次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-06-25

    全職員で全児童をみていく

    06:46

     全職員で全児童をみていく。

     それを、本当にやるシステムの第一歩が動き出した。

     全職員で書く子どもたちのエピソード記録。

     ジャッジではなくて、その子その子のエピソードを記録していく。


     私たちは日々膨大な子どもたちに関する情報交換をしている。

    「今日ね、こんなことあったんだ、あのね…」

    「へえ、すごいよねえ、そうだっただあ。」

    「ねえねえ、聞いて聞いて!もうほんと、うれしくってさー(^^)」

    「どうしたの(^^)」

     などなど、日々子どもたちの頑張りやすてきな姿、次のチャレンジなどについて私たちは毎日話しているわけで。

    それは職員室の日常会話だけにとどまらず、会議の中でもそれはでてくる。

     そういうことを、みんなで記録として残し「合う」ことはできないかなあ、と思っていた。

    担任だけが「その子」の記録を残すんじゃなくて、全職員で全児童の記録、つまりエピソードを記録していく。

      

     それがシステムとして動き出した。

    うれしい。


    ①全職員(支援員さんや用務員さんも含め)がアクセスできる共有ホルダに個人ごとのエクセルシート作成

    ②項目は「月日」「曜日」「記入者」「場面」「エピソード」「観点」(観点は、ガードーナーもマルチ能力の観点を活用)「なぜそこに注目したのか」「備考」

    ③書ける人が書いていく

     単純にいうとこれだけ。

          

     

     これはある方話していてヒントをいただいああたことを元に実現に向けていろいろ準備して、ここにやっとたどり着いたと言うことでもあり、別にオリジナルでも何でもない。

          

     明確な視点をもって一人一人のエピソードを積み上げていく、プロセスを見取っていく。

    これは、当たり前といえば当たり前。

     なかなか、システムとして動かすきっかけを作れずにいただけ。

       

     この日の職員会議の冒頭の5分間でも、4月にそれぞれが決めた「1学期、私のチャレンジ」について、3~4人グループでおしゃべりする時間をとった(これは継続していく)けど、それぞれの「~たい」に向けての行動を、気持ちや意見を含んだ「エピソード」という物語として、仲間同士で共有していることって、まさにお互いをエンパワーしていくことになるんだと感じている。

     

     これはほぼ確信に近い。

      

     だから、このみんなで書く「エピソード記録」も

    「まあ、とりあえずやってみましょう。しばらく続けて、子どもも伸びる、私たちも伸びる、という点でそれ以上いい方法があれば、それに乗り換えてもいいです。まずは『試行』で。」

    とスタート。


     

     早速若い先生が

    「お、ぼく、ぼくこういうの好きなんですよ~。」

    「こんな細かいことでもいいんですか~(^^)」

    みたいに書いてくれている。

     

     ありがたい。

     こういう方のフォローが次の波をつくってくれるはず。

    数人が書き出せば、それが流れをつくるし、自分が書いたことが他の誰かの役に立つ実感を近いうちに感じることにもなっていくはず。他の先生が見ている視点にも気が付いたり、もっと子どもたちをよく見ようとする動機付けにもなるだろう。まさに個人も組織も成長する、そんなシステムになる可能性は高いと感じている。


     そして、ここから、エピソード満載の記述式の通信表へとプロセスをつくっていく。

     ジャッジではない、その子の成長記録としての通信表、そしてそれは同時に、子どもたち一人一人の育ちを「視点をもって見取る」という教師個人としての私たちの成長記録でもあり、学校教育目標を中心とした学校組織としてのそれにもなるんじゃないな、なるといいな、と思っている。

     

     へき地小規模小中併設。

        


    その強みをいかさないと。

     みんなと相談しながら、試行錯誤しながら進みます。

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