次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-09-24

    『学び合い』×ファシリテーション(ホワイトボード・ミーティング®)

    07:33

     10月の越後『学び合い』の会に声をかけていただき,分科会の1つを受け持つことになった。同じくホワイトボード・ミーティング®認定講師の小島さんと一緒に。http://kokucheese.com/event/index/480971/

     

     越後『学び合い』の会のプログラムデザイン。

     時間は45分。『学び合い』×ファシリテーション(ホワイトボード・ミーティング®)をするとなると,かなり短い。どんなプログラムデザインにするか。体験的なワークも入れたいから,あっという間だなあ。

     目標は

    ①良好なコミュニケーションの積み上げと,安定した『学び合い』について参加者と一緒に考える。

    ②ファシリテーション6つの技術の概要と『学び合い』授業との関連について参加者と一緒に考える。

    ③情報共有を進めるオープンクエスチョンと『学び合い』授業との関連について参加者と一緒に考える。。

    ④今後も学びも学び続けたい方には,ホワイトボード・ミーティング®チーム上越を伝える。

     の4点,とした。私の目標。


    学び合い』,「さあ,どうぞ」でできる場合(人・子ども)もいるけれど,それではハードルが高い場合(人・子ども)もいるはず。表に出てくる『学び合い』の人(?)はある程度うまくいっている方々。その影で,頓挫してしまう方もきっといるんじゃないかなあ,と思っている。そういう方にとってファシリテーションスキルは,あったほうがいいという立場。必須ではないも知れないが,ないよりあったほうが断然いい,と私は思う。その方が自分も子どもも安心して『学び合い』に取り組めると私は感じている。

     自分が安心,ってかなり大きい。教師が安定的にいられないと『学び合い』の授業はできない。

     そういうことを,その場のみんなで考え合いたい。



     明るく楽しく浅いコミュニケーションを日常的に積み上げることを,『学び合い』授業と並行してで,行うことで教師も子どももぐっと不安感が下がる。それぞれの強みが発揮しやすくなる,弱みも出しやすくなる。それを下支えするのが日常のコミュニケーション。明るく楽しく浅いコミュニケーションができないで,難しく辛く深いコミュニケーションはやりづらい。ハードルがかなり高い。


    「ねえ,ここどうやってやるの?」

    「教えてくれない?」

    「手伝ってくれる?」

    も断然言いやすくなる。ハードルが下がる。困っている友だちに気付いても

    「どうしたの?」

    「手伝う?」

    が断然いいやすい。

     困っている友だちに声をかけていない現実があるとしたら,それは声がかけられない,声をかけられるだけの関係にまだなっていない,というアセスメントもあるということ。

     ああ…。かつての自分は,そういうことも考えずに

    「なんで,放っておくんだ!」

    なんて残念な言葉をかけて,かえって場を冷やしていたよなあ,と思い出す。

     自分が不安になって,そういう不穏な行動に出てしまったんっだなあ。

     それでかえって子どもたちを不安にさせてしまったんだなあ,と思う。自己アセスメント。

     私が安定的に『学び合い』に取り組めるようになったのは,確実にファシリテーションスキル(ホワイトボード・ミーティング®)と出会ったから。それまでは,「信じる」とか「在り方」とか,その価値は分かるしその通りと思いながら霧の中をさまようような感じで学んできた。(いわゆる,「もがく」)でもこの出会いで,「学ぶべきもの」が自分の中でクリアになることで,同じもがくにしても,不安感がぐっと減った。いやあ,楽になったなあ。気持ちが楽になると,「今ここ」の課題に落ち着いて向き合えるんですなあ。

     「自分はこれを学んでいる」ということクリアになることで,子どもたちの前にしっかり立てるようになる気がしている。以前であれば,それは学習内容を子どもより知ってる,できるということで担保していた。いわゆる「深い教材研究」。そこから『学び合い』の授業観に転換しようとすると,今まで担保してきたものがなくなるのではないか,という不安ってないですか?私にはあったんですよね。だから悩みました。

     「自分が今学んでいるのはこれだ」

    というものが見つかれば,それでいい。自分も成長しているという自信,確信。教師もそれが欲しい。私の場合はそれがファシリテーションスキルだった,ということ。


     45分で,ちょっとしたワークも入れながらだから,なにもかも詰め込むことはできない。だから,この時間は,ほんのきっかけづくり。「きっかけ」そう思うことって結構重要だと思う。いい意味で「大きく期待しない」。

     今回,この機会を,新潟の小島さんと一緒にやらせていただくことの意味は大きい。

     興味をもち学び続けたい方がいたら,小島さんたちと地元新潟で一緒にやれると機会もできるかもしれないから。