2019-08-25
手帳のことばから
「デザイナーとは,
作る人が満足することと着る人が満足することが
イコールになるようにどうするかを考えて
それを考えている自分も同じように満足する,という仕事だとぼくは思っています。
その3つの関係性がきれいになることを考える仕事です。
(皆川朗さんが『幸福を入れる,しごとの話。』の中で)
そうそう,こんな感じを目指しています。
教務主任としての私の仕事,役割ってここにあると思っています。
先生たちが,それぞれの「なりたい先生像」に向かって思う存分チャレンジできるように,つまり「~たい」を実現できる環境を整えること。
子どもたちの「~たい」を実現することとの関係性の中で。
それぞれの「~たい」は人によって異なるのが当たり前。一人一人は違うから完全には同じにはなりません。
ずれが出てくるのは当然。だから,それを感じた時には対話で埋めていける環境や場をつくっていければいいですよね。
まずは,職員室がそういう環境になり,お互いの「~たい」を尊重し合うことでお互いに居心地がいいし成長もできる,みんなにとっていい学校になる,と体感できれば自然とそういう文化は教室に降りていくはず。
先生たちに書いていただいた,1学期の振り返り記録用紙を読ませていただきました。多方面から,本当に丁寧に書いてくださったなあ,と思います。よかったこともたくさん記述してもらいました。気持ちが温かくなります。そして困っていることや課題も同時に。そこを具体的に改善するための動き出しを早くすることで,
「意見を出すことで何かが変わる。変わるかもしれない」
につながると思っています。出した意見を大事に受けとってもらった,出した意見で何かがよくなった,そんな経験。小さなことでもそこからスタートしたいものです。
子どもたちが,総合的な学習×特別活動でやっている“OGATSU COMPANY”のスローガンは
「自分を元気に,みんなを元気に,まちを元気に」
ここでも,3つの関係がきれいになる仕事,を目指しています。
そして,出発点は「自分を元気に」なんです。まずはここスタート。
月曜日から新学期が始まります。
「うちの学校ってさー,毎年違うことやってるよね~笑」
っていうのは,子どもも含めて毎年改善を重ねている証拠。
「いやあ,2学期もおもしろかったねえ,たいへんだったけどさあ」
と笑って言い合える2学期末をイメージして始めたい(^^)