次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-09-30

    「らしさ」

    07:58

    一応、教務主任なので、いわゆる「仕事机」は、職員室にあります。

    それでも、私は結構職員室にいない笑。

    細々した用事で、職員室を出ることがあります。そういう時は、

    「なんか、面白そうなこと、ないかなー」

    と耳をそば立てます。

    そうすると、子どもたちや先生たちの、いい感じの声(説明しづらいですけど)が聞こえて来ます。直行です。そこで子どもたちや先生方とちょっとおしゃべりしたり、笑ったり、子どもたちのよさや頑張りを共有しあったり。

    そんなことを、みんなですることを大切にしたいなあ、と思ってのこと。みんなで学校の雰囲気を創る、そんなイメージ。言葉では言えないけれど、そういう毎日のコミュニケーションの積み上げが雄勝小学校「らしさ」をだんだんつくっていくことになるんだろうと思います。

    「らしさ」は、押し付けられるものではなくて、自分たちで創るもの。

    へき地震災地にできた新設校。「温故創新」を合言葉にし、新しい学校を創るのがその方針。

    先日、文化祭を協働で行うために打ち合わせに見えた公民館とまちづくり協議会の方と、展示スペースなどの相談をしながら校内を回りました。

    「この学校って、なんかおうちみたいですねー。」

    との言葉が印象的でうれしい言葉。

    「というと?」

    とは、あえて、今は聞きませんでした。まだまだこれから、みんなでやれることはあると思ったので。

    2017-09-29

    「教室がせまい」のも悪くないかも

    06:25

     新しい校舎。つくりは,私は結構好きです。木がふんだんに使われていてぬくもりがあります。いわゆる,フツーの学校っぽく無いところが多い。

              

     例えば,廊下の部分部分に大小のフリースペースがあったり,ガラス張りの廊下があったり,ちょっと迷路っぽい構造だったり,吹き抜け構造があったり,幅の広い大きな階段があったり。教室には海に面した大きな窓があったり,一角には作り付けのベンチがあったり。窓と外の間にはウッドデッキがあって半分中,半分外というスペースもあります。なかなかおしゃれ。

    「閉じこもる」,というよりも「解放する」「他者,外の世界と交流する」そんなことがしやすいイメージ。

     ただ,教室は,狭いです。一般の教室の広さの半分程度しかありません。子どもたちが初めて教室に入ったときの第一声が

    「せまっ!」

    だったのは笑い話。

     その狭さもプラスの考えると,必要に応じて学習の場をどんどん外に広げて行くきっかけになるみたい。見ていると,教室と教室前のフリースペースとを行き来しながら学んでいたり,廊下にある広めのワークスペースでテーブルとホワイトボードで学んでいたりしている様子をよくみかけます。


     勉強は教室で,とは限りません。校舎全体が学習の場,敷地内が学習の場,そして学校を飛び出して生活の場全てが学習の場。教室はだんだんと,ランドセル置き場になっていくかも。(笑)

     今は学年ごとの教室になっています。ふつうの学校と同じです。でも,そうなると,「学年ごと」に教室を分ける必要もなくなっていくかも知れません。縦割り班ごとの教室だって面白いですね。学ぶ内容によってフレキシブルに集まれればいいのですから。

     大人の世界では,年齢で居場所が決まることはありません。もしかすると学校でもいつも同じ学年で同じ教室にいなければならないことはないかもしれません。

     ちょっと今までの習慣を捨てれば,案外,ぐんと面白いことができそうです。

         

          

     「教室がせまい」ことも,案外新しい展開を生むきっかけになったりするかもしれません。

    2017-09-27

    「自分で決める」「決め直す」

    06:35

    ■よかった

     知り合いの娘さんが不登校傾向になっている,ということで以前相談にのったことがあった。

     学校に行きたくない,というのを

    「なんとか無理にいかせているんです」

    との話だった。

    「毎朝“戦争”ですよ…」

    とのこと。

     詳しく聞くと,学校で友だちに

    「死ね」

    とかいわれることもあるらしい。

    「それくらいのことで…」

    「私たちの子どもの時も,そんなこと言われることはありましたしねえ」

     不安に思うお父さんの気持ちも分からないでもないけど,娘さんには娘さんにしか分からない事情ががあっての,やっとの

    「行きたくない」

    という意思表明の可能性もあると考えていた。不安感を抱えているのは娘さんのほう。

       

     その時にお父さんに伝えたことは,

    「道はいろいろあるから,学校に行かないといけない,という概念はいったん捨てた方が良いかもしれませんよ。叱ったりせず,娘さんの話すことをいったん受け入れて,まずはよく聴いてみてはどうでしょう。娘さんもやっとの思いで話したはずですから。お父さんが味方に付いてくれる,という安心感がまずは娘さんには必要な時期かもしれません。」

    ということ。


     昨日,3ヶ月ぶりくらいにお会いすることができたので

     「その後,娘さんの様子はどうですか?」

    と尋ねてみました。すると

    「転校したんです」

    とのこと。

    「そちらの学校にいって,今は楽しく通えています。よかったです。部活動も途中からの加入でしたが楽しいそうです。」

    「こういう形での転校で学校にはいやな顔をされましたけどね。」

    と。

     それでもまずはよかった。お父さんもがんばったんだなあ。

     「この道しかない」「こうであるべきだ」と考えると苦しくなる。時にはやめる,立ち止まる,逃げる,ことも積極的な判断になり得る。悪いことでは決してない。決めるのは自分。自分で決めたことなら,全てそれは「前進」。

     うまくいかなくなったら,またもう一度自分で決め直せばいい。

     「自分で決める」「決め直す」

     それができるように環境を整える。それは「失敗しないようにする」というところをスタートにしながらも,だんだん「失敗しても大丈夫なようにする」という向きでのサポートなんだろうなあ,と思う。

     今回は,「学校に行きたくない」のではなくて「その学校に行きたくない」ということ。それをお父さんが受け止めてくれたんだろう。その事実が大きかったんじゃないかなあ,と思う。自分の思いを尊重してくれた,という事実。

     学校に行きたくないと言ったらそれでいい,とか,嫌だったら転校すればいい,と言っているのではない。そういうことも含めて, 「自分で決める」「決め直す」をサポートすること。それが人生を通して考えると,その子のプラスになるんじゃないかなあ,と思っている。

     見続けて,応援し続けること。「自分で決める」「決め直す」をサポートすること。

     このような,深刻な案件でも,日常の些細なことでも,それって大事にしたいと私は考えている。

    2017-09-26

    全校朝学習構想or妄想

    23:38

     全校朝学習は全校20人,1年生から6年生までが朝にワークスペースに集まってするミニミニ学習会。運動会後から週2~3回でスタート。今週は実施2週目に入る。

     全校朝学習でねらうのは「自立した学習者を目指す,その練習」


    そのために、「楽しい」「自己選択と自己決定」を大切にする。

    それは

    「楽しい」の質をだんだん上げることであり、「楽しい」を自分や自分たちでつくれるようになること。

     明日から全校朝学習、本格的にスタート。

    先週は,アクティビティを通して,「遊びと学びは同じ」を考える期間だった。

     今週からは,いわゆる「お勉強」をアクティビティにするイメージ。

    初回の明日,まず,することは、インストラクション。価値のインストラスション、かな。


     1から6年生までが一緒なんだから,、1回の説明で、みんなに等しく伝えようなんて無理。

    だからこそ、シンプルに、あとはしつこく、ずっと、言葉でも体験的にも伝え続けること。ゆっくり。じきに子ども同士の姿でお互いに伝え合えるといいな。

     初回で伝えたいなあ,と思うのは今のところ以下。

    ①学ぶことは遊ぶこと、遊ぶことは学ぶこと。それが分かるようになろう。→学び続け、成長し続けることができる。それが「楽しい」になっていく。「楽しい」を自分たちでつくれるっていいよね!

    ②学びたいこと、学ぶべきこと、を自分で選べるようになろう。→自分のチャレンジを自分で決められるようになる。自分らしく生きる練習だね!

    ③自分に自信がもてるようになろう。→チャレンジできている自分に気がつける,誰かの役に立てる自分に気付ける,そんな自分が好きになれるっていいよね!

     その後は,次回に自分が取り組むことを考えたり,お互いに相談したり,プリント集からコピーして欲しいページを選択してもらったりする時間にしようかな。

     自分で学びたいこと,学ぶべきこと,したいこと,やりたいことを「自分で選ぶ」「自分で決める」ってことを大事にしたいと考えている。だから,ことらからお節介してお手軽にプリントを渡したりすることはしない。置いてある問題集から,自分が取り組みたいページを選んだりなど,自分のためい自分から起こすアクションを大切にしたいなあ。

     もちろん,学び直しの必要を感じる下学年の課題を選ぶのもよし,ちょっと背伸びをしてみて,未習の問題にチャレンジしてみてもいいんじゃないかな。

     たかが15分,されど15分。軌道にのるまでは時間が必要かもしれないけれど,焦らずやってみたい。

    2017-09-25

    『学び合い』とファシリテーション

    06:34

    「ファシリテーション」はもともと


    「物事を容易にできるようにすること。簡易化。」


    という意味があるらしい。


     『学び合い』では,当然だが,教師は何もしないのでない。

    何もしていなうように見える時もある,ということ。

     そして,そう見える時は敢えて何もしていないように見せているだけ。

     全体の学びを促進させるために,何かすることが必要だと「アセスメント」すればするだけの話。例えば「クエスチョン」「グラフィック&ソフィニケーション(可聴化)」「インストラクション」

     「そのとき」にしなくても,そこまでのプロセスの中で「しておく」こともある。(プログラムデザイン)


     何もしていないように見える『学び合い』における教師は,実はファシリテーションスキルを駆使している,と考えたほうがいいと私は思っている。

     それは,学習者・参加者の主体性を強みや主体性を引き出すために場をつくる,という「削がれた」ものであると考えています。

     

    2017-09-24

    『学び合い』×ファシリテーション(ホワイトボード・ミーティング®)

    07:33

     10月の越後『学び合い』の会に声をかけていただき,分科会の1つを受け持つことになった。同じくホワイトボード・ミーティング®認定講師の小島さんと一緒に。http://kokucheese.com/event/index/480971/

     

     越後『学び合い』の会のプログラムデザイン。

     時間は45分。『学び合い』×ファシリテーション(ホワイトボード・ミーティング®)をするとなると,かなり短い。どんなプログラムデザインにするか。体験的なワークも入れたいから,あっという間だなあ。

     目標は

    ①良好なコミュニケーションの積み上げと,安定した『学び合い』について参加者と一緒に考える。

    ②ファシリテーション6つの技術の概要と『学び合い』授業との関連について参加者と一緒に考える。

    ③情報共有を進めるオープンクエスチョンと『学び合い』授業との関連について参加者と一緒に考える。。

    ④今後も学びも学び続けたい方には,ホワイトボード・ミーティング®チーム上越を伝える。

     の4点,とした。私の目標。


    学び合い』,「さあ,どうぞ」でできる場合(人・子ども)もいるけれど,それではハードルが高い場合(人・子ども)もいるはず。表に出てくる『学び合い』の人(?)はある程度うまくいっている方々。その影で,頓挫してしまう方もきっといるんじゃないかなあ,と思っている。そういう方にとってファシリテーションスキルは,あったほうがいいという立場。必須ではないも知れないが,ないよりあったほうが断然いい,と私は思う。その方が自分も子どもも安心して『学び合い』に取り組めると私は感じている。

     自分が安心,ってかなり大きい。教師が安定的にいられないと『学び合い』の授業はできない。

     そういうことを,その場のみんなで考え合いたい。



     明るく楽しく浅いコミュニケーションを日常的に積み上げることを,『学び合い』授業と並行してで,行うことで教師も子どももぐっと不安感が下がる。それぞれの強みが発揮しやすくなる,弱みも出しやすくなる。それを下支えするのが日常のコミュニケーション。明るく楽しく浅いコミュニケーションができないで,難しく辛く深いコミュニケーションはやりづらい。ハードルがかなり高い。


    「ねえ,ここどうやってやるの?」

    「教えてくれない?」

    「手伝ってくれる?」

    も断然言いやすくなる。ハードルが下がる。困っている友だちに気付いても

    「どうしたの?」

    「手伝う?」

    が断然いいやすい。

     困っている友だちに声をかけていない現実があるとしたら,それは声がかけられない,声をかけられるだけの関係にまだなっていない,というアセスメントもあるということ。

     ああ…。かつての自分は,そういうことも考えずに

    「なんで,放っておくんだ!」

    なんて残念な言葉をかけて,かえって場を冷やしていたよなあ,と思い出す。

     自分が不安になって,そういう不穏な行動に出てしまったんっだなあ。

     それでかえって子どもたちを不安にさせてしまったんだなあ,と思う。自己アセスメント。

     私が安定的に『学び合い』に取り組めるようになったのは,確実にファシリテーションスキル(ホワイトボード・ミーティング®)と出会ったから。それまでは,「信じる」とか「在り方」とか,その価値は分かるしその通りと思いながら霧の中をさまようような感じで学んできた。(いわゆる,「もがく」)でもこの出会いで,「学ぶべきもの」が自分の中でクリアになることで,同じもがくにしても,不安感がぐっと減った。いやあ,楽になったなあ。気持ちが楽になると,「今ここ」の課題に落ち着いて向き合えるんですなあ。

     「自分はこれを学んでいる」ということクリアになることで,子どもたちの前にしっかり立てるようになる気がしている。以前であれば,それは学習内容を子どもより知ってる,できるということで担保していた。いわゆる「深い教材研究」。そこから『学び合い』の授業観に転換しようとすると,今まで担保してきたものがなくなるのではないか,という不安ってないですか?私にはあったんですよね。だから悩みました。

     「自分が今学んでいるのはこれだ」

    というものが見つかれば,それでいい。自分も成長しているという自信,確信。教師もそれが欲しい。私の場合はそれがファシリテーションスキルだった,ということ。


     45分で,ちょっとしたワークも入れながらだから,なにもかも詰め込むことはできない。だから,この時間は,ほんのきっかけづくり。「きっかけ」そう思うことって結構重要だと思う。いい意味で「大きく期待しない」。

     今回,この機会を,新潟の小島さんと一緒にやらせていただくことの意味は大きい。

     興味をもち学び続けたい方がいたら,小島さんたちと地元新潟で一緒にやれると機会もできるかもしれないから。

    2017-09-23

    プレイヤーでは,もう,ないということ

    08:43

     教務主任となって2年目。

     それでも昨年度は,週10時間は授業をもっていたので,それはそれで自分もプレイヤーでいられました。それが楽しかった。

     2年目。学校統合や地域との連携という課題もあり,今年度は週2時間の書写以外は授業をもっていません。

     授業をほぼ持てないことに,3月末はかなりやる気を失いかけたこともありました(笑)。統合初年度の「総合的な学習」のプランづくりに昨年度かなり力を注いでいたので,自分が実践できる(自分が実践しなければ,まずは自分が道筋を付けたい)という思いがあったのに,その希望が叶わなかったことも大きく影響していました。

       

     そこから半年。やってきたことは,コーディネーターの役割。

     先日,5,6年生の担任の先生方が,すてきな総合的な学習の道筋をつくり実践を継続している様子を見ながら,

    (目指すのはもうプレイヤーではなく,学校のマネージャーであり,ファシリテーターであり,コーディネーターだなあ…)

    と感じたのでありました。

     寂しさがないとは言えないけれど,これからの役目にやはりわくわくするのでありました。

    「学校ってなんのためにあるのかな?」を職場のみんなで考えたり,自分で考えたり,地域の方々と考えたり,学校みんなのチャレンジを発信したり。

     持続可能な雄勝小学校を求めることが,持続可能な日本のへき地教育につながっていったりするとうれしい。一人ではできない,一校だけではできないから,「みんなで」。そのコーディネーターができたら最高だなあ。

     今回来ていただいた,映像のプロの方が子どもたちに伝えた言葉。

    「ぼくは,一般の会社に勤めた。でも,どうしても映像の仕事がしたかったんだ。だから会社を辞めて,映像の仕事を始めたんだ。」

    「好きなことをやり続ける。一人一人の好きなこと,やりたいこと。何でもできる人はいないけれど,誰にでもこれなら,ってものがある。そこをやってほしいし,やれるはず」

    「プロ野球選手になれないかも知れない。でも野球に関する,他の手段はきっと見つかる。」

     子どもたちに語ったそのメッセージは,一緒に聞いていた私と5,6年担任に,ずん,と響いたのでありました。

    2017-09-22

    「学び合う職員室」は「学び合う学校」につながって行く

    06:23

     同じ職員室の中学校の研究主任さんから,中学校の先生方を対象にしたホワイトボード・ミーティング®の校内学習会の依頼がありました。

     ファシリテーションについて知りたい,という要望のようです。

     「認定講師」という肩書きもあるので,ホワイトボード・ミーティング®ならお引き受けできます。

     10月にある,東北地区へき地教育研究大会での公開授業で,中学校の先生方数人が生徒さんたちのグループ対話に入ることになっていて,そこで生徒さん方の意見や思いを引き出しながら前に進んでいけるようにしたい,そのためのスキルを学びたいというご要望のようです。

     先生たちがファシリテーターになるチャレンジだなあ,と。先生たちがファシリテーターとしてのチャレンジを始め,そして生徒さんたちもお互いのファシリテーターに育っていく。そういうプロセスが作れれば,学校全体がお互いを尊重し合い強みを活かし合えるコミュニティになっていけます。

     中学校の先生方も力のある方ばかり。楽しみです。


     私にとっても,それをお手伝いできる大きなチャンスをいただいた思いです。研究主任さんと相談しながら,ます30分×3回の練習会の仮予定を組みました。


     先生方のニーズをもう少し詳しくお聞きしながら,まずは「生徒さんの力を信じ,へき研の公開授業に安心して臨める準備」ができるように,内容とプロセスを考えます。

     私にとってもドキドキわくわくのチャレンジです。

     「学び合う職員室」は「学び合う学校」につながって行きますから。

    2017-09-21

    職員会議でのシャベリカも「当たり前」になってきたかな

    06:09

     職員会議のしょっぱなの5分間は,小中職員同士のシャベリカでスタートします。シャベリカを引いて,そこのお題で,ペアやトリオでおしゃべり。会議の冒頭は,にこにこ笑顔と笑い声から。

    https://teamgame.stores.jp/items/5132e8ce421aa907b4002096

     始めた頃は

    「会議の前に,なんでこんなことが必要なのか?」

    と思った方もきっといたはずですが,

    「たった5分ですから,まずは体験してみてください」

    ということで進めてきました。

     今では,このスタートがうちのスタイル?になってきたかなあ?

     「話すだけでもなく,聞くだけでもなく,お互いのコミュニケーションバランスを意識していきましょう。」

    「日常のたわいもないコミュニケーションが,いざというとき,大変なときのコミュニケーションを支えるベースになってきます。」

    「コミュにケーションの量があって,質になります。いきなり高い質のコミュニケーションは生まれません。」

     そんなことを,少しずつ伝えながらの,毎月5分。

     もちろん,この時間だけで,どんな成果があがるか,あがったかは分かりません。でも,この時間があるから,違う場面でのコミュにケーションも促進するきっかけになったでしょう。

    「ああ,こんなふうに聴き合えると楽しいな」

     そんな体験をし,意識的に振り返ることで,それぞれがそれぞれの場面でそういう場面を再現していこうとする人が増えていきます。

     そうなると,組織の,チームのコミュニケーションは二次曲線的に(比例的にではなく)良好になっていくでしょう。

     小中4校が統合しての初年度半年が過ぎました。ここから公開研究会,文化祭,指導主事訪問と立て続けに続きます。そういう忙しさを(忙しいのは忙しいのですが)それぞれの強みを活かし相互補完的に乗り越えるチャレンジに変えていくのはやはり「良好なコミュニケーション」

     小中職員室内で,それぞれがそれぞれの強みを活かして活躍すること。それは必ず子どもたちにも目に見えないモデルとして伝わっていきます。

    2017-09-20

    「学びは遊び」「遊びは学び」

    06:38

     運動会も終わり(次は,公開研究会だったり文化祭があたりするんですが…)

    一息ついた?ところで全校朝学習もスタートしました。


     全校朝学習のコンセプトは

    ①学ぶことを楽しむ,楽しめるようになる。

    ②友だち,なかまと一緒にかしこくなる。

    ③チャレンジを楽しむ,楽しめるようになる。

     週3回のたった15分間の活動ですが,目的を意識して取り組んでいくことで,毎日の学習に向かうベースになっていくようにしたいものです。


     子どもにとって,勉強は「しないといけないもの」「本当はやりたくないもの」「おもしろくないもの」になてしまうと,とっても残念です。学ぶことを嫌いにしないこと,は私たちのとってとても大切な役目です。


     強制されたり,責められたり,ばかにされたりしたら,人はやる気を失います。学ぶことだって同じではないかなあ,と思います。

     本来,子どもは学ぶことが大好き。チャレンジすることが楽しくてうまくいくととってもうれしい。そこに一緒に喜び合える仲間がいるとさらにうれしい。それは大人も同じですよね。


     「遊びと学びは同じなんだなー」

    そんな感覚を子どもも立ちにもって大きくなって欲しいし,そう思えない環境になっているなら,そう思える環境に造り替えていけるように育って欲しいと願います。


     だから,今週はアクティビティを通して,「学びは遊び」「遊びは学び」という感覚をちょっとだけ味わってもらうことを意識してプログラムを組んでいます。


     今回は,「ZIPーZAPーZOP」というアクティビティ。「うまくいかないこと,失敗を楽しもう,チャレンジの種にしよう」「失敗OKの雰囲気をみんなでつくろう」がテーマ。

     みんなで遊んだ後に振り返りと私からのフィードバック。


    「うまくいかなくても,それを楽しんでいるみんながいたね。そういう雰囲気をみんながつくれたね。それはなんでかな?」

     「みんなが楽しくチャレンジができる雰囲気をつくってくれた,いろんなタイプのリーダーがいたね。例えばさ…」


     国語や算数などの勉強だって同じなんだよ,はこれからだんだんと。

    2017-09-16

    祖父母学校交流会

    08:45

     地域の方になるべく学校に足を運んでいただくこと,そこで子どもたちや教職員と楽しい時間を過ごしてもらうこと。

     それを考えている。「地域と共に歩む学校」かつて各地域にあった5小学校3中学校が統合しての開校1年目。初年度。

     

     だからこそ,この1年は大事。

     先週の地域運動会に続いての今回。

     地域の方々に,まずは1回学校に来ていただく,お互いに声を掛け合い知った仲間と一緒に学校に来ていただく,そこで一緒に楽しい時間を過ごしていただく,子どもたちや教職員と話したり一緒に活動していただく,そんな経験があると「次」もあるから。

     学校サイドとしては「お客さん」をお迎えする,という視点はもちろん必要。それは「楽しく気持ちよく過ごしてもらうために場をつくる」責任として。そうい事前の準備。それは必要。

     でも,当日,場を作るのは,「参加者みんな」。教職員だけではできない。教職員も子どもも参加してくださる地域の方も,一緒にみんなで「楽しく気持ちよく過ごせる場」をつくる。この「みんなでつくる」っていう感覚(割り切り?)が必要だと思っている。教職員だけで背負おうと思ってしまうと長続きしない。持続可能,それ,大事。

     「地域と一緒にやると大変だよね」

    とか

    「いろいろ準備がたいへん」

    とか言う方もいるけど,全部教員がお膳立てして「完璧」に進めないとといけないと思っているのかな?と感じることもある。きっと今までがそういう体験だったのかもしれません。

    「少々トラブルがあっても,みんなでやれば何とかできるし,できたらトラブルさえも楽しい,にかわるしなー。」とも思うけど。(もちろん,トラブルはないに越したことはないけど)

         

     話を元に戻す。

     楽しいことを用意する,というよりも,楽しい場をみんなでつくる,楽しい場をみんなで作ること自体を楽しむ,そんな感じ。思い切って言えば,そこに多様な人が集まり,ごちゃごちゃと一緒に何かやれば,それだけで「楽しい」。特別なコンテンツは本当は必要ない,とさえ思う。

     人と話す,かかわる,一緒にやる,一緒にいる…。そういうことも「楽しい」の要素だと思うから,場の中にそういう場面を意識的に入れる。だから「お客さん」にも仕事なども頼んじゃう。こともある(もちろん,無理強いはしませんけど)

     「お近くの方と一緒にちょっと…」

    「こういう場を作りたいので,ちょっと力を貸していただけますか~」

    「ありがとうございます!たすかりました!」

     子どもたちにも事前に

    「今日はさ,たくさんのおじいさん,おばあさんが来てくれるよね。自分のおじいさんおばあさんが来てくれる人は,まずは自分のおじいさん,おばあさんを大事にしてね,たくさんお話して一緒に活動してね。それができたら,次のチャレンジはね,自分のおじいさんおばあさんのお友達や知らないおじいさんおばあさんともお話したりしてみることかなあ,と思うよ。今日は,学校に孫のいないおじいさんおばあさんもたくさん来るんだ。だからみんなから話しかけてもらえたら,嬉しく思ってくれると思うんだよね。みんなには,人を喜ばせたり元気にしたりする力あるからね。人を喜ばせることができる自分になれるいいチャンスでもあるから,できる人はぜひチャレンジしてみてね。」

    と伝えておくということ。

     活動中,

    「あれ,○○子さんは?」

    と,あるおばあさんのことを,子どもたちに聞いたら

    ○○子さんを知っているとは思えない子が

    「あ,○○子さんは,いま,あっち!」

    と教えてくれた。

     名前も覚えたんだなー!

     こんなことが,すごく大事だと思っている。

     

     

     自分も楽しい,みんなも楽しい,そんな場をみんなで作りましょう,多様なみんなでつくれたらもっと楽しくなりますよね!そんな感じ。


     この先の理想は,なんのイベントもないのに,地域の方々も学校の中で過ごしている,そんな風景。教職員も学校の中で地域の方々と子どもたちと,あれこれ談笑している,そんな楽~な感じ。

    2017-09-15

    べんきょうは遊び,遊びはべんきょう

    06:20

     運動会が終わった今週から,全校朝学習第1回をスタート。

     週2~3の実施でスタート。学級で使いたいことや集会もあるので。まずはゆったり。

     この時間の目的は,「学ぶことが楽しい」「みんなと学ぶことが楽しい」と思えるようになること。学ぶこと遊ぶことは同じだな,という感覚をもてるよになること。自分からやりたい,やる,と思ったことは,すべて楽しいにつながっていく。「楽しい」という感覚を大事にしたい。楽しい,を自分や自分たちでつくるというイメージ。

     学校教育目標「自ら考え,共に歩み,未来を拓く子どもの育成」を強く意識。たった15分の活動でも,そこに緩やかにつながっていくように。

     焦って,いわゆる「勉強」に入らないことにした。今日は,縦割りチームで,大きめのホワイトボードを使い,チームしりとりチャレンジ。マーカーをバトン代わりにして,制限時間内になるべくたくさんしりとりを続ける,というもの。「チーム(異学年)で助け合う」「チームでチャレンジを楽しむ」「競争相手は過去の自分,自分たち」という感覚を味わう1回目。遊びは勉強,勉強は遊び。

     ちょっとの間,全学年で,いわゆる遊びを通して,「学ぶことは遊ぶこと,遊ぶことは学ぶこと」について考える・感じる体験をちょっと積み重ねてみたい。それから,いわゆる勉強「全校学習」に入っていこうかな,と考えているところ。

     時間は15分しかない。だから,その時間だけで多くの事を求めすぎないようにすること。その時間が「きっかけ」となればそれでいいし,数人の子の学ぶコトへの意識がちょっと変われば,それは他の子に伝わっていくはずだから,それどいい。

     肩の力を抜いて,みんなで学ぶのって楽しいな,と思えるきっかけづくりになればいい。それくらいの気持ちで。

    2017-09-14

    拍手で採決,かあ…

    06:28

     昨日は,ある会議があって参加しました。

     その中で,コミュニティスクールのことを話題にして話す人もいました。

    「外部の人から,さらにいろんなことに口を出されて余計に多忙化すると思う。学校が困っていることを手助けしてくれるなら良いけど,いろんなことを持ち込まれるのは困る。」

    という発言も。

     間違っているとか,正しいとか言うつもりはありません。その方はそう思っている,ということだけ。

     今まで,そういう経験をしてきたから,そう感じている,ということ。

     コミュニティスクール,チーム学校…。学校が「外部」機関や,地域の方々と協働して子どもたちを育てていく仕組み作り。

    「子どもたちがこれからも幸せに生きていけるために」学校や地域がどう協働していくとしていくと良いのか,そして協働することで,学校も地域も共にハッピーになる,そういう道筋を探るのが本来のコミュニティスクール,チーム学校のコンセプトだと思っている。どちらかが,だれかのお手伝いをするのでも,上とか下とかでの関係でもない。共に。みんなで。

     そのための肝は,やっぱり納得と合意を生む話し合い。きっと,そういう話し合いの経験が少なかったのかもなあ,と勝手に推測。

     大人が会議でお互いの意見を尊重し合いながら学び合うこと,子どもが教室でお互いの意見を尊重し合いながら学び合うこと。それはイコール。

     大人も子どももそういうことを同時並行的に学び続け経験していくこと。

     そんなことを大事にしたいなああ,と私は思う。

     その会議の最後に

    「それでは一括採決をします。拍手で」

    と言われて採決。そういうことに今まで「そんなもの」と思ってあまり疑問ももつことが無かったんだけど,その時は

    (拍手で一括採決ってなんか変じゃないの?)

    (もしも,拍手しなかったなどうなるのかな?)

    と感じて,試しに拍手しないでいてみた。

     私が拍手をしても,しなくても,なんにも変わらなかった。拍手していない私にも誰も気がついていないみたいだったし。

    2017-09-13

    書いたもの,ことを通して

    06:46

     今日は担任の先生が出張で,一つの学級で補欠。

    運動会の作文を書くってことになっていました。

    支援員さんと私,子どもたちで運動会の写真をスライドショーを見ながらお互いにおしゃべり。一人で書くことがまだ難しい子どもには私がインタビューをしながら運動会の振り返り。

     まだ一人で書けなくても,思い出して話せれば表現はできるし,伝えられます。私がオープンクエスチョンで私が聞きながら,ミニホワイトボードに書いていく形で。その後,そのミニホワイトボードに書いた言葉を,原稿用紙に書いていく作業。あっという間に自分の言葉の(これ大事!)が作文ができました。嬉しそう。

     表現することの楽しさを感じる経験が積み重なっていけば,いずれ自分からも「書きたい!」って思うときがくる。その時がチャンスだから。

     書いた作文を,自分で音読し自分で味わう。自分で自分に読み聞かせ。それから友だちに読み聞かせ,小中の養護の先生に読み聞かせ,そして校長先生に読み聞かせ。その都度相手と運動会の思い出をおしゃべりしたり,温かいコメントをもらったり。

     書いたもの,ことを通して他者とコミュニケーションを図る,深める,「次もがんばろっ!」と思う,そんな風になるといいなあ,と思っている。

     

    2017-09-12

    号令がなくてもやれる

    07:14

     運動会の開会式や閉会式の司会をしながら,なんとなくいやだった所は

    「気をつけ」

    とか

    「休め」

    とかっていう号令をかけるところがあることでした。

     だから,それぞれの練習の時でも,

    (できれば,そういうの言いたくないなあ)

    と思っていたのでした。

     それでも,子どもたちは,

    (ここは気をつけ,かな)

    と自分たちで判断して立っている子が多いので,号令をかける必要性があまりなく,ついついかけずに進めてしまうこともありました。しかし,いったん「気をつけ」をしてしまうと「休め」の姿勢になりづらい,そういう子どもも多く見られました。

     そういう姿をみると,やっぱり

    (気をつけ,とか休めって言ってあげたほうがいいのかな)

    とも感じていました。

     でも,よく考えたら,

    「こういう場面では,相手に礼をするところだから,背中をしっかり伸ばして,かかととかかとををくっつけてくださいね。」

    「ここでは,お話をきく場面だから,時間は少し長くなりますよね。だから,お話が始まったら,少し足を開いてぐらぐらしないように楽に立ってね。」

    と,場面ごとにとって欲しい姿勢を伝えておけば,子どもたちは,自分の判断で「気をつけ」と「休め」の姿勢をとることができます。

     なんだ,初めからそうしておけば,号令という命令?をしなくていいんですね笑。

     今回,地域の方々との協同の運動会を実施しました。開会式や閉会式も一緒に行うので,「気をつけ」「休め」の号令も結果的に地域の方々にもかけるような形になってしまいます。

     やっぱり,それはやりづらい。

     大人に向かってやらないことは,やっぱり子どもにもやらないのがふつう。

     あらかじめ,場に応じた姿勢を選択していい,と伝えておけば,号令はいらなくなります。

     学校教育目標の,「自ら考え」です。

     大人の組織でも「気をつけ」「休め」などの号令があるところもあります。しかし,そこと学校はやっぱり違うと私は思います。

     号令がなくても,自分の判断で自分の行動が決められる,そんなふうに育って欲しい。

    2017-09-11

    「臨機応変」

    09:36

     今回の運動会で見られた光景は,私はとても面白かったし嬉しいものでした。今年は担任ではないので,直接子どもたちと練習を通して関わることは少なかったのはちょっと残念ではあるけれど,これは役割分担という面で仕方のないこと。

     

     どういうことかというと…


    ①運動会までのプロセスに小学生(含む教員),中学生(含む教員),保護者の皆さん,雄勝公民館を中心とした行政,雄勝保育所等が関わってきたこと,当事者として参画したこと。そこに今まで無かったコミュニケーションが生まれたこと

    ②運動会当日には,上記のメンバーに加えて,地域の多くの方々や震災後から今まで雄勝に関わっていただいたボランティアの方々も参加してくれたこと

    ③震災後,人口がぐっと減ってしまった雄勝に,小中学生他こんなにたくさんの,それも幼い子から若者,お年寄りまで一同に介し,笑顔で集っていること

    ④雄勝の各地区ごとにあった小中学校が,震災その他もあり統合し,1校になった後の初めての運動会が,開始時から終了時までこんなにもすばらしい秋晴れになったこと

    ⑤8月に落成式を迎えた新校舎に皆さんをお迎えし,お披露目をする運動会にもなったこと


     「地域と共にある学校」を基本方針の1つにしている学校にとって,この落成式が終わってすぐの運動会は大きな意味を持っていると感じていました。

     かつての雄勝の5地区(浜)にあった小学校は全て閉校し,全く新しい場所に今の新・雄勝小学校はできました。新しい学校がつくられるということは同時に閉校する学校がある,ということでもあります。

    「おらほの学校がなくなる」

    という寂しさは各地区の方々には大きなものです。


     昨年度,新・雄勝小学校を新しくつくるためのプロセスに関わった方とじっくりお話しする機会を得ることができました。

    「今までは,コミュニティはそれぞれの浜が基本だった。それでもよかった。しかし,この先10年,20年,30年を考えたときには,この『雄勝』自体が一つのコミュニティになる必要があると思う。今の子どもたちのふるさとは『○○浜』から,『雄勝』になる。そういうコミュニティの中心となってほしんだ,学校には。」

    というようなお話が思い出されます。

     だからこそ,この第1回目の運動会はとても大事。地区に学校がなくなってしまった方々に,学校に集まってもらって楽しい思い出をまず1つ作ってもらう。作り合ってもらう。それが初めの一歩だから。それなしに「思い出」のない学校に人は集まらないと思うから。新しい「おらほの学校」。

     そういった意味で,今回の運動会は,まず初めの一歩をみんなの力で踏み出せたこと自体がよかったこと。


     多様な人が集まり,多様なことを行う運動会だから,当然今までの「学校の常識」ではうまくいかないこともあります。子どもたちだけの運動会なら,「指導」も「練習」もできますから,良い意味でも悪い意味でも「思い通り」「時間通り」に進めることがある程度できます。でも,多様な人が集まれば集まるほど,そうはいきません。想定外のことも起きるしそれぞれの価値観も異なります。でもそれが当たり前。そういうことに臨機応変にあたりながら,参加者みんなにとって,いろいろな「楽しい」運動会を目指す。それがこの運動会の「成功」。そんな取り組み。


     校長先生も

    「地域全体で,子どもを育てる。」

    「協働教育は,学校が臨機応変になれることが大事」

    ということを話されます。

     なんでもありの臨機応変ではなくて,「子どもを育てる」ということ,学校教育目標の「自ら考え,共に歩み,未来を拓く」を軸にした「臨機応変」。

     運動会の成功は「目標」ではあるけど「目的」ではない,ということ。

     運動会が,この先の地域ココミュニティの有り様を写しているか,子どもたちがどんなコミュニティで暮らそうとも自分の幸せを追求できる力につながっているか。

     そんな視点で運動会を(もちろん毎日の授業や学校生活も)見ていきたいと思います。思い通りにならないのが世の中の当たり前。思い通りにならない中で,どう前に進むか,そんな「臨機応変」。

    2017-09-10

    「きっかけ」はできた。さ,次いこー~運動会本番は,終わる~

    11:39

     小中4校統合後,さらに新しい新校舎での,さら公民館主催の地区民運動会と共催などなど,初めてづくしの運動会本番が無事に,これ以上はないといった晴天の元で行われました。

     まずは,やれた,ということを関わったみなさんと共に喜びたい,とそんな気持ち。


     若い体育主任さんが,この難しい役どころを本当によく頑張ってくれました。私は主に話し合いの場づくりを担当。

     実施までのプロセスを通して最も意識したのは,合意形成。学校と地域,どちらがどちらに混ざる,混ぜてもらうではなく,一緒に協働的にやる,ということ。組織でも個人でも,それぞれの立場や経験,持っているエピソードや思いの違いがあるのは当たり前。だから,その中で納得と合意の元で前に進める一致点をどう見出すか,ということ。

     それが大切だと分かってはいても,それが大変。数人ならまだしも,今回のような大きなイベントを,それも初めて行うとなると,それが本当に難しい。というかある面無理…。

     だからこそ,今回は,まず「やれた」ということが大きな一歩になると思う。終わったあとのいろいろな立場のいろいろな方の挨拶や会話から,具体的な場面を上げて

    「いい運動会だった」

    との言葉もうれしい。

     ただし,全ての人が全ての面で「満足」かというとそういうわけではないはずです。もちろん不満が残ったり改善点を求める意見もあります。それは当たり前。むしろそういう意見が合った方がいいです。さらに前に進めます。

    「今回の運動会,よかったね。幼児からお年寄りまで,地域みんなできるっていいね。」

    「子どもたちももちろんだけど,地域のお爺さんお婆さん方の笑顔もたくさん見られたね。」

    「雄勝にこんなに人が集まる場面があるなんて!感動的!」

    という意見もあれば,

    「学校だけで運動会をしたほうがいい」

    とか

    「プログラムはこうがいい」

    とか

    「事前の連絡調整が十分ではない」

    とか様々意見はあると思います。

     だから,ここからが重要。次にしないといけないのは,聴き合うこと。その意見の背景には必ずエピソードがあるはずだから,そのエピソードをなるべく聞き取り,共有化する作業が必要だと思っています。

     「意見」。「意見」は,聞く耳を持っている人が聞けば「意見」になるし,持っていない人が聞けば一方的に「文句」にされてしまったり批判の対象にされてしまうことにもなります。そうなると前に進めないし,正しい,間違いの二項対立にもなりかねません。共に歩みづらくなってしまいます。

     今回の学校・地域協働開催の運動会は,まずはそのスタートを切れたことがよかったのだと思っています。良かったこともあるし,課題ももちろんあります。だから,もっともっと改善できます。学校が,地域が,という括りもだけど,小学校と中学校という部分でも良かったところ・課題になるところはあるでしょう。そして,小学校や中学校の中でも,一人一人の教員間の中でも捉え方や意識の違いはもちろんあります。

     だからこそ,運動会までのプロセスの中で生じた楽しさ,うれしさ,喜びを共有し合い,出てきた課題をひとまず乗り越えて実施出来たことに,本当に価値があると思うのです。

     運動会の慰労会の中で,若い体育主任の先生が

    「小学校も中学校も,地域も一つにまとまる,そんなきっかけになったのがこの運動会のよかったところなんじゃないかと思う」

    というようなことを代表挨拶の中で話していました。

     そうそう,きっかけ。まだきっかけ。

     みんなの意見を「聴き合い」ながら,関わる方々全てで一緒に創っていく。出てきた地域・学校の課題を,諦めたり非難したりするという選択をとらず,対話を通して改善していこうとすること。そんなことが運動会を実施することの,その先にあるイメージ。

     震災地のへき地に新設された雄勝小学校。かつての雄勝町に残った唯一の学校です。地域のみんなで子どもを育て見守り,それが子どものためにも自分たちのためにもなる,そんなコミュニティの中心になれる可能性を「学校」という場はもっています。

     どきどきします。

    2017-09-06

    「何もしない」は「何もしていない」か

    06:24

     教育実習生のK君。

    前回の課題を修正しながら太レンジしようとしているし,実際に改善してきています。すてきです。

     なにより,振り返りの視点がすてき。

     今日の振り返りは,

    「今回は,自分が話しすぎないことを意識して授業をした。」

    「子どもたちどうしでどんどんやっていて,自分が介入するところがなくて,というか介入できなくて,むしろ不安を感じた」

    「課題と手順を示して,あとは子どもたちの活動に時々アドバイスを加えたくらい。ボクが何もしない時間が多くて,『これって授業が成立している』っていえるのかなあ』と感じた」

    「子どもたいが自分たちでどんどんやっているから,それでいいのかな,とも思うがなんかもやもや感が残るところ。なんか自分が『何もしていない』ことに『何かしたい』『しなくていいのか?』という気持ちも授業をしながら感じた。」

    「自分では『これでいい』とも思うんだけど,それに対して自分なりの解釈をもちたい』

     

     そうはいっても,にこにこしながら話してくれているので,本人の中ではあるていど手応えを感じていることが伝わります。

     「何もしない」ことに耐えられることに頼もしさを感じます。

     私が彼に尋ねながら一緒に考えたのは,大まかに次のようなこと。

    ①授業が「成立する」ってどういうこと?反対に「成立しない」ってどういうこと?

    ②授業が「成立」している条件ってなんだろう?

    ③「何もしなかった」というけど,それは本当?あなたが「した」ことは何?

    ④そのままにしていると,子どもたちの今日の意欲は続かなくなることも考えられるよね。子どもたちが継続的に意欲を持ち続けられる,学ぶことを楽しめるようにするためにはどうするか?または何をしないようにする?」

     6日は,K君の研究授業。

    「何もしていない」ように見える授業になりそう笑。

    2017-09-02

    若いってすばらしい!変えられる力ってすごいなあ

    07:44

     実習生K君,昨日とは授業の展開をがらっと変えてのこの日のチャレンジ。

     

     子どもたちに,課題を明確に提示し,子どもたちに委ねる部分を多くした授業展開に改善。教室で黒板を見るスタイルから,教室隣のフリースペースに場・円形テーブルへと場を変えてのチャレンジ。

     ホワイトボードには,「今日の課題」①・・・・②・・・・と明示。

     そして

    「さあ,やってみよう!」

    と。

     おお!?

     一日の振り返りでは

    「昨日は,自分で進めよう進めよう,と思えば思うほど子どもたちのやる気が下がっていったのを感じた。それを感じて自分が焦り,さらにぐだぐだになってしまうという悪循環。だから今日は,課題をはっきりさせ,自分も子どもと一緒に学習を楽しむことを,考えてやってみました。子どもたちからも,楽しかったと言ってもらえたし,自分も今日の授業は楽しかった。次からの活力になりました。」

    と。彼の吸収力半端ない!

     ホワイトボード・ミーティング®定例進捗会議のフレームを使った振り返り

    【発散】今日,どうだった?

    【収束】良かったこと1つ,課題や困っていること1つ

    【活用】これからどうしたい,どうなるといい?

    そして「質問&アドバイスタイム」

     教育実習生K君の吸収力も大した物。それと一緒にこの「振り返り,次へのチャレンジ」サイクル,いいなあ。毎日その日のエピソードを振り返りながら,進歩と次へのチャレンジ確かめる。

     だから次の日は

    「今日のチャレンジはここ」

    からスタートできる。

     指導教官の6年生の担任の先生と毎日,これができるのも大きい。6年生の担任の先生も一緒に参加しながら

    「というと?」とナイスサイドワーカー。

    同じ

    07:08

     5年生の担任の先生が出張だったので,1,2時間目は補欠で5年生に。

    やっぱり,朝から教室っていうのはすてき。やっぱり教室はいいね。

    「補欠である」という分際はわきまえないといけないとおもっていますが,内心はテンションあがります笑


    「もっちゃん先生,○○?」

    とかって呼んでくれるだけで,なんか癒やされる~。

     職員室で仕事をしていたり,大人と話し合いとかしているとそういうことはあまりないからなあ~。


     そんなわけで今日は5年生と一緒に学習を2時間。


     今,教育実習のプログラムデザインをし,まさに現在進行形だけど,それと子どもたちの学習・授業はやっぱり同じ。

     目標を自分のものにし,チャレンジし,仲間と一緒に取り組み,振り返り,進歩したところを確かめつつ,次へのチャレンジを見通し,「さ,次いこー」へ。



     大人も子どもも同じ。

     職員室の学びもまた同じ。

    2017-09-01

    「幼稚園ではどうなの?そういうとき?」

    06:46

     実習3日目のK君の課題意識は,「個と集団への目の向けた方のバランス」。

     昨日の振り返りから,一人一人にこだわり関わりを求めてみた。でも個に神経を向けすぎてしまうと全体を掴みづらくなりその動向が目に入らなくなる,ということを一緒に考えたから。

     今日は初めての授業実践。

    1時間目は5年生で算数。

    2時間目は6年生で社会。

     その後,業間の時間にホワイトボード・ミーティング®「定例進捗会議」のフレームを使って振り返り。

     良かったこととして,彼があげたのは

    ○個と集団への目の向け方を意識しながら授業をできたこと

     課題,もしくは困っていることは

    ○個人個人のペースの差にどう向かい合ったらいいのか?今日はゆっくりな子に合わせたが,そうすると待っている子がでてしまい,授業全体としては間延びしてしまう。どうしたらいいか

     ということ。

     彼は,幼稚園教諭を目指しているし,そこでの実習経験も多いようだったので

    「幼稚園ではどうなの?そういうときは?」

    と尋ねてみた。

    「うーん…」

    と悩んだ後に

    「速い子に合わせることが多いかと。スタッフは他にもいるので,ゆっくりな子のフォローアップはできますし…」

    と。

    「そっか。そうしてみたら?」

    と(^^)と言ってみた。

    「だって,K君はさっきの振り返りの仮名で,『社会の授業の初めに“文化って何だろう?”って話題で話し合ってそれから国語辞典で“文化”を調べたときは子どもたちもにこにこ良い感じで学習が進んでいた。でも後半だんだん子どもたちの待たされる時間が多くなるにつれて,やる気が落ちてきた感じがした…』っていっていたよね。」

    「速い子に合わせたら,待たされることはないよね。」

    「その子のペースでやれば,待つことはないし。課題つまりゴールを子どもたち一人一人ががはっきりつかみ,子どもたち自身がそのゴールに行きたい!って思えば待つ時間はなくなる」

    「?????」

    「待たされるのは,けっこうエネルギーを奪っちゃうからね。子どもたちがやる気ダウンになっていったその変化に気付いたのは大したものだと思うよ。夢中になるとなかなか気がつかなくなっちゃうからねー。全体が見えた証拠だよ。」

    とも。

     それで,次回は,「個人差」にどう向き合っていくか,がテーマの一日になります。