十人十色・宮城

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 今年度からは全校児童5人の学校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでみたいと思います。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを計画中です。
  • 2017-09-01

    「幼稚園ではどうなの?そういうとき?」

    06:46

     実習3日目のK君の課題意識は,「個と集団への目の向けた方のバランス」。

     昨日の振り返りから,一人一人にこだわり関わりを求めてみた。でも個に神経を向けすぎてしまうと全体を掴みづらくなりその動向が目に入らなくなる,ということを一緒に考えたから。

     今日は初めての授業実践。

    1時間目は5年生で算数。

    2時間目は6年生で社会。

     その後,業間の時間にホワイトボード・ミーティング®「定例進捗会議」のフレームを使って振り返り。

     良かったこととして,彼があげたのは

    ○個と集団への目の向け方を意識しながら授業をできたこと

     課題,もしくは困っていることは

    ○個人個人のペースの差にどう向かい合ったらいいのか?今日はゆっくりな子に合わせたが,そうすると待っている子がでてしまい,授業全体としては間延びしてしまう。どうしたらいいか

     ということ。

     彼は,幼稚園教諭を目指しているし,そこでの実習経験も多いようだったので

    「幼稚園ではどうなの?そういうときは?」

    と尋ねてみた。

    「うーん…」

    と悩んだ後に

    「速い子に合わせることが多いかと。スタッフは他にもいるので,ゆっくりな子のフォローアップはできますし…」

    と。

    「そっか。そうしてみたら?」

    と(^^)と言ってみた。

    「だって,K君はさっきの振り返りの仮名で,『社会の授業の初めに“文化って何だろう?”って話題で話し合ってそれから国語辞典で“文化”を調べたときは子どもたちもにこにこ良い感じで学習が進んでいた。でも後半だんだん子どもたちの待たされる時間が多くなるにつれて,やる気が落ちてきた感じがした…』っていっていたよね。」

    「速い子に合わせたら,待たされることはないよね。」

    「その子のペースでやれば,待つことはないし。課題つまりゴールを子どもたち一人一人ががはっきりつかみ,子どもたち自身がそのゴールに行きたい!って思えば待つ時間はなくなる」

    「?????」

    「待たされるのは,けっこうエネルギーを奪っちゃうからね。子どもたちがやる気ダウンになっていったその変化に気付いたのは大したものだと思うよ。夢中になるとなかなか気がつかなくなっちゃうからねー。全体が見えた証拠だよ。」

    とも。

     それで,次回は,「個人差」にどう向き合っていくか,がテーマの一日になります。