次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-06-30

    不登校と多様な学びの場

    08:39

    「不登校・多様な学びを考える宮城の集い」に参加してきました。

    https://www.facebook.com/events/449700302429957/

     なぜかとういと,

    ○宮城,とりわけ石巻地区は不登校数が多い

    ○自分の経験している範囲では,「不登校」が多いという実感があまりない

    (勤務校の地域性とかなのか)からこそ,その現実と自分の中の課題意識のずれがあるんじゃないか?と思っていた

    ○「不登校」と「多様な学び」が並列にタイトルになっているところ惹かれた

    から。

     

     

     どうやら学校の教員は,私だけ?みたいな感じ。

     だからいい。

     こういう場のほうが気付きが多いから。


     伝えたいことの中心から言うとすると…

    「学校そのものが,ここに参加する皆さんがいう『多様な学び』ができる場になればいいんだよね。そこを『私たち教員』は目指すんだ。」

    ということ。もうそうしなくちゃいけないよ,といいうこと。まったなし。


     本会を通してのキーワードの一つは「居場所」,そして「不登校」

     (学校に)居場所がない,または限られているから,不登校という「問題」も起きるってこと。だから「(学校以外の)多様な学びの場をつくり,多様な安心安全の居場所をつくりたい,広げたい」ということなんだろう,と思う。

     そして,あえて「問題」と標記したけど,そもそも学校に行かないのが「問題」なのか,学校に行けないことが「問題」なのか?

         

    何が?だれが?問題?

    どこに?どんな問題があるのか?

    ということ。

     結構複雑。

     困っているのはその子であり保護者,家族。

     きっと担任も,学校の先生たちもそう。

     だから,一緒に「その子にとって」のベターを探ればいい。

     そう考えば単純。

     

     

     

     でも,そこにずれが出てしまうことが多いから,みんな「困って」いるんだよね,きっと。


     でも一番困っているのは「その子」なんだから,その困り感をやっぱり「聴く」しかないんだよな,と思う。そしてそれが解決できるのは,やっぱりその子しかいなくて,周りができることは,その環境を整えることかな,と。

     だから「多様な場」ってことじゃないかな。それが準備できていないことが「問題」か…。


     私は学校の教員だから,

    「ならば学校を多様な学びができる場にするしかない」

    って判断になる。

     そもそも『学び合い』を始めたのもそこから。


     不登校という判断をした子であろうと,今も「ふつう」に学校に来ている子であろうと,そもそも人は多様なんだということ。

     だから同じことを同じように同じ時間で同じ成果を…,なんてそもそも無理がある。

     こと学習に関してだって,分かるポイントだって分からなくなるポイントだってタイミングだってばらばら何だし,同じことを同じように伝えたって分かる人もいれば分からない人もいるわけで。当たり前といえば当たり前。

     だから自分にとっても最適解を自分で見付けていい,そのためのサポートや環境はできるだけ整える,そんな感じになるのがベターじゃないかと思っている。

     

     だから,『学び合い』だったりイエナプランの考え方だったり,ホワイトボード・ミーティング®だったりを,自分なりにまぜまぜしてやっている,自分なりの「最適解」。うまくいかなけらば,また考える,やってみる,そんなことの繰り返し。


     フリースクールもいいし,その他様々な学びの場が,保障されればいいってことなんだと思う。

     「学校だけが学びの場」みたいになってしまっていることが「問題」なのかな,それとも学校が「多様な学びの場」でない,なくなっていることが「問題」なのかな,それともグループ討議の時にでてきた「縦割り組織」「組織間の連携のなさ」が「問題」なのかな…。

     いろんな問題があるとは思うけど,その「問題」を挙げたからといって何も解決するわけでないし。


     それこそ,現場の人が「なんとかしたい!」と強く願って,行動に移す,それしかないことを「それしかないわけないでしょう」(ヨシタケシンスケ)調にやっていく,みたいなー。


     「教育機会確保法」もできたけど,

    「法律ができたから変わるってものでもなく,やはり人だよね…」

    はグループ討議の時にもでた話。


     

     さて話があっちこっちにいっているけど,学校以外の「多様な学びの場」が「本当に」認められたら,学校はどうする?信念をもって今と同じままでやっていきますか?そういうことが問われているかな,と思います。


     それは決して,いろんな人のいろんな意見になんでも合わせるってことじゃなくて,最初に戻るけど,

    「その子にとってのベター」を「その子と一緒に」考える,考え続けるってことじゃないかな,それがつまり

    「人だよね…」

    ってことだと,今は思うなあ。


     難しそうだけど,簡単でもある。お互い聴き合えばいい。それだけ。


     半年前,ある場である方がある方に

    「学校って,Sさんからみたらどんな場ですか?」

    という問いに

    「よくも悪くも『先生の職場』ですね」

    との応え。


     これをどう捉えるか。

    「よくも悪くも」をどう捉えるか。

     そんなことをぐるぐる考えた,そんな日。

     そしてこの記事。

    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65486?fbclid=IwAR1hyG7hTpI6raLLWwEt7YC4Km989HSC7Tnj5LntnsBzNUIT2rERgwjKQng


     現場を変えていく力は現場にあるっことだな。

    学び合い』の教室だって同じ。

     そこを信じて,みんなでつくるしかないってこと。

     それを「それしかないわけないじゃない」精神で笑


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