次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-08-27

    エピソードの共有

    12:13

     9月に運動会があります。

     今回の運動会から,地域住民の運動会と合同開催です。公民館と共催ということ。

     新しい場所に,地域唯一の学校がこの8月に新設されたという状況であり,「地域と共にある学校」がテーマの本校にとっては,大事な行事。行事そのものはもちろんですが,プロセスが重要,と思っている。

     計画は学校サイドが一方的に決めてもだめ,公民館にお任せでもダメ。

     だから大事にしてきたのは,

    「どんな運動会にしたい?」

    というコンセプトづくりからのプロセス

     やることや役割の原案を決めて,指定して,はい!とすれば,「効率的」かもしれませんが,そういう選択はしません。

     時間はかかるかも知れないけど,対話を重ねる。

     それぞれの思い描く運動会イメージを話し聴き合いながら,ホワイトボードに書き出していくところから。(ここはホワイトボード・ミーティング®のフレームを使います)

     そのイメージを,エピソードと共に共有し,大事にしたいことをお互いに納得してつくっていく,そういうプロセス

     そうしていると,学校の職員公民館の方々と仲良くなれます。別な案件があっても

    「あ,これって公民館の○さんが情報もっていそう!電話してみよ。」

    とか,違う用事でお会いしたときも,

    「あ,あれってこうでしたっけ?」「そこまでやっていただき,ありがとうございます!」

    とか,日常のコミュニケーションがだんだん円滑になります。

     コーディネーター役の私以外の方と,地域の方の円滑なつなぎも私の役目。だんだん,お互いが勝手につながって行くきっかけをつくる,つくっていきたい。


     先日の話し合いはとても,興味深く,対話をするって大事だなあとおもったこと。

     公民館としては,

    ボランティアの学生が中心となった,若者種目を入れたい。ここは大事。」

    と話す。一方学校側は

    「タイトな日程だし,地域住人でないボランティア中心の演目ってそんなに必要?」

    という感じ。

     そこで,

    「もう少し詳しく教えてください」

    という問いかけから出てきたエピソード

    ボランティアの学生さんは,震災後からずっと関わってきてくれているんだ。中には,何年も続けて,それに自費で通ってきてくれて人もいる。彼らなしには,今の雄勝はなかった,とぐらい公民館では思っているです。地域住民の方とも,仲良くなって,住民のなかには息子や娘が帰ってきてくれた,くらいに思っている方もいるんです。だから,彼らへの感謝や歓迎の意味をこめているこの演目は公民館として大事にしたいんです。」

    と。

     そういうことなら,もちろん大事。

    「ああ,そうかあ!」

    です。合同運動会のコンセプトにぴったり合います。やはり,エピソードの共有で,納得感が生まれます。



     目に見える「何かした」ではないけれど,こういう対話の場を丁寧につくり,積み上げていきたい。