたくのように見える。

学習者研究を本気でやろうとする学校は、そういうことはしない。子どもにホントに必要なことを考えるからだ。

 今月訪問した学校は、筋肉つけろと言われ、筋トレにすぐ取り組みたくなる誘惑とたたかい、今、目の前の子どもに本当に必要なものは何かを見ようとするスクールリーダーとメンバーがいた。

聡明な方たちだと思った。

2014-01-31

[]時間

 忙しい。

 時間がほしい。

 あ~・・・。

2014-01-20

[]お手並み拝見

ある市の市長さんが、市内の地域毎に学力テストの公表をするという。

もし、これが市長が言うように、学力格差の是正のつながるなら・・・賛成だ。

学級状態が公平でないように、教員人事も公平ではない。

人事に課題を抱える市もある。

慣例や大人の事情で、力のある教員が集まる学校、地域がある。

しかもそれを多くの教師が認識していて何十年も是正されないでいるとしたら・・・。

教育関係者に改革の力ないということ。

外部の力に頼らざるを得ないということか。

そして、市長さんが言うようにある学校間競争が熾烈にならないのなら・・・本当にできるのか。

学校の外部が過剰に元気になり、外からの力で学校が無理矢理変えられるのはあまり好ましくない。

・・・・お手並み拝見である。

2014-01-16

[]かっこよさとは

 今日もうちのゼミを尊敬しました。

 現職が5人、ストレートが3人の8人です。来週の発表会に向けて寝ずのまとめをしています。今日、明日で4人ずつプレ発表です。

 今日の発表者は全て現職。彼らは当たり前のような涼しい顔をしていましたが、自分たちから血を流そうという姿が実に素晴らしい。

 よく研究授業を若手からやらせる学校があります。ひどいときは、新採用から研究授業をさせるという学校もあります。そういう学校は本気で研究する気があるのかどうか疑いたくなります。

 まずは、ベテランが手の内をさらすこと、まな板の上にのることが大事じゃありませんか。そういうベテランの姿を見て、若手は鼓舞されて奮闘する。口だけのベテランの言うことを誰が本気で聞き入れるでしょうか。

 彼らは、「偶然です」と普通に言いますが、もし、尻込みする現職がいたら、こういう順番にはなっていないはずです。

 彼らの発表はすばらしかったです。

 ひとりひとりほおずりしたいくらい感激しました。でも、30以上のおっさんたちにほおずりするもうすぐ50のおっさんの図を誰も想像したくないので止めましたが、かっこよかったです。

 このことがストレートの発表の質の高さをすぐに意味するものではありません。人には主体性があります。ダメなときダメだろうし、努力する人はするだろうし、しない人はしない。

 しかし、勉強し伸びようとする若手のそばには、必ず、勉強し伸びようとするベテランがいるのです。

 現職の姿を見ていて、「俺もがんばろう」っと思ったはずです。いや、そう思って欲しいと思います。

「若手を伸ばしたい」を伸ばしたいと思ったら、「今時の若いヤツは」なんて批評している暇はないんです。ベテランこそ猛烈に勉強しなくては。

 過去の勉強の蓄積で勝負せず、今、勉強していることで勝負したい。

 そういうじじいに私はなりたい。

[]もうすぐ100万

 本ブログが、もうすぐ100万アクセスです。

 お読みいただいている皆様、本当にありがとうございます。

 皆様からどれだけ勇気をいただいたことか。

 手違いで、数十万のときに0にしてしまったので、本当は100万アクセスを越えているはずですが、記録も記憶もないのでなかったことにします。初めて6年が終わろうとしています。

 100万で閉鎖しようかどうか考えています。

 何かを始めるときに、その終わり方しまい方を考えるような年になりましたね。

[]学部ゼミ

 午後は学部ゼミ、四時間。四年生の卒論に始まり、三年生のブックレポート。話は読書の仕方から実践書の読み方へ。四年生の卒論を仕上げながら、二年生、三年生も鍛えていかなくてはなりません。やる気があるから助かります。今日はわりと語りました。今、学部ゼミの関心は縦糸横糸論です。ここでしっかりリーダーシップに触れておきたいと思います。きれいごとは大事ですが、その裏にあるリアリティーに目を向けられる人になってほしいです。

 ゼミの最後は、有志によるライダートーク。仮面ライダーのテーマの中で最も燃える曲は何か、議論し合いました。