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rion_fujiの日記


Hirotaka FUJISAKIです。
鹿児島市の小学校で『学び合い』を実践しています。
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2007-12-09[文献]「言語技術が日本のサッカーを変える」 田嶋幸三

 自分の備忘のためにメモります。 

サッカー好きの私にとって非常に意味のある本だった。日々考えている教育のこととテクニックのある日本のサッカーのレベルがどうして高まらないのかということに関する考えをあわせて示してくれていた。

 「言語技術」とは,情報を取り出し,解釈し,自分の考えを組み立て,判断する力を養うためのものであるらしい。これが,日本人には,育っていないために「アイ・コンタクト」が成り立たないらしい。欧米では,常に自分の考え(特に考えの根拠について明確に)を相手に伝わるように日常の中でトレーニングされているらしい。

 このことは,日本の子どもたちに足りない力として常々言われていることとほぼ一致しているといえるのではないだろうか。個人的には,理科の授業もサッカーと同じと考えているので,私は非常に納得できた。

 JFAでは,福島のアカデミーで15歳までにこの「言語技術」を高めるトレーニングを行っているらしい。それは,「考えるサッカー」にするために。

 一方でJFAは指導者の育成も同じコンセプトで行っている。指導者は,選手に説明ができないといけない。また,選手が納得できる話をしなくてはならない。そのために,論理性をトレーニングし,ディベートなどをカリキュラムに入れているらしい。

学び合い」で全て解決できるのでは? 22:10

 私は,この本を読みながら,「学び合い」の考えで授業と同じように解決できるのではないかと思った。「言語技術」としてテクニックとしてピックアップして指導することによって,自然ではなくなる可能性がある。つまり,各個人にとって合脳的ではなくなってしまうのではないだろうか?

 だからあるところまでは,高まると思うのだが,どこかで限界に達する可能性があると考えている。

 

発想の転換(パラダイムシフト?) 22:10

 1973年に出版された波多野・稲垣共著の「知的好奇心」のなかの第8章「学習者中心の教育」の中で方法の多様化や壁の取り払い,学習者間の能動的相互交渉の勧めなどまさに「学び合い」そのものが示されている。ところが,著者も実際には難しいだろうと述べている。その理由は,やはり「教育に関するとらわれ」である。我々は,伝統的な教育観から脱却するのはなかなかどころか非常に難しいようだ。

 だが,今は,いいタイミングで脳ブームである。これまで学習者中心とかのべながらどこかで教える側から考えていた教育を「脳」という学習者の本体から考え,その「脳の仕組みに合った学習とは?」という立場からスタートするともう「学び合い」しかないのである。(これは,あくまでも脳科学や脳認知学の本を読んでみての結果としてです。)パラダイム・シフトが起こるいいタイミングかな?

 数年前,日立の小泉英明氏が,脳科学者の立場で教育との関連について研究していました。その成果なども読んだことがありますが,教育の表面をなぞったものにすぎないとおもいました。

 

やはり事件は現場で起きている! 22:10

 脳科学者がどれだけ脳について調べたことから教育について述べても,その他の教育学者,心理学者,教科教育学者が教育のことを述べても,それは,ほとんどがあくまでも間接的に調べた結果であると思う。直接現象を目の当たりにし,その因果関係を把握し,日本全体の教育に生かせるデータを分析できるのは実践している私たちだけだと思っています。

 「学び合い」の考えに基づく学習こそ合脳的な学習であるということを示す研究がしてみたいなあ~。と心の隅っこで思っている薩摩隼人でした。

 たぶん「学び合い」の学習では脳の様々な領野が活発に動いているはずだと思います。だから「疲れたけどおもしろかった」なのだと思います。

 事件は現場で起こっています! 

追記 22:10

 別件ですが,先週5年生が理科の2学期まとめテストを行いました。平均点数がとっても高かったので逆になんでだろうと悩んでいる自分がいました。しかも,記述式の解答が,あまりにもきちんと説明できている。う~んどういうことだろう?でも,『みんな』になりきっていないので不満足。子どもたちには,「テストは,全てを確実に理解するためのステップの一つです」と語っているので,テストをした後にさらに理解することをもとめていきたいと思います。

 「理解したことを証明するには発信しなきゃね~」とも語っています。

jun24kawajun24kawa 2007/12/09 22:29 蛇足です。
不満足ならば、もっと願えばいい!子どもは応えてくれます。教師はどん欲にならねば!

rion_fujirion_fuji 2007/12/09 22:51  オシム前日本代表監督のように,さらに上をもとめてみます。ベクトルをもっと上にむけてみようかな。

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