2009-12-22
■ [講座]雪
土曜日は新聞社主催の子育て講演会だった。
余裕を持って出たつもりだったが、雪のためのスリップだろうか高速道路で2件もの転倒事故があり、到着予定時刻よりだいぶ遅れてしまった。車が「お腹」を出してひっくり返っているのを見るとさすがにちょっと怖くなる。幸いドライバーさんは無事だったようである。雪道を侮ってはいけない。
この日は、雪国上越市よりも会場のある新潟市の方がはるかに積雪が多かった。上越市と言えば、冬は2階から出入りすることも珍しくなく、豪雪地帯ということで教科書にも出ていたことがあるくらいの雪の多い町。一方、新潟市は私が子どもの頃は、空き地でスキーが出来たほど積もったが、今は雪が路面を覆う日は数えるほどしかない。会場付近は、雪は積もっていたがお日様が顔を出していた。こういう日は、人出も多く、また、普段は道の端を歩いている人たちがみんな車道を歩くので、歩行者がやけに多く感じる。「やばいやばい、遅刻する~!」とかなりパニクっていたが、すべらないようにそろ~りそろ~り歩いている人たちのすがたは、趣があって“いとをかし”である。高速道の事故は困るけど、雪国はこうでなくっちゃと思う。
子どもの頃、太っていたせいかどうか「寒い」という感覚がなかった。だから、冬は大好きだった。雪を見ると妙にテンションが上がる。2時間以上の運転でへろへろになった上に、テンションだけ上がった状態で講座はボロボロだったが、それでも集まってくださった方は、とても熱心だった。そのなかには、懐かしい前々任校の保護者もいらした。きりっとしたそのお姿は当時と何も変わっていなかった。こうした話を聞きつけて駆けつけてくださったことが嬉しい。また、休日の午前中に歩くのも一苦労の日に、集まってくださった皆様に心から感謝した。