次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2019-02-25

    大人も「1年間のまとめ」をしよう

    00:51

     次年度の教育計画を作成する時期です。

     1学期,2学期,そして年度の振り返りが一段落したこの時期,そこからの改善点をもとに「お試し」でやってみる3学期であり,そのお試し期間で感触を掴みながら次年度計画を立てる3学期。


     

     当たり前のことだけど,教育計画にちゃんと記載されていることが実は大事。というか記載されていることを大事にすることが大事,とも言える。それも,何が大事って,「ねらい」とか「目標」が大事。その質が高いと,そこを目指して,活動を豊かにつくることができる。つまり「何をするか」「どうするか」「だれがするか」にそれほど縛られずに,みんなで創造的に活動を作り出す土台がしっかりできる。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、柔軟にやるために、「ねらい」や「目標」がしっかり定まっていることが必要になると考えている。羅針盤のその先、モアナで言うと「空と海が出会うところ」笑

     「ねらい」や「目標」は,羅針盤のその先。船はその指し示す方に進む。「あれ?ずれてきた?」と誰かが感じたら声に出し舳先を戻せるようにしておかないと。だから一人一人が自分の羅針盤を持ちながら、船を進めながら

    「こっちでいいかな?」

    「いい感じだねー」

    「ん?こっちじゃない?」

    と確かめ合うイメージかな笑。

     

     次年度の教育計画の作成。

    年度始めからずっと,職員会議では「新学習指導要領」情報も流してきたし,今年度の教育活動にもその内容を具体化するにはどうするかをみんなで試行錯誤しながら取り組みを続けてきた、移行期間の1年目。

     だから移行期間の2年目は,全面実施に備えて、もう準備を整えた上での調整期間、軌道修正期間にする必要があると思っている。それくらい今回の改訂は大きいので。教師の意識改革こそ、必要だから。

     「学校教育で『育成すべき資質・能力』」は学校教育を統合するものとして私たちの中に捉えられている必要がある。教科や活動の目標のその先に位置付けられている。そして,それは学校にとっては「学校教育目標」の具現化と同じ方向性であるってこと。

     「資質・能力」にしろ「学校教育目標」にしろ,その文言だけではあまり役に立たない。その文言が表すところを具体的に思い浮かべ,実際に目の前に起きていることとつなげ合わせ擦り合わせながら見たり考えたり、その先をイメージできないと(つまりアセスメント,かな)。その上で職場のみんなと対話し,学校という1つのチームとして子どもたちを支える,そんな感じ。そこに保護者地域も一緒に加わっていることが「チーム学校」ではないかな。

     だから,文言だけでは役に立たないが「文言」がちゃんと吟味されていないと,そもそもの前提が整わない、と考えている。

     

     次年度の教育計画案の原稿が,各担当の方々からぼちぼち上がってきた。教務主任としての役割は,とくに「ねらい」「目標」が新学習指導要領学校教育目標の方向性と揃っているか、乖離していないか、などをどうか確認すること。

    十分ではないと思えば、再考をお願いすることになる。「ねらい」や「目標」は,新学習指導要領方向性を考えれば今年度と同じにはならないだはず。私自身も総則などを脇に置いて,しっかり読み検討し,一緒に悩みたい。それ自体が職場にとって大切な学びになる。そこをこそ大切にしたい。

    年度末。確かに忙しい。だけど、この作業が何を置いても優先される。来年度一年を決めるわけだから。大変だけど、ここをしっかりやることが次年度を充実させ,そしてそれにより,少しでもゆとりをもち満足できる仕事をしていくためには,必要なこと。遠回りのようでも働き方改革、だってここにポイントがあると実は思っている。

     忙しい3学期になるだろうが,来年度の1年を方向づける重要な作業。いわば「まとめ」。探究の過程の最後の「まとめ・表現」なわけ。


     子どもたちだけでなく、大人も「1年間のまとめ」をしよう。