次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館でおこないます。7月に内容をお伝えします。
  • 2018-05-12

    今までをお互いに大切にしながら「一緒に新しく創りなおそう」ということ

    08:39

     昨日は地元研究サークルの例会でした。テーマは「学校統合から見えてきたこと」。

     石巻地区では,学校の統合・再編が進んでいます。学校統合になっての経験から考えたことや気付いたことの報告でした。私の勤務校も昨年度学校統合を経験し今年度は開校2年目になりますので,このテーマはとても興味のあるものでした。


     2時間ほどの,メンバーとの話の中で,最終的に思ったことは

     (「学校の統合」これってとても大きな出来事だから,「学校の統合」というレベルで考えてしまうけど,こういうことは日常に実はたくさんあることだな…)

    ということ。

     

     歴史も今までの文化も,まったくことなる2つの集団,組織が1つのそれになるのだから,いろんな面で一致しないのは当然のこと。今までは特段説明しなくても「当たり前」のものとして共有できていたものが,そうじゃなくなることが多いからです。

     「当たり前」の違い,もともと違う…。

     「当たり前」が違う,もともと違う…そういう組織や集団,そして個人が一緒に何かをする,同じ方向を向いて何かを始めることになる,そういうことは実は日常的にたくささんあることです。

     学校で言えば,例えば職員室だって毎年メンバーが入れ替わります。校長先生が替わったり職員が転出入したり。その度にその集団はリセットされて新たな方向性を摺り合わせていくし,クラスだってメンバーが替わったり担任が替わったりすればがらっと関係性って変わってきます。



     今回の報告は,2つの学校の統合から考えたことの報告。子どもたち,先生たち,保護者,地域。いろんな枠組みが一つのくくりになります。

    報告の中で,授業をしていてなんとなく感じるぎくしゃく感」についても話してもらいましたが,それって,当然のことだと思います。(職員室だって同じですよね)

    コミュニケーション不足」

    課題はやはりここ。だから,

    「日常の授業で互いに話し合う時間を多くする,対話することで理解を深める」

    ことにシフトしたり,

    「いろいろな友達と話してみたい」

    という子どもからの要望に応えながら。頻繁に席替えをしてみたりした,とのこと。

     そうだなあ,と思います。

     新しい環境の中で生じる不安。だから,不安の軽減,不安から安心へ。そのためにコミュニケーションの量をまず増やす,やっぱりそういうことだなあと思いました。

     コミュニケーションの量があって,質へ転換する,とは今まで何度も聞きその確からしさを実感してきたことです。その先に

    「どういうふうになりたい,なったらいい?」

    「こういうのを目指そうよ。」

     そんなことをにこにこと,明るく話し続けるそんな姿勢。うん,にこにこと明るく伝え続けるそんな姿勢だな。内容がときに厳しいものであったとしても,明るく伝え続けること,なんだと思う。

     学校統合という大きなレベルでも,職員室やクラスであっても,個人個人であっても,もともと違うものが一緒にやるってことになるのだから,それがやっぱり大事なことだなあ,と思います。どちらかがどちらかに合わせるというのではなくて,「さ,もう一度創りなおそう!今までのそれぞれの経験や歴史,背景,思いを大事にし合いながらね!」

    ということなんだと思います。どちらかが優先とかじゃなくて。そういう意識をもって,コミュニケーションを図り続けることだし,それを諦めないこと。そして,それには「時間がかかるのは当たり前」と覚悟を決めること,そんなことだなあ。

     やっぱり,何事も同じなんだな。