次の場所へ行こう(旧 十人十色・宮城)

  • 宮城県石巻市の小学校教員です。 小中併設極小規模校で,「地域とともにある学校」について考えながら日々の仕事を取り組んでいます。 2016年の「教室『学び合い』フォーラム」 は宮城県・東松島市コミュニティセンターを 会場に行いました。2017年は,その後をつないでのミニフォーラムを白石で実施。2018年は11/23女川町まちなか交流館で実施。その後は、学校と地域コミュニティの間を行ったり来たりしながらの毎日を創りたい、と思っています。
  • 2017-08-19

    朝のチェックイン

    09:39

     1学期は,いわゆる「業前活動」は設定していなかった。というのもすべての子どもたちがスクールバス通学で,おまけに遠方ということもあり学校到着が遅かったから。

     新しい校舎も完成し2学期からは少しだけ近くなるので,子どもたちの登校時間も若干早まることになる。そこで2学期からの「業前活動をどうするか?」を考えている。

      

     8:15~8:30の間。15分間。

    今までの経験だと,曜日で振り分けてクラスごとに読書をしたり,スキルタイムという名前で漢字練習や計算練習をする時間にあてていたりした学校が多かった。しかし,うちの学校は全校20人。クラスごとに別れてやっても,2~4人でやらざるをえないところがほとんど。なんかさみしい。

     それに,本校の学校教育目標は「自ら学び,共に歩み,未来を拓く子どもの育成」。15分の業前活動とはいえ,ここに直結するものでなければならないはず。

     

     ふっと思いついたのは,

    「なんだ,全員で朝学習会をすればいいんだ」

    ということ。1年生から6年生までワークスペースに集まって,始業前にちょっとウォーミングアップ。そんな感じ。


     子どもたちにとっては,朝のチェックイン,みたいな位置づけになる。朝,全校20人が顔を合わせ,学習を通してちょっとした会話・対話をする。お互いの今日の感じを掴むのにいいかもしれない。


     朝の時間を使ってそれぞれ学びたいことを決めて,学ぶ。学ぶこと,練習することを自分で決め,計画的にやれるようにだんだんとしていくイメージ。もちろん初めのうちはインストラクションをしたり個別の対応も必要かも知れないけれど,異学年の先輩がいれば,慣れるまではそんなに時間がかからないだろう。「自ら学ぶ」ということは,自分で自分に合った学びを選択し,計画的に続けることでもある。それがその先の「生き方」にもつながって行く。みんな同じように与えられたプリントを「ただ」することでもないし,「やりなさい」といわれたことをすることでもない。


     その時間は,担任の先生は(忙しければ)授業の準備をしていても,事務的なことを済ませていてもOK。教務主任の私がそこで子どもたちをみていればいい。(私だって子どもの学びにかかわっていたいし笑)もちろん,みんなで一緒に子どもたちの学び合う姿を見ながら喜んだり励ましたりすることもできる。全教員が全児童担任である時間。



     異学年で,学び合う時間。年上が年下にアドバイスする時間にもなるだろう。「みんなが頭良くなる時間にしよう」ということ。「共に歩み」である。自分だけできればいい,ではなくて,「みんなが」できるようになる。そのために,お互いがサポートし合う。前をゆく者,後を追いかける者。そこに優劣はない。


     そういう時間を積み上げて行くことが,やがてその子の「未来を拓く」につながるはず。つながるように,私たちが意識してその時間を設定し,「つなげていこう」と子どもたちの語り続ける。そんなイメージ。


     15分という時間は短いけれど,それが連続してあればそう問題はないかも。「続きは明日」でいい。その時間だけで全てを完結しようと思わなければ15分でもいい。「続き」はあるから。

     

     この業前活動プランは,まだプランのまま。ある先生に話したら

    「あ,それいいね!」

    賛成してくれた。

     学校教育目標から考えると,クラス個別の「業前活動」よりも,こっちのほうがいいだろうと思う。超少人数だから,各担任がいつでも子どもに関わっている必要もない。そのほうが良いこともある。


     いずれ,自由参加の,「放課後学習会」にもつなげていきたいいけたらいいな。


     全員の子どもたちが,継続的に学び合う時間になるといいし,だんだん合同朝の会みたいな感じになるといいなあ,とも思っている。