次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2018-01-23

    スタンダード,かあ。

    06:28

     「小中連携」というのが最近よく聞かれます。その取組も様々なようです。

    それでも,身の周りで良く聞く取組は

    「小中で学習の進め方を揃えます」

    「小中統一した学習のルールを決めます」

    というものはけっこう多い気がします。

     私はそういうのは,直感的に疑問を持ってしまうタイプです。

     (小中連携の目的ってそもそもなんだろう?確かめてみよう)

    と思って文科省のページを見ると以下の記載。


    @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

    ○ 小中連携、一貫教育に取り組む学校、市町村においては、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へ移行する段階で、不登校等の生徒指導上の諸問題につながっていく事態等(いわゆる中1ギャップ)に直面し、小学校から中学校への接続を円滑化する必要性を認識し、小中連携、一貫教育に取り組み始めたケースが見られる。特に、学校間の連携・接続に関する現状と課題認識においても述べたとおり、児童生徒の発達が早まっていることを踏まえ、小学校高学年から中学校入学後までの期間に着目し、当該期間に重点的な取組を行う例が見られる。

    ○ 小中連携、一貫教育に取り組み始めた契機がいわゆる中1ギャップに直面したことであったとしても、学校、市町村においては、それぞれの取組にあたっての目的を明確化するとともに関係者で共有し、学校全体で組織的に取り組むことで、小中一貫教育の成果を上げることが期待される。

    (以下続く)

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     文科省としては,明確に位置づけてはいないみたい。学校,市町村の取組に任されているのかな。

     話は戻って,「小中連携」。小中や学区単位でやり方や方法を統一し「●●スタンダード」とかすることもよく聞きます。小学校と中学校とで指導の仕方や方法,ルールを揃えるみたいな感じかな,と思われます。それで「中1ギャップ」を防ごう,とするものだと思いました。


     スタンダード。標準,基準かな。


     実際,それって効果はどうなんだろう?

    と思いました。それで中1ギャップって解消されているのかな?って思いました。どうなんでしょう?

     中3から高1になったとして,高1ギャップっていうのもあるのかな?あるとするならば,中高連携もしてまたやり方や方法を統一するのかな?いや

    「中3は発達段階でもう変化に耐えられる」

    ってことなのかなあ?

     うーん。


     先日は別な集まりで,「合理的配慮」について学んだばかり。一人一人の学びやすさは違う,目が悪い人がめがねをかけることで見やすくなり学びやすくなるように,全員が学びのスタートラインに立てるようにすることが目的。

     これはよく分かります。

    小中でやり方や方法を統一し「●●スタンダード」とかってあらかじめ枠を決めてしまうことで「中1」時点での不適応は減るかもしれないけれど,他の部分に不適応が広がっていったり増えて行ったりしないのかなあ,というのが私の心配。標準,基準っていわれても,みんなが同じじゃないし状況も異なるし。どうしても先にルールがあると,そこにはまらない子ども,状況って必ずでてしまいますから。

      

     「みんなが成長できたり,学びやすくなったり,居心地良く過ごせたりできるように,みんなで考えて行動していこう,そういう練習教室や学校でしていこう。うまくいかなくなってきたら,その都度やり方をみんなで考えよう。」 

     

     私はそんなふうにやりたいんだけどな。だって子どもたちの将来の環境はそれぞれ異なっていくわけだし,自分たちの過ごす環境を居心地よくする練習教室や学校だからできることだと思うから。

     私はそんなふうに考えています。