次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-06-26

    「人は快の方向にしか行かない!」

    06:31

     エピソード記録。

     この日は支援員の先生が書いてくださっていた。

     

     「こんな感じでいい?」

    って私に声までかけてくださって。そういうのがうれしい。

     話をきくと

    「毎日子どもたちと接していて、私なりに,『どうしたらいいのかな…』って考えたり『こうしてもみようかな』って考えたりしたことを、ノートにメモしたりしてきたんだけど…」

    と話してくださった。

     ああ…と思った。

     私たちは、こんな風に子どもたちのことを考え、あれこれ工夫してくださっていた方々の思いを、どれだけ受け取り子どもたちに返していけたであろうか、という思い。「評価」という特別な響きのある言葉に、成長を支える、という本質的な意味を時に見失い、その場その時のジャッジにしてしまっていなかったろうか、または自分だけの目でそれを行っていなかったろうか、そんなことをその一瞬に感じた。

     それが「ああ…」の中身。


     それからもう一つ。

     「体育は、全校でやってるじゃない?それって授業のあとにほんの2~3分とか5分でいいから、授業者みんなでサークルになってその時間の振り返りの時間つくってみない?そのなかで、子どもたちのエピソード交換をしたり、それぞれの課題意識も共有できるし。」

    「それを毎回するだけで、授業研究会になるじゃない。」

    「みんなで短時間で振り返り、次のチャレンジや役割を決める。他教科へのつなぎのアイデアも出てくるだろうしね。」

    と、ある先生に伝えた。


     中心になって体育を担当してくれている若い体育主任の先生にもそういったら

    「ぼくも、それうれしいです!今まで、自分でも『うーん、これでいいのかなあ…』って悩んだりしてもんもんとしていることっあります。低学年から高学年までをまとめてやっていくのに、私もまだ経験が少ないですし…」

    と。それを一緒に聞いていた、ベテランの先生も

    「えー、そうだったのー。そっかあ、ごめんねぇ。必要に応じて『こうしてもらえます?』って言ってもらえたらー。気が付かなくてごめんね。」

    「善は急げ、やろう、やろう!」

    と。


     日常的に、会話をたくさんしているこの職場であっても、こういうことは普通におきることなんだなあ、と感じます。

     つまり「授業」についての情報交換や意見交換は,思った以上にできなくて。できていなくて。


     これは私の感覚なんでどうかは分かりませんが、教員同士で授業のことをあれこれ話すと、どうも「どれがいい」とか「よくない」とかそんなニュアンスになってしまうことが多い気がする。それは、今まで「授業」が、一人の先生が特定の子どもたちを対象に行ってきた、ずっとそうだった、という習慣があったからじゃないのかな、と感じていて。

     「授業者の責任において」みたいな感じ。表現が適切ではないかもしれませんが、ニュアンス的にはそんなイメージ。だから、人の授業にあれこれ言うのは、(そういうつもりじゃなくても)その授業を批判している、みたいにとらえられかねない、そんなアンテナが働く…。違うかな?

     そうじゃなくて、「授業はチームでする」という意識になったらどうだろう?

     みんなで同じ方向を向く。

     北極星を目指す。

     つまり、学校教育目標に向かって、みんなで(子どもたちも一緒に)船を進める。

     みんな同じクルー。



     「学校教育目標ワークショップ

    http://manabiai.g.hatena.ne.jp/motoryou/20190405

    も、「みんなで書くエピソード記録」も、授業後の「教師のサークルタイム」も、みんな「お互いの思いを大事にしながら、同じ方向を向いて進む」ため。

     なんとなく、ここまできたのかも…。


     だから、この種を大事に育てたい。

     育てるためには、どうするか。


     仕組みができればいいってもんじゃなくて、それは「育て」ないといけない。

    それも「みんなで」


     ここで、思い出したことば。

    「人は快の方向にしか行かない!」

     ある保育園の園長(ダンプえんちょう)から聞いた言葉。

     

    迷ったときにいつも思い出す言葉。



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