次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-10-27

    いろんなグレーを探る

    06:43

     物事の黒白をつける,といいますが。

     はっきりさせるということも必要な時もあります。「正しい」か「間違い」か,「右」か「左」か,「上」か「下」か…,とか。

     その「黒白をつける」ことって多くは,それが「いいこと」だという文脈で使われるコトが多い気がする。(当社比)

     今日の放課後,暗くなってからの職員室での話題は,あることからの「黒白をつける」ことの話。いろいろ話ながら,「なんとなくのお互いの納得解」(ここ大事笑)は,

    「いろんなグレーを探す」「ちょうどいいグレーを探す」

    でした。

     これって,私的にはとっては賛同できる帰結。

    自分は何でもかんでも「黒白つける」ことなんてできないし,ましてや誰かに「黒白つけられた」ら嫌だし。

     職場でこんな話が延々とできるっていいよねえ,と思う。

    「ちょうどいいグレーを探し続ける」そんなイメージ。

    2017-10-25

    階段をのぼろう

    06:35

     昨日はお休みを取った先生がいたので,ある学級の補欠に。

     

     算数。

     理解の速い子とゆっくりな子がいるのは当たり前。一人一人違うから。

     それぞれのペースで進みます。

     やっているうちに, 

    「うー,分からない…」

    と悩む子が出ます。

     分からない,ということに向き合うこと,気がつくこと。これってすごく大事なことだって思います。

    「『分からない』と悩むことは,チャレンジしている証拠。いいことなんだから,どんどん悩んで賢くなろうね~」

    と。

     黒板に階段の図を描いて

    「ほら,分からない~ってなっているときは,この壁にぶつかっているとき。ここを乗り越えれば一段上れるからね。」

    と伝えながら。

    「だから,君たちも今のところすらすら行ってるけど,どんどん学んで,この『壁』にぶち当たれるといいね。」

    と他の子にも。

     分からないことと楽しむ,そんなことを目指します。


     分からないことを楽しむ,「できるできない」でなくチャレンジの仕方に価値を置く,そんなイメージを子どもたちと絵が痛いので。

     「勉強と遊びって同じってことですよね!」

    と「ゆっくりタイプ」の子が言うので

    「そういうことでーす(^^)」

    と。

    2017-10-24

    協働教育について考えてみた,いまここ

    06:44

     台風21号の影響で学校は臨時休業,職員は通勤路が危険地帯なので自宅待機となった。そこで,自宅で仕事。

     半期の本校の協働教育の振り返りとまとめ,第1段階。



     協働教育推進の仕組みと体制づくり…。まとめながら思いついたことをとりあえずメモ


    【仕組み】

    1 目的,目標の共有を図る。教員同士も

    2 実践し,定期的な振り返りを行う(その都度,一定のスパンごと,など)

    3 プロジェクトが終わっても次につなげる視点をもつ,持ち続ける。連続性を保つ。(目的の共有ができれば,プロジェクトの終わりがゴールではないから)

    ※どの段階でも,良好なコミュニケーションのもと,対話を重ねる。

    【体制】

    1 校長先生のリーダーシップ(学校教育目標を示す,フィードバックする)

    2 地域連携担当が俯瞰的立場で,あらゆる方面と連携調整を図る。(ファシリテーターの立ち位置)

    3 協働者(団体,組織)と学校,お互いの経験値,暗黙知を出し合い,情報共有を図りつつ視座を揃え,標準値をつくる。

    ※どの段階でも,良好なコミュニケーションのもと,対話を重ねる。

    ※職員同士,職員と関連団体,協力者が学び合える場を整える。

     ポイントは

    1 目的を共有し

    2 対話を重ねながら

    3 参加度を上げてい(参画)する,学び合う

     

    そのための場づくりを,地域連携担当が行う,つまりファシリテーターとして立つ,ということ。協働自体が「みんなが楽しい」につながるように。

     地域コミュニティづくりに向けたみんなの『学び合い』。

    2017-10-23

    学ぶことがあり,学ぶ仲間がいること

    07:44

     昨日は,ホワイトボード・ミーティング®の検定試験でした。

    一緒に学び続ける仲間の一人と一緒に受検する機会でもありました。


    受検そのものはうまく行かないところもあり…。

    それはつまり,

    「まだまだ練習不足だなあ」

    ということです。


     その後,一緒に受検した仲間と振り返り。じっくり。

      

     今でもこうやって一緒に学び続ける仲間がいること。

     自分が学び手であること,そして

    「まだまだだなあ…」

    と思い知らされること。


     そのどっちも,本当にありがたいことで幸せなことなんだなあ,と味わう一日でした。

     

     外は台風の大雨でした。

    2017-10-21

    大人も子どもも

    23:03

     「地域と共に歩む学校」を目指している本校。地域連携担当の私の責任は大きい,と思っています。

     開校から半年がすぎ,これまでの「地域学校協働活動」はどうだったのかな?と一端振り返っておきたい時期です。

     全体でそういう場を持つのが良いのですけど,まずは担任の先生方に個別にヒアリングを実施してみました。

     ホワイトボード・ミーティング®のフレームを使って。

    【発散】これまで,地域の方々や外部の方々と授業や行事を一緒にやってきてどうだった?

    【収束】よかったこと一つ,困っていること課題一つ

    【活用】これからどうしたい?どうなるといい?

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    ①《A先生》

     こんなふうに(地域の方々と密接に)してきたのは初めての体験だけど,心強いと思いました。

     感じたことは,「小学校の先生の世界」はせまいなあ,と。

     今年は地域の方々や,多くの「ホンモノの方」(プロ)と一緒に活動することがたくさんありました。

     見たり,ふれたり,体験してみたり。その経験がこれからの安心感につながるなあ,と思います。

     例えば,モリウミアスでの活動。スタッフの方々と一緒に自然の中で授業・活動をしました。学校の「先生」とは違う視点からの見方を感じました。子どもへの関わり方にしても教師とは違う視点。あらためて「小学校の世界」はせまいなあ,と。これまでの体験を通してこどもたちはすごく吸収したと思います。

     地域と一緒の運動会も今年初めてやりました。たくさんの人の力を借りることができて,職員として助かりましたし,来年への課題もまた見つかりました。

     全部が良かったんですが,特に「違う視点に気付けたこと。気付かされたこと。」

     今後の課題は,今年は本校の協働教育の最初の1年。さわりの部分。今の1年生が6年になるころには,

    「あ,このことなら○○さんに聞いたらいいよね!」

    という感じになるといいなあ。

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    《②B先生》中学校

     すごく楽しい!

     初めて地域の方々といろいろ話して,授業を組み立てたり指導プランについて相談にのってもらったりしました。今までは,そういうの苦手だったんですけど(笑)

     今年やってみて共感できるものがすごく多かった。伊達の黒船太鼓保存会の方と一緒に授業をつくりました。うまい子,まだうまくいかない子,いろいろいますよね。私が担当する音楽の授業も同じで,いろいろな子がいます。同じ時間に同じ空間で同じことをする。

     太鼓の時,一人一人の力量は違うけれど,差があるように見えないのはなぜかなあ?と感じていました。「技術じゃない」ということに気付きます。相手を思いやる気持ち。自分のパートがあって,相手のパートがある。相手とは,ときに「自分」でもあるんですよね。自分を客観視できる,というか,集団の中の自分を感じるというか。そういうことを考える,考えられる機会になりました。それは教師も生徒も,両方。

     伊達の黒船太鼓。苦手な子も違和感なくできたのはなぜだろう,と考えます。今まで

    「技術だけではない。」

    と生徒たちに伝えてきた。太鼓の練習だけで無く,授業を通して互いの気持ちが知れたことがよかった。その中で

    「ああ,私と同じ事を考えていたんだあ」

    と思う場面も多かった。

     

    「タイミングを合わせよう」

    とみんなが思うことで,合う。

     音も,みんなが同時に思うことで,音にも「色」が出てくる。そう感じた。

     良かったことは,伊達の黒船太鼓,集団でやるけれど,自分という存在を見つめられたこと。それは「教える方」も「教えられる方」も。

     良い形でこれまで進んでこられたので,新しい学校の歴史,伝統として残って欲しいと思う。

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     他にも4,5人聞いてみました。どの方も,楽しくいい経験ができたと感じてくれたようです。

     いろんな方々と,一緒にチャレンジしていくって,やっぱり大人も楽しいんだなあ,と感じます。

     大人がそんな風におもって取り組んでいけたら,そりゃあ,子どもたちだって楽しいよね。

     大人も子どもも,変わっていくことを楽しもう。「変わること」が「成長」でもあるだろうからね。

    2017-10-19

    提案を受ける,ということ

    06:23

    「力を感じるためには,他者とのつながりを経験しなければならない。コミュニティ感覚,つまり共通の経験や夢の再発見,再構築は,無力感を減少させる。また,それは,社会変化を構成する戦いにはなくてはならない要素である。」(「実践コミュニティワーク」ビル・リー著)

     この言葉は,前回でも触れた。


     先日,ある子どもから,ある提案をうけた。

     「おおー,こういう提案もしてくるとはなかなかおもしろいなあ。」

    というのが私の感想。

     

     意見を伝える事は,自分たちの生活を変えていく第一歩。どういう提案であれ,伝えられた大人が一端受け取って,真意を掴もうとすることが必要。その上で,どうだといいかを考えたい。

     一人一人に力がある,そんな感覚をもってほしいから。

    学校教育目標の「自ら考え,共に歩み,未来を拓く」ともつながるねー。


     教室,学校は地域社会とつながっている。どうであれ,話し合いのステージにのるってこと自体が,子どものとって貴重な学びの場になるよねえ,と思う。

     

     でも,その子の提案理由は実にまっとうだから,

    「おー,そうきたかー」

    と感服。面白い!

    2017-10-14

    思いと現実がかけ離れると,無力感になる

    07:31

    「物質の進歩,個人の自由,[近代社会]で謳歌される都会的生活に支払った代償は,深い孤独感,不安,そして無力感だ。」

    (中略)

    「力を感じるためには,他者とのつながりを経験しなければならない。コミュニティ感覚,つまり共通の経験や夢の再発見,再構築は,無力感を現象させる。また,それは,社会変化を構成する戦いにはなくてはならない要素である。」(「実践コミュニティワーク」ビル・リー著)



     まさにここにつながると思っている。

    「戦い」とは言っても「戦う」わけではない。喧嘩するわけでもない。当たり前。

     無批判にならない,ということ。思考停止にならないということ。人の言うとおり,その通りやっていれば楽なこともあるけれど,それはどんどん自分をスポイルさせていくことになる。言いなりにならない。でも一致点を探る。

     自分にも思いがあるのと同じように他者にも思いがある。だから,思いをつなぐことを大事にしたい。思いをつなぎ,思いと現実をつなげていく作業。聴き合う関係性。

     それを教室でも学校全体でも,地域でも。

      

     だから,コミュニティの練習の場である「教室・学校」からわたしは取り組む。地域コミュニティが活躍の場である方は,そこから取り組む。一緒に連携しながら取り組む。目的は,「誰もが一人残らず(子どもたちが)幸せに行き続けられる,持続可能な地域社会」

     『学び合い』の考え方とそれを支えるファシリテーションスキル。

     私の今の立ち位置。

    2017-10-11

    小さな一歩

    06:15

    http://ogatsu-flowerstory.com/about/

    秋の歩き遠足で,ここに寄らせていただきます。昨日はその下見に職場の仲間と一緒に。

      

     ここを立ち上げたご夫妻は,震災前からずっと同じ地元教育研究サークル「あすみの会」で一緒に活動してきた方々。今は退職されて,ここでの活動や,その他に大忙しです。

     雄勝のことを思う気持ちは,人一倍。雄勝小の子どもたちや先生方ともぜひ出会って欲しい方,場所です。

     その機会ができました。

     この場所は,そこからまた大きなつながりや展開も期待できる要素がたくさんです。このきっかけを今後どうつなげ,場をつくっていくかが私の役目。

     また,次の小さな一歩を進めることができました。


     あ,このときの石垣(野面積み)の話が,とても興味をひきました。

    http://ogatsu-flowerstory.com/blog/%E6%96%B0%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%9F%B3%E7%A9%8D%E3%81%BF%EF%BC%81%EF%BC%BB%E7%A9%B4%E5%A4%AA%E8%A1%86%E7%A9%8D%E3%81%BF%EF%BC%BD%E3%82%92%E6%8E%A1%E7%94%A8/

    2017-10-09

    『学び合い』ミニフォーラム

    17:12

     昨年度,第12回教室『学び合い』フォーラム2016in宮城を,宮城・福島の仲間たちと開催しました。

     教員だけでNPO団体,図書館員,まちづくり団体,地域の方々と共につくれたのが成果の1つ。

      

     その動きを継続していくことを大切にしていきたい,と考えミニフォーラムを継続していくことにしました。

    学び合い』と地域社会,コミュニティを緩やかにつなげていくことを考えています。

     ご参加,ご支援ください。

    http://www.kokuchpro.com/event/3d79030f9f4499664cd3da70151b00ea/


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    上越高田のまちづくりの一端

    08:02

     越後『学び合い』の会に参加して,そのまますぐに返らずに一泊しました。

     それは大正解でした。

     バス時間までの間,上越高田のまちをぶらぶら歩きました。「高田まちなみ歴史散策」。

     新しい商店街もあり,昔ながらの商店街もあり。

     新しい商店街では「城下町高田花ロード」(城下町高田花ロード実行委員会主催)というイベント。店の前に,生花や花をあしらった作品などを展示していました。商店だけで無く,保育所とかデイサービスなどの介護施設などの作品もあります。http://hanaroad.honcho.jp/

     そんな作品を見ながらぶらぶら歩きました。

     その後,雁木が続く古い町並みへ。

     雁木とは,雪国の冬期間の通り道としてとして造られたもの。各戸が通りに面した軒先を道路側に延長し,雪がたくさん降っても,通り道をみんなで確保できるようにしているもの。

       

     ここを歩くのがすごく楽しい。

     ちょうど「越後高田町家三昧(秋ノ巻)」(越後高田町家三昧世話人会主催)というイベントをやっていました。

    所々に「お休み処」というのぼりががあったり木のベンチがあったり。そしてご案内のチラシが自由にとれるように吊してあったり。歩く人へのちょっとしたメッセージがあったり。

    http://hand-shake.jp/event/2016/10/-1030-1.html

        

     チラシをみると,雁木の歴史や造りの違いが分かります。そんなことも気にしながら,ぶらぶら。

        

     パンフレットを読んでいくと

    「およそ16キロに及ぶ高田の雁木通りは日本一の長さ。城下町高田を象徴する景観であるとともに,『ゆずりあい・助け合い』の心が形になった文化遺産であるといえます。」

    と。

     まさに。

     上越高田のまちづくりの一端に触れる時間でした。


    【追記】

    https://sites.google.com/site/takadagangi/home/aboutus

    会長の挨拶。

    「『雁木』という形を残すだけでなく、『助けあい、思いやりの心』を次の世代につないでいきましょう。 」

     きっとここに,多くの方々や諸団体をつなげるメッセージがあるんだなあ,と。それと,すんなりとこうなっているわけではないということ。ここまでのプロセスにこそ,まちづくりの本体があったはず。表面だけ見て「すてき」は誰でも言えるなあ。私が上越高田をほんの2時間歩いて見たのは「点」。

     見えないプロセスの連続の中の「点」

     クラスづくりも,学校づくりも。研究授業や公開研究会は「点」。点であることを意識すること。点をつないで線にする,線を重ねて面にする。そのプロセスを編むこと。

       

     

       

     

    2017-10-08

    ここまでできた,分かった。ここはまだできない,分からない。さ,次いこう

    07:26

     昨日の越後『学び合い』の会に参加しながら,考えていたこと。

     『学び合い』では「みんなが分かる,できる」を掲げることを,まずは入り口にする。単純にいうと,「テストで全員が80点以上とれる」とか。それは,とりあえず「分かりやすいから。

     でも。

      

     「分かる」「できる」には,ゴールがない。誰かの作ったテストで80点取ることが,本当に必然か?と言われればそんなこともない。入試じゃないんだから。

     「分かる」「できる」のすぐ隣には「まだ分からない」「まだできない」がある。誰かに与えられたゴールじゃなくて,自分でゴールを探していればそこに容易に気がつく。「さ,次,次」になる。

       

     目指したいのはそんな姿。

      

     だから,子どもたちにとって一番身近な学び手モデルを期待される教師自身が,「さ,次,次」と学び続けようとするすること,学び続けることを楽しい,と体現「している」ことが実は,すごく重要。

      

     いくら,「学ぶことは大切だ」「一人も見捨てない社会をつくろう」「みんな,を達成することは自分にとっても得だ」と語っても,そこに「楽しさ」「わくわく感」がないと,どうしてもエンジンってかからないんじゃないのかな?

      

     なんか楽しそう,みんなと学んで楽しい。こんなふうにこれからもいろんな人とずっと学び続けられたらいいな…

    シンプルにいうとそんな感じ。

     授業そのものが,アクティビティ。夢や願いや希望や目標(そのアクティビティのスパンによって違うかもしれないけど)をもってチャレンジし,振り返って,次を目指す。小さな,大きな体験学習サイクルをくるくる回していくこと。中心にあるのは「楽しい」ってこと。

     だから,いわゆる『学び合い』の語りにしても,余裕って必要だなあと思うのでした。

    「ね,そのほうが楽しいじゃん!」

    くらい。それをずーーーっと言い続けること,それ以上に体現していること。

     なんだ,人を変えようとする前に,自分が変わればいいんだ。やっぱり。自分が学ぶことを楽しみ,一人も見捨てないを明るく求め続ける。そこにか「こたえ」はやっぱりないよなあ,と考えていたのでした。

     そのために「スキル」も学ぶ,ってこと。

     今,ここ。

    2017-10-07

    越後『学び合い』の会に参加しました

    18:07

    「それは子どもたちの幸せにつながっているのか」

    これは,片桐さんが自らの『学び合い』の取組を振り返りながら自問自答を繰り返してきた言葉。

     これを自問自答し続けること,それ自体が『学び合い』の本体でもあると感じた次第。

     『学び合い』をするとかしないとか,やっているとかいないとか,そんなことではないんだなあ,と思う。

     語りが大事,とも言うけれど,その語りだって自分の思いがのった言葉でないとなぜか伝わっていかない。不思議だね。

     伝えられず悩み,何度も何度も「一人も見捨てない」を語り続けることで,だんだんと自分の言葉で話せるようになる。状況に応じて,さらっと語ることも,ちょっと長めに語ることも,あえて語らずにすぐに

    「じゃ,やってみよー」

    っていくか,とか。使い分け。

     熱く語ればいいってもんじゃない,と気がついたのも,つい最近。

      

    本当は,何度も何度も語り続け,悩み続け,なんとかしたいと思い,人と話し,本を読み,またチャレンジし。そんなことを繰り返し続けることで,なんとなーく,自分の『学び合い』が形成されていくんじゃなかろうか。

     やはり時間はかかるのです。当たり前のこと。


     私の場合は,悩んできたプロセスでホワイトボード・ミーティング®とファシリテーションスキルに出会って,自分が学ぶ対象と,前に進めている実感を持てるようになり,安心感を得ることができた。うまくいかないときも,なぜうまくいかないのか,を分析することができてきた。

     『学び合い』がうまくいっている人は,実は何もしていないようでいて,ファシリテーションスキルを駆使していることが見えてきた。

     これは,私の場合。他の人はまた違ったプロセスがあるかもしれません。


    「それは子どもたちの幸せにつながっているのか」

     どんな手段でもいい。ここの問いを,とにかく自問自答しながら続けること。

     途中で邪魔が入ろうが,何だろうが,思っていることと自分の行動を一致させていくこと。

     そのための努力を惜しまないこと。結局そこしかなんだよなあ,と思うのでありました。


     分科会では,

    「ファシリテーションはスキルだから練習できます。練習すると上手になります。」

    と,『学び合い』を支える「技」について話したし,短時間で体験もしてもらった。でも根っこは「覚悟」であり「思い」。

     スキルであるホワイトボード・ミーティング®だって,根っこの思いが,ずん,とあるのです。技の先に目的があるってこと。

    2017-10-05

    見えないもの,見えにくいものに気がつくこと,そういう場をつくること

    06:52


     新校舎には窓が多い。それに大きい。

     おかげで開放感があって,明るくていいんだけど,掃除はたいへん。

     「そろそろ窓を掃除しないとなあ」

    という担任の先生の声を聞いていたので,用務員さんとおしゃべりしているときに話題に出してみた。

    すると,用務員さんは

    「お!いいよ!やるよ!。」

    と快く引き受けてくださいました。

    「でも授業の邪魔にならない?」

    との気遣いも。

    それは大きな問題でないと思ったので

    「あー,多分大丈夫です,大丈夫です。」

    と返事。

     そんなわけで,1~6年生教室の窓を用務員さん2人で,掃除してくださいました。教室は,1階のウッドデッキにそって1~6年まで並んでいるので,そこを通りながら順番に,という感じ。

     窓を掃除していくれている用務員さんがたに子どもたちは,興味深そうに見たり声をかけたりお礼をいったり。「授業中」でも,それって大事な時間。

     休み時間に職員室に戻ったある先生は

    「用務員さんのお仕事って,ふだん子どもたちからは見えないところで行われていることも多いじゃないですか。でも,こうやって目の前でそのお仕事の一端を見られたというのはよかったと思います。」

    と言っていました。

       

     そうですね。学校の中でも,誰かがいつの間にかやっていてくださり,そのおかげでうまく回っているということってけっこうあるもの。「見えない」「見えにくい」ものが見えるようになること。想像力。

       

     それも「大人になる」ってことだなあ。

     だとすると,見えないもの,見えにくいものに気がつくこと,私もそうなれるように努力してアンテナを張りたいし,子どもたちにもそういうことに気付けるような場をつくること場をつくること。

     いいことに気付いた一件だった。

    2017-10-04

    パス

    06:35

     職場の先生方は,クラスの子のがんばりや楽しいエピソードをよく話してくれる。

    「○○ちゃんさ,■■が,△△だって言っててね,すごく面白くてみんなで笑ったんだー」

    「○○の時,■君が1年生にこんな風に声をかけてくれてね…」

     面白かったり,すてきなエピソードであったりするから,私はそれを横流しに違う先生にもパスする。

     

     パスがパスを生む。そうして,それぞれが子どもたちのよい情報をパスし合う,そんな仕組み,流れが生まれていくと職場も学校もいいサイクルが回り出しす。

     ポイントは明るく楽しいエピソード。

     明るく楽しいエピソードの共有が日常的に積み上がっていると,重く大変なことも受け止め前に進めるから。

    2017-10-03

    ややこしや

    06:24

     そんのどうでもいいよね,って思う人と思わない人と。

    いろいろいるのは当たり前。

     それが重要か,そうでないかは個人によって違う。だからその違いはあって当たり前。いいとか悪いの問題じゃないですね。だってそう思うんだから。

     でも


     個人事に聞いてみたら,多くの人が

    「そんなのいいからー」

    って言うことも,こと全体になったら,

    「そこは大事」

    「そこは大事にしておかないと…」

    ってことになることも,あるみたい。

     そんな出来事があった昨日。


     そういう時って

    「そんなのいいからー」

    「そこは大事」

    どっちが本音なのかなー?

     ややこしい。

    2017-10-02

    面白いこと,しよう

    06:31

     学校職員として「宮城県PTA研究大会石巻大会」に参加しました。

     予想以上に大きな大会で,準備も大変だったのではないかと推察されました。



    私は,第2分科会「想いをカタチにする仕事を通じて考えたこと」(今野梱包株式会社 今野英樹 氏)のところで学ばせていただきました。

     地元では有名な「ダンボルギーニ」をつくってしまった会社の社長さんです。

    (詳しくはこちら→http://damborghini.com/


     特にそうだよなあ,と思ったのは以下のこと。


    ○探し求めないと見つからない。求めなければ掴めない。

    ○大事なのは「面白いこと」 「面白がる」それで人を幸せにする,笑顔にする

    ○「思いつき」大事。思いつきには「根拠」がある。思いつきから,ブレーンストーミング。

    ✩思いつきは根拠あり,というは面白い。勘なんだよね。「いける」と「やりたい」

    ○挑戦は面白すぎてやめられない。挑戦は夢へのプロセス。挑戦自体が夢。

    ○関心を持ち続けること。挑戦し続けること。


     子どもたちに求めることを,我々もしないとね。取り組むことはそれぞれ違っても,目指すところは誰かの役に立つこと,誰かを笑顔につながること。自分が面白いと思うことで,そこに向かえるってこと。


    「私,梱包屋なんですよ,実は」

    と最後に今野さんは念を押していた。確かにそれを忘れさせる。内容からみると,「梱包」「梱包資材」はあくまで手段。

    「こうなると職業不詳,ですね」

    と笑っていたけど。


     面白い,を追求すると,「職業」や「役割」は手段になっていきますね。



    うんうん,面白いこと,しよう。みんながしれぞれの「面白い」を追い求めて,みんなの笑顔につながる,そんな感じ。教室で言えば「会社活動」

     会社活動の延長がコミュニティであるといいし,コミュニティ参加の練習が教室・学校,会社活動であるといい。

    2017-10-01

    「育てていくワークショップ,とでも言いましょうか…」

    08:34

    「図書館を作る前のワークショップってよく聞くんだけど,できてからはどうなんだろう?。図書館ができてからも『どんな図書館にしたい?』ってワークショップを続けていくことって必要なんじゃないかな?むしろ,そっちが大事。」

    「育てていくワークショップ,とでも言いましょうか…」

     昨日,図書館員さん方を中心にした学習会に参加して,出会ったことば。

     なるほど,その通りだなあ。育てていく。更新していくためのワークショップ。初めのコンセプトを決め,進みながら進捗状況や現状分析を重ねて行く,そしてよりよくする,楽しくするための次のアクションを明確にする,そしてみんなが当事者になっていく,そんな感じ。

     そうか,途中途中も大事なんだな。当たり前ではあるけど,なかなかやりきれていないことってある。例えば今秋の運動会。初めての公民館との共催行事。体育主任さんと公民館の職員の方々との対話の機会を節目節目で行い,その都度進捗状況の確認は比較的やれたかな,と思う。しかし,現場の教員間での進捗状況の確認・情報共有はなかなか共有できなかった。「時間がない…」ということで,休み時間や放課後の各自の会話にたよってしまった。職員相互のコミュニケーションは活発だから,大きな問題は起きなかったけれど,小さな食い違いや職員間で「あれ?そうなの?」みたいなことは結構あった。

     それはやはり,基本情報やお互いの困り感の共有がまだ足りなかったり,困り感に対する早めのケアができなかったからだろう,と思う。


     これから小中地域合同の文化祭の準備期間に入る。

     運動会の経験を活かしてもう一歩進むには,本当は日を決めて定例進捗会議をやっていけばいい,とは思うけれど。

    「育てていくワークショップ」

     よいところ,困っていることをその都度確信し合って改善していく。「今ここ」を確かめ合う。その必要性を私は感じるけれど,みんなはどうかなあ?

     日々忙しく,時間がない,のは分かっているんだけど。


     まずは,小中の文化祭担当の先生たちと相談から,かな。運動会からの連続性を踏まえて。