次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-02-26

    「学校教育目標が校内研究テーマになるってことだよね」」

    06:29

     雄勝の校内研究は教科や領域で限定していない。それは,小中併設校で中学校と一緒の取組であったりすることもあるんだけど,そもそも学校の雰囲気として

    「何かに絞ったり限定したりすることでの利点もあるんだけど,でも子どもの成長をもっと広い視野で捉えていきたい」

    っていうなんとなくの合意が全体にあるような気がする。

     それは何でかというと,そもそも小規模校だから異年齢が常に混ざっているし,教師陣も自分の担当学年にばかり関わっているわけでもないからかな,と勝手に思っている。

     同時に,マルチレベルアプローチ(MLA)を市として共通の取組に掲げていることも大きい。つまり,学力の、向上も子どもたちを全体丸ごと支えていくことでなされる,ということであり,平和で民主的な石巻市民を育てることを目的に行っていこう,とするものである。マルチレベル,であるから,あらゆる方面,あらゆるレベルで,とうことであろう。全人的に。


    ★目指しているのは

         ○学業的発達 ○キャリア的発達 

           ○個人的ー社会的発達(自尊感情コミュニケーション能力

     ★理論を背景に(主なものを挙げると)

    ソーシャルボンド理論(絆を築く)

    ②社会的欲求理論(欲求を充足する学級・学校生活)

    ③オペラント条件付け(変化に着目し変化(育ち)を強化する) 見ているよサイン

    ④愛着理論(パーソナリティの発達が社会性の発達を支える)

      

     ★支えるのは

    ○個々の教師の専門性と教師集団のチーム性

    ※一人とか一部のメンバーではなかなかできない。全ての子どもと私たちの今とこれからの ために

     ★主な具体的手法としては (愛着の穴,を埋めるために シャワーのように)

    ○協同学習(対人関係力と真の学力をつける)  ○PBIS(肯定的な行動介入と支援)

    ○SEL(社会性と情動の学習)  ○ピアサポート(助け合うことを学ぶ)

     ★構成は

    ○マルチエリア(他領域)生徒指導,学習指導,特別支援,カウンセリング,学級経営…

    ○マルチレベル(多階層)1次,2次,3次支援 そこにアセスメント

    ○協同学習,PBIS,SEL,ピアサポートは実際は入れ子構造になっている。

     ※取り立てて行うことはあったとしても,実際の学校生活の中に「溶け込む」ことが必要。

    「タマネギ」イメージ。「はじめは見えていても,やがて見えなくなる。でもある」みたいな。


     校内研究にももちろんこの要素を盛り込んで今までも日常的に実践しているから,MLAという言葉が研究のテーマの中に正式に掲げられることになった。これは「MLAを市としてやることになっているから」というトップダウン的な入り方ではなくて,

    「やっていることって,つまりMLAなんだよね。だったら市としての取組でもあるからそこ,と統一したほうがいいし,理論的なことも一緒にみんなで学び合っていけるからね。市の研修会自体が校内研究の研修になるし。」

    という,行ってみれば融合していく流れ。

     そうなってくると,会議の話の中には

    「つまり,学校教育目標自体が,研究主題になるってことだな。」

    「学校をみんなでつくっていくアプローチってことだよね。」

    「新学習指導要領の『資質・能力の3つの柱』ってことだよ。」

     そんな会話に。

     そもそもを考えていくと,視座をあげていくと,結局そうなっていく。

     面白くなってきたなあ!