次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2018-11-18

    なんのために

    06:46

    自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

    自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

     あるパンやさんの話。

    「以前,ある講座のようなところで話す機会があったときに,自分の目的はなんだろうってあらためて考えてみたんです。すると,パンそのものが目的ではないな,という気持ちが浮かんできた。目的というと大げさですが,みんながこう幸せにとか,気持ちよくとか,平和的にっていうんでしょうか。そんな気持ちが伝わっていけばいいかなって思うんです。

     パンは手段であって,気持ちよさだとかやすらぎだとか,平和的なことを売っていく。売っていくというか,パンを通じていろんなつながりを持ちたいというのが,基本にあるんだと思います。」(ルヴァン・甲田幹夫 氏)



     あらゆる仕事の根っこはきっとここなんだろうなって思う。

    イチローの目的は「野球」じゃなくて。

    ラーメンやさんの目的も「ラーメン」じゃなくて。

     「学力」って言われるものだって,ここにつながらなくては意味が無いでしょ。

     気持ちよさ

     やすらぎ

     平和的なこと

     そこに向かうための手段。


     雄勝小学校は「総合的な学習の時間」で,ホタテの貝殻を模した皿を作っています。粘土釉薬には雄勝石の粉末を混ぜています。こども芸術の村や地元三輪田窯のご協力も得ながら,今度「せんだいメディアテーク」や「道の駅 上品の郷」で販売会を行います。


     そこまでのプロセスの中に

    「ところで,なんでほってぇ皿って作ってるんだっけ?」

    という問い。

       

    「なんでだっけ?」

    雄勝のことをもっと知ってもらいたいから」

    震災などもあって雄勝に人がいなくなってしまって雄勝にもっと人が来て欲しい。」

    「地域の人とも一緒につくったほってぇ皿をつかって欲しい」




     何のためにやってるんだっけ?

     そんなことをときどきみんなであれこれ話すのは,いいな。

     でないと,時に忘れてしまうこともあるから。

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