次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-05-04

    簡単,と思えれば簡単だなー

    08:15

    http://as-one.main.jp/sb/log/eid416.html


    ○それは「自分でやらなければいけない」などというように,「自分」にこだわればこだわるほどむしろ変化の進展が遠のくようだということでした。

                           

    ○安心は「自分ができる」という自分の能力から生まれるものではなく,自分が囲っていたものを手放し,ゆだねられることによって生まれます。(P194)

          

          

     まさにまさに。

     この本のキーワードの一つは「解放」だと思っていて。

     自分や他者を知らず知らずに縛り,それで自由が効かなくなって問題が起こり,その問題をなんとかするために,また何らかのルールをつくってまた縛り…。

     そうやってだんだん自分たちの自由が効かなくなってくる,そんな感じはありません?

     縛る仕組み,ルールを自分たちがなぜか,増やしてしまったり。

    「ねばならぬ」を増やしたり。

                 

      

     ときに「人に迷惑をかけない」という言葉を伴って,

     自分の気持ちをどこかにしまったりして。

     後から聞いてみると,実はみんなが

    (それ,やだな~)

    と思っていたことを

    「じゃ,そうしましょう。」

    なんてつい言っちゃったり(笑)

     


     本書の中で

    (ああ,そうだな~)

    と感じたところの一つは以下。

    「みんなが自分の気持ちを大切にし始めると,他の人の気持ちにも心が向くようになり,温かい空気が職場に流れるようになってくる。とてもとてもゆるやかな変化で,温かい変化なので,あまり気付かないのだけれども,ふと気付くと『そういえば人と人とが争ったり,気分を害したり,責めたり,そういうことが極端に減ったね。』と思う」


     そうなるための「仕組み」。

     この「おふくろさん弁当」も,そこをいろいろ考えて,チャレンジしているんだけど

    (「○○をなくす,やめる」というものが例示されているのは興味深い)

    それをそのまますれば,そうなるって訳でもないよね,きっと。



     本書でも

    「しかし,おふくろさん弁当はもう完成しきった職場ではありません。」

    とあります。

    「試行錯誤は常に続いています」

    とのこと。


     やっぱり,そうですよね。きっと,そこなんだよなあ,とも思います。

     「完成」はしないんですね。


     肝はやっぱり,本書の冒頭あったところかなあ,と思いました。

    「『人が幸せになれる社会をつくりたい』と,真剣に諦めずに考えている仲間と本当に力を合わせてやっていけば,なんとかなるかな?なんて確信にも似た安心があった。」

    「人が人らしく生きるための会社を,と思って」

     そこを大事にし合う仲間と何度も話す,聴き合う。

     ただ話し合えばいいってものでもないんですよね。

     一人一人が「話し合いができる人」になるのも欠かせない。



     自分の気持ちや思いを解放する,他者の気持ちも受け入れる,それをお互いに大事にし合う。

     自分の気持ちや思いを普段から大切にしてもらっているから,他の人の気持ちも大切にしたくなる,そんな自然な心の動き。

          

     実は簡単なことかもね。

      

     簡単,なんだよね。そう心から思えれば,簡単だ。うん。


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