次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-08-20

    昔の苦い思い出が浮かんだ件

    07:47

     うちの学校では、養護の先生とまちの保健師さんや栄養士さんと一緒に「学校地域の健康課題の改善」を目的にしているプロジェクトがあります。

     活動が始まって2年目になります。2ヶ月に1回くらい集まり、企画をつくったり振り返りを行ったりしながら進めているところ。

     学校は学校、地域は地域って分けないで、こうやって接点をつくり続けているところがいいなあ、と思います。

    「地域と共にある学校」を目指す、1つの取組でもあります。


     その話し合いは、私がファシリテーターを務めながら、ホワイトボード・ミーティング®で行っています。

     私は進行役ですから、その話し合いに意見を出すことはせず、あくまで話し合いのメンバーの意見を可視化し、軸を立て、今後の方針計画をつくるお手伝いをするのが役目。


     それをしながら思い出したことがあって。






     かつて、ずっと前に勤めた学校で研究主任をしていました。経験もまだ少なかったのですが、それでも預けられた重責を果たさねば、と思い、いろいろ考えに考えてプランをつくり、研究全体会などで提案するわけです。


     でも、そういう時の進行役は、私。私が提案している案件について私が進行役を務めることになります。当時はファシリテーションなんていう概念も知識もないものですから、場の構成もでっかいロの字型です。遠くに座っている皆さんに向かって私が案件についてだーーーー、と説明して、

    「意見はないですか?」

    みたいな進め方。


     何も意見がでなくて、そのまま通ってくれればまだいい、と思っていたくらいにして(笑)

     でもどうかすると、いろいろ意見をいただいて、もとのプランがひっくり返ってしまうことも…。

     そんな時に、

    (なんだ、なんだー、こっちはこの事についていっちばん時間を掛けて考えてるんだぞーー、いろんなことを考慮しながら、これで提案してるんだーーー)

    (そんな思いつきみたいな意見でひっかきまわさないでくれーー)

    (それ、言いっ放しにしないでくれるんでしょうねえ??)

    (普段、このことに取り組んでないでしょ?なんでここでそんなこと言うのさー)

     ついつい、今までの苦労?が泡となるのが悔しくて毒を吐いたり…、心の中で。


     提案者が「進行役」をしているので、自分が意見をいうタイミングをどこにしたらいいのか分からず、そもそも「進行役:が主張してはいけないんじゃないか?とも思ったりして。自分の意思とは関係のない方向に進んでいく話し合いをコントロールする術もなく、まるで、ひもの切れた凧を呆然と見送る?みたいな気分になったものでした。

     ああ、サヨーナラー笑


     その時に、

    「ところで、なんで提案者が進行役をするんだ?それ別じゃないとだめじゃない??」

    提案者が意見を言えないんじゃ、まな板の上の鯉だよね、まるで…」

    って思ったんだよなあ、そんなことを思い出したってこと。


     今思えば、ファシリテーションスキルとか、役割を分けるとか、ももちろん要素としてはあるんだけど、根本的には合意形成の意識が自分にも参加者にも足りなかったんだろうなあ、ということ。


     つまり、簡単にいうと話し合いを、「勝ち負け」みたいな捉え、というか「どちらの意見を採用するか」みたいなカタチになっていたし、それがスタンダード、って思っていたんだと思います。


     ファシリテーターとサイドワーカー。

    そんな言葉に置き換えられるとは思うけど、お互いに一致点を見付けようとするそういう気持ち、そっちの方が気持ちがいいよねっていう経験を積むこと、そんなことかなあ、と思います。


     ぞんな昔の苦い思い出から10年以上たっての今ここだなあ、とも思います。

     

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